ヌスラ戦線がアレッポ県北西部の西クルディスタン移行期民政局支配地域を激しく砲撃(2016年9月11日)

アレッポ県では、ARA News(9月11日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)が西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるジンディールス町を激しく砲撃した。

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ハサカ県では、ARA News(9月11日付)によると、シャッダーディー市郊外のタッル・シャーイル村、ファドガミー村、キシュキシュ・ジャッブール村、ズィヤーナート村で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, September 11, 2016、AP, September 11, 2016、ARA News, September 11, 2016、Champress, September 11, 2016、al-Hayat, September 12, 2016、Iraqi News, September 11, 2016、Kull-na Shuraka’, September 11, 2016、al-Mada Press, September 11, 2016、Naharnet, September 11, 2016、NNA, September 11, 2016、Reuters, September 11, 2016、SANA, September 11, 2016、UPI, September 11, 2016などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区の逮捕者194人が免罪(2016年9月11日)

ヒムス県では、SANA(9月11日付)によると、停戦合意に達したヒムス市ワアル地区で当局に投降していた194人が2016年政令第16条に基づき免罪となり、釈放された。

SANA. September 11, 2016
SANA. September 11, 2016

AFP, September 11, 2016、AP, September 11, 2016、ARA News, September 11, 2016、Champress, September 11, 2016、al-Hayat, September 12, 2016、Iraqi News, September 11, 2016、Kull-na Shuraka’, September 11, 2016、al-Mada Press, September 11, 2016、Naharnet, September 11, 2016、NNA, September 11, 2016、Reuters, September 11, 2016、SANA, September 11, 2016、UPI, September 11, 2016などをもとに作成。

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シリア軍、ロシア軍はイドリブ県、アレッポ県、ハマー県で爆撃を続ける(2016年9月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がサラーキブ市を空爆し、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の隊員多数が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアナダーン市、フライターン市を「樽爆弾」で空爆、また戦闘機(所属明示せず)がアルド・マッラーフ地区農場一帯を空爆した。

アレッポ市でも、戦闘機がサーリヒーン地区を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタイバト・イマーム市を「樽爆弾」で空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(9月11日付)によると、ジュンド・アクサー機構がカウカブ村を制圧した。

一方、SANA(9月11日付)によると、シリア軍がマアーン村、スーラーン町、マアルダス村北部および西部、タイバト・イマーム市、ムーリク市、ハラファーヤー市、ラターミナ町、カフルズィーター市、ナースィリーヤ丘でファトフ軍の拠点を空爆・砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、カッバーナ町一帯での戦闘で、シリア軍を支援する砂漠の鷹旅団の司令官が死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラスタン市農場地帯、ファルハーニーヤ村を「樽爆弾」で空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍た地対地ミサイルと思われる砲弾でドゥーマー市を攻撃し、4人が死亡した。

シリア軍はまたバイト・サワー村・ミスラーバー市間の街道一帯を攻撃した。

これに対して、反体制武装集団はダーヒヤト・アサド町を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、県北部一帯でシリア軍と「南部カーディスィーヤ」の戦いを行うジハード主義武装集団などの反体制武装集団が戦闘を続け、シリア軍兵士9人が死亡した。

一方、SANA(9月11日付)によると、シリア軍が県北部のハムリーヤ丘一帯、アマル農場一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点に対して重点的な攻撃を加えた。

これに対して、反体制武装集団はハドル村を砲撃し、住宅などが被害を受けた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアクラバー町・マール村・カフルシャムス町・ハーッラ市を結ぶ街道一帯を空爆した。

一方、SANA(9月11日付)によると、シリア軍がダルアー市バハール地区、ダム街道地区、アバーズィード地区でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、9月10日に6件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県、ラタキア県で発生し、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などが砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は1199件。

AFP, September 11, 2016、AP, September 11, 2016、ARA News, September 11, 2016、Champress, September 11, 2016、al-Hayat, September 12, 2016、Iraqi News, September 11, 2016、Kull-na Shuraka’, September 11, 2016、al-Mada Press, September 11, 2016、Naharnet, September 11, 2016、NNA, September 11, 2016、Reuters, September 11, 2016、SANA, September 11, 2016、UPI, September 11, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県東部でシリア軍とダーイシュが交戦(2016年9月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がフワイスィース村、ジャズル油田一帯、スフナ市、タイバ村、アーラーク村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

一方、SANA(9月11日付)によると、シリア軍がタドムル市南部郊外、スフナ市、アーラーク村でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(9月11日付)によると、シリア軍がサミーア村・東ムライハ町(ダルアー県)でダーイシュ(イスラーム国)を要撃し、車輌を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(9月11日付)によると、シリア軍がスフーフ丘でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, September 11, 2016、AP, September 11, 2016、ARA News, September 11, 2016、Champress, September 11, 2016、al-Hayat, September 12, 2016、Iraqi News, September 11, 2016、Kull-na Shuraka’, September 11, 2016、al-Mada Press, September 11, 2016、Naharnet, September 11, 2016、NNA, September 11, 2016、Reuters, September 11, 2016、SANA, September 11, 2016、UPI, September 11, 2016などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動は米国・ロシアによる新停戦合意(12日発効予定)を拒否、「自由シリア軍」も態度留保(2016年9月11日)

シャーム自由人イスラーム運動のアブー・ユースフ・ムハージル報道官は声明を出し、9日の米・ロシアによる新停戦合意に関して、「バッシャール・アサドを救出するようなものだ」と批判、拒否すると発表した。

ムハージル報道官は声明で「シャーム自由人イスラーム運動は停戦とは関係ない。それはロシアと米国の合意であり、我々は協議には参加していないので、遵守はしない」と述べた。

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『ハヤート』(9月12日付)は、「自由シリア軍」に所属する武装集団とジハード主義武装集団の合わせて数十組織の司令官らが、マイケル・ラトニー米国務省シリア問題担当特使に電話会談を行い、9日に締結された米国・ロシアの新停戦合意に対して「受諾留保」の姿勢を示したと伝えた。

武装集団の司令官らは、新停戦合意に、停戦監視の仕組み、停戦違反への制裁について明記されてないこと、アレッポ市以外の包囲下にある都市が完全に黙殺されている点などを問題視しているという。

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ダマスカス郊外県で活動するドゥーマー市地元評議会は声明を出し、9日の米・ロシアによる新停戦合意に関して、「戦争はもうたくさんだ」としたうえで、支持する意思を表明した。
ARA News(9月11日付)によると、

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一方、ヒズブッラーは11日、マナール・チャンネルを通じて声明を出し、米国・ロシアの新停戦合意に歓迎の意を示した。

またイラン外務省も米国・ロシアの新停戦合意に歓迎の意を示した。

AFP, September 11, 2016、AP, September 11, 2016、ARA News, September 11, 2016、Champress, September 11, 2016、al-Hayat, September 12, 2016、Iraqi News, September 11, 2016、Kull-na Shuraka’, September 11, 2016、al-Mada Press, September 11, 2016、Naharnet, September 11, 2016、NNA, September 11, 2016、Reuters, September 11, 2016、SANA, September 11, 2016、UPI, September 11, 2016などをもとに作成。

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