シャーム自由人イスラーム運動の幹部や戦闘員がダーイシュと戦うトルコ軍との共闘を認めたファトワーに異議を唱えて、相次いで離反(2016年9月21日)

シャーム自由人イスラーム運動の幹部のアブー・ヤクザーン・ミスリー氏、アブー・ハムザ・クルディー氏、そして「猛きムジャーヒディーン」を名のる所属組織が、21日に同運動シャリーア評議会が出したトルコ軍との共闘を認めたファトワーに抗議し、相次いで離反を宣言した。

ARA News(9月22日付)によると、彼らは、トルコ軍との共闘によって、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦することに抗議して、離反したという。

ARA News, September 22, 2016
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AFP, September 21, 2016、AP, September 21, 2016、ARA News, September 21, 2016、Champress, September 21, 2016、al-Hayat, September 22, 2016、Iraqi News, September 21, 2016、Kull-na Shuraka’, September 21, 2016、al-Mada Press, September 21, 2016、Naharnet, September 21, 2016、NNA, September 21, 2016、Reuters, September 21, 2016、SANA, September 21, 2016、UPI, September 21, 2016などをもとに作成。

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ロシアで徴兵された兵士3,000人以上がアレッポ県のダーイシュの拠点バーブ市に近いサフィーラ市一帯に展開か?(2016年9月21日)

シリア人権監視団は、複数の消息筋からの情報として、シリア・ロシア両国が、ロシアで徴兵されたロシア人兵士(戦闘員)3,000人以上を、シリア領内での反体制武装集団やダーイシュ(イスラーム国)との戦闘に投入、その多くがアレッポ県にあるダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点バーブ市に近いサフィーラ市一帯に展開している、と発表した。

同監視団によると、このロシア軍兵士は、約4週間前にシリアに到着し、シリア軍とロシア軍によってサフィーラ市に近い防空工場機構一帯に配備されたという。

AFP, September 21, 2016、AP, September 21, 2016、ARA News, September 21, 2016、Champress, September 21, 2016、al-Hayat, September 22, 2016、Iraqi News, September 21, 2016、Kull-na Shuraka’, September 21, 2016、al-Mada Press, September 21, 2016、Naharnet, September 21, 2016、NNA, September 21, 2016、Reuters, September 21, 2016、SANA, September 21, 2016、UPI, September 21, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と有志連合の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がアレッポ県北部でダーイシュとの戦闘の末に3カ村を制圧(2016年9月21日)

アレッポ県では、ARA News(9月21日付)によると、トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、ラーイー村西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、シャーウィー村、ハダバート村、アスリーヤ村を制圧した。

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ダマスカス郊外県でシリア軍戦闘機が墜落、アアマーク通信はダーイシュが撃墜したと発表(2016年9月21日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月21日付)がシリア軍消息筋の話として伝えたところによると、シリア軍戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)が潜伏を続けるカラムーン山地東部での任務中に墜落した。

パイロットはパラシュートで脱出し、救出されたという。

これに先立ち、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信は、シリア軍戦闘機を撃墜したと発表していた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、航空機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)の包囲を受けるダイル・ザウル市のシリア政府支配地域に食糧などの人道支援物資を投下した。

またダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、工業地区、労働者住宅地区では、シリア軍とダーイシュが交戦を続け、戦闘機(所属明示せず)が航空基地一帯を空爆した。

一方、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯、ジャフラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

このほか、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がウマル油田一帯、ヒシャーム村近郊のCONOCOガス工場一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を実施した。

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ヒムス県では、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がタドムル市北東部郊外、穀物サイロ地区一帯、シャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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反体制派の支配下にあるアレッポ市東部が100以上の爆撃を受ける(2016年9月21日)

アレッポ県では、AFP(9月21日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部が深夜から未明にかけて100回以上の空爆を受けた。

空爆を受けたアレッポ市スッカリー地区では、6階建てビルが全階するなどの被害が発生したという。

またアレッポ市南部および南西部郊外一帯では、シリア軍、シリア人・外国人民兵が、ファトフ軍との攻防戦を続けた。

一方、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がファトフ軍との戦闘の末、アレッポ市ラームーサ地区一帯の肥料工場ビルを新たに制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市シュカイイフ地区、カフルハムラ村、マアッラーター村、カラースィー村でジハード主義武装集団の拠点を空爆、アレッポ市ハナーヌー地区、ジャバル・バドル地区、マルジャ地区でも武装集団の拠点・車列を攻撃した。

これに対して、反体制武装集団は、アレッポ市サラーフッディーン地区を砲撃し、2人が死亡、7人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ジュンド・アクサー機構などからなるジハード主義武装集団とシリア軍が県北部一帯で交戦、戦闘機(所属明示せず)がマアルダス村近郊などを28回にわたり空爆した。

一方、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、マアルダス村一帯、バッザーム丘、ズール・タイバ村、ズール・アブー・ザイド村、スーラーン市、ザカート村、ラターミナ町、カフルズィーター市北部、ヒルブナフサ村で反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)の拠点を空爆した。

これに対して、ファトフ軍は、ムハルダ市を砲撃し、女性1人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がタルビーサ市を空爆し、子供など複数人が負傷した。

一方、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がラスタン市、ジャマーリー村、ファルハーニーヤ村、タルビーサ市などでシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃した。

また、武器を棄て、当局に投降していたラスタン市、タルビーサ市出身の反体制武装集団元メンバー130人が、免罪となった。

他方、ヒムス市ジュブ・ジャンダリー地区、アクラマ地区、ワーディー・ザハブ地区が反体制武装集団の砲撃を受け、2人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市を空爆し、子供2人を含む3人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がタマーニア町で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のハーン・アルナバ市に迫撃砲弾複数発が着弾した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がジハード主義武装集団との戦闘の末に、リーハーン農場の複数カ所を新たに制圧した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(9月21日付)によると、シリア軍戦闘機がダーイル町、イブタア町に対して空爆を行った。

一方、SANA(9月21日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区で反体制武装集団と交戦した。

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スワイダー県では、SANA(9月21日付)によると、バアス党スワイダー支部指導部ビルで、反体制武装集団元メンバーや兵役忌避者ら約600人を免罪する式典が行われた。

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トルコのイシク国防大臣はシリア領内への歩兵部隊の投入を否定(2016年9月21日)

トルコのフィクリ・イシク国防大臣は記者団に対して、トルコ軍が反体制武装集団とともにアレッポ県北部で実施している「ユーフラテスの盾」作戦に関して、歩兵部隊を投入することはない、と述べた。

トルコ軍は現在、戦車部隊をシリア領内に進攻させているほか、越境空爆、越境砲撃によって、反体制武装集団を支援している。

『ハヤート』(9月22日付)などが伝えた。

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英空軍によるシリア爆撃は10ヶ月でたった65回(2016年9月21日)

英下院の国防委員会は、2015年12月にシリア領内での有志連合の空爆に正式参加した英空軍の空爆回数が65回しか行われていないことを明らかにした。

AFP(9月22日付)が伝えた。

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国連OCHA報道官はシリア赤新月社と国連の車列への攻撃を非難した声明における「爆撃」の文言は「誤植だろう」と述べ「攻撃」に訂正(2016年9月21日)

国連OCHAのヤンス・ラーク(Jens Laerke)報道官は、19日にアレッポ県アウラム・クブラー町で人道支援物資を輸送中のシリア赤新月社と国連の支援チームの車列が攻撃を受けた事件に関して、スティーブン・オブライアン人道問題担当事務次長が19日付で発表した非難声明において当初「空爆」(airstrike)の期されていたこと関して「文書作成時の誤植だろう」と述べ、現在ネットなどで公開中の声明では「攻撃」(attack)に改められていると発表した。

ラーク報道官は、「我々はこの攻撃が空爆かどうかを決定する立場にはない。我々の立場とは車列が攻撃されたと述べることになる」と付言した。

ホームページで公開されている声明(http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/ERC_USG%20Stephen%20O%27Brien%20Statement%20on%20Urum%20al-Kubra%2C%20SYRIA%2019Sept16.pdf)は20日の段階で「attack」に修正されていた。

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アル=カーイダ系のファトフ軍支配地域で活動するフランスのNGOの医療センターが爆撃を受け、同センターで働くファトフ軍メンバーらが死亡(2016年9月21日)

アレッポ県では、フランスのNGO組織UOSSM(Union of Medical Care and Relief Organizations、医療救済機構連合)によると、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)が主導するファトフ軍の支配下にあるハーン・トゥーマーン村にあるUOSSMの医療センターと車2台が戦闘機(所属明示せず)の空爆を受け、看護師2人、救急医療師(救急車輌ドライバー)2人の合わせて4人が死亡し、看護師1人が負傷した。

UOSSMの報道官によると、死亡したのはいずれもシリア人で、医療センターは完全に破壊されたという。

シリア人権監視団によると、この空爆ではまた、医療センターで働くファトフ軍のメンバー9人も死亡した。

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国連安保理で米・露外相がシリア情勢をめぐって非難の応酬(2016年9月21日)

国連安保理で、シリア情勢への対応を協議するための会合が開かれ、ジョン・ケリー米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣が激しい非難の応酬を行った。

ケリー米国務長官は現下の情勢に関して、「反体制派を含むすべての当事者にとって正念場」にあると述べ、米国がロシアとの停戦合意を遵守していると主張、「停戦合意に署名したのに、それに従わないのか。ロシア側をどうやって信頼したらいいのか」とロシアを追及した。

また「シリア軍航空機のシリア北部の飛行を禁止する必要がある」と強調、そのうえで「人道支援物資を搬入し、7日の停戦を経て、米国とロシアがダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線に対する合同作戦を開始する」べきだと表明した。

ケリー国務長官は、シリア軍による空爆停止によって「我々はダーイシュ、ヌスラ戦線への空爆か可能となる」との条件をロシア側に突きつけた。

一方、反体制武装集団に関して、ケリー国務長官は「一部の反体制派がヌスラ戦線と同盟している。ヌスラはアル=カーイダであり、この事実を無視することはできない。彼らは常に政治的解決を拒否しており、我々皆にとっての適だ」と述べた。

これに対して、ラブロフ外務大臣は、米国との停戦合意の最優先事項が「反体制派とダーイシュ、ヌスラ戦線と言ったテロ組織を峻別すること」にあったと述べるとともに、反体制武装集団がシリア軍の同様にアレッポ市カースティールー地区一帯から撤退するとの合意を履行せず、19 日には人道支援物資を搬送するシリア赤新月社と国連の車列を攻撃したと批判した。

また、米国・ロシアの新停戦合意が発効した12日以降、米国が「穏健な反体制派」だとして示した組織が300回にわたり停戦違反を犯し、そのなかにはヌスラ戦線と共闘するシャーム自由人イスラーム運動も含まれてたと明かした。

そのうえで、「(穏健な)反体制派」と米国の側が人道支援物資の搬入の安全を確保することが求められていると反論、テロのブラックリスト(アル=カーイダ制裁委員会のリスト)に新たな組織を追記する必要があると付言した。

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米匿名高官2人はシリア赤新月社と国連の車列への攻撃がロシアの爆撃と主張する一方、ベン・ロードス国家安全保障担当補佐官はロシア軍が爆撃したか否かには言及せず(2016年9月21日)

米匿名高官2人は、19日にアレッポ県アウラム・クブラー町で人道支援物資を輸送中のシリア赤新月社と国連の支援チームの車列が攻撃を受けた事件に関して、ロイター通信(9月21日付)に対し、米国諜報機関が得た情報によると、ロシア軍のSu-24戦闘機2機が攻撃発生時に同地上空に飛来しており、空爆が実施されたことに責任があると結論づけられると述べた。

これに関して、ベン・ロードス米国家安全保障担当補佐官は、人道的悲劇の責任はロシアにあると述べたが、ロシア軍戦闘機が空爆を行ったか否かについては言及を避けた。

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ロシア国防省「シリア赤新月社と国連の車列が攻撃を受けた時間、現場上空を有志連合の無人航空機が旋回していた」(2016年9月21日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は声明を出し、19日にアレッポ県アウラム・クブラー町で人道支援物資を輸送中のシリア赤新月社と国連の支援チームの車列が攻撃を受けた事件に関して、米主導の有志連合に所属する無人航空機が現場上空を飛行していたと発表した。

コナシェンコフ報道官は声明で、トルコ南部のインジルリク航空基地を離陸した無人航空機RQ-1プレデター1機が19 日にアウラム・クブラー町上空に飛来、約30分間旋回を続けた後に同地を去ったとしたうえで、この無人戦闘機は「偵察だけでなく空爆も可能」だと付言し、有志連合による空爆の可能性を示唆した。

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しかし、米国防総省のジェフ・デイヴィス報道官は、ロシア外務省のこの声明を否定した。

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米主導の有志連合は20日にシリア領内で8回の爆撃を実施(2016年9月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月20日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

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