米国が支援する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動がシリアのアル=カーイダ「シャーム・ファトフ戦線」(ヌスラ戦線)が主導するファトフ軍に吸収合併(2016年9月24日)

米国の支援を受けアレッポ県で活動する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動は声明を出し、シリアのアル=カーイダであるシャーム・ファトフ戦線(シャームの民のヌスラ戦線)が主導するファトフ軍と統合すると発表した。

統合は、シリア軍によるアレッポ市東部地区の解囲に向けた軍事的取り組みを強化することが目的だという。

AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団はアレッポ県北部の2カ村を制圧(2016年9月24日)

アレッポ県では、ARA News(9月24日付)によると、トルコ軍と有志連合の支援を受けた反体制武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アサリーヤ村、ヤーン・ヤバーン村を制圧した。

**

ARA News(9月24日付)によると、トルコ軍はタッル・アティーヤ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、4カ所を破壊した。


AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はヒムス県東部のダーイシュ拠点を爆撃(2016年9月24日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がスフナ市近郊でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

一方、SANA(9月24日付)によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

シリア軍はまた、タドムル市北東部郊外の穀物サイロ地区、シャーイル油田一帯でダーイシュの拠点を空爆した。

**

アレッポ県では、SANA(9月24日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がアレッポ市北部郊外のハンダラート・パレスチナ難民キャンプを制圧か(2016年9月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊、親政権民兵、そしてパレスチナ人からなるクドス旅団が、シリア軍およびロシア軍航空部隊の空爆による航空支援を受け、ハンダラート・キャンプ一帯で反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)と交戦、同地を完全制圧、アレッポ市東部への包囲をさらに強化した。

また、SANA(9月24日付)によると、シリア軍がアレッポ市北東部のハンダラート・キャンプ一帯で反体制武装集団との交戦の末、同キャンプを完全制圧した。

ただし、クッルナー・シュラカー(9月24日付)、ARA News(9月24日付)によると、反体制武装集団は24日晩、ハンダラート・キャンプを奪還したという。

また、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部のカッラーサ地区、ブスターン・カスル地区、マルジャ地区、バーブ・ナイラブ地区、バーブ街道地区、マイサル地区、アルド・マムラー地区など、カフルダーイル村では、シリア軍とロシア軍の戦闘機が空爆を行い、少なくとも25人が死亡した。

同監視団によると、アレッポ市一帯に対するシリア軍とロシア軍の空爆によって20日から24日までの5日間で1,600人以上が死傷、アレッポ市東部で救助活動を行っている民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)によると、米国・ロシアによる停戦合意が破棄された19日以降、アレッポ市東部でシリア軍とロシア軍の空爆により、323人が死亡、1,323人が負傷したという。

このほか、シリア人権監視団によると、アレッポ市南部のアーミリーヤ地区、シャイフ・サイード地区では、シリア軍とファトフ軍が交戦した。

一方、国連(ジュネーブ)は、シリア軍がアレッポ市バーブ・ナイラブ地区の水道施設を空爆・破壊、またこれに対する報復として、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が市内スライマーン・ハラビー地区の給水所の操業を停止したことで、アレッポ市東部の25万人と西部(シリア政府支配地域)の150万人の住民への水道供給が停止したと発表した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市、タマーニア町、ナキール村を空爆、3人が負傷した。

一方、SANA(9月24日付)によると、シリア軍が予備部隊(パレスチナ人のクドス旅団を含む人民防衛隊)の支援を受け、ハーン・シャイフーン市、タマーニア町でファトフ軍の拠点を空爆した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山一帯(カッバーナ町一帯)で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、アイン・バイダー村、アイン・フール村の大部分を制圧した。

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ラフバト・イシャーラ村一帯、リーハーン農場一帯で、シリア軍、親政権民兵がジハード主義武装集団と交戦、また戦闘機(所属明示せず)がドゥーマー市各所を2度にわたり空爆した。

**

ダルアー県では、SANA(9月24日付)によると、シリア軍がダルアー市ハマーディーン地区、難民キャンプ地区一帯で反体制武装集団と交戦した。

**

ヒムス県では、SANA(9月24日付)によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村、タルビーサ市北部でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国がSDGTに指定するジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団がハマー県北部のアラウィー派の村を制圧(2016年9月24日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部のマアーン村一帯で、ジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団がシリア軍、親政権民兵に対して攻勢を強め、シリア軍の拠点を砲撃、同村の大部分を制圧した。

マアーン村の住民の大部分はアラウィー派。

ジュンド・アクサー機構は米国が9日に「特別指定国際テロリスト」(Specially Designated Global Terrorists、SDGT)している。

これに対して、戦闘機(所属明示せず)がまたムーリク市一帯、シャフシャブー山のカルカート村一帯でジハード主義武装集団の拠点を激しく空爆、これに対して、ジハード主義武装集団は、ハマー航空基地一帯、マルユード村、マブタン村などシリア政府支配下の村を砲撃した。

一方、SANA(9月24日付)によると、シリア軍がカッラーフ村、マアーン村一帯、カッバーリーヤ村でファトフ軍と交戦した。

AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団の退去が退去したヒムス市ワアル地区に国連とシリア赤新月社の支援チームが人道支援物資を搬入(2016年9月24日)

ヒムス県では、ARA News(9月24日付)によると、ヒムス市ワアル地区に国連とシリア赤新月社の支援チームが人道支援物資(穀物1万4,000袋、食糧物資7,000パックなど)を搬入した。

AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ムアッリム外相が国連総会で演説(2016年9月24日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は米ニューヨークで開催中の国連総会で演説し、シリア国内での「テロとの戦い」に向けたすべての国際的な取り組みを歓迎するとしつつ、シリア政府およびシリア軍と連携することで、シリアの主権を尊重し、あからさま主権侵害や国連憲章の違反は控えるべきだと述べた。

SANA(9月24日付)が伝えた。

AFP, September 24, 2016、AP, September 24, 2016、ARA News, September 24, 2016、Champress, September 24, 2016、al-Hayat, September 25, 2016、Iraqi News, September 24, 2016、Kull-na Shuraka’, September 24, 2016、al-Mada Press, September 24, 2016、Naharnet, September 24, 2016、NNA, September 24, 2016、Reuters, September 24, 2016、SANA, September 24, 2016、UPI, September 24, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.