アサド大統領のいとこがエジプトを訪問(2014年12月17日)

『ハヤート』(12月18日付)は、イマード・アサド氏(アサド大統領のいとこ)を団長とする海洋学研究学術使節団がエジプトの首都カイロに到着したと報じた。

この使節団は数日間カイロに滞在し、その間、アブドゥルファッターフ・スィースィー大統領らエジプト政府高官らと会談する予定。

AFP, December 17, 2014、AP, December 17, 2014、ARA News, December 17, 2014、Champress, December 17, 2014、al-Hayat, December 18, 2014、Kull-na Shuraka’, December 17, 2014、al-Mada Press, December 17, 2014、Naharnet, December 17, 2014、NNA, December 17, 2014、Reuters, December 17, 2014、SANA, December 17, 2014、UPI, December 17, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表(2014年12月17日)

シリア人権監視団は、2011年3月以降のシリア軍、親政権民兵、ヒズブッラー戦闘員の死者数が12万人を越えたと発表した。

なお12月2日に同監視団が発表していたシリア軍、親政権民兵らの死者数は約7万6,000人で(https://syriaarabspring.info/wp/?p=16082)、この数値が正確だとすると、12月上旬だけで2万5,000人弱のシリア軍兵士らが死亡したことになる。

AFP, December 17, 2014、AP, December 17, 2014、ARA News, December 17, 2014、Champress, December 17, 2014、al-Hayat, December 18, 2014、Kull-na Shuraka’, December 17, 2014、al-Mada Press, December 17, 2014、Naharnet, December 17, 2014、NNA, December 17, 2014、Reuters, December 17, 2014、SANA, December 17, 2014、UPI, December 17, 2014などをもとに作成。

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自由シリア軍南部戦線が移行期に関する政策ヴィジョン開示(2014年12月17日)

クッルナー・シュラカー(12月17日付)によると、ダルアー県などで活動するとされる「自由シリア軍南部戦線」のアブー・ウサーマ・ジャウラーニー少佐を名のる活動家が、シリアにおける移行期に関する政策ヴィジョンを開示した。

この政策ヴィジョンは、「体制打倒」後、「すべてのシリア人とその財産を宗教、文化、人種、帰属の違いにかかわらず保護」すること、「省、軍事機関、経済インフラ、福祉など国家機能の維持」、「政府離反者高官らによる移行期政府の樹立」、「1950年憲法に基づく制憲議会選挙」、「新憲法制定」などを骨子とする。

また1年半以上の行程を要するという移行期において、「自由シリア軍南部戦線」は「軍事組織から民間防衛機関へと改編し、警察機関の設置に貢献する」という。

なおこの発表を受け、シリア自由作家連合が声明を出し、「自由シリア軍南部戦線」の政策ヴィジョンへの支持を表明した。

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シャーム自由人イスラーム運動の司令官の一人ハーシム・シャイフ氏(アブー・ジャービル)は、ビデオ声明を出し、そのなかで「アサド政権を打倒するまで革命に邁進する」と述べるとともに、政権との対話を受け入れ、その打倒を断念することは「革命への裏切り」だと警鐘を鳴らした。

ビデオ声明は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサーらジハード主義者によるワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地制圧を祝して発信された。

AFP, December 17, 2014、AP, December 17, 2014、ARA News, December 17, 2014、Champress, December 17, 2014、al-Hayat, December 18, 2014、December 19, 2014、Kull-na Shuraka’, December 17, 2014、al-Mada Press, December 17, 2014、Naharnet, December 17, 2014、NNA, December 17, 2014、Reuters, December 17, 2014、SANA, December 17, 2014、UPI, December 17, 2014などをもとに作成。

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エジプト治安当局が、シリアから帰国したジハード主義者約600人を逮捕(2014年12月16日)

『ハヤート』(12月17日付)は、エジプト治安筋の話として、最近になってシリアから帰国したエジプト人約600人が治安当局に逮捕され、尋問を受けていると報じた。

同報道によると、逮捕者のなかに、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線といった組織の戦闘に参加し、イラク、シリアを往来していた者が含まれており、彼らはムハンマド・ムルスィー政権時代にシリアに潜入し、アサド政権打倒をめざしていたが、断念し帰国したのだという。

また彼らは帰国後に「アンサール・バイト・マクディスに参加」し、シナイ半島で逮捕され、その多くがエジプト各地にネットワーク組織を作ろうとしていたという。

AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル郊外への爆撃で民間人11人死亡(2014年12月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市の現代医学病院への空爆(シリア軍によるものか、有志連合によるものかは明示せず)により、ダーイシュ(イスラーム国)の司令官5人(うち3人は外国人)が死亡、多数が負傷した。

 

これに関して、シリア人権監視団は17日、マヤーディーン市の現代医学病院をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員12人と民間人11人が死亡した、と発表した。

死亡したダーイシュ戦闘員のうち6人が司令官、4人は外国人(クウェート人、チュニジア人)だという。

またダーイシュが占拠するヒシャーム村各所をシリア軍が空爆し、子供7人と女性3人を含む11人が死亡した。

一方、SANA(12月16日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ハトラ村、ハウィージャト・マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地周辺、ジャフラ村、ムーハサン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市各所をダーイシュ(イスラーム国)が32回にわたり砲撃し、子供1人を含む3人が死亡する一方、タルミーク街道で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

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ハサカ県では、SANA(12月16日付)によると、サディーク村・ラフフ農場分岐点などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月16日付)によると、アブー・アラーヤー村周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 16, 2014、December 17, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、December 18, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ダルアー県内のヌスラ戦線支配地域で子供5人、女性7人を含む13人の遺体発見(2014年12月16日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市内のシャームの民のヌスラ戦線らが制圧する街区で、子供5人と女性7人を含む一家13人の遺体が発見された。

またシリア軍は第82旅団基地一帯でヌスラ戦線らジハード主義武装集団と交戦する一方、シャイフ・マスキーン市に対して砲撃を加えた。

さらにシリア軍は、ハーッラ市、アトマーン村、ヤードゥーダ村、サイダー町、ウンム・マヤーズィン町・ヌアイマ村間の街道、インヒルを「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(12月16日付)によると、サイダー町、ブスラー・シャーム市、ダルアー市各所、シャイフ・マスキーン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、ヤルムーク殉教者旅団、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊などの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月16日付)によると、ハンダラート・キャンプ一帯、ブライジュ村一帯、アルド・マッラーフ地区、アレッポ市カースティールー地区などで、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人・アフガン人戦闘員が、「革命家」(シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線などジハード主義武装集団)と交戦した。

またシリア人権監視団によると、フライターン市各所をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

これに対して、ジハード主義武装集団は、ハーン・トゥーマーン村一帯を砲撃、またアレッポ市旧市街などでシリア軍と交戦した。

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ヒムス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月16日付)によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を10回にわたって空爆し、12人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(12月16日付)によると、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、ヒムス軍団、ファールーク大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ばアブー・ズフール町およびその周辺の農村に対して8回、マアッラト・ヌウマーン市に対して1回、カフルナブル市に対して複数回にわたり空爆を行った。

これにより少なくとも女性1人が死亡した。

一方、SANA(12月16日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市とその南部および西部、サラーキブ市、ザーウィヤ山一帯、アブー・ズフール町一帯、タラブ村西部、カフルズィーター市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月16日付)によると、カフルズィーター市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Durar al-Shamiya, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

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ハルキー首相ら閣僚使節団がテヘランでイラン大統領らと会談(2014年12月16日)

イランを訪問中のワーイル・ハルキー首相はテヘランで、ハサン・ロウハーニー大統領、アリー・シャムハーニー・イラン国家安全保障最高評議会事務局長らと相次いで会談、SANA(12月16日付)によると、二国間関係の強化などについて意見を交わした。

ハルキー首相は閣僚使節団を率いて15日にイランのテヘランを訪問していた。

SANA(12月15日付)によると、使節団訪問は、両国間でこれまでに締結された合意・協定のフォローアップなど、二国間関係強化を目的としている。

使節団は、ハルキー首相、イマード・ハミース電力大臣、カマールッディーン・トゥウマ工業大臣、スライマーン・アッバース石油鉱物資源大臣、ニザール・ヤーズジー保健大臣、タイスィール・ズウビー内閣書記長、アディーブ・マイヤーラ・シリア中央銀行総裁、リーマー・カーディリー国家計画支援委員会議長からなるという。

AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 5, 2014、December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

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イスラーム戦線は、シリア政府との交渉を拒否(2014年12月16日)

イスラーム戦線のザフラーン・アッルーシュ司令官は、アラビー・ジャディード(12月16日付)を通じて声明を出し、自身がシリア政府との交渉を望んでいるとする一部報道・情報に関して、「まったくのウソ」と否定した。

al-‘Arabi al-Jadid, December 16, 2014をもとに作成。

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シリア国民連合、アレッポ戦闘中止イニシアチブを事実上拒否(2014年12月16日)

ARA News(12月16日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立のムハンマド・カッダーフ副議長は、「デミストゥラ共同特別代表は、彼が示した提案からして今のところ体制(アサド政権)の一部だ。彼のイニシアチブになど関心はない」とアレッポ戦闘中止イニシアチブを拒否する意思を示した。

シリア革命反体制勢力国民連立は、イドリブ県によるシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の攻勢を「革命家の成果」と賞賛している。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長はEU外相会議が開かれていたブリュッセルを訪問し、EU諸国外相らと会談した。

『ハヤート』(12月17日付)によると、会談でバフラ議長は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ戦闘中止イニシアチブに関して、「ジュネーブ合意の原則に従って、包括的政治正常化」に至る必要があると指摘するとともに、特定地域での戦闘中止をアサド政権が利用して弾圧を行わないよう保障する必要があることを強調した。

AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014などをもとに作成。

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ヌスラ戦線、シャーム自由人が要衝ワーディー・ダイフ、ハーミディーヤ両軍事基地を制圧(続報、2014年12月16日)

シリア人権監視団は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動らによるワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地(イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市郊外)制圧(15日付)に関して、両基地をめぐる攻防戦でシリア軍兵士および親政権民兵110人、ヌスラ戦線ら武装集団メンバー141人が死亡した、と発表した。

同監視団によると、ヌスラ戦線側には、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構に加えて、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員も含まれていたという。

なおこの攻防戦で、シリア軍部隊は、マアッルハッタート村方面に敗走し、その際ヌスラ戦線側はシリア軍兵士120~200人を捕捉したという。

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一方、『ワタン』(12月16日付)は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動らによるワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地(イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市郊外)制圧(15日付)に関して、「ワーディー・ダイフ軍事基地防衛部隊は、ハーミディーヤ航空基地およびバスィーダー村方面に向けて成功裏に戦術的に撤退を行い、同地でシャームの民のヌスラ戦線らイスラーム主義過激派2,500人以上と激しく交戦した」と伝えた。

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クッルナー・シュラカー(12月16日付)は、自由シリア軍創設者のリヤード・アスアド大佐が、シャームの民のヌスラ戦線らによるワーディー・ダイフ軍事基地とハーミディーヤ航空基地制圧に関して、「ワーディー・ダイフの陥落はイドリブの陥落を意味する」と賞賛した、と報じた。

AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014、al-Watan, December 16, 2014などをもとに作成。

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EU外相会議がアレッポ市戦闘中止イニシアチブを全面支持(2014年12月15日)

EU各国外相がブリュッセルで非公式会議を開き、シリア、イラク情勢への対応などについて協議した。

会議後に発表された共同声明では、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市戦闘中止イニシアチブに対して「全面支持」を表明する一方、「反体制派が制圧する地域へのシリア軍の軍事行動がデミストゥラ氏のイニシアチブを脅かしている」と非難した。

会議に先立って、14日に行われたデミストゥラ共同特別代表と各国外相の会談では、英国、ドイツ、フランスなどがアレッポ市戦闘停止イニシアチブに難色を示していたと報じられていた。

AFP, December 15, 2014、AP, December 15, 2014、ARA News, December 15, 2014、Champress, December 15, 2014、al-Hayat, December 16, 2014、Kull-na Shuraka’, December 15, 2014、al-Mada Press, December 15, 2014、Naharnet, December 15, 2014、NNA, December 15, 2014、Reuters, December 15, 2014、SANA, December 15, 2014、UPI, December 15, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:内務治安軍総局隊員がヌスラ戦線メンバーの家族の逃走を支援(2014年12月15日)

NNA(12月15日付)は、内務治安軍総局が、シャームの民のヌスラ戦線メンバーの妹をレバノンから第三国に逃走させようとした同局軍曹を逮捕した、と報じた。

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NNA(12月15日付)は、シャブアー農場(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)東部端を経由してシリア領内からレバノン領内に潜入しようとしたシリア人2人をレバノン軍が逮捕した、と報じた。

AFP, December 15, 2014、AP, December 15, 2014、ARA News, December 15, 2014、Champress, December 15, 2014、al-Hayat, December 16, 2014、Kull-na Shuraka’, December 15, 2014、al-Mada Press, December 15, 2014、Naharnet, December 15, 2014、NNA, December 15, 2014、Reuters, December 15, 2014、SANA, December 15, 2014、UPI, December 15, 2014などをもとに作成。

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中国人約300人がイスラーム国に参加(2014年12月15日)

中国日刊紙『人民日報』(12月15日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に参加している中国人の数が約300人にのぼる、と報じた。

同紙によると、東トルキスタン・イスラーム運動の中国人メンバーがトルコ経由でシリアに渡航し、ダーイシュに加わっている、という。

AFP, December 15, 2014、AP, December 15, 2014、ARA News, December 15, 2014、Champress, December 15, 2014、al-Hayat, December 16, 2014、Kull-na Shuraka’, December 15, 2014、al-Mada Press, December 15, 2014、Naharnet, December 15, 2014、NNA, December 15, 2014、Reuters, December 15, 2014、SANA, December 15, 2014、UPI, December 15, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:アイン・アラブ、ハサカ、ダイル・ザウルでの戦闘続く(2014年12月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市内の市庁舎一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、米国など有志連合がダーイシュの拠点などを空爆した。

またダーイシュはアイン・アラブ市各所に対して13回にわたり砲撃を加え、対するイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員も同市周辺のダーイシュ拠点を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ムワッザフィーン地区でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦、またフワイジャト・サクル地区が2度にわたり空爆を受けた。

一方、SANA(12月15日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(12月15日付)によると、ハサカ市とラアス・アイン市を結ぶタッル・タムル街道沿いの農村(マナージール村、アグビーシュ村、タッル・サファー村など)で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月15日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 15, 2014、AP, December 15, 2014、ARA News, December 15, 2014、Champress, December 15, 2014、al-Hayat, December 16, 2014、Kull-na Shuraka’, December 15, 2014、al-Mada Press, December 15, 2014、Naharnet, December 15, 2014、NNA, December 15, 2014、Reuters, December 15, 2014、SANA, December 15, 2014、UPI, December 15, 2014などをもとに作成。

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シリア国民連合は、ヌスラ戦線などによるワーディー・ダイフ、ハーミディーヤ両軍事基地制圧を「革命部隊」の功績と賞賛(2014年12月15日)

シリア革命反体制勢力国民連立のムハンマド・カッダーフ副代表は声明を出し、ヌスラ戦線などジハード主義武装集団によるワーディー・ダイフ軍事基地への攻撃に関して、「革命部隊が…ワーディー・ダイフを制圧し、アサド軍とその民兵を放逐した」と発表した。

AFP, December 15, 2014、AP, December 15, 2014、ARA News, December 15, 2014、Champress, December 15, 2014、al-Hayat, December 16, 2014、Kull-na Shuraka’, December 15, 2014、al-Mada Press, December 15, 2014、Naharnet, December 15, 2014、NNA, December 15, 2014、Reuters, December 15, 2014、SANA, December 15, 2014、UPI, December 15, 2014などをもとに作成。

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ヌスラ戦線、シャーム自由人が要衝ワーディー・ダイフ、ハーミディーヤ両軍事基地を制圧(2014年12月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地に駐留するシリア軍将兵が未明、両基地を放棄し、ヘリコプターで退却、これを受け、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団が両基地を相次いで制圧した。

両基地放棄後、シリア軍は、ワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地、そして両基地周辺を「樽爆弾」などで17回にわたり空爆したという。

AFP(12月15日付)によると、ヌスラ戦線らは、完全制圧したワーディー・ダイフ軍事基地でシリア軍士官1人を含む兵士15人を捕捉、また戦闘でシリア軍兵士31人、ヌスラ戦線側戦闘員12人が死亡したという。

『ハヤート』(12月16日付)などによると、ワーディー・ダイフ軍事基地とハーミディーヤ航空基地は、アレッポ市とハマー市を結ぶ幹線道路に位置するマアッラト・ヌウマーン市郊外の要衝で、約40の哨所、約70の検問所を含む長さ13キロ、幅3キロの広大な地域からなり、シリア軍将兵約1,500人が駐留していたとされる。

一方、SANA(12月15日付)によると、マルイヤーン村、カフルナジュド村、カフルバッティーフ村、マジュダリヤー村、タッル・ディーニート村、ファイルーン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などジハード主義武装集団と交戦した。

またアレッポ市ハイダリーヤ地区、カースティールー地区に対してシリア軍が「樽爆弾」で攻撃を加える一方、旧市街などでシリア軍と武装集団が交戦した。

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ダルアー県では、ムサイフィラ町、シャイフ・マスキーン市をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(12月15日付)によると、ムサイフラ町、フラーク市・東カラク村街道、ブスラー・シャーム市、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市アバーズィード・モスク一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓った武装集団と交戦の末、ビイル・カサブ村を制圧した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(12月15日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ウンク・ハワー村、マスアダ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャーム自由人イスラーム運動、ムハージリーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 15, 2014、AP, December 15, 2014、ARA News, December 15, 2014、Champress, December 15, 2014、al-Hayat, December 16, 2014、Kull-na Shuraka’, December 15, 2014、al-Mada Press, December 15, 2014、Naharnet, December 15, 2014、NNA, December 15, 2014、Reuters, December 15, 2014、SANA, December 15, 2014、UPI, December 15, 2014などをもとに作成。

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ザアタリー避難民キャンプでの火災で児童2人死亡(2014年12月14日)

AFP(12月14日付)は、ヨルダン北部のザアタリー避難民キャンプで火災が発生し、シリア人避難民の児童2人が死亡、3人が負傷したと報じた。

AFP, December 14, 2014、AP, December 14, 2014、ARA News, December 14, 2014、Champress, December 14, 2014、al-Hayat, December 15, 2014、Kull-na Shuraka’, December 14, 2014、al-Mada Press, December 14, 2014、Naharnet, December 14, 2014、NNA, December 14, 2014、Reuters, December 14, 2014、SANA, December 14, 2014、UPI, December 14, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:アイン・アラブ、ダイル・ザウル、ハサカで交戦続く(2014年12月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市南部郊外および南西部郊外にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所(タッラト・アブー・バクル、ラスム・ハッジャ村)を西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が攻撃し、ダーイシュ戦闘員16人が死亡した。

また米国など有志連合はアイン・アラブ市各所を3度にわたって空爆した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース市郊外のタッル・アフマド村にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点を西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月14日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ダイル・ザウル航空基地周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 14, 2014、AP, December 14, 2014、ARA News, December 14, 2014、Champress, December 14, 2014、al-Hayat, December 15, 2014、Kull-na Shuraka’, December 14, 2014、al-Mada Press, December 14, 2014、Naharnet, December 14, 2014、NNA, December 14, 2014、Reuters, December 14, 2014、SANA, December 14, 2014、UPI, December 14, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:シリア軍はアレッポ郊外で攻勢、ヌスラ戦線、シャーム自由人はイドリブで攻勢(2014年12月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ハーミディーヤ航空基地、ワーディー・ダイフ軍事基地一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が攻勢をかけ、シリア軍と交戦し、双方に多数の死傷者が出た。

戦闘はマアッラト・ヌウマーン市郊外、タルマナス町郊外にもおよび、双方が迫撃砲戦を行うなどした。

ARA News(12月14日付)によると、この戦闘で、ヌスラ戦線側はワーディー・ダイフ軍事基地のザアラーナ検問所、カールート検問所を制圧、またドゥラル・シャーミーヤ(12月14日付)によると、シリア軍のガディール・スライマーン作戦司令官が戦死したという。

一方、SANA(12月14日付)によると、ハッルーズ村、マタッラ村周辺、カストゥーン村一帯、カフルルーマー村、クルド山一帯、マアッラト・ヌウマーン市郊外、ダルクーシュ町、ハーミディーヤ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、3月15日自由人旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アルド・マッラーフ地区一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

この戦闘で、シリア軍は同村西側の農園地帯を制圧するとともに、アレッポ市にいたる武装集団の兵站路を遮断することに成功したという。

また両者はブライジュ村、製材所(ブライジュ村)、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市シャイフ・サイード地区、カルム・タッラーブ地区、フライターン氏東部などでも交戦した。

Kull-na Shuraka', December 14, 2014
Kull-na Shuraka’, December 14, 2014

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、ザバダーニー市一帯、アイン・タルマー渓谷、アイン・タルマー村、バハーリーヤ村、カースィミーヤ町、ビイル・カサブ村一帯で、シリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月14日付)によると、アイン・タルマー村、カフルバトナー町、ザブディーン村郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が砲撃した。

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ダルアー県では、ARA News(12月14日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線はタスィール町にあるヤルムーク殉教者旅団(自由シリア軍)の本部複数カ所を制圧した。

一方、SANA(12月14日付)によると、アトマーン村西部、ダルアー市ダム街道地区などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊、シャームの民のヌスラ戦線、ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(12月14日付)によると、ハサカ市中心街でシリア軍の爆弾処理班が車に仕掛けられた爆弾(TNT200キロ)を解除・解体した。

AFP, December 14, 2014、AP, December 14, 2014、ARA News, December 14, 2014、Champress, December 14, 2014、al-Durar al-Shamiya, December 14, 2014、al-Hayat, December 15, 2014、Kull-na Shuraka’, December 14, 2014、al-Mada Press, December 14, 2014、Naharnet, December 14, 2014、NNA, December 14, 2014、Reuters, December 14, 2014、SANA, December 14, 2014、UPI, December 14, 2014などをもとに作成。

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シリア国民連合:戦闘中止をアレッポ市だけでなく、ダルアー県、ダマスカス郊外県に拡大するよう要求(2014年12月14日)

シリア革命反体制勢力国民連立のワジャード・アブー・ハタブ氏はスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表のアレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブに関して、同特別代表にアレッポ市だけでなく、ダルアー県、ダマスカス郊外県カラムーン地方も戦闘中止の対象地域とするよう要請したと述べた。

『ハヤート』(12月15日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2014、AP, December 14, 2014、ARA News, December 14, 2014、Champress, December 14, 2014、al-Hayat, December 15, 2014、Kull-na Shuraka’, December 14, 2014、al-Mada Press, December 14, 2014、Naharnet, December 14, 2014、NNA, December 14, 2014、Reuters, December 14, 2014、SANA, December 14, 2014、UPI, December 14, 2014などをもとに作成。

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アレッポ戦闘中止イニシアチブをめぐる欧米諸国の姿勢(2014年12月13日)

ARA News(12月13日付)は、複数の西側外交筋の話として、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表によるアレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブに関して、米英、フランス、ドイツといった各国が、アサド政権側による攻撃停止を遵守させるための停戦監視団の派遣を提案している、と報じた。

『ハヤート』(12月14日付)によると、これに対してスウェーデン、イタリアは、デミストゥラ共同特別代表の案を全面支持しているという。

AFP, December 13, 2014、AP, December 13, 2014、ARA News, December 13, 2014、Champress, December 13, 2014、al-Hayat, December 14, 2014、Kull-na Shuraka’, December 13, 2014、al-Mada Press, December 13, 2014、Naharnet, December 13, 2014、NNA, December 13, 2014、Reuters, December 13, 2014、SANA, December 13, 2014、UPI, December 13, 2014などをもとに作成。

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イスラエルがシリア領空を侵犯、ダマスカス国際空港周辺を爆撃(続報、2014年12月13日)

イスラエル国防省のアモス・ギラード政治・治安局長はプレス向け声明で、12月8日のダマスカス郊外県に対するイスラエル軍の越境空爆に関して、「こうした攻撃に対して何らの報復もないということは、イスラエルの抑止力がきわめて良好に働いていることを示している」と述べた。

AFP, December 13, 2014、AP, December 13, 2014、ARA News, December 13, 2014、Champress, December 13, 2014、al-Hayat, December 14, 2014、Kull-na Shuraka’, December 13, 2014、al-Mada Press, December 13, 2014、Naharnet, December 13, 2014、NNA, December 13, 2014、Reuters, December 13, 2014、SANA, December 13, 2014、UPI, December 13, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル、アイン・アラブでの戦闘続く(2014年12月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦を続け、モロッコ人、チュニジア人戦闘員らが死亡した。

またダイル・ザウル市工業地区のジャムヤーン検問所周辺で、シリア軍とダーイシュが交戦した。

一方、米国など有志連合がブーカマール市工業地区のダーイシュ拠点を3回にわたり空爆し、ダーイシュ戦闘員7人が死亡した。

他方、SANA(12月13日付)によると、ダイル・ザウル航空基地周辺、マリーイーヤ村、ムーハサン市、アイヤーシュ村、ハトラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市東西ブーターン地区間のタルミーク通りで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュが市内各所を砲撃、またイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員らは同市郊外のダーイシュ拠点などを砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(12月13日付)によると、スルターニーヤ村、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 13, 2014、AP, December 13, 2014、ARA News, December 13, 2014、Champress, December 13, 2014、al-Hayat, December 14, 2014、Kull-na Shuraka’, December 13, 2014、al-Mada Press, December 13, 2014、Naharnet, December 13, 2014、NNA, December 13, 2014、Reuters, December 13, 2014、SANA, December 13, 2014、UPI, December 13, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:イドリブ、アレッポなどでシリア軍とヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線が交戦(2014年12月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市などを砲撃し、子供1人、女性1人を踏む4人が死亡した。

またハーミディーヤ航空基地周辺では、シリア軍と反体制武装集団が交戦し、武装集団戦闘員2人が死亡した。

一方、SANA(12月13日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市、ダルクーシュ町、アブー・ズフール町、マアッリー村、ジャーヌーディーヤ一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市でジハード主義武装集団が別の武装集団の司令官を数時間にわたり拘束、またこの武装集団の戦闘員1人が遺体で発見された。

一方、シリア軍はヒムス市ワアル地区を砲撃した。

他方、SANA(12月13日付)によると、ラスタン市郊外のバイト・ラービア村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アダス町北東のタッル・マスィーフ、シャイフ・マスキーン市、イブタア町をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃した。

また東カラク村で、男性一人がシリア軍の拷問を受け死亡した。

一方、SANA(12月13日付)によると、ブスラー・シャーム市、ジャムリーン村、アトマーン村、ダイル・アダス村、フィキーア村、フラーク市、シャイフ・マスキーン市、東ムライハ町、ジャースィム市、タッル・マスィーフ、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、ハムザ・アサド・アッラー旅団、ムハージリーン・ワ・アンサール旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アサーフィール市で、シリア軍とイスラーム軍が交戦した。

一方、SANA(12月13日付)によると、リーハーン農場、アイン・タルマー村、ハバーリーヤ村、カースィミーヤ町、カーラ市無人地帯、ラアス・マアッラ町無人地帯、アッサール・ワルド町無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、アリー・ブン・アビー・ターリブ大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月13日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ブライジュ村、製材所(ブライジュ村)などで、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月13日付)によると、ハンダラート・キャンプ一帯、バヤーヌーン町、マーイル町、カフルハムラ村、シャイフ・ルトフィー村、アレッポ市ライラムーン地区、旧市街、ハイダリーヤ地区、ウワイジャ地区、ハナーヌー地区、シュカイフ地区、ブアイディーン地区、ハーディル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(12月13日付)によると、カフルズィーター市一帯で活動する「自由シリア軍」の司令官アブー・ワッダーフ氏が同村で何者かに暗殺された。

アブー・ワッダーフ氏は「ガーブの鷹」に所属するカフルズィーター殉教者旅団の司令官。

AFP, December 13, 2014、AP, December 13, 2014、ARA News, December 13, 2014、Champress, December 13, 2014、al-Hayat, December 14, 2014、Kull-na Shuraka’, December 13, 2014、al-Mada Press, December 13, 2014、Naharnet, December 13, 2014、NNA, December 13, 2014、Reuters, December 13, 2014、SANA, December 13, 2014、UPI, December 13, 2014などをもとに作成。

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ダーイシュ指導者バグダーディー氏の元妻、レバノン国内で移動の自由を得る(2014年12月12日)

『サフィール』(12月12日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名のるアブー・バクル・バグダーディー氏の元イラク人妻サジャー・ハミード・ドゥライミー氏が、現在の夫であるカマール・ハラフ氏の同行・監督のもと、レバノン国内を自由に移動することを許された、と報じた。

サジャー氏は北部県バトルーン郡のマドフーン検問所で現在の夫であるハラフ氏と8歳になる娘(ハジャルさん)とともに身柄を拘束された、と12月2日に発表された(身柄拘束は11月になされたとされる)。

同紙によると、ハラフ氏はトリポリ市北部のナフル・バーリド・パレスチナ難民キャンプ出身のパレスチナ人で、ファタハ・イスラームと接触したとして逮捕、ルーミヤ刑務所に6年間にわたって収監され、この間にファタハ・イスラームの指導者らと面識を持つようになり、サジャー氏の監察処分はファタハ・イスラームの指導者らがハラフ氏の身元を保障することで実現したのだという。

AFP, December 12, 2014、AP, December 12, 2014、ARA News, December 12, 2014、Champress, December 12, 2014、al-Hayat, December 13, 2014、Kull-na Shuraka’, December 12, 2014、al-Mada Press, December 12, 2014、Naharnet, December 12, 2014、NNA, December 12, 2014、Reuters, December 12, 2014、
al-Safir, December 12, 2014、SANA, December 12, 2014、UPI, December 12, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル軍事飛行場一帯でシリア軍とダーイシュが交戦(2014年12月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が未明、ダイル・ザウル航空基地周辺でのシリア軍との戦闘で、戦車を自爆させた。

自爆攻撃を行ったのはダーイシュのリビア人戦闘員で、この自爆攻撃とともにダーイシュは激しい砲撃を行い、シリア軍兵士多数を死傷させたという。

これに対して、シリア軍は同飛行場周辺、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区のダーイシュ拠点を空爆・砲撃した。

一方、SANA(12月12日付)によると、ダイル・ザウル航空基地周辺、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団が、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市での戦闘で死亡したメンバーの遺体を回収するため、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊との交渉を行っていると発表した。

その一方で、ダーイシュは、アイン・アラブ市に対して8回にわたって砲撃を加える一方、自由広場一帯などで人民補と部隊と交戦した。

このほか、ARA News(12月13日付)によると、マンビジュ市郊外のウンム・マイヤール村にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点に何者かが仕掛けた爆弾が爆発し、ダーイシュ司令官の1人が死亡した。

またマンビジュ市では、ダーイシュが姦通罪により男女2人を石打の刑に処した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市各所に対する空爆により4人が死亡した。

同監視団はこの空爆が、シリア軍によるものか、米国など有志連合によるものか言及していない。

またクッルナー・シュラカー(12月12日付)によると、ダーイシュはバーブ市での金曜礼拝後に男性1人を公開処刑(斬首)した。

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ヒムス県では、SANA(12月12日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍によると、米国など有志連合は過去3日間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して27回にわたって空爆を行った。

ARA News, December 12, 2014
ARA News, December 12, 2014

AFP, December 12, 2014、AP, December 12, 2014、ARA News, December 12, 2014、December 13, 2014、Champress, December 12, 2014、al-Hayat, December 13, 2014、Kull-na Shuraka’, December 12, 2014、al-Mada Press, December 12, 2014、Naharnet, December 12, 2014、NNA, December 12, 2014、Reuters, December 12, 2014、SANA, December 12, 2014、UPI, December 12, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:アレッポなどでシリア軍とジハード主義者の戦闘続く(2014年12月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ブライジュ村一帯、アレッポ市ジャンドゥール交差点一帯、ブアイディーン交差点一帯、旧市街(ウマイヤ・モスク一帯)で、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

またアレッポ市ブスターン・カスル地区では反体制武装集団の司令官が乗った車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、この司令官が重傷を負った。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク区のリージャ広場、ザーヒラ地区に迫撃砲弾複数発が着弾した。

またジャウバル区では、シリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マシュラファ村、ラアス・マアッラ町、アッサール・ワルド町の各郊外無人地帯、ドゥーマー市郊外、ミスラーバー市で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月12日付)によると、カフルバトナー町、ジスリーン町、フーシュ・ナスリー村、フーシュ・ダワーヒラ村、ハジャーリーヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ウンマ軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月12日付)によると、アブー・ズフール町、ダブスイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(12月12日付)によると、タファス市、シャイフ・マスキーン市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ハウラーンの獅子旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月12日付)によると、ザーラ村西部郊外、スルターニーヤ村、西サラーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 12, 2014、AP, December 12, 2014、ARA News, December 12, 2014、Champress, December 12, 2014、al-Hayat, December 13, 2014、Kull-na Shuraka’, December 12, 2014、al-Mada Press, December 12, 2014、Naharnet, December 12, 2014、NNA, December 12, 2014、Reuters, December 12, 2014、SANA, December 12, 2014、UPI, December 12, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表:反体制派の「地獄の大砲」による被害(2014年12月12日)

シリア人権監視団は、反体制武装集団が使用する手作りの迫撃砲、通称「地獄の大砲」による攻撃により、2014年7月以降、民間人311人が犠牲となっている、と発表した。

「地獄の大砲」は、プロパンガスのボンベを利用した手作りの迫撃砲で、反体制武装集団は、アレッポ市内のシリア政府支配地域に対してこれまでに203発を使用したという。

犠牲者311人のうち42人は子供、25人は女性で、700人以上が負傷しているという。

なおシリア人権監視団によると、2011年3月以降のシリアの紛争での死者数は20万2,354人(推計)。

Akhbar al-'Alam, December 12, 2014
Akhbar al-‘Alam, December 12, 2014

AFP, December 12, 2014、Akhbar al-‘Alam, December 12, 2014、AP, December 12, 2014、ARA News, December 12, 2014、Champress, December 12, 2014、al-Hayat, December 13, 2014、‘Inab Baladi, December 12, 2014、Kull-na Shuraka’, December 12, 2014、al-Mada Press, December 12, 2014、Naharnet, December 12, 2014、NNA, December 12, 2014、Reuters, December 12, 2014、SANA, December 12, 2014、UPI, December 12, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国防隊、人民諸委員会の動き(2014年12月12日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(12月12日付)によると、人民諸委員会がジャルマーナー市にあるマイ・サッカーフ氏(女優で反体制活動家)の自宅を接収した。

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ラタキア県では、イナブ・バラディー(12月12日付)が、国防隊がジャブラ市で若者50人を逮捕したと報じた。

AFP, December 12, 2014、AP, December 12, 2014、ARA News, December 12, 2014、Champress, December 12, 2014、al-Hayat, December 13, 2014、‘Inab Baladi, December 12, 2014、Kull-na Shuraka’, December 12, 2014、al-Mada Press, December 12, 2014、Naharnet, December 12, 2014、NNA, December 12, 2014、Reuters, December 12, 2014、SANA, December 12, 2014、UPI, December 12, 2014などをもとに作成。

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ラタキアで反政府デモ(2014年12月12日)

アラビー21(12月12日付)は、ラタキア市のバスナーダー地区、ダアトゥール地区で、燃料不足、燃料費高騰に抗議する反政府デモが行われたと報じた。

デモは2時間ほど続いたが、最終的には治安部隊によって強制排除されたという。

‘Arabi 21, December 12, 2014をもとに作成。

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