米軍主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年5月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、5月1日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、フール町(1回)、シャッダーディー市(2回)、ラッカ市(1回)、マーリア市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, May 2, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で対立を続けるラフマーン軍団とイスラーム軍が一時停戦を発表(2016年5月1日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月2日付)、ARA News(5月2日付)などによると、4月28日に東グータ地方各所でシャームの民のヌスラ戦線とともにイスラーム軍の拠点を襲撃して以降、同組織と戦闘状態にあったラフマーン軍団が声明を出し、「問題解決を率先」するため、24時間の期限で一時停戦を行うと発表した。

これに対して、イスラーム軍も同様の声明を出し、停戦に応じる意思を示した。

AFP, May 3, 2016、AP, May 3, 2016、ARA News, May 3, 2016、Champress, May 3, 2016、al-Hayat, May 4, 2016、Iraqi News, May 3, 2016、Kull-na Shuraka’, May 3, 2016、al-Mada Press, May 3, 2016、Naharnet, May 3, 2016、NNA, May 3, 2016、Reuters, May 3, 2016、SANA, May 3, 2016、UPI, May 3, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動の幹部タフタナーズ氏は、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線やトルコが後援するシャーム軍団とともにファトフ軍を「復活」させたと発表(2016年5月1日)

シャーム自由人イスラーム運動の幹部の一人アブー・ヤズィード・タフタナーズ氏は、ツイッターの自身のアカウントを通じて、「ファトフ軍作戦司令室は学徒たちの多大なる努力を受け、新たに復活した」と発表、イドリブ県やアレッポ県北部で活動するアル=カーイダ系および非アル=カーイダ系のジハード主義武装集団7組織によって再編されたことを明らかにした。

「復活」を遂げたファトフ軍は、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団、スンナ軍、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合からなるという。

ファトフ軍は2015年3月にヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構、スンナ軍、シャーム軍団、シャームの鷹旅団、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合によって結成され、イドリブ県のほぼ全域を制圧することに成功したが、その後、ダーイシュ(イスラーム国)との関係が取りざたされるジュンド・アクサー機構が脱退していた。

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AFP, May 2, 2016、AP, May 2, 2016、ARA News, May 2, 2016、Champress, May 2, 2016、al-Hayat, May 3, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 2, 2016、al-Mada Press, May 2, 2016、Naharnet, May 2, 2016、NNA, May 2, 2016、Reuters, May 2, 2016、SANA, May 2, 2016、UPI, May 2, 2016などをもとに作成。

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有志連合無人戦闘機がアレッポ県北西部のダービク村にあるダーイシュの爆発物倉庫を爆撃(2016年5月1日)

アレッポ県では、AFP(5月1日付)がトルコ軍の複数の消息筋の話として伝えたところによると、有志連合の無人戦闘機が県北西部のダービク村にあるダーイシュ(イスラーム国)の爆発物倉庫を空爆し、これを破壊、また施設内などにいたダーイシュ・メンバー複数人を殺傷した。

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アレッポ県では、ARA News(5月1日付)によると、ハワール・キリス作戦司令室(第1連隊、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がタラーリーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アフマディーヤ村、サンダラ村を制圧した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市でシリア軍の爆撃が続くなか、ヌスラ戦線と共闘する反体制派の砲撃で住民6人が死亡(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市のザフラー協会地区一帯を砲撃した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団がアレッポ市スライマーニーヤ地区、サイイド・アリー地区、マイダーン地区、ジュマイリーヤ地区、アアザミーヤ地区、ジャービリーヤ地区、ザフラー協会地区、バロン通り一帯を砲撃し、住民6人が死亡、40人が負傷した。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたハーン・アサル村一帯を「樽爆弾」で空爆した。

ARA News(5月1日付)によると、これに対して、シャームの民のヌスラ戦線とシャーム自由人イスラーム運動が、アレッポ市南部郊外のハーディル村のシリア軍を攻撃した。

このほか、ARA News(5月1日付)によると、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局支配下のアフリーン市郊外カトマ村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のムハンマディーヤ町、バイト・ナーイム村、ミスラーバー市一帯でイスラーム軍が、ラフマーン軍団などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、マルジュ・スルターン村に近いリカービーヤ農場でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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ハマー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がマアーン村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、戦闘員20人を殲滅した。

シリア軍はまたアトシャーン村のヌスラ戦線拠点を激しく攻撃し、戦闘員複数を殺傷した。

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ダルアー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区(マハッタ地区、カラク地区)でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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シリア軍総司令部は声明を出し、ダマスカス県およびダマスカス郊外県東グータ地方で4月30日に発効した「講和規定」を24時間延長すると発表した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、4月30日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ県で発生し、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍による砲撃だという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は470件。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がスフナ市(ヒムス県)、ハナースィル市郊外(アレッポ県)などを爆撃(2016年5月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイシュ(イスラーム国)が展開するハナースィル市郊外を空爆した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がハナースィル市南部一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点に対する空爆を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のスフナ市を空爆し、ジュッブ・ジャッラーフ村、フナイフィース村一帯でダーイシュ交戦した。

一方、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の山岳地帯および砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆を実施し、ムカイティア山南部および南東部、アンタル山西部を制圧した。

シリア軍はまた、フナイフィース村、ヒンズィール山一帯を空爆するとともに、ジュッブ・ジャッラーフ村一帯で人民防衛諸集団とともにダーイシュと交戦した。

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スワイダー県では、SANA(5月1日付)によると、シリア軍がカスル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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シリア人権監視団は4月の死者数を3,116人と発表(2016年5月1日)

シリア人権監視団は、2016年4月1日から30日までの1ヶ月間で、3,116人の死亡が確認されたと発表した。

このうち民間人は859人(うち18歳未満の子供は143人、18歳以上の女性は118人)で、そのなかの410人がシリア軍の空爆で死亡、113人がシリア軍の砲撃で死亡、28人が治安当局の拷問で死亡、162人がイスラーム主義組織を含む反体制武装集団の砲撃により死亡、40人がダーイシュ(イスラーム国)の処刑によって死亡、3人がダーイシュに忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団ないしはアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の処刑によって死亡、14人がトルコ軍・国境警備隊の発砲で死亡、11人が十分な治療を受けられずに死亡、39人がダーイシュの砲撃で死亡、5人が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の砲撃で死亡、21人が狙撃、地雷などの被害で死亡したという。

一方、イスラーム主義組織を含む反体制武装集団のシリア人メンバーの死者は524人、シリア軍離反兵は3人、シリア軍兵士は490人、人民諸委員会、国防隊などシリア人民兵は395人、ヒズブッラー戦闘員は18人、親政権外国人民兵(ほとんどがシーア派)は87人、ダーイシュ、ヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルキスターン・イスラーム党などの外国人戦闘員が736人、その他4人だという。


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カービー米国務省報道官「ケリー国務長官はロシアに対し、シリア政府の(停戦)違反を停止させるための措置を講じるよう求めた」(2016年5月1日)

ジョン・カービー米国務省報道官は、ジョン・ケリー米国務長官がスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表、リヤド最高交渉委員会委員長のリヤード・ヒジャーブ元首相とそれぞれ電話会談を行ったと発表、アレッポ市での戦闘に「深い懸念」を表明したとしたうえで、「ロシアに対し、シリア政府の(停戦)違反を停止させるための措置を講じるよう求めている旨伝えた」と述べた。

カービー報道官はそのうえで、「シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線ではなく、無垢の民間人や敵対行為停止合意の適用対象である倒叙者を標的とし、紛争を激化させている」と批判した。

AFP, May 1, 2016、AP, May 1, 2016、ARA News, May 1, 2016、Champress, May 1, 2016、al-Hayat, May 1, 2016、Iraqi News, May 2, 2016、Kull-na Shuraka’, May 1, 2016、al-Mada Press, May 1, 2016、Naharnet, May 1, 2016、NNA, May 1, 2016、Reuters, May 1, 2016、SANA, May 1, 2016、UPI, May 1, 2016などをもとに作成。

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シリア国内で活動する反体制武装集団42組織がリヤド最高交渉委員会によるジュネーブ3会議での協議参加中止決定を支持(2016年5月1日)

シリア国内で活動する反体制武装集団42組織が共同声明を出し、リヤド最高交渉委員会によるジュネーブ3会議での協議参加中止決定を支持、またシリア軍による「講和規定」開始宣言に関して「(戦闘地域の)分断や地域限定の停戦」を拒否すると発表した。

共同声明を出したのは、北部師団、イスラーム軍、フルカーン旅団、シャーム軍団、シャーム戦線、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、第2沿岸師団、第10沿岸師団、スルターン・ムラード旅団、アンサール・イスラーム戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ヌールッディーン・ザンキー運動、シャーム軍、ヤルムーク軍、第16歩兵師団、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、ザーウィヤ山の鷹旅団、ムジャヒディーン軍、イスラーム覚醒大隊、ハスム師団、カーディスィーヤ師団、タフリール軍、ナースィル軍、ハック旅団、ハウラーン部族師団、スンナの獅子師団、中火師団、第1機甲連隊、砂漠自由人連合、第1連隊、ウムライン旅団、イスラーム自由旅団、ハック師団、アフバーブ・ウマル旅団、第46歩兵師団、カシオン旅団、ハムザ師団、ヒムス解放運動、イブン・ワリード末裔旅団。


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