トルコ軍がハサカ県タッル・タムル町一帯を砲撃し、送電線を破壊し、変電所への電力供給が停止(2022年9月7日)

ハサカ県では、SANA(9月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊を砲撃し、送電線を破壊し、同町の変電所への電力供給が停止した。

ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍が砲撃したのは、タッル・タムル町の変電所一帯、アッブーシュ村、タッル・シャンナーン村、ムジャイビラ村、ダルダーラ村、タッル・タウィール村、タッル・ジュムア村、ジールカー村、シャイフ・アリー村。

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アレッポ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のタッル・リフアト市近郊のウンム・フーシュ村、シャイフ・イーサー村、スーガーニカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市近郊に設置されていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍ムウタスィム旅団のミサイル発射用の陣地が地対地ミサイルによって破壊され、戦闘員2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, September 7, 2022、ANHA, September 7, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2022、Reuters, September 7, 2022、SANA, September 7, 2022、SOHR, September 7, 2022などをもとに作成。

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