シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるハマー県ガーブ平原で国民解放戦線に所属するナスル軍の車輌を地対地ミサイルで攻撃し、戦闘員6人を殺害(2022年5月8日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村近郊で、国民解放戦線に所属するナスル軍の車輌を地対地ミサイルで攻撃し、戦闘員6人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村、灌漑計画地区、アイン・サラムー村、マナーラ村(タンジャラ村)を砲撃した。

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また、イドリブ県でも、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市、ハーン・スブル村、カフルナブル市、ミラージャ村、ハントゥーティーン村、カフルバッティーフ村を砲撃した。

一方、シリア軍も7日深夜から8日未明にかけて「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、フライフィル村、ファッティーラ村、バーラ村、カンスフラ村、バイニーン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が7日深夜から8日未明にかけて「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, May 8, 2022、ANHA, May 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2022、Reuters, May 8, 2022、SANA, May 8, 2022、SOHR, May 8, 2022などをもとに作成。

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