シリア軍がイドリブ県、アレッポ県での砲撃でイッザ軍司令官1人とシャーム解放機構のメンバー3人を殺害する一方、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードがイドリブ県のシリア軍拠点を砲撃(2022年8月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯を砲撃し、同司令室の傘下で活動するイッザ軍の司令官1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードは、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村・ダール・カビーラ村に設置されているシリア軍の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のアターリブ市一帯を砲撃し、シャーム解放機構のメンバー3人をが死亡した。

シリア軍はまた、カフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

AFP, August 23, 2022、ANHA, August 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, August 23, 2022、Reuters, August 23, 2022、SANA, August 23, 2022、SOHR, August 23, 2022などをもとに作成。

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