シリア軍はアレッポ県東部でダーイシュの追撃を続け、ラッカ県との県境に到達(2017年6月6日)

アレッポ県では、シャームFM(6月6日付)などが伝えたところによると、マスカナ市を完全制圧したシリア軍および親政権武装部隊は、ダーイシュ(イスラーム国)を追撃して東進を続け、ヒルバト・ムフスィン村、ヒルバト・サブア村、ヒルバト・ハッサーン村、スライヒーヤ村、タルカーウィー村、アンズ・ブークルディー村、タッル・アンズ村、ビール・サーリム村、旧ビール・サーリム村を制圧、ラッカ県との県境に到達した。

Kull-na Shuraka’, June 6, 2017

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ヒムス県では、SANA(6月6日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との末、タドムル市北東部の丘陵地帯全域を制圧した。

シリア軍はまた、ジュッブ・ジャッラーフ町東部、アーラーク油田一帯、ファースィダ村、ハッバー村、ヤティーヤ山、T3近郊でダーイシュの拠点を攻撃した。

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ハマー県では、SANA(6月6日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、サラミーヤ市東部郊外のジャニー・アルバーウィー村、南マクサル村、北マクサル村、ティバーラト・ディーバ村、アブー・イッズ村、アブー・フバイラート村、クライブ・サウル村、アブー・ハナーヤー村、タナーヒジュ村、ガルグースィーヤ村、フワイル丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブガイリーヤ村(ルーワード団地)、第137連隊基地、ダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(6月6日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマー交差点一帯、サヌーフ丘一帯、バルーク丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の県西部の拠点複数カ所が所属不明の航空機の爆撃を受けた。

AFP, June 6, 2017、AP, June 6, 2017、ARA News, June 6, 2017、Champress, June 6, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 6, 2017、al-Mada Press, June 6, 2017、Naharnet, June 6, 2017、NNA, June 6, 2017、Reuters, June 6, 2017、SANA, June 6, 2017、Sham FM, June 6, 2017、UPI, June 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダルアー市一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦を続ける(2017年6月6日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がダルアー市各所(難民キャンプ地区など)を空爆するとともに、地上部隊が地対地ミサイルと思われる砲弾で同地を砲撃、マンシヤ地区でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(6月6日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がダルアー市ダルアー・バラド地区、マンシヤ地区一帯の住宅街を砲撃し、9人が負傷した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(6月6日付)によると、イドリブ市西部のワーディー・ナスィーム地区で、シャーム解放機構のメンバーが乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発し、メンバー3人が死亡した。

Kull-na Shuraka’, June 6, 2017

AFP, June 6, 2017、AP, June 6, 2017、ARA News, June 6, 2017、Champress, June 6, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 6, 2017、al-Mada Press, June 6, 2017、Naharnet, June 6, 2017、NNA, June 6, 2017、Reuters, June 6, 2017、SANA, June 6, 2017、UPI, June 6, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は7件の違反を確認(2017年6月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月6日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が5件、ラタキア県が3件。

またトルコ側の監視チームも7件(ダルアー県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県3件、ラタキア県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 6, 2017をもとに作成。

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米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派)はタンフ国境通行所一帯からのシリア軍・親政権武装勢力掃討を目的とした「土地は我々のものだ」作戦を再開(2017年6月6日)

ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派)を主導する東部獅子軍は、SNSを通じて声明を出し、ヒムス県タンフ国境通行所へのシリア軍・親政権武装勢力の進軍を阻止するために5月31日に開始していた「土地は我らのものだ」作戦を再開すると発表し、ダマスカス郊外県東部のサーナー火力発電所、ザーザー検問所、サブア・ビヤール地区、シャフミー交差点、ジュライガム交差点一帯にあるシリア軍および親政権武装勢力の拠点に対して攻撃を行ったことを明らかにした。

AFP, June 6, 2017、AP, June 6, 2017、ARA News, June 6, 2017、Champress, June 6, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 6, 2017、al-Mada Press, June 6, 2017、Naharnet, June 6, 2017、NNA, June 6, 2017、Reuters, June 6, 2017、SANA, June 6, 2017、UPI, June 6, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は不法占拠するシリア領内のタンフ国境通行所に向けて進軍するシリア軍・親政権武装勢力の拠点を再び爆撃(2017年6月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、事前の警告を無視して、シリア南部の「緊張緩和地帯」内に進軍した「親シリア体制部隊」(pro-Syrian regime forces)に対して爆撃を行ったと発表した。

この部隊は、戦車1輌、装甲車1輌、対空兵器数基、武装した車輌複数台、兵士60人以上からなり、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所に有志連合およびその「協力部隊」(partner forces)を脅威にさらしたという。

Wikipedia, June 6, 2017

なお、声明によると、有志連合は、タンフ国境通行所一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」に参加するシリアの「協力部隊」を教練・指導してきたという。

また、有志連合は、シリアの体制軍、親体制部隊との戦闘は望んでいないが、親体制部隊が「緊張緩和地帯」から退去しなければ、自衛行為をとる、と主張した。

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米高官が匿名を条件にロイター通信(6月7日付)に明らかにしたところによると、空爆は米軍戦闘機が実施したという。

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有志連合が不法に占拠しているシリア領のタンフ国境通行所は、ロシア、トルコ、イランの署名をもって5月6日に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」において、「緊張緩和地帯」には設置されていない。

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有志連合の空爆に関して、シリア軍消息筋はSANA(6月6日付)に対して、有志連合が午後5時40分にヒムス県東部のシャヒーマ地区を通るタンフ街道沿いのシリア軍拠点1カ所を空爆し、多数の兵士が死亡、物的被害が出たことを明らかにしたにしたうえで、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構をはじめとするテロ組織に対して「テロとの戦い」を続けるシリア軍およびその同盟者に対する敵対行為から手を引くよう警告した。

また、シリア人権監視団によると、米軍の空爆で、シリア軍士官1人と非シリア人戦闘員16人が死亡したという。

CENTCOM, June 6, 2017、AFP, June 6, 2017、AP, June 6, 2017、ARA News, June 6, 2017、Champress, June 6, 2017、al-Hayat, June 7, 2017、June 8, 2017、Kull-na Shuraka’, June 6, 2017、al-Mada Press, June 6, 2017、Naharnet, June 6, 2017、NNA, June 6, 2017、Reuters, June 6, 2017、June 7, 2017、SANA, June 6, 2017、UPI, June 6, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は6月5日、ラッカ市だけで24回の爆撃を実施(2017年6月6日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月5日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して40回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は35回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(9回)、ラッカ市近郊(24回)で実施された。

なお、CENTCOMは6月4日の空爆の戦果について声明を発表していない。

CENTCOM, June 6, 2017をもとに作成。

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ダーイシュはヒムス県タンフ国境通行所に面するイラク領内のワリード国境通行所を攻撃、有志連合が爆撃でこれを阻止(2017年6月5日)

イラクのアンバール県では、『ハヤート』(6月6日付)が同県のシャイフの一人シャアラーン・ニムラーウィー氏ら話として伝えたところによると、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所に面するワリード国境通行所に対して、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を仕掛けた車複数台で攻撃を仕掛けた。

これに対して、米主導の有志連合は、これらの車輌に対して爆撃を行い、通行所に特攻する前に破壊した。

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北西部の3カ村を新たに制圧する一方、アレッポ県北東部でトルコの支援を受ける武装集団と交戦(2017年6月5日)

ラッカ県では、ARA News(6月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市北西部のハーウィー・ハワー村、ヤアルビーヤ村、アブー・スース村を新たに制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(6月5日付)によると、トルコ軍の支援を受けたハワール・キリス作戦司令室が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市近郊のジャムラ村、ディーワー村一帯に侵攻し、人民防衛隊主体のシリア民主軍と交戦、農作物を焼き討った

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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アレッポ市東部で反体制派によって瓦礫のなかから救出されたウムラーンくんがシリア国営テレビに出演(2017年6月5日)

アレッポ市東部地区でのシリア軍と反体制武装集団(アレッポ軍)の攻防戦が激化した2016年8月に、シリア軍の空爆によって損壊した建物のなかから救出され、アレッポ・メディア・センターが撮影した映像が世界中に配信され、一躍注目を浴びたウムラーン・ダクニーシュくんが、国営のシリア・アラブ・テレビの番組(https://www.youtube.com/watch?v=ECOtcrWgLzQ)に家族とともに出演した。

ウムラーンくんは父親と思われる男性(アブー・アリー)と兄弟と思われる子供(アブドゥッラー)と出演、ウムラーンくんを抱きかかえた父親とされる男性が当時の様子を質問され、武装集団がウムラーンくんを喧伝映像撮影のためにたびたび利用し、ウムラーンくんはその都度髪の毛を切り、名前を変えて登場されられていたなどと証言した。

ただ、アレッポ・メディア・センターが2016年8月に配信したアレッポ市カーティルジー地区でのシリア軍の空爆から救出される映像で、ウムラーンくんがなぜ実名で登場したのかについては明らかにしなかった。

Youtube, June 5, 2017

またこれに先だって、女性ニュース・キャスターのカナーナ・アッルーシュ氏と撮影された写真が政権支持者のSNSなどを通じて拡散された。

Kull-na Shuraka’, June 5, 2017

 

反体制系サイトのイナブ・バラディー(6月5日付)は、ウムラーンくんのテレビ出演に関して、クウェート・ザイン通信会社のラマダーン期間中のCMに対抗して、政権がウムラーンくんを利用したと断じた。

このCM(https://youtu.be/U49nOBFv508)では、瓦礫から救出されたウムラーンくんを模した子役が登場している。

Youtube, May 26, 2017

 

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、‘Inab Baladi, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァを主導する民主統一党(PYD)が政権に近い人物の登用により混乱か(2017年6月5日)

クッルナー・シュラカー(6月5日付)は、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)内の人事改編により混乱が生じていると伝えた。

同サイトによると、もっとも最近では、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の防衛委員会の委員長(防衛大臣に相当)を務めていたアブドゥー・イブラーヒーム氏が6月3日晩に辞意を表明したが、その理由は明らかにされ、また後任も示されていないという。

また、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の報道官を務めてきたライドゥール・ハリール氏も解職され、後任に首都ダマスカスに長く居住し、シリア政府とも親密だと言われるヌーリー・マフムード氏が就任したという。

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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米軍の支援を受ける東部獅子軍はダマスカス郊外県東部砂漠地帯でシリア軍戦闘機を撃墜(2017年6月5日)

米英軍の支援を受けヒムス県のタンフ国境通行所やヨルダンのルクバーン地区を拠点として活動する「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派)を主導する東部獅子軍はツイッターを通じて声明を出し、ダクワ丘地区でシリア軍の戦闘機1機を撃墜したと発表、その写真を公開した。

撃墜した戦闘機はMiG21で、パイロットは遺体で発見されたという。

Kull-na Shuraka’, June 5, 2017
Kull-na Shuraka’, June 5, 2017

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍はダルアー市などでシャーム解放機構などからなる反体制武装集団への爆撃・砲撃を続ける(2017年6月5日)

ダルアー県では、ARA News(6月5日付)によると、シリア軍はシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市の中心街(マンシヤ地区など)、タム街道地区などに対して42回の空爆を実施するとともに、「樽爆弾」855発を投下、また地対地ミサイル161発を撃ち込んだ。

また、クッルナー・シュラカー(6月5日付)によると、ロシア軍がタファス市を空爆し、住民8人が死亡した(スマート・ニュース(6月5日付)によると、32人が死傷)。
)。

さらに、スマート・ニュース(6月5日付)によると、シリア軍はまた西ガーリヤ村を空爆し、17人が死傷した。

一方、SANA(6月5日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース作戦司令室)がダルアー市郊外、ナイーマ変電所一帯を砲撃し、女児1人が死亡、7人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月5日付)によると、シリア軍が東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯で反体制武装集団(イスラーム軍など)と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍は、シャイフーニーヤ村、フーシュ・ダワーヒラ村一帯、ハラスター市を地対地ミサイル、迫撃砲などで砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジャッブーリーン村に着弾した。

これに対して、シリア軍もタルビーサ市を砲撃した。

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、SMART News, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯などでダーイシュとの戦闘を続ける(2017年6月5日)

ヒムス県では、SANA(6月5日付)によると、シリア軍が「同盟部隊」とともに県東北部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ウルヤーニーヤ村北東部に位置するターラート・アルブ地区、シャーラト・ダフルーン地区、ビイル・ダフルーン地区を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は県東部のタリーラ交差点一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、またスフナ市、タイバ村、クーム村を空爆した。

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ハマー県では、SANA(6月5日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県東部のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して集中的な攻撃を加え、サラミーヤ市東部に位置するラスム・ティーマ地区の石油パイプライン沿いの戦略拠点6カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月5日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点一帯、第137連隊基地一帯、墓地地区などを空爆、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍によって制圧されたマスカナ市一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が戦闘を続けた。

AFP, June 5, 2017、AP, June 5, 2017、ARA News, June 5, 2017、Champress, June 5, 2017、al-Hayat, June 6, 2017、Kull-na Shuraka’, June 5, 2017、al-Mada Press, June 5, 2017、Naharnet, June 5, 2017、NNA, June 5, 2017、Reuters, June 5, 2017、SANA, June 5, 2017、UPI, June 5, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は7件の違反を確認(2017年6月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月5日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が6件、ハマー県が2件。

またトルコ側の監視チームも7件(ダルアー県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ヒムス県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間に、イドリブ県、クナイトラ県、ダマスカス郊外県の5カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,547市町村、武装組織の数は219組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 5, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は6月2日~3日の2日間でラッカ市近郊などを激しく爆撃(2017年6月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月2日~3日の2日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

6月2日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、ラッカ市近郊(10回)に対して行われた。

6月3日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して32回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、タドムル市近郊(1回)、ラッカ市近郊(16回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, June 5, 2017をもとに作成。

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ダマスカス県旧市街のハミーディーヤ市場にある老舗アイスクリーム店「ブーザト・バクダーシュ」が閉店の危機!(2017年6月4日)

シリア政府寄りのビジネス・サイトB2B(Business to Business、6月4日付)は、ダマスカス県旧市街のハミーディーヤ市場にある老舗アイスクリーム店「ブーザト・バクダーシュ」の店舗が数百シリア・ポンドの税金を課せられ、閉鎖される見込みだと伝えた。

同サイトが、アイスクリーム菓子製造職人協会筋の話として伝えたところによると、首都ダマスカスの製菓業者のほとんどは、根拠を欠く恣意的な課税に喘いでおり、こうした状況が続けば、店舗を閉鎖せざるを得ない事態に陥っているという。

そうした業者のなかのなかに、1895年に創業した「ブーザト・バクダーシュ」も含まれているという。

Kull-na Shuraka’, June 4, 2017

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、B2B, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ県のマンスーラ市とバアス・ダムを制圧(2017年6月4日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦司令室が声明を出し、ラッカ市とタブカ市の間に位置するマンスーラ市とバアス・ダム(ラシード・ダム)をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に完全制圧したと発表した。

ARA News, June 4, 2017

ARA News(6月4日付、6月5日付)によると、シリア民主軍はまたラッカ市北西部のアドナーニーヤ村、ビール・ハーシム村、シーグーラー村、カフターニーヤ農場、ハートゥーニーヤ村、ルバイア村、スクーラ村を制圧した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、June 5, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県ジャルジャナーズ町はサウジ人説教師ムハイスィニー氏による金曜礼拝後の説教を拒否(2017年6月4日)

アラビー21(6月4日付)は、イドリブ県ジャルジャナーズ町の複数の住民の話として、ファトフ軍の実質的統括者で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構メンバーと目されるサウジアラビア人説教師アウドゥッラー・ムハイスィニー氏が同町で金曜礼拝での説教を行うことを禁じ、同氏の同町からの退去を要請したと伝えた。

アナス・ダギームを名乗る活動家によると、ムハイスィニー氏は、ジャルジャナーズ町にえるアリー・ブン・アビー・ターリブ・モスクを訪れ、同モスクでハティーブを務めたいと申し出て、モスクのイマームとの面談を求めたが、同地の「革命家たち」がムハイスィニー氏の受け入れを望んでいない旨、同氏に伝えたという。

Kull-na Shuraka’, June 4, 2017

その後、モスクのイマームがムハイスィニー氏に対して、新たなイマームの受け入れは、とりわけ特定の(武装)勢力に近い人物であれば受け入れられないとしたうえで、一信徒として礼拝に参加するのであれば歓迎すると説明したが、ムハイスィニー氏はこれに応じず、ジャルジャナーズ町を去ったという。

一方、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構によると、ムハイスィニー氏は、ジャルジャナーズ町のモスクのイマームからの回答を受けて、タッルマンス村に移動、同地で金曜礼拝後の説教を行ったという。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Arabi 21, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部最後のダーイシュの拠点都市マスカナ市を制圧(2017年6月4日)

アレッポ県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍が県東部におけるダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市マスカナ市を制圧、ダーイシュ戦闘員を追撃し、同地一帯の治安と安定を回復した。

SANA, June 4, 2017
syria.liveuamap.com, June 4, 2017

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部郊外のアカシュ村、ウンム・マイル村、ハルダーナー村、アブー・フバイラート村、アルシューナ村、ウカイリバート町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点、ウンム・アッブード丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市マンシヤ地区制圧に向けてシリア軍が攻撃を激化(2017年6月4日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、シリア軍、親政権武装勢力がロシア軍の航空支援を受け、反体制武装集団の支配下にあるダルアー市難民キャンプ地区に突入した。

al-Hayat, June 5, 2017

ロシア軍はダルアー市各所を18回にわたり空爆、またシリア軍ヘリコプターも52発の「樽爆弾」を投下し、シリア軍、親政権武装勢力の進軍を支援した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団側は「フィール・ロケット弾」などで応戦した。

また、『ハヤート』(6月5日付)によると、戦闘はダルアー市難民キャンプ地区だけでなく、ダム街道地区でも激しく行われた。

一方、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がダルアー市カーシフ地区などを砲撃し、女性2人と子供1人を含む11人が負傷した。

シリア軍は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市マンシヤ地区の制圧に向けて数日前から増援部隊をダルアー市方面に多数派遣している。

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がムハルダ市、ザーラ発電所を砲撃した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は10件の違反を確認(2017年6月4日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月4日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が5件、ラタキア県が2件、ハマー県が4件。

またトルコ側の監視チームも10件(ダルアー県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ラタキア県1件、アレッポ県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2017をもとに作成。

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アサド大統領はインドのテレビ局のインタビューに応じる「米国がダーイシュを支援しなければ、数ヶ月で殲滅できる」(2017年6月3日)

アサド大統領はインドのWION(World Is One News)テレビのインタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、SANAが英語全文(http://sana.sy/en/?p=107447)、アラビア語全訳(http://www.sana.sy/?p=566371)、そして映像(https://youtu.be/RyzRAijWLEY)を公開した。

インタビューでのアサド大統領の主な発言は以下の通り:

SANA, June 3, 2017


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「状況は劇的に改善している。なぜなら、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)、そしてそれに類するワッハーブ主義過激派などのテロ集団が撤退し、彼らの支配地域が縮小しているからだ。だから、軍事的な観点において、状況は以前よりも良くなっている。しかしこれが全体像ではない。こうした状況は軍事紛争だけに限ったものではなく、彼らが我々の地域に拡散使用としてきたイデオロギーなどさまざまなことについても言える…。また、トルコ、カタール、サウジアラビアといった地域諸国、そして米国、フランス、英国といった西欧諸国からテロ集団が得てきた支援についても言える。それは…あらゆるテロを政治的アジェンダのために利用できるという新たな時代を特徴づけるものだ。これは我々近代世界が直面している危険のなかでもっとも深刻なものだ」。

「客観的であろうとするなら、我々は常に…社会や国の欠陥、そして外的要員を極小化したいと言ってきた…。だから、我々の過ち、あるいは我々の欠陥がつまるところ(現下のシリアの危機の)原因であると常に言ってきた。しかし、我々がテロリストを連れてきたではないし、テロリストを支援してもいないし、そうしたイデオロギーも支援してはいなかった。この紛争は当初は、フランスや英国といった西側諸国の監督のもとにカタールが始めたものだ。ただ、フランスや英国と言うとき、米国の許可を得ていなかったということではない。我々はみな、真の助言者が米国だということを知っている…。だから、テロリストを支援し、シリアに流血をもたらした者を非難したいのなら、それは西側、カタール、そしてサウジアラビア…、さらにはもちろんだがトルコだ」。

「現在までのところ、何か成果をもたらすような真の政治的イニシアチブは発揮されてはいない。もちろんアスタナ(会議)は成果をなしているが、それは部分的な成果だ。シリアで最近設置された緊張緩和地帯は前向きなものだが…、これを現時点で政治的解決と呼ぶことはできない」。

「米国の問題は(ドナルド・トランプ米大統領)個人ではなく、政治システム全体によるものだ…。トランプ氏の選挙は改めて、米大統領がパフォーマーに過ぎないことを立証した。大統領は決定者ではない。彼はさまざまなロビーの一部で、国家、ないしは体制の深層部が…大統領がすべきことを指図し、実行している…。その証拠に、大統領になったトランプは…選挙期間中の約束や発言のほとんどを飲み込んでしまった」。

「(4月6日のイドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器使用疑惑事件に関して)どんな政治家でも道義的、ないしはそれ以外の理由で「いや、我々はしていない」と言うだろう。だが、私はこうしてありきたりの方法でやっていないと言っているのではない…。化学兵器を使用することに論理的な理由があるか、と問いたいのだ。もし我々にそうした理由があるとしても、我々は化学兵器は使用しない。またあなた方にそうした理由がある場合、使用したいと思うだろうか?」

「化学兵器禁止機関(OPCW)は数年前に、シリアには化学兵器はないと発表した。ジョン・ケリー米国務長官(当時)もシリアには化学兵器はないと発言した。確認せずにそのようなことを言うことはないだろう。我々は(化学兵器を)保有していない」。

「我々はインドの姿勢を尊敬している。なぜなら、何よりもまず、国際法、国連憲章、世界に道徳、人類文明の道徳、そしてインド文明に基づいているからだ」。

「サウジ家がこの王国(サウジアラビア)を作り出したとき、彼らはワッハーブ主義機関とともにこれを作り出した。だからサウジ王家とワッハーブ主義機関は一体だ。ワッハーブ主義機関、すなわちサウジアラビアの過激派あるいは過激主義者は、サウジアラビアという国家を擁護する。なぜなら、それが彼ら自身の国だからだ…。テロとサウジ王家を別物として語ることなどできない。そう率直に言わざるを得ない…。彼らはテロや過激主義、ないしはワッハーブ主義イデオロギーを世界中に輸出してきた。アジア、欧州のすべての「マドラサ」、モスクは、書籍などあらゆる手段を通じて、財政面そしてイデオロギー面でワッハーブ主義機関の支援を受けてしまっている。だから、サウジアラビアは自国への非難をかわしたなどとは言いたくない。彼らは輸出しているのだ」。

「復興について言うと…インドがシリアの復興において経済的な役割を果たすことを歓迎したい」。

「ダーイシュは強力ではなく、(その殲滅には)数ヶ月しかかからないだろう。ヌスラ戦線も合わせてだ。ダーイシュが米国の支援を受けてきたということが目下の問題なのだ。米国はダーイシュと戦っている我が軍を過去6ヶ月の間に3度にわたって攻撃してきた。米国が我が軍を攻撃したとき、ダーイシュも常に我が軍を同時に攻撃し、支配地域を獲得した。だから、(ダーイシュがいつ根絶されるかという問いへの)現実的な答えは、「ダーイシュがどの程度国際社会の支援を受けるかによる」というものだ」。

「(ハーフィズ・アサド前大統領だったら、現下の事態にどう対処したかと考えたことはあるか、との問いに対して)そのようなことはない。なぜなら、我々がこうしたテロに直面するのはこれが初めてだからだ…。1950年代にムスリム同胞団がシリアにやって来た時も、シリアでの紛争は同じように始まったが、スケールが違っていた。紛争の原理は同じだ。テロはテロ、過激派は過激派だ…。だからハーフィズ・アサド前大統領は1970年代と1980年代にこうしたテロリストと戦ったのだ。我々も今日彼らと戦わねばならない」。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はアレッポ県北西部でトルコ軍の支援を受ける武装集団と交戦(2017年6月3日)

アレッポ県では、ARA News(6月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が2日深夜から3日未明にかけて、県北西部アアザーズ市近郊のタッル・マディーク村、ハスィーヤ村、シャイフ・イーサー村一帯でトルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室と交戦した。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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ヨルダン軍国境警備隊はシリア領内からの「テロ集団」の侵入を撃退(2017年6月3日)

ヨルダン軍国境警備隊は、シリアとの国境地帯に位置するルクバーン地区の前哨地複数カ所に対して、オートバイ3台で襲撃を試みた「テロ組織の武装集団」を撃退した。

ヨルダン軍高官筋によると、この戦闘でヨルダン軍国境警備隊はオートバイ3台を破壊し、戦闘員を殲滅したものの、ヨルダン軍兵士1人が負傷したという。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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ダルアー県で活動する革命軍はイスラーム暁師団を吸収統合(2017年6月3日)

ダルアー県で活動する「革命軍」の司令評議会は声明を出し、イスラーム暁師団を吸収統合したと発表した。

革命軍は、南部戦線を主導するヤルムーク軍、ムハージリーン・ワ・アンサール旅団、ムウタッズ軍、ハサン・ブン・アリー旅団が2016年12月に統合して結成された組織。

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ヌアイマ村で活動する反体制武装集団は「自由シリア軍南部戦線」の名で声明を出し、ダルアー県に増派を続けるシリア軍、親政権武装勢力に対峙するため「(整列)ラッス・スフーフ」作戦司令室を設置すると発表した。

スマート・ニュース(6月5日付)によると、同作戦司令室には、ファッルージャト・ハウラーン師団、スンナの獅子師団、革命軍、砲兵連隊、ムウタスィム・ビッラー旅団が参加し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団からなる「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室と連携するという。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、SMART News, June 5, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ支配下のラッカ市を爆撃し、市民43人を殺害(2017年6月3日)

ラッカ県では、SANA(6月3日付)によると、米主導の有志連合が2日晩にラッカ市内の6階建の集合住宅を空爆し、市民43人が死亡した。

犠牲者のほとんどは女性と子供だという。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はマンスール市を制圧、「数日中」にラッカ市解放に向けた作戦を開始(2017年6月3日)

ラッカ県では、ARA News(6月3日付)が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍消息筋の話として伝えたところによると、シリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラッカ市とタブカ市の間に位置するマンスーラ市を制圧した。

ARA News, June 3, 2017

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外、ユーフラテス川南岸一帯のアブー・カッバーブ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦するとともに、フナイダ村、バアス・ダム、マンスーラ市で掃討作戦を継続した。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のジーハーン・シャイフ・アフマド公式報道官は、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて「数日中」にラッカ市解放に向けた作戦を開始するだろうと述べた。

『ハヤート』(6月4日付)などが伝えた。

al-Hayat, June 4, 2017

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダルアー市、アレッポ市南部郊外でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦(2017年6月3日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、ヤードゥーダ村に対して21回を空爆するとともに、「樽爆弾」32発を投下、地対地ミサイル26発で砲撃を加えた。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室)は、ダルアー市サウナ地区にあるシリア軍拠点を砲撃した。

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室はこの砲撃に関して、手製の迫撃砲「ウマル」でダルアー市内のシリア軍の作戦司令室を砲撃した、と発表した。

シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団はまた、ダルアー市内マンシヤ地区一帯で戦闘を続けた。

一方、SANA(6月3日付)によると、反体制武装集団がダルアー市サビール地区、空港地区を砲撃し、1人が死亡、29人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団とアレッポ市南部のカフルビーシュ村一帯で交戦した。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県南東部ハナースィル市・イスリヤー村街道一帯の22カ村・農村など1,400平方キロをダーイシュから奪取し制圧するとともに、同県東部のダーイシュ最後の拠点都市マスカナ市を包囲(2017年6月3日)

アレッポ県では、SANA(6月3日付)によると、シリア軍が過去24時間で、ハマー県サラミーヤ市とアレッポ市を結ぶ幹線道路が通る県南東部のハナースィル市・イスリヤー村(ハマー県)間の砂漠地帯1,400平方キロメートルからダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地の22カ村・農村、トゥワイヒーナ山地北東部および中部を制圧した。

シリア軍が制圧したのは、アイスラーン村、ファッハ村、ヒルバト・ハッファ村、北マッザ村、ガール村、ジュッブ・ハマーム村、マスカナ穀物サイロ、アージューズィーヤ村、ラムダーニーヤ村、マスウーディーヤ村、マフムーディーヤ村、大ジャディーア村、小ジャディーア村、ハムラー村、ナイーミーヤ村、ファイサリーヤ村、マワーニーヤ村、カーリタ村、ウンム・ラジュル村、ウンム・ハジャラ村、タイバ村、ラスム・ガサール村など。

この掃討作戦で、シリア軍はダーイシュ戦闘員1,200人以上を殲滅、戦車、装甲車、迫撃砲台、司令部など多数を破壊したという。

syria.liveuamap.com, June 3, 2017

一方、クッルナー・シュラカー(6月3日付)によると、シリア軍は、ダーイシュ最後の拠点都市マスカナ市とラッカ県を結ぶ幹線道路を射程圏に収め、同市を包囲した。

シリア人権監視団によると、シリア軍は、ヒズブッラー精鋭部隊や親政権武装勢力とともにマスカナ市一帯でダーイシュとの戦闘を続け、同地一帯を空爆・砲撃したという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月3日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のタッルーシュ丘、サルダ交差点、パノラマ交差点一帯、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ジュナイナ村、アイヤーシュ村のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、同地一帯でダーイシュと交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタドムル市とダイル・ザウル市を結ぶ幹線道路上の要衝でダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるスフナ市およびその一帯を攻撃した。

AFP, June 3, 2017、AP, June 3, 2017、ARA News, June 3, 2017、Champress, June 3, 2017、al-Hayat, June 4, 2017、Kull-na Shuraka’, June 3, 2017、al-Mada Press, June 3, 2017、Naharnet, June 3, 2017、NNA, June 3, 2017、Reuters, June 3, 2017、SANA, June 3, 2017、UPI, June 3, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2017年6月3日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月3日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が4件、ダルアー県が1件、ハマー県が2件、アレッポ県が1件、ラタキア県が1件。

またトルコ側の監視チームも6件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件、ダルアー県2件、ヒムス県2件、イドリブ県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

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一方、過去24時間に、イドリブ県の7ヵ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,542市町村、武装組織の数は219組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 3, 2017をもとに作成。

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