トルコ軍はハサカ県とアレッポ県でドローンによる爆撃を実施、シリア民主軍の兵士が負傷(2022年6月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマーリキーヤ市近郊のハーン・ジャバル(ハーナ・セレー)村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車1台と、堀を掘削する労働者を乗せた車1台に対して無人航空機(ドローン)で攻撃を加えた。

この攻撃で、少なくとも1人が死亡、複数が重傷を負った。


ドゥラル・シャーミーヤ(6月28日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、この攻撃でシリア民主軍の兵士4人が負傷したという。

 

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アレッポ県では、ANHA(6月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市の民家1棟を無人航空機(ドローン)で攻撃した。

また、ANHA、SANA(6月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はタッル・リフアト市近郊のタッル・カッラーフ村、ダイル・ジャマール村、アキーバ村、バイナ村、スムーカ村、ウンム・フーシュ村、シャフバー・ダムを砲撃した。

AFP, June 28, 2022、ANHA, June 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, June 28, 2022、Reuters, June 28, 2022、SANA, June 28, 2022、SOHR, June 28, 2022などをもとに作成。

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