米・ロシアの合意を受け、シリア軍は5月5日からアレッポ市に「講和状態」を適用すると発表(2016年5月4日)

シリア軍総司令部は声明を出し、5月5日午前1時から48時間の期限付きで、アレッポ市に「講和規定」を適用すると発表した。

また、米国務省は声明を出し、米国とロシアがアレッポ市に停戦地域(「講和規定」適用地域)を拡大することに合意したと発表、また両国が停戦を監視するためのしくみを強化するため調整を行っていくことを明らかにした。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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英仏がアレッポ市の情勢に対処するため国連安保理会合の開催を要請(2016年5月4日)

英国とフランスは、国連安保理議長(エジプト)に対して、アレッポ市の情勢に対処するための緊急公開会合を召集するよう要請した。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「米国はアル=カーイダ系のヌスラ戦線を停戦の対象に含めようとしている」(2016年5月4日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はスプートニク・ニュース(5月4日付)のインタビューに応じ、米国とロシアが「アレッポを停戦対象地域(「講和規定」適用地域)に含めるために行動している」としつつ、米国がアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線を停戦の対象に含めようとしていると批判した。

そのうえで、米国に対して、トルコをはじめとする同盟国に対して「テロリストと「穏健な反体制派」を区別」し、シリアのすべての社会勢力をジュネーブでの交渉に参加させるため圧力をかけるよう呼びかけた。

一方、シリア国内で戦闘を続ける反体制武装集団について、「穏健な反体制派」を自認する組織は…ヌスラ戦線の支配地域にとどまり、空爆を回避したり、停戦を反故にしようとしているように感じる…。ロシアは力でシリアの危機を解決しようとはしていない…。しかし、ヌスラ戦線を支援して、停戦を反故にし、事態を力で解決するためにでき得ることなら何でもしようとする者がいる。しかしそうした者は完全に拒絶されることになろう」と厳しく非難、「多くの当事者」が停戦を妨害しようとしているとしたうえで、トルコを批判した。

他方、今月中に再開が予定されているシリア政府と反体制派の和平協議(ジュネーブ3会議第4ラウンド)に関して、リヤド最高交渉委員会の「無責任な振る舞い」ゆえに引き続き間接交渉となるだろうと述べた。

アサド大統領については「ところで、アサド氏は我々の同盟者ではない。我々は「テロとの戦い」とシリアという国家維持のために支援しているが、トルコが米国の同盟国であるようには、彼は我々の同盟者ではない」と述べた。

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ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ラタキア県フマイミーム航空基地に駐留するロシア空軍のSu-25戦闘機30機を撤退させると発表した。

しかしコナシェンコフ報道官によると、この撤退はロシア軍のシリア領内での「テロとの戦い」には影響はないとしたうえで、過去4日間でラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県(アーラーク油田一帯)のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して87回の空爆を実施したことを明らかにした。

AFP, May 4, 2016、AP, May 4, 2016、ARA News, May 4, 2016、Champress, May 4, 2016、al-Hayat, May 5, 2016、Iraqi News, May 4, 2016、Kull-na Shuraka’, May 4, 2016、al-Mada Press, May 4, 2016、Naharnet, May 4, 2016、NNA, May 4, 2016、Reuters, May 4, 2016、SANA, May 4, 2016、Sputnik News, May 4, 2016、UPI, May 4, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で爆撃を実施せず(2016年5月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

シリア領内での空爆は実施されなかった。

CENTCOM, May 4, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でヌスラ戦線と共闘する反体制派が産婦人科病院などを砲撃し17人が死亡(2016年5月3日)

アレッポ県では、AFP(5月3日付)によると、シリア軍戦闘機が、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のシャッアール地区、サーフール地区、ハラク地区を空爆した。

しかし、SANA(5月3日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市内の県庁舎に近いダビート産婦人科病院一帯のほか、マイダーン地区、フルカーン地区、ナイル通り地区、ムーカンブー地区、ハーリディーヤ地区、ザフラー協会地区、アーミリーヤ地区、ラームーサ地区、マシャーリカ地区、旧メリディアン・ホテル一帯、スィルヤーン地区、サビール地区、ジュマイリーヤ地区、アアザミーヤ地区、ザーリー地区への砲撃による死者総数が17人、負傷者数は68人となった。

シリア軍司令部の声明によると、砲撃を行ったのはヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍などの組織。

これに関して、シリア人権監視団は、ダビート産婦人科病院のほか、アズィーズィーヤ地区、スィルヤーン地区、ジュマイリーヤ地区、ムーカンブー地区、マシャーリカ地区、ハーリディヤ地区、マサーキン・サビール地区、ザフラー協会地区、県知事公邸一帯、ラフマーン・モスク一帯、ダーヒヤト・アサド地区、サアドッラー・ジャービリー広場一帯、アラブ医療病院、ナイル通り、ティシュリーン通りなどに対して反体制武装集団が砲撃し、子供3人を含む少なくとも19人が死亡、80人近くが負傷したと発表した。

ただし、反体制派系のハラブ・ヤウム・チャンネル(5月3日付)は、砲弾がシリア政府支配地域側から飛来したと伝え、シリア政府支配地域への砲撃がシリア軍の自作自演だと喧伝した。

一方、ARA News(5月3日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、タフリール軍などからなる反体制武装集団がシリア軍、パレスチナ人からなるクドス旅団と交戦の末、アレッポ市西部のファミリー・ハウス地区一帯を制圧した。

また、ヌスラ戦線、イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合からなる反体制武装集団はザフラー協会地区内の空軍情報部にまで掘削した地下トンネルを爆破、破壊した。

ARA News(5月8日付)によると、クドス旅団は8日に声明を出し、この爆破攻撃でメンバー46人が死亡したと発表した。

対するシリア軍は、アレッポ市南部郊外のブワイダ村、アイス村一帯を空爆し、複数の民間人が死傷したという。

このほか、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアナダーン市を複数回空爆する一方、ジハード主義武装集団はザフラー町を砲撃した。

また、ARA News(5月3日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のジンディールス町を砲撃した。

SANA, May 3, 2016
SANA, May 3, 2016

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ダマスカス郊外県では、イスラーム軍の声明によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村一帯を制圧した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月4日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所(アッバースィーヤ地区など)を砲撃した。

砲撃は2日から続いているという。

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ラタキア県では、イスラーム軍が声明を出し、シリア軍・ロシア軍によるアレッポ市への空爆・攻撃への報復として、イスラーム軍がフマイミーム航空基地に対してロケット弾攻撃を行ったと発表した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、トルコ国境に近いザーウィヤ山地方のジューズィフ村で、トルコが後援するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の司令官の一人ガディール・ハラビー氏(アブー・ナスル)の遺体が発見された。

一方、SANA(5月3日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにフワイン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(5月3日付)によると、ヒムス市ワアル地区で、アレッポ市に対する攻撃を求めるデモが反体制活動家によって行われた。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、May 8, 2016、Champress, May 3, 2016、Halab al-Yawm, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、May 4, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がダーイシュの中心都市ラッカ市に対して過去最大規模の爆撃を実施(2016年5月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市のラッカ市を空爆し、民間人19人が死亡した。

35回以上にわたって行われた空爆がロシア軍・シリア軍によるものか、有志連合によるものかは不明だという。

しかし、 クッルナー・シュラカー(5月3日付)は、地元活動家のアスヤド・ムーサーなる人物の話として、空爆がロシア軍によるものだと伝えた。

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ヒムス県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がタドムル市北方、シャーイル石油ガス採掘所一帯、第106油田一帯、第110油田東部、フラート地区などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、シャーイル石油ガス採掘所北部および東部一帯でダーイシュと交戦し、サウジ人戦闘員らを殺害した。

さらにシリア軍は「支援部隊」とともにアーラーク油田一帯、ヒヤーン・ガス社東部でダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がマフタラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ハマー県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がアリーヤ村、イスリヤー村・ハナースィル市街道東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区、カナーマート地区、ハスーラート村などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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東グータ地方でヌスラ戦線、ラフマーン軍団とイスラーム軍の戦闘停止も求めるデモ(2016年5月3日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、4月28日にシャームの民のヌスラ戦線やラフマーン軍団などが東グータ地方各所(サクバー市、バイト・サワー村、ジスリーン町、ザマルカー町、ミスラーバー市)のイスラーム軍の拠点を攻撃して以降続く両者の戦闘を受け、東グータ地方の市・町・村で反体制武装集団に戦闘停止を求めるデモが発生した。

ヌスラ戦線らによるイスラーム軍拠点襲撃では、双方合わせてに数十人の死者が出る一方、イスラーム軍戦闘員400人以上が拘束され、武器を奪われたという。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北西部を越境砲撃し、ダーイシュ戦闘員13人を殺害(2016年5月3日)

アレッポ県では、ロイター通信(5月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県北西部から撃った迫撃砲弾がトルコ領内のキリス市に着弾、これを受けトルコ軍が報復として越境砲撃を行った。

ARA News(5月3日付)によると、トルコ軍の越境砲撃でダーイシュ戦闘員13人が死亡、車輌、迫撃砲発射台などが破壊されたという。

また、ハワール・キリス作戦司令室がマーリア市西方のタラーリー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ドゥーディヤーン村、タッル・シャイール村を奪還した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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ハマー中央刑務所でアレッポ市での戦闘停止を求める抗議行動(2016年5月3日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市郊外のハマー中央刑務所で収監者がアレッポ市での戦闘停止を求めて座り込みの抗議デモを開始した。

これに対して、シリア政府当局は施設内の電力、水供給を停止、また催涙ガスなどを使用してデモの強制排除を試みたが、収監者の不服従運動は依然として続いており、当局者は収監者との事態収拾に向けた交渉を開始したとう。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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スカイ・ニュースはダーイシュを離反した「自由シリア軍」メンバーから得た情報をもとにシリア政府とダーイシュの関係を指摘(2016年5月3日)

スカイ・ニュース(5月3日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)元メンバーから入手した新たなデータから、シリア軍がダーイシュと石油密売買や、UNESCO世界遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市(ヒムス県)からのダーイシュの撤退に関して直接取引を示していたことを示す情報を入手したと伝えた。

この情報は過去18ヶ月にわたりスカイ・ニュースが接触を続けてきた「自由シリア軍」メンバーから入手したもの。

この人物は、ダーイシュの中心都市であるラッカ市出身で、ダーイシュに参加していたが、現在はトルコ国境近くで活動しているという。

なお、スカイ・ニュースは3月にも同様の方法でダーイシュ・メンバー2万2,000人分の個人情報データを入手したと報じていた。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、Sky News, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣は、反体制派教練を目的としたノルウェー軍専門家のシリア派遣を「国連安保理決議に反するあからさまな内政干渉」と非難(2016年5月3日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、ノルウェー政府がダーイシュ(イスラーム国)と戦う反体制武装集団を教練するため、ノルウェー軍専門家をシリア領内に派遣することを決定したことに関して、「国連安保理決議に反するあからさまな内政干渉」と厳しく非難した。

ARA News(5月3日付)が伝えた。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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マセ仏外務・国際開発省事務次官がイランを訪問し、アブドゥッラフヤーン外務副大臣とシリア情勢への対応について協議(2016年5月3日)

クリスチャン・マセ仏外務・国際開発省次官はイランを訪問し、首都テヘランでホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)と会談、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。

『ハヤート』(5月4日付)が伝えた。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣はデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談「「穏健な反体制派」を自認する者はヌスラ戦線支配地域から撤退し、テロとの関係を絶たねばならない」(2016年5月3日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はロシアを訪問し、首都モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談し、シリア情勢への対応について協議した。

ラブロフ外務大臣は会談後、米国・ロシアがスイスの首都ジュネーブにアレッポ市での停戦違反を監視するための合同センター設置の設置に向けて最終協議を行っていることを明らかにする一方、デミストゥラ国連特別代表は、シリア国内の停戦が危機的状況にあると述べ、その再構築や人道状況改善の必要を強調した。

ラブロフ外務大臣によると、米国とロシアの軍幹部はアレッポ市での停戦違反監視を目的とする合同センターをジュネーブに設置することで合意に近づいており、「おそらく数時間内に」合意に達するだろうと述べた。

しかし、ラブロフ外務大臣はアレッポ市での戦闘停止に関して「停戦は、国連安保理決議に従い、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そして両組織と関係を持つ者を含むべきでない」と述べ、米国側に対して、「穏健な反体制派」がヌスラ戦線との完全絶縁を宣言する必要がある旨警告してきたことを明らかにした。

これに関して、ラブロフ外務大臣は「いまだに実施されていないそのこと(ヌスラ戦線との絶縁)の保証を我々は得た。「穏健な反体制派」を自認する者は…ヌスラ戦線が支配する地域から撤退し、テロとの関係を絶たねばならない」と述べた。

一方、ラブロフ外務大臣は、リヤド最高交渉委員会に関して「非建設的な態度をとっている…。すべての当事者は、前提条件を課し、国連安保理決議に違反するこうした姿勢に異議を唱えるべき」と述べた。

Naharnet, May 3, 2016
Naharnet, May 3, 2016

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で4回の爆撃を実施(2016年5月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月2日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して29回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回で、シャッダーディー市(1回)、ラッカ市(2回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 3, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でシリア軍が爆撃を続ける一方、ヌスラ戦線と共闘する反体制派は砲撃で対抗し、住民3人が死亡(2016年5月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市東部の反体制武装集団支配地域(ブスターン・カスル地区、サラーフッディーン地区、ハラク地区)を空爆したが、死傷者はなかった。

これに対して、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団もアレッポ市西部のハーリディーヤ地区、ナイル通り一帯、アズィーズィーヤ地区、シャイフ・ターハー地区、ザフラー協会地区、アレッポ大学病院一帯を砲撃し、子供1人を含む3人が死亡した。

一方、シリア軍がカフルハムラ村、カフルナーハー村を「樽爆弾」などで空爆し、住民3人が死亡した。

また、ARA News(5月2日付)によると、アレッポ市北部郊外のタームーラ村一帯でシリア軍がシャーム自由人イスラーム運動、イスラーム覚醒大隊と交戦した。

他方、ARA News(5月2日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区を砲撃し、子供5人が負傷した。

これに対して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、同地区西部に展開する反体制武装集団に反撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプ一帯を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(5月2日付)によると、ダイル・ザウル市ワーディー地区およびクスール地区で、国防隊の後援を受けるブー・サラーヤー部族の民兵が、シュアイタート部族の民兵と交戦した。

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ハマー県では、SANA(5月2日付)によると、反体制武装集団がアイン・クルーム村、ムハルダ市を砲撃し、3人が負傷した。

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シリア軍総司令部は声明を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県東グータ地方で4月30日に発効した「講和規定」をさらに48時間延長すると発表した。

シリア軍は1日にも同地の「講和規定」を24時間延長すると発表している。

AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がシャーイル石油ガス田一帯(ヒムス県)でダーイシュと交戦(2016年5月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル石油ガス採掘所一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

これに関して、ARA News(5月2日付)は、ダーイシュがシャーイル石油ガス採掘所に近いシリア軍の検問所4カ所を制圧したと報じた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市工業地区一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、またジーア村一帯を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が「穏健な反体制派」の拠点の一つマーリア市を砲撃した。

またARA News(5月2日付)によると、シャーム軍団がダーイシュとの戦闘の末シャアバーニーヤ村を制圧した。

AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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ケリー米国務長官はジュネーブでサウジアラビアのジュバイル外相らと会談(2016年5月2日)

ジョン・ケリー米国務長官はスイスの首都ジュネーブでサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣、ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談し、シリア情勢への対応などについて協議した。

AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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ノルウェーのソルベルグ首相は「穏健な反体制派」に教練を施すため、軍専門家60人をシリア領内に派遣すると発表(2016年5月2日)

ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相は、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う「穏健な反体制派」に教練を施すため、ノルウェー軍専門家60人をシリア領内に派遣すると発表した。

AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年5月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月1日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、フール町(1回)、シャッダーディー市(2回)、ラッカ市(1回)、マーリア市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 2, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で対立を続けるラフマーン軍団とイスラーム軍が一時停戦を発表(2016年5月1日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月2日付)、ARA News(5月2日付)などによると、4月28日に東グータ地方各所でシャームの民のヌスラ戦線とともにイスラーム軍の拠点を襲撃して以降、同組織と戦闘状態にあったラフマーン軍団が声明を出し、「問題解決を率先」するため、24時間の期限で一時停戦を行うと発表した。

これに対して、イスラーム軍も同様の声明を出し、停戦に応じる意思を示した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動の幹部タフタナーズ氏は、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線やトルコが後援するシャーム軍団とともにファトフ軍を「復活」させたと発表(2016年5月1日)

シャーム自由人イスラーム運動の幹部の一人アブー・ヤズィード・タフタナーズ氏は、ツイッターの自身のアカウントを通じて、「ファトフ軍作戦司令室は学徒たちの多大なる努力を受け、新たに復活した」と発表、イドリブ県やアレッポ県北部で活動するアル=カーイダ系および非アル=カーイダ系のジハード主義武装集団7組織によって再編されたことを明らかにした。

「復活」を遂げたファトフ軍は、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、スンナ軍、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合からなるという。

ファトフ軍は2015年3月にヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構、スンナ軍、シャーム軍団、シャームの鷹旅団、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合によって結成され、イドリブ県のほぼ全域を制圧することに成功したが、その後、ダーイシュ(イスラーム国)との関係が取りざたされるジュンド・アクサー機構が脱退していた。

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AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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有志連合無人戦闘機がアレッポ県北西部のダービク村にあるダーイシュの爆発物倉庫を爆撃(2016年5月1日)

アレッポ県では、AFP(5月1日付)がトルコ軍の複数の消息筋の話として伝えたところによると、有志連合の無人戦闘機が県北西部のダービク村にあるダーイシュ(イスラーム国)の爆発物倉庫を空爆し、これを破壊、また施設内などにいたダーイシュ・メンバー複数人を殺傷した。

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アレッポ県では、ARA News(5月1日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室(第1連隊、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がタラーリーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アフマディーヤ村、サンダラ村を制圧した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でシリア軍の爆撃が続くなか、ヌスラ戦線と共闘する反体制派の砲撃で住民6人が死亡(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市のザフラー協会地区一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市スライマーニーヤ地区、サイイド・アリー地区、マイダーン地区、ジュマイリーヤ地区、アアザミーヤ地区、ジャービリーヤ地区、ザフラー協会地区、バロン通り一帯を砲撃し、住民6人が死亡、40人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたハーン・アサル村一帯を「樽爆弾」で空爆した。

ARA News(5月1日付)によると、これに対して、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が、アレッポ市南部郊外のハーディル村のシリア軍を攻撃した。

このほか、ARA News(5月1日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外カトマ村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のムハンマディーヤ町、バイト・ナーイム村、ミスラーバー市一帯でイスラーム軍が、ラフマーン軍団などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、マルジュ・スルターン村に近いリカービーヤ農場でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ハマー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がマアーン村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、戦闘員20人を殲滅した。

シリア軍はまたアトシャーン村のヌスラ戦線拠点を激しく攻撃し、戦闘員複数を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区(マハッタ地区、カラク地区)でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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シリア軍総司令部は声明を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県東グータ地方で4月30日に発効した「講和規定」を24時間延長すると発表した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、4月30日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ県で発生し、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍による砲撃だという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は470件。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がスフナ市(ヒムス県)、ハナースィル市郊外(アレッポ県)などを爆撃(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイシュ(イスラーム国)が展開するハナースィル市郊外を空爆した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がハナースィル市南部一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点に対する空爆を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のスフナ市を空爆し、ジュッブ・ジャッラーフ村、フナイフィース村一帯でダーイシュ交戦した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の山岳地帯および砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を実施し、ムカイティア山南部および南東部、アンタル山西部を制圧した。

シリア軍はまた、フナイフィース村、ヒンズィール山一帯を空爆するとともに、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯で人民防衛諸集団とともにダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がカスル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団は4月の死者数を3,116人と発表(2016年5月1日)

シリア人権監視団は、2016年4月1日から30日までの1ヶ月間で、3,116人の死亡が確認されたと発表した。

このうち民間人は859人(うち18歳未満の子供は143人、18歳以上の女性は118人)で、そのなかの410人がシリア軍の空爆で死亡、113人がシリア軍の砲撃で死亡、28人が治安当局の拷問で死亡、162人がイスラーム主義組織を含む反体制武装集団の砲撃により死亡、40人がダーイシュ(イスラーム国)の処刑によって死亡、3人がダーイシュに忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団ないしはアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の処刑によって死亡、14人がトルコ軍・国境警備隊の発砲で死亡、11人が十分な治療を受けられずに死亡、39人がダーイシュの砲撃で死亡、5人が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の砲撃で死亡、21人が狙撃、地雷などの被害で死亡したという。

一方、イスラーム主義組織を含む反体制武装集団のシリア人メンバーの死者は524人、シリア軍離反兵は3人、シリア軍兵士は490人、人民諸委員会、国防隊などシリア人民兵は395人、ヒズブッラー戦闘員は18人、親政権外国人民兵(ほとんどがシーア派)は87人、ダーイシュ、ヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルキスターン・イスラーム党などの外国人戦闘員が736人、その他4人だという。


AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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カービー米国務省報道官「ケリー国務長官はロシアに対し、シリア政府の(停戦)違反を停止させるための措置を講じるよう求めた」(2016年5月1日)

ジョン・カービー米国務省報道官は、ジョン・ケリー米国務長官がスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表、リヤド最高交渉委員会委員長のリヤード・ヒジャーブ元首相とそれぞれ電話会談を行ったと発表、アレッポ市での戦闘に「深い懸念」を表明したとしたうえで、「ロシアに対し、シリア政府の(停戦)違反を停止させるための措置を講じるよう求めている旨伝えた」と述べた。

カービー報道官はそのうえで、「シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線ではなく、無垢の民間人や敵対行為停止合意の適用対象である倒叙者を標的とし、紛争を激化させている」と批判した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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シリア国内で活動する反体制武装集団42組織がリヤド最高交渉委員会によるジュネーブ3会議での協議参加中止決定を支持(2016年5月1日)

シリア国内で活動する反体制武装集団42組織が共同声明を出し、リヤド最高交渉委員会によるジュネーブ3会議での協議参加中止決定を支持、またシリア軍による「講和規定」開始宣言に関して「(戦闘地域の)分断や地域限定の停戦」を拒否すると発表した。

共同声明を出したのは、北部師団、イスラーム軍、フルカーン旅団、シャーム軍団、シャーム戦線、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、第2沿岸師団、第10沿岸師団、スルターン・ムラード旅団、アンサール・イスラーム戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム軍、ヤルムーク軍、第16歩兵師団、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、ザーウィヤ山の鷹旅団、ムジャヒディーン軍、イスラーム覚醒大隊、ハスム師団、カーディスィーヤ師団、タフリール軍、ナースィル軍、ハック旅団、ハウラーン部族師団、スンナの獅子師団、中火師団、第1機甲連隊、砂漠自由人連合、第1連隊、ウムライン旅団、イスラーム自由旅団、ハック師団、アフバーブ・ウマル旅団、第46歩兵師団、カシオン旅団、ハムザ師団、ヒムス解放運動、イブン・ワリード末裔旅団。


AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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