イスラエル軍戦闘機がハマー県ミスヤーフ市一帯をミサイル攻撃し、軍人7人と民間人6人死亡(2022年5月13日)

SANA(5月13日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍戦闘機が午後8時20分頃、タルトゥース県バーニヤース市沖の地中海上空からシリア中部各所にミサイル多数を発射、シリア軍防空部隊がこれに対して迎撃を行い、ほとんどのミサイルを撃破したが、一部が着弾し、民間人1人を含む5人が死亡、女児1人を含む7人が負傷、若干の物的被害が出たと伝えた。




 

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が発射したミサイルは8発。

攻撃は、タルトゥース県ミスヤーフ市西のワーディー・ウユーン村に至る街道沿線、同市南東のスワイダ村一帯に設置されている「イランの民兵」の拠点、武器弾薬庫に対して行われ、シリア軍防空部隊兵士4人を含む軍人7人、女児1人を含む民間人6人が死亡した。

AFP, May 13, 2022、ANHA, May 13, 2022、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2022、Reuters, May 13, 2022、SANA, May 13, 2022、SOHR, May 13, 2022などをもとに作成。

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