米中央軍(CENTCOM)は、5月13日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は5回で、マンビジュ市近郊(1回)、マーリア市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。
CENTCOM, May 14, 2016などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
アントニー・ブリンケン米国務副長官は、マンビジュ市、マーリア市一帯のアレッポ県北西部国境地帯からダーイシュ(イスラーム国)を浄化することで合意に達したと述べた。
ARA News(5月14日付)が伝えた。
AFP, May 14, 2016、AP, May 14, 2016、ARA News, May 14, 2016、Champress, May 14, 2016、al-Hayat, May 15, 2016、Iraqi News, May 14, 2016、Kull-na Shuraka’, May 14, 2016、al-Mada Press, May 14, 2016、Naharnet, May 14, 2016、NNA, May 14, 2016、Reuters, May 14, 2016、SANA, May 14, 2016、UPI, May 14, 2016などをもとに作成。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配下にあるイドリブ市、アリーハー市各所を空爆し、15人が死亡した。
このうちイドリブ市に対する空爆では、マアッラトミスリーン交差点一帯が、アリーハー市では「人道組織の拠点や医療拠点」が標的となったという。
ARA News(5月13日付)によると、シリア軍と思われる戦闘機はまたサラーキブ市に対しても空爆を行った。
この空爆に関して、クッルナー・シュラカー(5月13日付)は、空爆を実施したのはロシア軍と断じたが、ARA News(5月13日付)はシリア軍戦闘機が空爆を行ったと伝えた。
一方、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がウンム・ラジーム村、ラスム・トゥール村、タマーニア町東部でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制派の襲撃(12日)を受けたザーラ村一帯を空爆、またシリア軍ヘリコプターも同地一帯を「樽爆弾」で攻撃した。
一方、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がスカイク丘でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆、またヒルバト・ナークース村一帯でヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍と交戦し、車輌などを破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の支配下にあるハーン・トゥーマーン市、カフルナーハー村を複数回にわたり空爆した。
戦闘機はまた、アレッポ市ラーシディーン、ムハンディスィーン第1区、カースティールー街道地区を20回あまり空爆した。
これに対して、ジハード主義武装集団などの反体制派は、シリア政府の支配下にあるアレッポ市マイダーン地区、ラームーサ地区、ザフラー協会地区、シャイフ・ターハー地区を砲撃し、複数人が死傷した。
一方、SANA(5月13日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市サラーフッディーン地区を砲撃し、女性1人が死亡した。
他方、ARA News(5月13日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアフリーン市中心街をカチューシャ砲で攻撃した。
これに先立ち、反体制武装集団の一つでスンナ軍に所属する第13大隊は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対して、4月のアイン・ダクナ村一帯での戦闘で死亡したスンナ軍戦闘員の遺体の返還を要求、これに応じない場合はアフリーン市などを攻撃すると脅迫していた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊が東グータ地方のフーシュ・アドマル村、ザブディーン村、ヌーラ村一帯に進軍し、ジハード主義武装集団などの反体制派の拠点を攻撃、制圧したことを受け、同地から数百人の住民が避難を開始した。
東グータ地方では、ダイル・アサーフィール市およびその一帯、バイヤード村一帯を戦闘機(所属明示せず)が8回にわたり空爆を行った。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラスタン市郊外農場地帯、キースィーン村一帯、ブルジュ・カーイー村を空爆、ハルムーズ村を砲撃した。
一方、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がガジャル村、ブルジュ・カーイー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。
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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、5月12日に8件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は532件。
AFP, May 13, 2016、AP, May 13, 2016、ARA News, May 13, 2016、Champress, May 13, 2016、al-Hayat, May 14, 2016、Iraqi News, May 13, 2016、Kull-na Shuraka’, May 13, 2016、al-Mada Press, May 13, 2016、Naharnet, May 13, 2016、NNA, May 13, 2016、Reuters, May 13, 2016、SANA, May 13, 2016、UPI, May 13, 2016などをもとに作成。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の侵攻を受けているタイフール航空基地に近い放棄された大隊基地一帯を「樽爆弾」で空爆した。
シリア軍はまた、シャーイル油田一帯、ジャズル油田一帯でダーイシュと交戦した。
一方、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がシャーイル油田、ジャズル油田、ヒンダーウィー村一帯、バーリダ地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がツーブ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。
一方、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市工業地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
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スワイダー県では、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がサアド村、アシュハイブ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して攻撃を加えた。
AFP, May 13, 2016、AP, May 13, 2016、ARA News, May 13, 2016、Champress, May 13, 2016、al-Hayat, May 14, 2016、Iraqi News, May 13, 2016、Kull-na Shuraka’, May 13, 2016、al-Mada Press, May 13, 2016、Naharnet, May 13, 2016、NNA, May 13, 2016、Reuters, May 13, 2016、SANA, May 13, 2016、UPI, May 13, 2016などをもとに作成。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がカーミシュリー市郊外に対して越境砲撃を行った。
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アレッポ県では、ARA News(5月13日付)によると、トルコ国境に近い県北西部で、シャーム軍団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ヤフムール村を奪還した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団とイスラーム・ムサンナー運動が県西部で、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、自由シリア軍南部戦線からなる反体制派と交戦した。
AFP, May 13, 2016、AP, May 13, 2016、ARA News, May 13, 2016、Champress, May 13, 2016、al-Hayat, May 14, 2016、Iraqi News, May 13, 2016、Kull-na Shuraka’, May 13, 2016、al-Mada Press, May 13, 2016、Naharnet, May 13, 2016、NNA, May 13, 2016、Reuters, May 13, 2016、SANA, May 13, 2016、UPI, May 13, 2016などをもとに作成。
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ヒズブッラーは声明を出し、ダマスカス郊外県で司令官の一人ムスタファー・バドルッディーン氏が殺害されたと発表した。
声明によると、バドルッディーン氏はダマスカス国際空港近くに散在するヒズブッラーの拠点の一つに対して行われた爆破攻撃に巻き込まれて死亡したという。
ナハールネット(5月13日付)などが伝えた。
AFP, May 13, 2016、AP, May 13, 2016、ARA News, May 13, 2016、Champress, May 13, 2016、al-Hayat, May 14, 2016、Iraqi News, May 13, 2016、Kull-na Shuraka’, May 13, 2016、al-Mada Press, May 13, 2016、Naharnet, May 13, 2016、NNA, May 13, 2016、Reuters, May 13, 2016、SANA, May 13, 2016、UPI, May 13, 2016などをもとに作成。
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ベルギーのシャルル・ミシェル内閣の報道官はAFP(5月13日付)に対し、米軍主導の有志連合に参加しているベルギー軍が、近くイラクだけに加えて、シリアでも空爆を実施するだろうと述べた。
AFP, May 13, 2016、AP, May 13, 2016、ARA News, May 13, 2016、Champress, May 13, 2016、al-Hayat, May 14, 2016、Iraqi News, May 13, 2016、Kull-na Shuraka’, May 13, 2016、al-Mada Press, May 13, 2016、Naharnet, May 13, 2016、NNA, May 13, 2016、Reuters, May 13, 2016、SANA, May 13, 2016、UPI, May 13, 2016などをもとに作成。
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