ハサカ県でYPGとアサーイシュが交戦(2019年1月16日)

ハサカ県では、ハーブール(1月17日付)によると、シャッダーディー市で人民防衛隊(YPG)とアサーイシュが交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

YPGは重火器を使用し、アサーイシュの本部を攻撃、アサーイシュの隊員1人が死亡、また双方に5人の負傷者が出た。

AFP, January 17, 2019、Alkhabour, January 17, 2019、ANHA, January 17, 2019、AP, January 17, 2017、al-Durar al-Shamiya, January 17, 2019、al-Hayat, January 19, 2019、Reuters, January 17, 2019、SANA, January 17, 2019、UPI, January 17, 2019などをもとに作成。

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ロシアの・ラヴロフ外務大臣「テロとの戦い」は終わらねばならない…イドリブ県のほぼすべてがヌスラ戦線の支配下にある(2019年1月16日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者会見を行い、「我々はイドリブ県に関するロシアとトルコの合意を実現することに関心がある」と述べた。

ラブロフ外務大臣はまた、「これらの合意は、イドリブ県、そして非武装地帯からシリア軍の陣地やフマイミーム航空基地に発砲を続けるテロリストたちに移動の自由を与えるものではない…。シリア危機の解決は我々が望んでいるよりも遅れている…。だが、進展は明らかにある…。我々はテロとの戦いが終わらねばならないと考えている。現在テロの主要拠点は、イドリブ県で、そのほぼすべてがヌスラ戦線(シャーム解放機構)の支配下にある」と述べた。

スプートニク・ニュース(1月16日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019

AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、Sputnik News, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍と北・東シリア自治局は、トランプ米大統領が提案したシリア北東部国境地帯への安全地帯設置に関して、トルコの管理を拒否、国際社会が保障するなら設置を支援すると表明(2019年1月16日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍総司令部は声明を出し、ドナルド・トランプ米政権がツイッターのアカウントで国境地帯に設置するとした安全地帯に関して、国際社会の保障のもとに設置され、シリア北東部の多様なエスニック集団の共存が担保されるのであれば、設置に向けてあらゆる支援を行うと表明した。

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一方、北・東シリア自治局の執行評議会は声明を出し、この安全地帯に関して、トルコの管理下で設置されることを拒否、国連平和維持軍の派遣がなければ設置不可能だと表明した。

AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「米軍をマンビジュ市での爆発の背後にはYPGがいる」(2019年1月16日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県ユーフラテス川以西のマンビジュ市での米軍兵士を狙った自爆攻撃に関して「人民防衛隊(YPG)が爆発の背後にいるのだろう…。マンビジュ市での米軍兵士に対する攻撃はシリア駐留米軍撤退決定に影響を与えるだろう」と述べた。

アナトリア通信(1月16日付)が伝えた。

AFP, January 16, 2019、Anadolu Ajansı, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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イスラーム国に近いアアマーク通信はマンビジュ市で米軍パトロール部隊に対して自爆攻撃を行ったと速報で伝える(2019年1月16日)

イスラーム国に近いアアマーク通信(1月16日付)は、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県ユーフラテス川以西のマンビジュ市での米軍兵士を狙った自爆攻撃に関してに、「爆弾ベルトを着用した殉教者1人の攻撃で、シリア北東のマンビジュ市で有志連合パトロール部隊に打撃を与えた」と速報で伝えた。

AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局とマンビジュ軍事評議会はマンビジュ市での爆発で死亡した米軍兵士と住民に弔意(2019年1月16日)

北・東シリア自治局と、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会はそれぞれ声明を出し、死亡した米軍兵士ら4人と住民に弔意を示すとともに、「テロ行為」を強く非難した。

AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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米中央軍はマンビジュ市での爆発で米軍兵士2人、国防総省職員1人と契約職員1人の合わせて4人が死亡したと発表(2019年1月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県ユーフラテス川以西のマンビジュ市で爆発が発生し、米軍兵士2人、国防総省職員1人と契約職員1人の合わせて4人が死亡、米軍兵士3人が負傷した。

CENTCOMの英語版声明によると、爆発は「現地での任務」(local engagement)中に、アラビア語版声明によると、爆発はマンビジュ市での「現地での会合」(اجتماع محلي)中に発生したという。

CENTCOM, January 16, 2019をもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県マンビジュ市で爆発が発生、米軍兵士を含む13人が死亡(2019年1月16日)

北・東シリア自治局の支配下にあるアレッポ県ユーフラテス川以西のマンビジュ市で12時30分頃に爆発が発生し、米軍兵士を含む多数が死傷した。

ANHA, January 16, 2019
ANHA, January 16, 2019
ANHA, January 16, 2019

北・東シリア自治局、人民防衛隊(YPG)、民主統一党(PYD)に近いANHA(1月16日付)によると、爆発が起きたのはスンドゥス通りにあるカスル・ウマラー・レストラン。

自爆によるもので、米軍兵士のほかにも、人民防衛隊(YPG)や住民多数が死傷したという。

 

 

ANHA(1月16日付)がマンビジュ市の医療委員会の情報として伝えたところによると、死者は13人(うち米国人4人)。

なお、反体制派系のドゥラル・シャーミーヤ(1月16日付)などは、カスル・ウマラー・レストラン近くにある女学校前を米軍パトロール部隊が通過した際に爆発が発生したとし、事実と異なる報道を行っていた。

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ANHAはその後、スンドゥス通りに設置された監視カメラが撮影した爆発発生時の画像をユーチューブを通じて公開した。

ANHA, January 16, 2019

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爆発で死傷した米国人は、ヘリコプターでただちにマンビジュ市から搬送された。

搬送先は不明。

ANHA, January 16, 2019

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一方、死亡したシリア人9人のうち2人はアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市出身者で、同日中に遺体はアイン・アラブ市に搬送された。

ANHA, January 16, 2019

AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県でイッザ軍と交戦(2019年1月16日)

ハマー県では、SANA(1月16日付)によると、シリア軍が、ハスラーヤー村一帯に潜入しようとしたイッザ大隊(イッザ軍)に砲撃を加えた。

シリア軍はまた、ラターミナ町一帯に潜入しようとした反体制武装集団を迎撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(ハマー県5件、ラタキア県3件、イドリブ県2件)を確認した。

AFP, January 16, 2019、ANHA, January 16, 2019、AP, January 16, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 16, 2019、al-Hayat, January 17, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 16, 2019、Reuters, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019、UPI, January 16, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから428人、ヨルダンから820人の難民が帰国、避難民269人が帰宅(2019年1月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月16日付)を公開し、1月15日に難民1,248人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは428人(うち女性128人、子供218人)、ヨルダンから帰国したのは820人(うち女性246人、子供418人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は100,275人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者42,285人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者57,990人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

SANA, January 16, 2019

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 329,555人(うち女性98,891人、子供167,968人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民269人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性9人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは239人(うち女性83人、子供117人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は3,169人(うち女性1,079人、子供1,388人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,271,765人(うち女性383,638人、子供645,154人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 16, 2019、SANA, January 16, 2019をもとに作成。

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