イスラエル軍の爆撃への報復として、シリア軍はクナイトラ県北部のヌスラ戦線と南部戦線などからなる反体制武装集団拠点を砲撃(2016年9月18日)

クナイトラ県では、ARA News(9月18日付)によると、シリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と南部戦線などからなる反体制武装集団が、最近の戦闘で掌握した県北部の拠点に対して大規模な砲撃を行った。

大規模砲撃は、イスラエル軍による連日の越境空爆への「報復」だという。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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ムウダミーヤト・シャーム市(ダマスカス郊外県)に人道支援物資搬入、ヒムス市ワアル地区から戦闘員とその家族の退去始まる(2016年9月18日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月18日付)によると、国連とシリア赤新月社の支援チームがムウダミーヤト・シャーム市に人道支援物資を搬入した。

支援物資は食糧品7,000箱、穀物7,000袋など。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、9月5日に停戦合意が発効したヒムス市ワアル地区からの反体制武装集団戦闘員およびその家族約250人のイドリブ県への退去が開始された。

停戦合意発効後、戦闘員の退去が行われるのはこれが2度目。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦に参加する反体制武装集団がアレッポ県北部で5カ村を新たに制圧(2016年9月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の支援を受けるジハード主義武装集団などからなる反体制武装集団が、ラーイー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、東タッルアール村、西タッルアール村を制圧した。

また、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、「ユーフラテスの盾」作戦に参加する反体制武装集団はまた、両村に加えて、カサージク村、西タッルアール村、東タッルアール村を制圧した。

しかし、この戦闘で、ムスタファー旅団のアブドゥルカリーム・ウライトゥー司令官が死亡した。

Kull-na Shuraka', September 18, 2016
Kull-na Shuraka’, September 18, 2016

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ハサカ県では、ARA News(9月18日付)によると、有志連合がマルカダ町近郊のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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米軍がシリア軍拠点を爆撃したダイル・ザウル県サルダ山で今度はダーイシュがシリア軍戦闘機を撃墜(2016年9月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍のMiG戦闘機が、サルダ山一帯でのダーイシュ(イスラーム国)拠点に対する空爆作戦の最中にダーイシュの攻撃を受けて撃墜され、パイロット1人が死亡した。

シリア軍戦闘機は、17日の米軍によるシリア軍拠点に対する空爆でサルダ山が一時ダーイシュに占拠されたことを受けて、同地に対する空爆を強化していた。

ダーイシュの戦果を宣伝するアアマーク通信は、ダーイシュの攻撃を受けたシリア軍戦闘機1機が墜落したと発表した。

なおSANA(9月18日付)は、シリア軍消息筋の話として、同県でダーイシュに対する戦闘任務についていた戦闘機1機が墜落し、パイロット1人が死亡したと伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍によるサルダ山一帯での空爆でダーイシュ戦闘員38人が死亡した。

他方、SANA(9月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市郊外のサルダ山一帯、ブガイリーヤ村、ジュナイナ村、ティブニー町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(9月18日付)によると、シリア軍がタドムル市東部郊外、スフナ市、シャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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各地で反体制武装集団の停戦違反が相次ぐなか、シリア軍もアレッポ市などで爆撃を再開(2016年9月18日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区一帯でシリア軍、ヒズブッラー戦闘員が、ラフマーン軍団などからなる反体制武装集団と交戦し、4人が負傷した。

またカーブーン区工業地区の石けん工場近くに迫撃砲弾が着弾した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がフーシュ・ナスリー村一帯でイスラーム軍と交戦した。

またシリア軍戦闘機はハーン・シャイフ・キャンプ一帯に「樽爆弾」4発を投下した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のヒムス県ザフラー地区に迫撃砲弾2発が着弾した。

また県北部のナジュマ村、アシュファリーヤ村、ムフターリーヤ村、マシュラファ村などシリア政府支配地域にも迫撃砲弾複数発が着弾した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、所属不明の戦闘機がアレッポ市東部のジャンナート・サラーマ村を空爆し、子供3人と女性1人が死亡、またフライターン市でもシリア軍の砲撃で子供1人が死亡した。

ARA News(9月18日付)によると、空爆を実施したのはロシア軍。

また、クッルナー・シュラカー、ARA Newsによると、
シリア軍戦闘機およびヘリコプターは、このほかにもアレッポ市シャッアール地区、バーブ街道地区、ブアイディーン地区、サーフール地区、カルム・ジャバル地区、シャイフ・ファーリス地区、シャイフ・ハドル地区、ハイダリーヤ地区などを空爆、またハンダラート・キャンプ一帯、アイス村、アレッポ市ラームーサ地区などが砲撃を受けた。

『ハヤート』(9月18日付)によると、シリア軍(そしてロシア軍)がアレッポ市を空爆するのは、9日に米国・ロシアの新停戦合意が発効して以降、これが初めてだという。

一方、SANA(9月18日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のブスターン・カスル地区、サーフール地区、フィルドゥース地区、カラム・ダアダア地区、旧市街にとどまっていた住民数十世帯が、サラーフッディーン地区に設置された通行所を経由して、シリア政府支配下のアレッポ市西部に避難した。

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『ハヤート』(9月18日付)によると、シリア軍(そしてロシア軍)がダルアー県で空爆を実施するのは、9日に米国・ロシアの新停戦合意が発効して以降、これが初めてだという。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、シリア軍がダーイル町を「樽爆弾」で空爆し、7人が死亡した。

ダルアー県とクナイトラ県で活動するシャームの剣旅団はビデオ声明を出し、両県の組織を解体・再統合し、マルイー・ハムダーン氏を総司令官に任命したと発表した。

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SANA(9月18日付)は、シリア軍消息筋の話として、16日午後7時から17日午後7時までの24時間で反体制武装集団による停戦違反件数は16件にのぼったと伝えた。

停戦違反はダマスカス県(アッバースィーイーン地区、シャンマースィーヤ通り)、ハマー県(マアーン村など)、ヒムス県(アクラード・ダーニスィーヤ村、ムフターリーヤ村、マシュラファ村、ヒムス市ザフラー地区)、ラタキア県(ラッシュー峰)、ダルアー県(イブタア町)で発生したという。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月17日に50件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ県、ダマスカス郊外県、ハマー県、ダルアー県、ラタキア県、ヒムス県で発生したという。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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ロシアのチュルキン国連大使は「米国主導の有志連合はシリア軍への爆撃を実施しないことを誓約していた」と述べ、米国との停戦合意の一部を開示

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は記者会見で、ダイル・ザウル県サルダ山のシリア軍拠点に対して17日に米軍が行った空爆に関して、9日に米国・ロシアで交わした新停戦合意への違反だと非難した。

「根本的な質問として、ワシントンで決定を下しているのは誰だ、ホワイトハウスなのか、それともペンタゴンなのか?」としたうえで、米国・ロシアによる9日の新停戦合意の一部を開示、米国主導の有志連合はシリア軍への空爆を実施しないことを誓約していたと暴露した。

チュルキン国連大使が開示した合意文書の一部は以下の通り:

「米国が(有志連合の)作戦開始時にシリア政府に対して行った誓約において、シリア政府に対して、空爆がシリア軍に影響を及ぼすことはないと確約している」。

「合同実施センター(JIC)の目的はロシアと米国の協力拡大強化であり…、ロシアと米国はJICに貢献し、シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)を殲滅するための共同行動が行われ、国連安保理決議第2254号に定められている政治プロセスを支援する」。

「ロシアと米国はシリアの安定を拡大するためにともに行動し、アレッポ一帯については個別に調整を行う…。ダーイシュ、ヌスラ戦線、穏健な反体制派の支配地域の確定を、穏健な反体制派とヌスラ戦線の峻別とともに最優先事項とする」。

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ロシア外務省は、ダイル・ザウル県サルダ山のシリア軍拠点に対して17日に米軍が行った空爆に「深い懸念」を表明した。

ロシア外務省によると、米軍戦闘機はイラク領内からダイル・ザウル県上空に進入し、シリア軍拠点を爆弾、ミサイルで攻撃し、多数のシリア軍兵士が死傷したとしたうえで、「我々は今回の事件が、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そしてそのほかのテロ組織との戦いにおいてロシアとの信頼にたる協力関係を気づくことを米国が拒否し続けてきたことの結果とみなしている」、「米国は、シリアの反体制派に属する武装部隊とテロリストを峻別するという約束を履行しようとしていない」と非難した。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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サマンサ米国連大使は「アサド政権が民間の標的を意図的に爆撃してきたにもかかわらずロシアは安保理緊急会合など呼びかけたことはなかった」と述べ、米軍によるシリア軍拠点爆撃への批判に反論(2016年9月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、有志連合がダイル・ザウル県サルダ山のシリア軍拠点に対する米軍の空爆に関して、「意図的ではなく…標的がシリア軍であることをロシア側から告知され、直ちに空爆を停止した」とする声明を出した。

同声明によると、有志連合(米軍)は長時間にわたる追跡を経て、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点であることを確認していた地点を空爆したが、ロシア側より、標的がシリア軍の人員・車輌であると連絡を受け、ただちに空爆を停止したという。

空爆に際して、米軍はロシア軍に対して、今回の空爆を実施する旨伝えており、また同地点への空爆は過去にも実施されていたという。

有志連合のこの空爆およびその周辺状況から学び得る教訓があるかどうかを検証する予定だという。

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米国のサマンサ・パワー国連代表大使はこの発表に先立ち記者会見で、シリア軍拠点への空爆が「意図的なものではなかった」と弁明する一方、ロシアが、国連安保理緊急会合を呼びかけ、この空爆事態への対応協議を提案したしたことに対して、「アサド政権が民間の標的を意図的に空爆し、民間人を包囲し、飢餓に陥れ、人道支援物資、医療物資の搬入を阻止し…、化学兵器でシリア国民を攻撃してきたにもかかわらず」、ロシアがこうした緊急会合を呼びかけたことなど一度もなかったと述べ、拒否した。

そのうえで、「アサド政権が空爆を止めねばならない」と述べ、ロシア側にアサド政権に圧力をかけるよう迫った。

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オーストラリア国防省はダイル・ザウル県サルダ山での17日の米軍によるシリア軍拠点爆撃に同国軍が参加していたことを認め、誤爆を謝罪(2016年9月18日)

オーストラリア国防省は声明を出し、ダイル・ザウル県サルダ山のシリア軍拠点に対して17日に米軍が行った空爆に関して、有志連合に参加しているオーストラリア空軍も空爆に参加していたと発表した。

オーストラリア国防省によると、シリア情勢が複雑に変化しているなか、シリア軍を意図的に攻撃し、ダーイシュ(イスラーム国)を支援する意思はないと釈明、犠牲となった兵士に哀悼の意を示した。

ロイター通信(9月18日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によるとダイル・ザウル県サルダ山での17日の米軍によるシリア軍拠点爆撃での死者は94人(2016年9月18日)

シリア人権監視団は、ダイル・ザウル県サルダ山のシリア軍拠点に対する米軍の空爆が実施された17日の1日間で、164人が死亡にのぼったと発表した。

うち94人がシリア軍兵士および親政権民兵で米軍の空爆により死亡、また24人が民間人だったという(なおロシア国防省の発表によると、米軍の空爆での死者数は62人)。

また米軍のシリア軍拠点に対する空爆では110人が負傷したという。

AFP, September 18, 2016、AP, September 18, 2016、ARA News, September 18, 2016、Champress, September 18, 2016、al-Hayat, September 19, 2016、Iraqi News, September 18, 2016、Kull-na Shuraka’, September 18, 2016、al-Mada Press, September 18, 2016、Naharnet, September 18, 2016、NNA, September 18, 2016、Reuters, September 18, 2016、SANA, September 18, 2016、UPI, September 18, 2016などをもとに作成。

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