ダルアー県でシリア政府と和解した反体制武装集団の元司令官が何者かに射殺される(2019年1月4日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月5日付)によると、ハッラーブ・シャフム村近郊で、シリア政府との和解に応じたヤルムーク軍のウマル・シャリーフ元司令官とハウラーン・ファッルージャ師団のマンスール・ハリーリー元司令官が乗った車に何者かが発砲し、2人が即死した。

AFP, January 5, 2019、ANHA, January 5, 2019、AP, January 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Reuters, January 5, 2019、SANA, January 5, 2019、UPI, January 5, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構がトルコ占領下のアフリーン郡(アレッポ県)に進攻、これを受けてシリア軍(ロシア軍)が同地や県西部を爆撃(2019年1月4日)

アレッポ県では、ANHA(1月5日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡シーラーワー町の登塔者聖シメオン教会(スィムアーン修道院)跡(ダイル・スィムアーン村郊外)一帯、バースーファーン村を砲撃した。

シャーム解放機構は3日、アフリーン郡のキーラ村を制圧している。

これを受け、シリア軍が3日晩、シャーム解放機構支配地域への爆撃を実施、ガザーウィーヤ村の検問所などを攻撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月5日付)によると、この爆撃はロシア軍によるもので、これによりダーラト・イッザ市では子供1人を含む住民3人が死亡したという。

ロシア軍の爆撃はアウラム・クブラー町、ハーン・アサル村、カフルナーハー町にも及び、住民多数が負傷したという。

なお、ANHAによると、トルコの支援を受ける反体制武装集団は、シャーム解放機構の侵攻を受けて、マアルサカ村、マリーミーン村一帯から、カフルジャンナ村、アアザーズ市方面に撤退したという。

ANHA, January 5, 2018

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(1月5日付)によると、シリア軍はまた、「イランの民兵」とともにアレッポ市西のラーシディーン地区に進攻を試みたが、同地の反体制武装集団がこれを撃退し、兵士10人以上を殺害したという。

また、シリア軍の進攻を受けて、シャーム解放機構がアレッポ市西の軍事アカデミー一帯を砲撃した。

AFP, January 5, 2019、ANHA, January 5, 2019、AP, January 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Reuters, January 5, 2019、SANA, January 5, 2019、UPI, January 5, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がアレッポ県西部のヌールッディーン・ザンキー運動最大の拠点アンジャーラ村を制圧(2019年1月4日)

アレッポ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(1月4日付)によると、1日から同県西部でヌールッディーン・ザンキー運動などからなる国民解放戦線と戦闘を続けているシャーム解放機構が、同県西部におけるヌールッディーン・ザンキー運動の最大拠点であるアンジャーラ村を完全制圧した。

**

イドリブ県では、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に近いイバー・ネット(1月4日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊が、「シャーム解放機構」を名のり、ジスル・シュグール市近郊で住民を誘拐、身代金を要求していた誘拐犯一味を摘発した。

AFP, January 4, 2019、ANHA, January 4, 2019、AP, January 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Reuters, January 4, 2019、SANA, January 4, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, Janyary 4, 2019、UPI, January 4, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合がダイル・ザウル県南東部を爆撃し、子供4人を含む住民10人が死亡(2019年1月4日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月4日付)が複数の住民の話として伝えたところによると、米主導の有志連合がカシュキーヤ村を爆撃し、子供4人を含む住民10人が死亡した。

AFP, January 4, 2019、ANHA, January 4, 2019、AP, January 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Reuters, January 4, 2019、SANA, January 4, 2019、UPI, January 4, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ホワイト・ヘルメットはロシア軍がイドリブ県タマーニア町を爆撃したと主張(2019年1月4日)

イドリブ県では、ホワイト・ヘルメットがフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDefense/)で明らかにしたところによると、ロシア軍戦闘機がタマーニア町一帯、ミンタール農場を爆撃し、子供1人と女性2人を含む一家7人が瓦礫の下敷きとなり、負傷した。

**

アレッポ県では、SANA(1月4日付)によると、アレッポ市西のラーシディーン地区で活動を続ける反体制武装集団がアレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区とハムダーニーヤ地区を砲撃した。

死傷者はなかった。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県2件、ラタキア県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも8件の停戦違反(イドリブ県4件、ラタキア県2件、ハマー県2件)を確認した。

AFP, January 4, 2019、ANHA, January 4, 2019、AP, January 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 4, 2019、Reuters, January 4, 2019、SANA, January 4, 2019、UPI, January 4, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アフリーン解放軍団がトルコ占領下のアレッポ県北西部で反体制武装集団を攻撃(2019年1月4日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が1月1日にシーラーワー町近郊のカッバーシーン村で、2日にマーリア市郊外でトルコの支援を受ける反体制武装集団を攻撃した。

ANHA(1月4日付)が伝えた。

AFP, January 4, 2019、ANHA, January 4, 2019、AP, January 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 4, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Reuters, January 4, 2019、SANA, January 4, 2019、UPI, January 4, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は2018年12月16日~12月29日までの14日間でシリア領内で469回の爆撃を実施(2019年1月4日)

米中央軍(CENTCOM)は、2018年12月16日~12月29日の14日間でのシリア、イラク両国における有志連合の爆撃の戦果をHPで発表した。

それによると、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対する爆撃回数は469回、イラク領内での爆撃回数が9回。

各日の爆撃回数、標的(場所)の詳細は開示されなかった。

なお、12月7~15日の7日間で、6回の爆撃の報告が遅れていたことが追加で発表された。

CENTCOM, January 4, 2019をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.