アスマー大統領夫人が聴力障害のある児童たちを支援する特別支援施設を訪問(2019年1月21日)

大統領府はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPresidency/)で、アスマー・アフラス大統領夫人が、聴力障害のある児童たちを支援する特別支援施設を訪問したと発表し、その映像と写真を公開した。

映像と写真のなかで、アスマー夫人は、スカーフを纏い、児童に補聴器をつけたり、施設の子どもたちや家族と懇談している。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/videos/530094000829829/?__xts__%5B0%5D=68.ARDmZ1D5OLdrJxqnqOjVMa-Wfo9NFN11CO-GE0htMrq0FtZzDjlpSlXTFsGJnR1hoZDRjoRII9dQzl8_KEkAckaeGbHRon-b7KrHEafUs_e20_kw9SK1OFkryQ-gEPG5jeCIIS4l41mg4YtYhLOXNAKws5jynV_6mriyQkquTMoIYJdZH2lBaa8U4OASVaqrGp7X6TTjpfz4jdmhMsgqQbMyBXzwgLX4ZjNcM6IX0aPm5xT3B1fZPyu6w6v-PLPkxC3LWjlV29ODj7NYwhPfGXCpB4dlbEQUq8W8TiHkinwUUbQsXXh9AAL8-4FQnfJpmEgrdDkT2xHTZMNprka6oGoHFe4w26Kzc3o2lQ&__tn__=-R

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/2231384196905400?__xts__%5B0%5D=68.ARCfPTqYnzuxW2_8xGluJ_cDPBZMMuqE7035w61MTF6vw7_szD8QkXavt0VxaCC9l0hiud9fJ1k_QSaMVl-4AnBHoRDLpF_S8DeDMANBK9Y9FXn_k_mjCuK8XpQJ4MrElgTtfQL-nrRs4GV8r1C4pSrlcylAbUMsGtZoMJuZI_O-lhKVZIqrObDnoZC881Mwy0DYOgih02ck0UHck4jBKoyaPKYDffcloW95EEX_8k53-aXF7J-e6hlxjM9FDdczShR-ALqKUUcwajlw1YzXefHh4u-nUWvQ384Qqum1v7r7vN-sTQkOfSn3k3F0dcKZ-cWSJCPIonnRDH8V8H8JOO1HTA&__tn__=-R

AFP, January 22, 2019、ANHA, January 22, 2019、AP, January 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2019、al-Hayat, January 23, 2019、Reuters, January 22, 2019、SANA, January 22, 2019、UPI, January 22, 2019などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットはシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握したイドリブ県での活動継続を宣言(2019年1月21日)

ホワイト・ヘルメットは声明を出し、イドリブ県、アレッポ県西部・南西部、ハマー県北部でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、トルコの庇護を受ける国民解放戦線所属諸派との戦闘の末、同地の軍事・治安権限を掌握したことに関して、同地での活動を継続すると発表した。

ホワイト・ヘルメットは「シリア北部の軍事・自治の支配地図の最近の変更は、我々の独立性と中立性に何らの影響も与えない」と述べ、アル=カーイダ支配地域で活動を継続すると強調した。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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シャーム軍団はメンバーを窃盗容疑で拘束後、拷問で死亡させる(2019年1月21日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月21日付)によると、ダマスカス郊外県からトルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡に退去したシャーム軍団の治安局が、メンバーの男性1人をアフリーン市郊外のマイダーン・イクビス村で同軍団の治安局に拘束後、拷問を受けて死亡させた。

死亡したのはムハンマド・アトル氏(22歳、ヒムス県クサイル市出身)で、窃盗の容疑をかけられていたという。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団がトルコの占領下にあるマーリア市近郊で反体制武装集団の拠点を攻撃(2019年1月21日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、20日にマーリア市近郊で反体制武装集団の拠点を攻撃したと発表した。

ANHA(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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欧州外交評議会はシリア人ビジネスマン11人を新たな制裁対象に(2019年1月21日)

欧州外交評議会はシリア人ビジネスマン11人を制裁(EU内での資産凍結や渡航禁止)対象リストに新たに追加した。

ANHA(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュのパキスタン人戦闘員がYPG主体のシリア民主軍に投降し、ダーイシュがトルコ国内に複数の拠点を有し、移動経路を確保していたと証言(2019年1月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(1月21日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南東部で投降してきたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー数十人を拘束した。

投降してきたメンバーの1人は、パキスタンのラホール市出身のファドル・ラフマーン・アブドゥルマジード氏(1971年生まれ、アブー・インアーム・ムハージル)は、ANHAが公開したビデオ映像のなかで、ダーイシュがトルコ国内に複数の拠点を有し、移動経路を確保していたと証言している。

https://youtu.be/7FQXgiAOTa0

ANHA(1月20日付)によると、シリア民主軍はまた、ダーイシュ支配地域から脱出できずにいた住民約600人を解放した。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍は前日に続いてシリア領内各所を爆撃:ダブル・タップにより少なくとも4人死亡、6人負傷(2019年1月21日)

SANA(1月21日付)は、軍消息筋の話として、イスラエル軍が20日に続いて21日午前1時10分、シリア領内を空対地ミサイルと地対地ミサイルによって波状攻撃を行い、シリア軍防空部隊が迎撃し、そのほとんどを破壊、数十発を目標に到達する前に撃墜したと伝えた。

イスラエル軍がシリア領内に対して「ダブル・タップ」を行うのは、シリア内戦発生(2011年)以降ではこれが初めて。

https://www.facebook.com/Alikhbaria.Sy/videos/1518366994974222/

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ロシア国防省は声明を出し、シリア軍防空部隊が、イスラエル軍戦闘機が発射した弾道ミサイルなど30発以上を撃墜したと発表した。

声明によると、イスラエル軍戦闘機複数機が3度にわたり、シリアの西、南西、そして南から同国を爆撃し、シリア軍兵士4人が死亡、6人が負傷、ダマスカス国際空港のインフラの一部が破損したという。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍のミサイル攻撃はダマスカス国際空港一帯、首都ダマスカス郊外および南部・南西部農村地帯に集中し、イランやヒズブッラーの拠点や倉庫複数カ所が被害を受けたという。

また、スワイダー24(1月22日付)によると、イスラエル軍の攻撃はスワイダー県にもおよび、兵士2人が死亡、8人が負傷し、病院に搬送されたという。

『ハヤート』(1月22日付)によると、ダマスカス郊外県で攻撃を受けたのは、ジャルマーナー市一帯、ダマスカス国際空港一帯、キスワ市一帯。

その後、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(1月22日付)に対して、爆撃による死者数が21人に達したと発表した。

アブドゥッラフマーン代表によると、21人のうち、外国人はイラン人12人を含む15人にのぼるという。

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この攻撃に関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で「イスラエル国防軍は…シリア領内のイランのゴドス軍団の標的複数カ所に打撃を加えた」と発表した

アドライ報道官はまた、ツイッターのアカウントを通じてシリア軍の防空システムを破壊したとする映像を公開した。

Twitter, January 21, 2019

アドライ報道官によると、イランのゴドス軍団の拠点を攻撃していたイスラエル軍戦闘機に対して地対空ミサイルが発射されたことを受けて、防空システムを破壊したという。

また、イスラエル軍のジョナサン・コンリカス報道官(中佐)は記者団に対して「シリアへの夜間爆撃時にロシア軍とのホットラインを使用した…。衝突を回避する仕組みは機能している。昨夜もこの仕組みは通常通り機能した」と述べた。

一方、イスラエルのカッツ諜報大臣は、軍ラジオ局(1月21日付)に対して「我々の政策は変更された。イランに対してあからさまに対決するようになった。必要ならば、この対決を強化する」と述べた。

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外務在外居住者省は国連事務総長と国連安保理議長に宛てて書簡を送り、21日のイスラエルによる越境爆撃を報告、国連安保理決議第350号(1974年)への違反だとしたうえで、シリアの危機と「テロとの戦い」を長引かせようとしていると非難した。

SANA(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 21, 2019、January 22, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、al-Ikhbariya al-Suriya, January 21, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、Suwayda 24, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県南部で米軍とシリア民主軍の合同車列を狙った自爆攻撃は発生、米軍兵士2人が負傷、ダーイシュの犯行か?(2019年1月21日)

ハサカ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、シャッダーディー市近郊の第47橋に設置された内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所で爆弾を積んだ車がシリア民主軍と有志連合の合同パトロール部隊を狙って自爆攻撃を行ったと発表した。

合同パトロール部隊はシャッダーディー市で通常のパトロール任務を行っていたという。

シリア民主軍がこの自爆攻撃に適切に対処し、被害を最小限に食い止めたという。

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有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/OIRSpox)を通じて、「我々は、米国とシリアの協力部隊の合同の車列が今日シリアで車爆弾によると思われる攻撃を受けたことを確認した。米軍に犠牲者は出なかった」と発表した。

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だが、SANA(1月21日付)などによると、YPG戦闘員4人が死亡、米軍兵士2人が負傷した。

爆弾を積んだ自動車は、車列が通過するのに合わせて爆発したという。

これに関して、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(1月21日付)は、「殉教戦士1人がハサカ県シャッダーディー市南部にあるアサーイシュの第47検問所で、米軍とアサーイシュの合同の車列を車爆弾で攻撃した」と伝えた。

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ANHA(1月21日付)は事件現場の映像や写真を公開した。

https://youtu.be/ojMjJJNqffc

 

https://youtu.be/Lw05Y7fca_U

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一方、ANHA(1月21日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局が共同(分割)統治を行うカーミシュリー市で、内務治安部隊(アサーイシュ)がワゴン車に仕掛けられた爆弾を撤去した。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県でシャーム解放機構、イッザ軍と交戦(2019年1月21日)

ハマー県では、SANA(1月21日付)によると、シリア軍がバーブ・ターカ村一帯のシャーム解放機構を集中的に砲撃した。

シリア軍はまたズィヤーラ町一帯でトルキスタン・イスラーム党の停戦違反を確認し、迎撃したほか、ラターミナ町一帯でイッザ大隊(イッザ軍)の拠点を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(1月21日付)によると、シリア軍がカフルナブル市、ジャルジャナーズ町一帯で反体制武装集団の車輌を攻撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5 件(イドリブ県2件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(アレッポ県2件、ハマー県3件、ラタキア県3件、イドリブ県9件)を確認した。

AFP, January 21, 2019、ANHA, January 21, 2019、AP, January 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2019、al-Hayat, January 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 21, 2019、Reuters, January 21, 2019、SANA, January 21, 2019、UPI, January 21, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから407人、ヨルダンから774人の難民が帰国、避難民261人が帰宅(2019年1月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月21日付)を公開し、1月20日に難民1,181人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは407人(うち女性121人、子供207人)、ヨルダンから帰国したのは774人(うち女性232人、子供395人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は106,715人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者44,279人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者62,436人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 335,995人(うち女性100,823人、子供171,252人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民261人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは27人(うち女性11人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは228人(うち女性77人、子供109人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は4,326人(うち女性1,483人、子供1,919人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,272,922人(うち女性384,042人、子供645,685人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 21, 2019をもとに作成。

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