【トルコ・シリア大地震】シリア開発信託、アリーン人道財団などの1週間の活動(2023年2月15日)

SANA(2月15日付)は、6日のトルコ・シリア大地震発生以降1週間のシリア国内でのNGOの支援活動の詳細について伝えた。

主な内容は以下の通り。

シリア開発信託は、多くの被災地で避難所の被災者が必要とする食料などの基本物資の提供、孤児の受け入れ先の確保、救急救援活動などを行った。

また、技師組合と連携して、被害を受けた建物の安全確認作業を実施した。

アリーン人道財団は、負傷者の治療、病院への搬送、医療物資確保の支援、救急車輌の提供、犠牲者の埋葬、退院した負傷者の避難所への移送、スタッフによる献血活動、避難所での毛布、医薬品、子供用ミルクの配給、移動炊事所の運営などを行った。

バスマ青年事前機構は、ダルアー県とダイル・ザウル県で献血キャンペーンを実施するとともに、ラタキア県で負傷者を救出搬送するためのチームを発足させた。

また、民間防衛隊と連携して、ハマー県北部での救援活動に参加した。

ビトジャンマアナー(私たちと集いましょう)協会は、ハマー県、ラタキア県、アレッポ県に車輌5台分の食料などの支援物資を提供した。

ギラース開発協会は、慈善団体連合と連携して、被災県に食料、洋服、毛布、靴、薬などを提供した。

サーイド(支援しよう)協会は、ダマスカス県の複数の慈善団体とともに、アレッポ市、ジャブラ市、ハマー市に冬用の衣服、食料、医薬品、毛布などの提供に参加した。

カナワート・ハイル財団は、車輌8台分の食料、衣服、毛布、薬、おむつ、子供用のオムツなどを提供した。

アフマド人道プロジェクトは、ダマスカス県内各所で、衣服、薬、毛布などの寄付を呼び掛け、被災県の避難所に提供した。

アクム・ハーは、アレッポ市、ジャブラ市で被災者の搬送を支援するとともに、慢性疾患用などの医薬品、マスク、酸素ボンベ、消火器などを提供した。

クドス慈善協会は、車輌6台分の食料、衣服、クッション、毛布などを提供した。

 

AFP, February 15, 2023、ANHA, February 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, February 15, 2023、Reuters, February 15, 2023、SANA, February 15, 2023、SOHR, February 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.