米国務省のネッド・プライス報道官は記者会見で、米国の使節団がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの家族らが収容されているハサカ県のフール・キャンプを訪れたことに関して、すべての国に彼らの受入れるよう呼びかけた。
プライス報道官は、以下の通り述べた。
国務省職員などからなる米国の省庁合同代表団がフール(・キャンプ)を訪れ、地元当局や現地のパートナーと、シリア北東部における本国送還への支援や治安面での必要事項について話し合った。我々は、シリア北東部に国民がいるすべての国に対し、恒久的な解決に向けて、我々と協力することを奨励し続けている。ダーイシュの再興を阻止するため、出身国が自国民をシリア北東部から本国に送還し、援助を提供することが重要だと考えている。 我々の政策は依然として明確だ。我々は、本国送還がシリア北東部における人道状況、治安状況、そして避難民キャンプに対する唯一の恒久的な解決策だと信じている。我々は世界中のパートナーと協力を続け、悪化する危機を緩和するために彼らが本国送還を実行できるよう支援してきた。
AFP, November 8, 2022、ANHA, November 8, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2022、Reuters, November 8, 2022、SANA, November 8, 2022、SOHR, November 8, 2022などをもとに作成。
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