「決戦」作戦司令室がイドリブ県トゥライハ村一帯を砲撃、シリア軍士官1人死亡(2022年9月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がトルコ軍部隊が展開するタフタナーズ航空基地の東に位置するトゥライハ村一帯を砲撃、シリア軍士官(大尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ地方一帯を砲撃、バイニーン村の灌木地帯、シャンナーン村、バーラ村、フライフィル村一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部のマクラビース村、バルナター村、カフルタアール村、カフル・アンマ村一帯で交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアンカーウィー村一帯で交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で正体不明の武装集団が軍事情報局傘下の民兵のメンバーが乗った車を襲撃し、このメンバーを殺害した。

AFP, September 15, 2022、ANHA, September 15, 2022、al-Durar al-Shamiya, September 15, 2022、Reuters, September 15, 2022、SANA, September 15, 2022、SOHR, September 15, 2022などをもとに作成。

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