トルコ占領下のマーリア市一帯で反体制武装集団とシリア軍が砲撃戦(2019年1月26日)

アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会によると、トルコの支援を受けるいわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室所属組織が、マンビジュ市北の大スッカリーヤ村、フルワンジー村、ムフスィナ村を攻撃した。

また、アフリーン解放軍団は、トルコの占領下にあるアアザーズ市一帯にある反体制武装集団を攻撃したと発表した。

ANHA(1月26日付)が伝えた。

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その後、ANHA(1月27日付)によると、トルコの占領下にあるマーリア市、シャイフ・イーサー村、ハルバル村でトルコの支援を受ける反体制武装集団の一つムウタスィム旅団がシリア軍と砲撃戦を行い、ムウタスィム旅団の戦闘員1人が死亡、5人が負傷した。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのエルドアン大統領「我々がマンビジュ市、タッル・リフアト市、ユーフラテス川東岸からテロリストを浄化すれば、数百万のシリア難民が帰宅できる」(2019年1月26日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は「シリアからトルコを遠ざけようとしている当事者は、シリア国民の自由を保障しようとはしていない…。我々がマンビジュ市、タッル・リフアト市、ユーフラテス川東岸からテロリストを浄化すれば、数百万のシリア難民が帰宅できるだろう」と述べた。

エルドアン大統領はまた「我々は必要とあれば、シリアでの軍事作戦に躊躇しない。協議が成功しなければ、我々は突如としてやって来る…。シリアにトルコがいる理由を訊いてくる者に言ってやるがよい。アダナ合意が効力を発揮していないからだと」と付言した。

ドゥラル・シャーミーヤ(1月26日付)が伝えた。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県住民がインフラ不足に抗議、YPG主体のシリア民主軍と激しく交戦(2019年1月26日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるウマル油田入口で、地元住民がインフラ不足に抗議、シリア民主軍が激しく交戦した。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県でダーイシュ支配地域から脱出できずにいた住民1,300人を解放(2019年1月26日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(1月26日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南東部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域から脱出できずにいた住民約1,300人を新たに解放した。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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東グータ地方から退去してきた住民がトルコ占領下のアフリーン市で国民軍の横暴に抗議するデモ(2019年1月26日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月26日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去してきた住民多数が、トルコの占領下にあるアフリーン市のサラーフッディーン・アイユービー交差点で抗議デモを行い、住民に対する国民軍の横暴に異議を唱えた。

同市では25日、国民軍メンバーどうしの銃撃戦に住民が巻き込まれ、1人が死亡、1人が負傷していた。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市で武装集団どうしが交戦(2019年1月26日)

アレッポ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で、トルコの支援を受ける反体制武装集団どうしが交戦した。

戦闘は、一部の武装集団が、東部自由人連合の退去を求めたことが発端だという。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、January 27, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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シリア外務省高官筋「アダナ合意の履行は国境の現状回復を通じて行われるべきで、トルコはテロ支援と占領を停止する必要がある」(2019年1月26日)

外務在外居住者大臣高官筋は、シリア国内でのクルディスタン労働者党(PKK)の活動を規制するために1998年にシリアとトルコの間で交わされたアダナ合意に関して、「トルコとの共同協力合意の活性化は、両国国境がかつてのように現状復帰することを通じて行われるべきで、トルコ政府はテロリストに対する資金、武器支援や教練を停止し、シリア領内の占領地から撤退する」必要がある、と述べた。

SANA(1月26日付)が伝えた。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県で、シリア軍がシャーム解放機構、イッザ軍と交戦(2019年1月26日)

イドリブ県では、SANA(1月26日付)によると、シリア軍がフワイン村、スカイク村、ザルズール村、タマーニア町でシャーム解放機構に対して砲撃を行った。

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ハマー県では、SANA(1月26日付)によると、シリア軍がワーディー・ダウラート、ブワイダ村、ラハーヤー村、マアルカバ村一帯、アブー・ライーダ村一帯でシャーム解放機構、イッザ大隊(イッザ軍)などの反体制武装集団の停戦違反を確認し、応戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(ハマー県5件、イドリブ県7件、アレッポ県2件、ラタキア県2件)を確認した。

AFP, January 26, 2019、ANHA, January 26, 2019、AP, January 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2019、al-Hayat, January 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2019、Reuters, January 26, 2019、SANA, January 26, 2019、UPI, January 26, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから1,157人、ヨルダンから879人の難民が帰国、避難民172人が帰宅(2019年1月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月26日付)を公開し、1月25日に難民2,036人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは1,157人(うち女性347人、子供590人)、ヨルダンから帰国したのは879人(うち女性264人、子供448人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は113,223人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者47,264人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者65,969人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 342,503人(うち女性102,776人、子供174,568人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民172人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは30人(うち女性11人、子供10人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは142人(うち女性49人、子供61人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は5,455人(うち女性1,857人、子供2,404人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,274,051人(うち女性384,416人、子供644,170人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 26, 2019をもとに作成。

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