ダーイシュの児童戦闘員(カリフ制の幼獣)5人を含むイラク人戦闘員多数がYPG主体のシリア民主軍に投降(2019年2月6日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が活動を続ける上バーグーズ村を包囲する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、同地から脱出を続ける住民に紛れて避難民キャンプに潜入しようとしたダーイシュの戦闘員7人を発見、これを殲滅した。

7人は自爆ベルトを着用し、避難民キャンプでの自爆を試みようとしていたという。

一方、14~15歳のダーイシュの児童戦闘員(カリフ制の幼獣)5人を含むイラク人戦闘員多数がシリア民主軍に投降した。

なお、ANHAによると、シリア民主軍は上バーグーズ村の約80%を制圧しているという。

AFP, February 7, 2019、ANHA, February 7, 2019、AP, February 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 7, 2019、al-Hayat, February 8, 2019、Reuters, February 7, 2019、SANA, February 7, 2019、UPI, February 7, 2019などをもとに作成。

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イスラエル日刊紙『ハアレツ』はロシアがシリアに供与したS-300空システム4基のうち3基が起動したと伝える(2019年2月6日)

イスラエル日刊紙『ハアレツ』(2月6日付)は、ロシアがシリアに供与したS-300空システム4基のうち3基がハマー県西部のミスヤーフ市近郊に配備され、起動したと伝えた。

同紙が掲載したイスラエルの民間衛星画像企業イメージサット・インターナショナルの衛星写真には、発射台に立てられたミサイル3基が写っている。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、Haaretz, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県のカラク村の空軍情報部施設の壁にシリア政府を非難する落書き(2019年2月6日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月6日付)は、ダルアー県のカラク村の空軍情報部施設の壁に、シリア政府を非難する落書きが壁に書かれているのが発見されと伝え、その写真を公開した。

落書きは「イランとラートの党(ヒズブッラーのこと)の犬どもよ、今に戻ってきてやる」「バアス党は裏切り者の党で、党に所属していることは犯罪だ」「バアス主義の党は倒れる」「カラク、2月6日」「南部連隊」などと書かれている。

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ドゥラル・シャーミーヤ(2月7日付)によると、この落書きと合わせて、「南部連帯」を名のるグループが声明を出し、結成を宣言した。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、February 7, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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パレスチナ自治政府のアッバース大統領「我々はシリアのアラブ連盟復帰を支持する」(2019年2月6日)

パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領はスプートニク・ニュース(2月6日付)のインタビューに応じ、そのなかで「我々は原則的に、シリアがアラブ連盟に復帰するのを支持する。我々は、今後アラブ諸国間の協議を通じてこの目的が実現することを希望している」と述べた。

アッバース大統領はまた「近くシリアを訪問する計画はないが、シリアで起こることを重点的にフォローしたい。なぜなら、シリアには50万ものパレスチナ難民が暮らしているからだ…。我々はシリアの国家やUNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)とともに、ヤルムーク難民キャンプの復興に向けて行動し、早急にキャンプから退去している人々を帰還させたい」と述べた。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、Sputnik News, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるバーブ市で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発(2019年2月6日)

アレッポ県では、ANHA(2月6日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発した。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相がロウハーニー大統領と会談(2019年2月6日)

イランを公式訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、テヘランでハサン・ロウハーニー大統領と会談した。

SANA(2月6日付)によると、会談では、シリア情勢および中東地域情勢の進捗、二国間関係の強化などについて意見が交わされた。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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軍武装部隊総司令部は1981年以前生まれの成人男子の予備役を終了(2019年2月6日)

軍武装部隊総司令部は声明を出し、1981年以前生まれの成人男子の予備役を終了し、予備役将兵の召集を行わないことを決定した。

SANA(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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シリア赤新月社は米占領地の背後に位置するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに3ヶ月ぶりに人道支援物資を搬入(2019年2月6日)

シリア赤新月社は声明を出し、食糧、医薬品、健康用品、子ども服、離乳食などを積んだ貨物トラック133輌が、米主導の有志連合が占領するヒムス県南東部のタンフ国境地帯一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに搬入したと発表した。

同地への人道支援物資搬入が行われるのは3ヶ月ぶり。

SANA(2月6日付)が伝えた。

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これに関して、南部戦線の軍事調整官を務めるというアブー・タウフィーク・ダイリー氏は、ドゥラル・シャーミーヤ(2月6日付)に対して、国連の使節団が、革命特殊任務軍に随行されて、ルクバーン・キャンプに入り、人道支援の配給を行ったと述べた。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県、ハマー県でトルキスタン・イスラーム党、イッザ軍などと交戦(2019年2月6日)

イドリブ県では、SANA(2月6日付)によると、シリア軍がザイズーン発電所で略奪を行ってきたトルキスタン・イスラーム党を攻撃した。

シリア軍はまた、ジャルジャナーズ町で反体制武装集団を攻撃した。

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ハマー県では、SANA(2月6日付)によると、シリア軍がズラーキーヤート村、ザリーン村方面に潜入しようとしたイッザ大隊(イッザ軍)を迎撃した。

シリア軍はまた、ムーリク市一帯の反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(アレッポ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を11件(ラタキア県6件、ハマー県4件、アレッポ県1件)を確認した。

AFP, February 6, 2019、ANHA, February 6, 2019、AP, February 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2019、al-Hayat, February 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2019、Reuters, February 6, 2019、SANA, February 6, 2019、UPI, February 6, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから392人、ヨルダンから672人の難民が帰国、避難民30人が帰宅(2019年2月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(2月6日付)を公開し、2月5日に難民1,064人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは392人(うち女性118人、子供200人)、ヨルダンから帰国したのは672人(うち女性202人、子供343人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は125,131人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者51,802人(うち女性15,668人、子ども26,337人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者73,329人(うち女性22,025人、子ども37,383人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 354,411人(うち女性106,351人、子供180,642人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,673,308人(うち女性2,002,592人、子供3,404,407人)。

一方、国内避難民30人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は7,888人(うち女性2,700人、子供3,491人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,276,484人(うち女性385,259人、子供647,257人)となった。

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ロシア国防省によると、ロシアとシリアの合同調整委員会会合がモスクワとダマスカスをテレビ会議システムで繋いで開催され、難民・国内避難民の帰還状況についての報告がなされた。

会合では、これまでに35万2000人の難民が帰国、127万6000人の国内避難民が帰村したことが報告された。

2019年に入ってからは、難民3万8000人、国内避難民7,800人が帰還しているという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2019をもとに作成。

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