サウジアラビア主催の会合でリヤド最高交渉委員会はアサド政権排除を前提とする移行プロセス案を披露(2016年9月19日)

サウジアラビア政府が国連総会期間に合わせて、米ニューヨークでシリア情勢への対応について協議するための高級レベル会合を主催した。

オーストラリア、マレーシア、オランダ、イタリア、ニュージーランド、日本、ノルウェー、カナダ、スペイン、デンマーク、ヨルダン、UAE、スーダン、バーレーン、GCC、アレ部連盟、国連、EUの代表が出席したこの会合で、リヤド最高交渉委員会委員長のリヤード・ヒジャーブ元首相が報告を行い、移行プロセスに関する委員会のヴィジョンを披露した。

同ビジョンは、「アサドの野蛮な独裁を排除した移行プロセス」を通じてのみ、政治移行は可能だとする一方、「法の支配に基づく多元的で寛容な民主主義」の実現をめざしている。

なお、2012年6月に採択されたジュネーブ合意は、移行期について「現政権、反体制組織、それ以外の組織のメンバーから構成され、完全なる行政権を有する移行期統治機関(移行期政府)を当事者の総意のもとに発足させる」としている。

『ハヤート』(9月21日付)が伝えた。

AFP, September 20, 2016、AP, September 20, 2016、ARA News, September 20, 2016、Champress, September 20, 2016、al-Hayat, September 21, 2016、Iraqi News, September 20, 2016、Kull-na Shuraka’, September 20, 2016、al-Mada Press, September 20, 2016、Naharnet, September 20, 2016、NNA, September 20, 2016、Reuters, September 20, 2016、SANA, September 20, 2016、UPI, September 20, 2016などをもとに作成。

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西クルディスタン移行期民政局は「ロジャヴァ北シリア民主連邦」樹立に向けた住民統計調査開始(2016年9月19日)

クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュは、ハサカ県カフターニーヤ市からマーリキーヤ市にいたる県北東部一帯で、「私はここです」キャンペーンと称する統計調査を開始したと発表した。

このキャンペーンは、西クルディスタン移行期民政局所轄の連邦制組織委員会が実施するもので、「ロジャヴァ北シリア民主連邦」樹立に向けた動きだという。

Kull-na Shuraka', September 19, 2016
Kull-na Shuraka’, September 19, 2016

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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英外務省は17日のダイル・ザウル市郊外サルダ山のシリア軍拠点に対する米軍の「誤爆」に英空軍も参加していたと発表(2016年9月19日)

英国外務省報道官は、17日のダイル・ザウル市郊外にあるサルダ山のシリア軍拠点に対する米軍の空爆に、英国空軍も参加していたことを明らかにした。

同報道官は、「英国は、シリア軍部隊を標的としたことはなかったし、今後もない」としつつ、有志連合によるこの誤爆の調査に全面協力していると強調した。

なお、サルダ山のシリア軍拠点に対する空爆には、これで米国、英国、オーストラリア空軍が参加していたことになる。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団がラーイー村西部の2カ村をダーイシュから新たに奪取(2016年9月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、トルコ軍および米軍主導の有志連合の砲撃・空爆による支援を受けた反体制武装集団が、ラーイー村西部のサンダラ村、カルディーシュ村からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、両村を制圧した。

また、クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、ダーイシュはビデオ声明を出し、トルコ軍とともに「ユーフラテスの盾」作戦に参加するハムザ師団のアフマド・ムーサー・フサイン司令官を殺害したと発表した。

Kull-na Shuraka', September 18, 2016
Kull-na Shuraka’, September 18, 2016

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一方、ARA News(9月19日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるウンム・クラー村、ウンム・フーシュ村を攻撃した。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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戦闘機(所属不明)がアレッポ県のダーイシュの拠点都市バーブ市を爆撃(2016年9月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市各所を空爆した。

一方、SANA(9月19日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市郊外の穀物サイロ地区一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(9月19日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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ヒムス市ワアル地区からの武装集団戦闘員らの移送作業が妨害を受ける(2016年9月19日)

ヒムス県では、SANA(9月19日付)によると、9月5日に発効した停戦合意に基づき、国連の支援チームがシリア赤新月社とともに行っているヒムス市ワアル地区からイドリブ県への反体制武装集団戦闘員とその家族約250人の搬送作業が同地区内で妨害を受けた。

これにより、搬送作業は19日に延期となった。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市への人道支援物資搬入が遅れるなか、反体制派支配下のヒムス県北部タルビーサ市に人道支援物資搬入(2016年9月19日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(9月18日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるタルビーサ市に国連およびシリア赤新月社の支援チームが貨物トラック10輌分の支援物資を搬入した。

なお、米国・ロシアの新停戦合意をめぐっては、アレッポ市への人道支援物資を積載した貨物トラックがトルコ国境の緩衝地帯で足止めを食っていることが、欧米のメディアでは注目され、米国政府などもアレッポ市への人道支援物資搬入の遅れを強調し、ロシア側を批判していた。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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ファトフ軍支配下のアレッポ市郊外でロシア軍と思われる戦闘機がシリア政府統括下のシリア赤新月社の支援チームを「誤爆」し、スタッフ数十人が死傷、支援物資が焼失(2016年9月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機が反体制武装集団(ファトフ軍)の支配下にあるアウラム・クブラー町で、人道支援物資を移送中のシリア赤新月社の貨物トラックの車列を空爆し、シリア赤新月社スタッフのウマル・バラカート氏(アウラム・クブラー町局長)ら数十人が死傷、トラック20台が破壊され、支援物資が焼失した。

シリア人権監視団によると、この攻撃によって、住民15人、シリア赤新月社スタッフ12人を含む39人が死亡した。

攻撃を受けた車列は、シリア赤新月社、赤十字国際委員会、国連の合同支援チームの車列で、31輌の貨物トラックからなり、アウラム・クブラー町にとどまる7万8,000人を対象とする人道支援物資を輸送していた。

車列は19日12時頃、シリア政府の支配下にあるアレッポ市西部地区を出発し、午後1時頃にファトフ軍の支配下にあるアウラム・クブラー町に到着、シリア赤新月社のセンター前で停車していたところを狙われたという。

シリア赤新月社はシリア政府の統括下で国連の支援チームとともに、支援物資の搬入などの人道活動、戦闘員およびその家族の移送などを行っている。

なお、米国・ロシアの新停戦合意をめぐっては、アレッポ市への人道支援物資を積載した貨物トラックがトルコ国境の緩衝地帯で足止めを食っていることが、欧米のメディアでは注目され、米国政府などもアレッポ市への人道支援物資搬入の遅れを強調し、ロシア側を批判していた。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機がアレッポ市東部(スッカリー地区、サーリヒーン地区、マアーディー地区、マルジャ地区)、カブターン・ジャバル村、カフルハムラ村など同市北部、西部、南部の郊外一帯を空爆、またシリア軍がカフルナーハー村を「樽爆弾」で空爆した。

また、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市マシャーリカ地区を狙撃、またブスターン・カスル地区で発砲があり、6人が負傷した。

シリア軍はさらに、アレッポ市ライラムーン地区、英国人墓地地区、フライターン市近郊を砲撃、子供1人が死亡、アレッポ市南部郊外一帯では、シリア軍、シリア人・外国人民兵がファトフ軍と交戦した。

一方、SANA(9月19日付)によると、シリア軍がアレッポ市南西部郊外の第1070集合住宅計画地区一帯、サービキーヤ村、シュガイディラ・ダム一帯、アレッポ市ラーシディーン地区、スーク・ジャイシュに進攻した反体制武装集団と交戦、これを撃退した。

SANAによると、反体制武装集団は18日に数十回にわたり停戦を違反したという。

他方、アレッポ市東部ジャディーダ地区の住民50人以上が、シリア政府支配下のアレッポ市西部地区に避難した。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス県ジャウバル区一帯でシリア軍とヌスラ戦線などからなる反体制派の戦闘激化(2016年9月19日)

ダマスカス県では、AFP(9月20日付)によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がジャウバル区一帯で、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、ラフマーン軍などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(9月19日付)によると、反体制武装集団がジャルマーナー市を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアトシャーン村を「樽爆弾」で空爆した。

またARA News(9月19日付)によると、所属不明の無人戦闘機がラターミナ町を空爆した。

一方、SANA(9月19日付)によると、シリア軍がキバーリーヤ村でファトフ軍を迎撃し、戦闘員25人以上を殲滅した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がウンム・ハーラタイン村を空爆した。

またシリア軍がイッズッディーン村を「樽爆弾」で空爆した。

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ダルアー県では、ARA News(9月19日付)によると、シリア軍がダルアー市マンシヤ地区に突入した。

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クナイトラ県では、SANA(9月19日付)によると、反体制武装集団がバアス市を砲撃し、1人が負傷した。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は反体制派が300件以上の停戦違反を犯したと指摘し、米・ロによる新停戦合意が失効したと発表、「テロとの戦い」継続の意志を表明(2016年9月19日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、9月12日午後7時に発効した米国・ロシアによる新停戦合意が「失効」したと発表した。

声明の主な内容は以下の通り。

「停戦は流血停止の真の機会になるはずだったが、武装テロ集団がこの合意を妨害し、その条項を一つも履行しなかった…。武装テロ集団が停戦期間中に各地で犯した違反件数は300件以上を記録、彼らは住宅街、シリア軍拠点を標的とし、民間人、軍人数十人が死傷した」。

「武装テロ集団は、発表された停戦合意を利用し、テロ集団やさまざまな武器を動員、再集結させ、住宅地、軍拠点への攻撃を継続し、特にアレッポ、ハマー、クナイトラで大規模なテロ行為の準備をした」。

「停戦期間中の武装テロ組織による犯罪行為は、外国勢力の支援を受けるこれらの組織が、停戦、そしてシリア国民の苦しみがなくなることにどれほど不利益を被るかを示す明白な証拠である」。

「シリア軍武装部隊は、停戦実施に向けて最善の努力を行い、最大限自制してきた…。しかしシリア・アラブ共和国全土に治安と安定を回復するため、テロとの戦いという愛国的任務を継続することを決意した」。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領「シリアが戦果を得るたびに敵国のテロ支援が増す。もっとも最近の例が米軍のダイル・ザウル爆撃だ」(2016年9月19日)

イランのホセイン・ジャーベル・アンサーリー外務省補佐官(アラブ・北アフリカ問題担当)が、シリアを訪問し、アサド大統領と会談し、シリア情勢などについて意見を交わした。

アサド大統領は会談で「シリアが、戦場レベルであれ、国民和解のレベルであれ具体的な成果を実現するたびに、シリアに敵対する国々のテロ組織への支援が増す…。もっとも最近の例が、ダイル・ザウル県のシリア軍拠点に対する米軍のあからさまな敵対行為であり、それはダーイシュ(イスラーム国)を利するものとなった」と述べた。

そのうえで「シリアと敵対する諸勢力は今日、全力を尽くして、シリアに対して「テロという戦争」を継続しようとしている」との見方を示した。

アンサーリー補佐官はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)とも個別に会談した。

SANA(9月19日付)が伝えた。

SANA, September 19, 2016
SANA, September 19, 2016

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部ルドスコイ機動総局長「ロシアが現地で見ているのは、体制派とヌスラ戦線の分裂ではなく、同盟と合同攻撃に向けた準備だ」(2016年9月19日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は、米国・ロシアによる新停戦合意に関して、反体制派側が302回にわたり停戦違反を繰り返したことを明らかにしたうえで、「もはや無意味だ…。米国、そしてその配下にある破壊分子、さらには「穏健な反体制派」として知られる連中は、ジュネーブ合意が定めた約束事を何ら守ろうとはしていない」と批判した。

ルドスコイ局長はまた「もっとも重要なのは、「穏健な反体制派」がシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と関係を絶っていないということだ…。ロシアは現地で反体制派とヌスラ戦線の分裂を目撃しておらず、両者の同盟、そして合同攻撃に向けた準備を目撃しているのみだ」と付言した。

『ハヤート』(9月20日付)が伝えた。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「自由シリア軍は米軍特殊部隊の作戦参加を望んでない」(2016年9月19日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、8月24日にシリア領内で開始された「ユーフラテスの盾」作戦で、アレッポ県北部の国境地帯約900平方キロメートルから、ダーイシュ(イスラーム国)および西クルディスタン移行期民政局を掃討したことを明らかにしたうえで、「我々は南進する…。この安全保障地帯は、約5,000平方キロメートルに達することになろう」と述べた。

エルドアン大統領はまた、「自由シリア軍はシリア領内での戦争に米軍特殊部隊が参加することを望んでいない。米国の介入はシリアの反体制武装勢力との緊張を高める」と述べた。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は17、18日の2日間でアレッポ県北部のマーリア市近郊に対する爆撃を強化(2016年9月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月17、18日の2日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

9月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(2回)、ラッカ市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、マーリア市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

17日の空爆では、ダイル・ザウル市郊外の戦略拠点サルダ山のシリア軍拠点が標的となり、シリア人権監視団によると、90人以上が死亡しているが、これに関して、CENTCOMは「誤ってシリア軍の拠点を攻撃し、シリア軍車輌を破壊した。本件については調査中である」とし、誤爆を認めた。

9月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して28回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、マーリア市近郊(8回)に対して攻撃が行われた。

AFP, September 19, 2016、AP, September 19, 2016、ARA News, September 19, 2016、Champress, September 19, 2016、al-Hayat, September 20, 2016、Iraqi News, September 19, 2016、Kull-na Shuraka’, September 19, 2016、al-Mada Press, September 19, 2016、Naharnet, September 19, 2016、NNA, September 19, 2016、Reuters, September 19, 2016、SANA, September 19, 2016、UPI, September 19, 2016などをもとに作成。

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