シャーム解放機構がアレッポ県西部シリア軍の車輌を地対地ミサイルで攻撃し、乗っていた兵士3人を殺害、6人を負傷させる(2023年4月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シャーム解放機構が第46中隊基地一帯で、シリア軍の車輌を地対地ミサイルで攻撃し、乗っていた兵士3人を殺害、6人を負傷させた。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカヌル・ヌーラーン村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒード大隊が、ダール・カビーラ村近郊でシリア軍を狙撃、兵士1人を殺害した。

一方、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、マアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

AFP, April 11, 2023、ANHA, April 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2023、Reuters, April 11, 2023、SANA, April 11, 2023、SOHR, April 11, 2023などをもとに作成。

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