2014年2月25日のシリア情勢:国内の暴力(追記2)

アレッポ県アイン・アラブ市(コバネ市)では、ARA(2月27日付)によると、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)ナスルッディーン・イブラーヒーム派の党事務所に掲げられていたクルドの旗と委任統治領シリアの旗が何者かによって燃やされた。

ARA News, February 27, 2014をもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:国内の暴力(追記)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月26日付)によると、東グータ地方のナシャービーヤ町・マイダアー町・アドラー市工業団地地区・ドゥマイル市・ビイル・カサブ地区回廊で、軍がシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団を要撃し、サウジ人、カタール人、チェチェン人などを含む175人以上の戦闘員を殺傷した。

この戦闘は、東グータ地方への「テロリスト」の潜入を阻止するために行われた作戦の一環だという。

これに関して、シリア人権監視団は、ウタイバ村・マイダアー町間で軍とヒズブッラー戦闘員が反体制武装集団を要撃し、「イスラーム主義武装集団戦闘員が少なくとも70人死亡し、89人との連絡がとれなくなっており、死亡した模様だ」と発表した。

またシリア革命総合委員会のアーミル・カラムーニー報道官は、「革命家」が25日にヤブルード市周辺の軍の拠点複数カ所を攻撃し、150人以上の軍兵士とヒズブッラー戦闘員を殺害していたと主張した。

このほか、SANAによると、マシュラファ村北西部、リーマー農場、アタバ市、タラール・クーア・ハラス、ダーライヤー市、アルバイン市、ザマルカー町、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ヤブルード市、タルフィーター村など、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヌスラ戦線、イスラーム戦線などの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団によると、ヤブルード市周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)などからなるジハード主義武装集団と交戦し、後者の戦闘員4人が死亡、また軍が同市周辺を砲撃・空爆した。

他方、クッルナー・シュラカー(2月26日付)などによると、タッル市商業高等学校校長で国民和解委員会メンバーのスライマーン・サルアス氏が、何者かに頭を銃で撃たれて殺害され、タッル市で遺体が発見された。

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民主統一党人民防衛隊総司令部は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局における「軍事掃討作戦」を終了し、「合法的な自衛権に則った自衛活動」に活動を限定すると発表した。

人民防衛隊は声明で「民主的自治機関の高官とジャズィーラ地方の防衛委員会(国防省)顧問の指示に従い、人民防衛隊(YPG)は三地域(ジャズィーラー、コバネ、アフリーン)、およびクルド人が暮らすアレッポ、ラッカ各地で、軍事掃討作戦を停止し、合法的な自衛権に則った自衛活動を行うことを遵守する」と発表した。

ARA News, February 26, 2014
ARA News, February 26, 2014

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ダマスカス県では、SANA(2月26日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、『ハヤート』(2月27日付)は、複数のパレスチナ消息筋の話として、ダマスカス県ヤルムーク区内で、ファタハが反体制武装集団と同地区内で治安維持活動にあたる合同治安部隊の結成に向けた交渉を行っていると報じた。

同報道によると、この合同部隊は280人の戦闘員からなっており、ファタハは、アサド政権と良好な関係にあるPFLP-GCとヤルムーク区の支配権をめぐって「激しい競争」を行っているのだという。

ヤルムーク区の反体制武装集団は約1,500人からなり、うち300人がシャームの民のヌスラ戦線、70人がイブン・タイミーヤ大隊、200人がアクナーフ・ムカッダス大隊の戦闘員だという。

なお、ヤルムーク区では、2月22日にハマースを除くパレスチナ諸派の使節団50人が地区内での武装解除の状況を確認する作業を行う一方、人道支援物資の流出を防ぐため、ヤルムーク区とダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市、タダームン区の境界に諸派合同治安部隊が展開した(https://syriaarabspring.info/wp/?p=3897)。

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アレッポ県では、SANA(2月26日付)によると、アレッポ市サラーフッディーン地区、ブスターン・カスル地区、ハッダーディーン地区、ムスリミーヤ村、ワディーヒー村、畜産農場地区、シャイフ・ナッジャール市および同工業団地地区、自由貿易地区、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月26日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、マリーイーヤ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アッバース大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市ムーカンブー地区で、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人を含む市民4人が死亡した

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イドリブ県では、SANA(2月26日付)によると、アブー・ズフール航空基地周辺、タラブ村、マジュダリヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(2月26日付)によると、シャフルーラ村、ラウダ村、ザーヒヤ村、スーダ村、ダブラ村、ドゥーリーン村、マルジュ・フーハ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、サウジ人、リビア人の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月26日付)によると、ダルアー市ヨルダン通り、技術研究所周辺、ジャフラ村、サムリーン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(2月26日付)が、民主統一党人民防衛隊によって制圧されたタッル・タムル町での「平穏」に乗じて、窃盗団による犯罪(商店などへの強盗)が横行し、アサーイシュが事態への対処に尽力している、と報じた。

AFP, February 26, 2014、AP, February 26, 2014、ARA News, February 26, 2014、Champress, February 26, 2014、al-Hayat, February 27, 2014、Iraqinews.com, February 26, 2014、Kull-na Shuraka’, February 26, 2014、Naharnet, February 26, 2014、NNA, February 26, 2014、Reuters, February 26, 2014、SANA, February 26, 2014、UPI, February 26, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:諸外国の動き

『ハヤート』(2月26日付)は、ヨルダン政府が24日からラムサー地方とシリアのダルアー県の間のすべての違法な国境通行所の閉鎖に着手し、シリア人避難民の流入を阻止し始めたと報じた。

ヨルダン軍消息筋によると、これにより、シリアからの避難民は、反体制武装集団がその大部分を占拠するダルアー県ではなく、シリア政府の支配下にあるスワイダー県からヨルダン領内のラッバーア・サルハーン村、ルワイシド村経由での移動を求められることになるという。

これに関して、ムハンマド・ムーマニー国務大臣(内閣報道官)は『ハヤート』(2月26日付)に、「いかなる国境閉鎖も治安上の理由による…。我々は引き続き門戸開放政策に沿って対処するが、国家安全保障への脅威を許すことはない」と述べた。

またムーマニー大臣は「我々が避難民に対して門戸を閉ざすというのは不正確だ。我々は実際のところ、適切だと考える通行所を経由した移動を調整しているのだ…。避難民受け入れに同意することは、我々は彼らの避難の背景を特定・特定しないことを意味しない。昨日、我々は王国への大量の武器装備の密輸を阻止した。最近、こうした試みを阻止している」と付言した。

一方、ダルアー県のタッル・シハーブ町で活動する「自由シリア軍」司令官によると、同県対ヨルダン国境地域での戦闘激化により、周辺地域からタッル・シハーブ町への避難民は急増し、数千人に達しているという。

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イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、エルサレムを訪問したドイツのアンゲラ・メルケル首相と会談した。

会談後の共同記者会見で、ネタニヤフ首相は「我々は、イスラエルの安全保障を守るため、必要なあらゆることを行う」と述べた。

しかし、対シリア・レバノン国境に対して行われたとされる空爆については「我々は何をして、何をしないかは言わない」と明言を避けた。

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『ハヤート』(2月26日付)は、サウジアラビアのアブドゥッラー国王の指示のもと、ムハンマド・ビン・ナーイフ内務大臣主催のもと、シリアの子供たちとの連帯を求めるキャンペーンが開催された。

またサウジアラビアのアブドゥッラー・ムアッリミー国連大使は国連総会で、「化学兵器使用、「樽爆弾」による民間人への空爆、テロ犯罪といったシリア政府の犯罪を制裁するための明確な姿勢」を示すことを求めた。

なお、これに対して、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表大使は「サウジアラビア、カタール、トルコなどの政府がシリアのテロを支援している…。これらの国は火に油を注いでいる」と反論、国連総会に「サウジアラビアとカタールの支配体制が温床となっているテロによってもたらされた結果を学ぶべきだ」と主張した。

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カタールのハーリド・アティーヤ首相は、シリア情勢に関して、シリア政府が「戦争犯罪を犯している…。重罪人たちを国際刑事裁判所に訴追しなければならない」と非難した。

アティーヤ首相は、アサド政権による行為を「国際法への最大の脅威」と評したが、シリア国内でテロ活動を続けるアル=カーイダ系組織への一部諸外国の支援については言及しなかった。

『ハヤート』(2月26日付)が伝えた。

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:イラクの動き

イラキー・ニュース(2月25日付)は、治安筋の話として、アンバール県ラマーディー市で治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員13人を殺害、2人を逮捕した。

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:レバノンの動き

UNICEFは、2013年10月から11月にかけてレバノン国内で行ったシリア避難民に関する調査で、約2,000人が飢餓状態にあると発表した。

ナハールネット(2月25日付)が伝えた。

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ナッカーリーン村、タッラト・シャイフ・ユースフ、アレッポ国際空港を防衛する第80旅団基地周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またシャイフ・ナッジャール市工業団地地区周辺でも、軍、国防隊がヌスラ戦線、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、ムジャーヒディーン軍などと交戦した。

一方、SANA(2月25日付)によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、シャイフ・ヒドル地区、ハナーヌー地区、ラーシディーン地区、スッカリー地区、ブスターン・カスル地区、シャイフ・サイード地区、シリアテル地区、工業団地地区、自由貿易地区、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区を軍が砲撃する一方、カーブーン区で軍とジハード主義武装集団が交戦し、武装集団戦闘員1人が死亡した。

一方、SANA(2月25日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またザバダーニー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月25日付)によると、リーマー農場および周辺の丘陵地帯、マシュラファ村西部、ヤブルード市周辺、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその周辺、アドラー市旧市街、アルバイン市、ムライハ市、アーリヤ農場、ハラスター市警察病院東部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またハラスター市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、2人が負傷した。

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ラッカ県では、Syria-News(2月25日付)によると、ラッカ市内で、「自由シリア軍」がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ラッカ州(ウィラーヤト・ラッカ)の副アミールのアブー・ハムザ・トゥーニスィー氏を爆殺した。

「自由シリア軍」はトゥーニスィー氏が乗っていた車に爆弾を仕掛け爆発させ、同情していた複数の戦闘員も殺害したという。

トゥーニスィー氏は、シャームの民のヌスラ戦線の元メンバーで、ダーイシュ・ラッカ州の結成に貢献した人物。

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ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事は、ヒムス市旧市街からの市民退避に伴い一時身柄拘束されていた男性のうち58人が釈放されたと発表した。

SANA(2月25日付)が伝えた。

またSANAによると、ガースィビーヤト・ナイーム村、サラーム・シャルキー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県ではSANA(2月25日付)によると、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月25日付)によると、ナイラブ村近郊、アブー・ズフール航空基地周辺、ジバーブ・ハマド村、ナースィリーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月25日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、Syria-news.com, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:シリア政府の動き

SANA(2月25日付)は、アサド大統領が、バアス党ヒラール・ヒラール地域指導部副書記長、ジャマール・カーディリー・ダマスカス支部書記長、バシャル・サッバーン・ダマスカス県知事ら、バアス党ダマスカス県支部の幹部らと会合を開いた、と報じた。

クッルナー・シュラカー(2月25日付)によると、アサド大統領は会合で「一部党員の離党・逃亡などを通じた事情プロセスにより、党は依然として強固である…。深刻な思想的真空があり、これはバアス党において大いなる脅威だ。加えて予想を超えた非愛国的な状態も生じている。我々はこれにどのように対処し、愛国的なありようを無意識に作り出すかを議論しなければならない」と述べた。

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SANA(2月25日付)によると、ダマスカス県サーリヒーヤ区のジュッバ公園で、軍による「テロとの戦い」とジュネーブ2会議支持を訴えるデモが実施され、数千人の市民、パレスチナ難民が参加した。

SANA, February 25, 2014
SANA, February 25, 2014

またダマスカス県マサーキン・バルザ地区でも同様のデモが行われ、住民やパレスチナ難民合わせて数千人が参加した。

さらにラタキア市、ラタキア県カルダーハ市、ヒムス県カルヤタイン市、バーニヤース市コルニーシュ地区でも同様のデモが実施され、市民数千人が参加した。

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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2014年2月25日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シャームの民のヌスラ戦線指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=xrCPYgsJsOQ)を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)に、5日以内にシリア国内での戦闘停止に応じるよう最後通告を発し、これに応じない場合、武力によって掃討すると脅迫した。

ジャウラーニー氏は声明で、ダーイシュに対し、ウラマーの裁定に同意し、シリア国内での戦闘を停止するよう呼びかけるとともに、「我々はこの声明発表から5日間、あなたがたからの回答を待つ」と猶予期間を示し、「アッラーの裁定を拒否するのであれば…、イスラーム共同体は無知で敵意に満ちた考えを追及し、イラクからさえもこうした考えを排除することになろう」と警告した。

声明は、アレッポ市でのアブー・ハーリド・スーリー氏(シャーム自由人イスラーム運動)暗殺を受けたもの。

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タウヒード旅団と北の嵐旅団は共同声明を出し、アレッポ県の対トルコ国境地域で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)掃討のための軍事作戦を開始すると宣言、同地域の住民に24時間以内に退避するよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

住民退避が呼びかけられたのはアアザーズ市、ニヤーラ村、タッル・フサイン村、カフルガーン村。

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シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍が共同声明を出し、「アレッポおよび同郊外のシャームの民の合同司令室」の発足を宣言した。

Kull-na Shuraka', February 25, 2014
Kull-na Shuraka’, February 25, 2014

AFP, February 25, 2014、AP, February 25, 2014、ARA News, February 25, 2014、Champress, February 25, 2014、al-Hayat, February 26, 2014、Iraqinews.com, February 25, 2014、Kull-na Shuraka’, February 25, 2014、Naharnet, February 25, 2014、NNA, February 25, 2014、Reuters, February 25, 2014、SANA, February 25, 2014、UPI, February 25, 2014などをもとに作成。

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