東部自由人連合はユーフラテス川以東解放に向けた戦いをマンビジュ市で開始したと発表、トルコの支援を受ける国民軍、シャーム軍団はこれを否定(2018年12月25日)

アレッポ県北部で活動する東部自由人連合のアブー・ハーティム・シャクラー司令官はツイッター(https://twitter.com/abohateem15/)で「PKK(クルディスタン労働者党)とPYD(民主統一党)の悪党どもの支配下にあるユーフラテス川東岸を解放する戦いが始まった。マンビジュ市から始まった」と綴った。

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しかし、国民軍の参謀委員会報道官を務めるユースフ・ハンムード少佐は、ドゥラル・シャーミーヤ(12月25日付)に対して、「マンビジュの戦いの開始は近いが、まだ始まっていない」と述べ、作戦開始を否定した。

また、シャーム軍団幹部のシャリーア学者ウマル・フザイファ氏も、テレグラムのアカウントで、作戦開始を否定した。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国連大使「シリア北部でのトルコの活動は一時的な現象にとどまるだろう」(2018年12月25日)

ロシアのゲンナージー・ガティロフ国連大使(7月に任命)は『イズベスチア』(12月25日付)のインタビューに応じ、そのなかでトルコが準備を進めているシリア北東部ユーフラテス川以東地域への侵攻作戦に関して、「クルド問題はシリアの政治的モザイクのなかできわめてセンスィティブな問題だ。シリア北部でのトルコの活動は、(同国の)安全保障やテロの脅威にかかわる脅威と結びついた一時的な現象に留まるだろう」と述べた。

ガティロフ国連大使はまた「我々はこの脅威がどの程度(軍事行動を)正当化するのかを判断するつもりはない。我々はアンカラがシリアの領土統一と主権を完全に支持していることを承知しており、この姿勢に疑いの念を抱く余地はまったくない」と付言した。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Izvestia, December 25, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「フランスがYPGを守るためにシリアに留まるなら、フランスのためにもYPGのためにもならない」(2018年12月25日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は報道向け声明で、北・東シリア自治局の支配地域への地上部隊の駐留を継続するとの姿勢を示しているフランスに「フランスのためにも人民防衛隊(YPG)のためにもならない」と警告した。

チャヴシュオール外務大臣外務大臣は「もしフランスがYPGを守るためにシリアに留まるなら、それはフランスのためにもYPGのためにもならないだろう」と述べた。

TRT(12月25日付)が伝えた。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、TRT, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団がマンビジュ市北にあるマンビジュ軍事評議会(YPG主体のシリア民主軍)の拠点に発砲(2018年12月25日)

アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の広報センターによると、トルコの支援を受ける反体制武装集団がマンビジュ市北のサージュール川沿いにあるマンビジュ軍事評議会の拠点に発砲した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、23日にトルコの占領下にあるアフリーン市近郊のガズワーヤ村とバーイヤ村の間に位置するシャーム軍団の拠点を攻撃した。

ANHA(12月25日付)が伝えた。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年12月25日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(12月25日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は県南東部のハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ支配地域に閉じ込められていた住民1000人以上を解放した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月25日付)によると、シリア民主軍はアブー・ハサン村一帯、キシュマ村一帯でダーイシュと激しく交戦した。

ANHA, December 25, 2018

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県でトルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃(2018年12月25日)

ハマー県では、SANA(12月25日付)によると、シリア軍がラトミーン村、ザイズーン村一帯にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃した。

AFP, December 25, 2018、ANHA, December 25, 2018、AP, December 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2018、al-Hayat, December 26, 2018、Reuters, December 25, 2018、SANA, December 25, 2018、UPI, December 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから347人、ヨルダンから507人の難民が帰国、避難民967人が帰宅(2018年12月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月25日付)を公開し、12月24日に難民854人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは347人(うち女性104人、子供177人)、ヨルダンから帰国したのは507人(うち女性152人、子供259人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は74,948人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者33,465人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者41,483人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 304,228人(うち女性91,290人、子供155,054人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民967人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは223人(うち女性77人、子供101人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは708人(うち女性227人、子供303人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は182,906人(うち女性56,409人、子供90,192人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,265,269人(うち女性381,407人、子供642,575人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(ハマー県4件、ラタキア県9件、アレッポ県4件、イドリブ県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも25件の停戦違反(アレッポ県1件、ラタキア県5件、イドリブ県1件、ハマー県18件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 25, 2018をもとに作成。

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ローマ法王フランシスコ1世は、国外に逃れたシリア難民が平和に国に戻れるようにするため、国際社会に不断の取り組みを呼びかける(2018年12月24日)

ローマ法王フランシスコ1世は24日夜、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂でクリスマス・イブのミサを司式した。

法王は説教でシリア情勢についても言及、国外に逃れたシリア難民が平和に国に戻れるようにするため、国際社会に不断の取り組みを行うよう呼びかけた。

AFP(12月26日付)など伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018

AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。

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マクガーク大統領特使もマティス米国防長官に続いて駐留シリア米軍撤退決定を受けるかたちで辞任(2018年12月24日)

米国務省は、ブレット・マクガーク米大統領特使(有志連合調整担当)が12月31日付で辞任すると発表した。

マクガーク特使は2015年にバラク・オバマ前大統領によって任命されていたが、ドナルド・トランプ米大統領がシリアからの駐留部隊の撤退を決定(19日)する直前、ダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」という「ミッションが完了したなどと誰も発表していない」と述べていた。

なお、トランプ米大統領がシリアからの駐留部隊の撤退を決定して以降、辞任を表明したのは、ジェームズ・マティス国防長官(20日に辞任表明)に続いて2人目。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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ヨルダン国王アブドゥッラー2世「シリアとの関係はかつてのようになるだろう」(2018年12月24日)

ヨルダン国王アブドゥッラー2世は、ヨルダンの記者団と懇談し、そのなかで「シリアの情勢は改善している、我々はシリアの盛運を願っている」としたうえで、「シリアとの関係はかつてのようになるだろう…。(シリアとの)業務もかつてのようになるだろう」と述べ、外交関係を修復する意向を示した。

アナトリア通信(12月24日付)が伝えた。

AFP, December 24, 2018、Anadolu Ajansı, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣「トルコ軍はシリア政府の合意のうえでイドリブ県に駐留している」(2018年12月24日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、スプートニク・ニュース(12月24日付)に対し、トルコ軍がシリア政府との合意の上にイドリブ県に監視所を設置するなどして駐留していると述べた。

ラブロフ外務大臣は「イドリブ県をめぐりロシアとトルコは合意に至り、12月17日にロシアのソチで基本合意書(MoU)として署名された。これは、アスタナ会議の枠組みに沿って、シリア領内に緊張緩和地帯し、トルコの監視所を設置することなどを定めたこれまでの決定を継続するものだ」としたうえで、「シリア領内の緊張緩和地帯におけるトルコ軍の駐留は、シリア政府との連携のもとに行われており、シリア政府はソチのMoUを歓迎している…。アスタナ会議の保障国の一つイランもMoUを支持している」と述べた。

ロシアのラブロフ外務大臣とトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は12月17日、イドリブ県での非武装地帯設置にかかる合意を継続することを定めてMoUに署名していた。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、Sputnik News, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トルコのソイル内務大臣「29万1,790人のシリア難民がトルコから既に帰国した」(2018年12月24日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は、エディルネ県での演説で、トルコで暮らすシリア難民約30万人がすでに帰国したと述べた。

ソイル内務大臣は「二つの作戦(「ユーフラテスの盾」作戦と「オリーブの枝」作戦)開始以降に帰国したシリアの同胞の数は29万1,790人になる」と述べた。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領「サウジアラビアが米国に代わってシリア再建に必要な資金を支払う」(2018年12月24日)

ドナルド・トランプ米大統領はツイッターのアカウント(https://twitter.com/realDonaldTrump/)で「サウジアラビアは今、シリアを再建するのに必要な資金を支払うことに合意してくれた。見たか? 5,000マイルも離れた米国のような超大国ではなく、非常に裕福な国々が隣国の再建を助けるのは素敵じゃないか。ありがとう、サウジ!」と綴った。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1077253411358326785

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領がトルコのエルドアン大統領と電話会談し「ゆっくりと、そして高度に調整しながらシリアから米軍を撤退させることを議論」(2018年12月24日)

ドナルド・トランプ米大統領はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、シリアに駐留する米軍の撤退などについて意見を交わした。

トルコ大統領府の発表によると、会談では、両国の軍・外交当局者などの連携を確保し、シリアでの(米軍の)撤退によって生じ得る「権力の空白」を回避することが合意されたという。

トランプ大統領はこの電話会談を受けて、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/realDonaldTrump/)で「エルドアン大統領と長くて生産的な電話を行った。我々はダーイシュ(イスラーム国)、シリアでの我々の相互関与、そしてゆっくりと、そして高度に調整しながら同地からの米軍を撤退させることを議論した」と綴った。

また別の書き込みでは「トルコのエルドアン大統領は、シリアにいるダーイシュの残党を根絶すると非常に強い調子で伝えてくれた」とも綴った。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1076884984873607169

 

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1077064829825966081

AFP(12月23日付)などが伝えた。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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シリア駐留米軍撤退の撤退にかかる大統領令が署名される(2018年12月24日)

CNN(12月23日付)、AFP(12月23日付)などが、米軍高官の話として伝えたところによると、ドナルド・トランプ米大統領がシリアからの駐留部隊を撤退させるとした大統領令が署名された。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領はイラクにシリア駐留米軍の受け入れを要請(2018年12月24日)

スカイ・ニュース・アラビック(12月24日付)は、複数の政治消息筋の話として、米国が、19日にドナルド・トランプ米大統領が撤退を決定したシリア駐留米軍部隊撤退のイラクへの受け入れを要請したと伝えた。

同チャンネルによると、この要請は、マイク・ポンペオ国務長官とイラクのバルハム・サーリフ大統領、アーディル・アブドゥルマフディー首相との電話会談で行われたという。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、Sky News Arabic, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣「イスラエルのネタニヤフ首相には子供を虐殺するというPKKと同じ特徴がある」(2018年12月24日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、訪問先のチュニジアでハミース・ジャフイナーウィー外務大臣との会談後の共同記者会見で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を「子供を虐殺するというPKK(クルディスタン労働者党)と同じ特徴がある」と批判した。

チャヴシュオール外務大臣はまた、ネタニヤフ首相がPKKに共感を示していることの背景に、「そうすることでシリアを分割しようとしていたからだ」と断じた。

そのうえで「彼らの計画が失敗したとたん、(ネタニヤフ首相は)恨み始めた。彼が最近になって、「クルド同胞」という言葉を用いて、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を攻撃しているのを見るが良い」と付言した。

アナトリア通信(12月24日付)が伝えた。

なお、トルコとイスラエルは、エルドアン大統領がツイッターでイスラエルを「テロ国家」などと批判する一方、ネタニヤフ首相も「北キプロスを占領し、トルコ国内のクルドの村々で女性や子供を虐殺している」などと反論し、対立を深めていた。

AFP, December 24, 2018、Anadolu Ajansı, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュ支配地域を脱出した避難民150世帯以上を「拘束」(2018年12月24日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(12月24日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が過去数日間で県南東部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域を脱出した避難民150世帯以上を保護した。

避難民はほとんどが女性と子供で、同サイトによると、シリア民主軍支配地域に入る前に彼らを「拘束」したという。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、Euphrates Post, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市(アレッポ県)で大きな爆発発生(2018年12月24日)

アレッポ県では、ANHA(12月24日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市のマフムーディーヤ地区にある旧税関局ビル近くで大きな爆発が発生した。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国境地帯に増派、トルコの支援を受けるハムザ師団もマンビジュ市(アレッポ県)一帯に展開(2018年12月24日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)によると、トルコの支援を受けるハムザ師団の戦闘員が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるマンビジュ市一帯地域に配備された。

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アナトリア通信(12月24日付)などによると、ドナルド・トランプ米政権によるシリアからの部隊撤退決定を受けるかたちで、トルコ軍部隊がキリス県のエルベイリ村に近い国境地帯に増派された。

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一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の広報センターによると、トルコの支援を受ける反体制武装集団(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室)がアレッポ県マンビジュ市北のサージュール川沿いのフワンジー村、アラブ・ハサン村にあるマンビジュ軍事評議会の拠点を砲撃、大トゥーハール村などで戦闘となった。

ANHA(12月24日付)が伝えた。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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シリア軍と反体制武装集団がイドリブ県、ハマー県で交戦(2018年12月24日)

イドリブ県では、SANA(12月24日付)によると、反体制武装集団がスカイク村、タマーニア町、フワイン村一帯に潜入、シリア軍がこれを撃退した。

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ハマー県では、SANA(12月24日付)によると、反体制武装集団がラハーヤー村、バッザーム丘、ダフラ・アーリヤ一帯に潜入、シリア軍がこれを撃退した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)によると、シリア軍がムーリク市を砲撃し、女児3人を含む住民3人が負傷した。

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県からイドリブ県に退去した避難民はシャーム軍団などによる住居賃貸料支払い決定に抗議(2018年12月24日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)によると、ダマスカス郊外県ダーライヤー市から、フーア市に移住した住民数十人が、住居の賃貸料の支払いを定めたシャーム軍団の決定に抗議し、街頭デモを行った。

同様の決定は、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動も数日前に行っており、その際も抗議デモが発生していた。

フーア市はカフラヤー町とともに、シリア政府を支持する住民(シーア派)が留まっていたが、今年半ばに住民交換によって全員が退去、同地を包囲していたシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下に入り、ダマスカス郊外県から退去していた戦闘員とその家族の居住地となっていた。

al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから319人、ヨルダンから794人の難民が帰国、避難民256人が帰宅(2018年12月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月24日付)を公開し、12月23日に難民1,113人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは794人(うち女性238人、子供405人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は74,094人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者33,118人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者40,976人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 303,374人(うち女性91,034人、子供154,618人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民256人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性10人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは226人(うち女性77人、子供103人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は181,939人(うち女性56,095人、子供89,776人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,264,301人(うち女性381,093人、子供642,159人)となった。

SANA, December 24, 2018

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を16件(イドリブ県2件、ハマー県5件、ラタキア県7件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも22件の停戦違反(イドリブ県4件、ハマー県20件、ラタキア県1件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合占領下のタンフ国境通行所一帯で活動する革命特殊任務軍は「ルクバーン・キャンプの住民を見捨てない」と表明(2018年12月23日)

米主導の有志連合占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯(55キロ地帯)で活動を続ける革命特殊任務軍は声明を出し、ドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したことに関して、「55キロ地帯で暮らす我が住民たちに、「あなた方の未来は特殊任務軍の未来そのものだ。我々はルクバーン・キャンプの住民を見捨てない」と明言したい」と発表した。

特殊任務軍は声明で「有志連合と革命家特殊任務軍はみなにとっての最善の選択肢を共に検討している…。55キロ地帯の安全保障を維持するという我々の計画、任務に変化はない」と表明した。

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の元幹部はトランプ米政権のシリアからの撤退発表を「トルコの罠」と非難(2018年12月23日)

シャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動の幹部として活動を続けてきたアブー・ジャービル・シャイフ氏はテレグラムのアカウントで、ドナルド・トランプ米政権がシリアから地上部隊の撤退開始を発表したことに関して、「トルコの罠だ」と批判した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月23日付)が伝えた。

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年12月23日)

ダイル・ザウル県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シリア民主軍はハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、97人を殲滅した。

ANHA(12月23日付)が伝えた。

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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ハマー県とアレッポ県でシリア軍がシャーム解放機構、国民解放戦線と交戦(2018年12月23日)

ハマー県では、SANA(12月23日付)によると、サフル丘、アブー・ライーダ村、ムーリク市一帯のシリア軍拠点への攻撃を試みたシャーム解放機構などからなる反体制武装集団を、シリア軍が迎撃した。

シリア軍はまた、マシーク村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町一帯のトルキスタン・イスラーム党の拠点を攻撃した。

さらに、ラハーヤー一帯の農場一帯に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月23日付)によると、シリア軍がラターミナ町、サフル丘、ラハーヤー村を激しく砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月23日付)によると、トルコの庇護を受ける国民解放戦線が県西部のマンスーラ村一帯に進攻しようとしたシリア軍と「イランの民兵」を要撃した。

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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2018年政令第20号が施行され、シリア空軍の航空機搭乗員(士官)の報償金と特別手当金が増額(2018年12月23日)

アサド大統領は2018年政令第20号を施行し、シリア空軍の航空機搭乗員(士官)の報償金と特別手当金を月収の8%に増額することを決定した。

SANA(12月23日付)が伝えた。

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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マムルーク国民安全保障会議議長がエジプトを公式訪問し、カーミル総合諜報局と会談(2018年12月23日)

アリー・マムルーク国民安全保障会議議長は、エジプトの総合諜報局のアッバース・カーミル局長(少将)の招待を受け、12月22日にエジプトを訪問し、同局長と会談、政治、安全保障、「テロとの戦い」などに関して意見を交わした。

SANA(12月23日付)が伝えた。

SANA, December 23, 2018

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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カーミシュリー市でトルコが準備している北東部ユーフラテス川以東地域への侵攻作戦に抗議するデモ(2018年12月23日)

ハサカ県では、SANA(12月23日付)によると、北・東シリア民政局とシリア政府が共同支配(分割統治)するカーミシュリー市で、トルコが準備している北東部ユーフラテス川以東地域への侵攻作戦に抗議し、テロおよびその支援者、そして外国の脅威に立ち向かうシリア軍との連帯を訴えるデモが行われ、シリア政府支持者が多数参加した。

SANA, December 23, 2018

AFP, December 23, 2018、ANHA, December 23, 2018、AP, December 23, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 23, 2018、al-Hayat, December 24, 2018、Reuters, December 23, 2018、SANA, December 23, 2018、UPI, December 23, 2018などをもとに作成。

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