トルコのアカル国防大臣はジェフリー米国務省シリア問題担当特使と会談し、シリア北東部での安全地帯設置とYPG退去を求める(2019年7月22日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使と会談した。

アナトリア通信(7月23日付)によると、会談でアカル国防大臣は、シリア北東部の国境地帯に安全地帯を設置し、同地から人民防衛部隊(YPG)/クルディスタン労働者党(PKK)を排除し、その拠点を破壊する必要があると改めて強調した。

また、米国の高官がYPG/PKKの幹部との会談を繰り返していることに遺憾の意を示した。

これに対してジェフリー特使は、YPGの重火器を撤去し、難民を帰還させるのにふさわしい状況を作り出す必要があると応えたという。

AFP, July 23, 2019、ANHA, July 23, 2019、AP, July 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2019、Reuters, July 23, 2019、SANA, July 23, 2019、SOHR, July 23, 2019、UPI, July 23, 2019などをもとに作成。

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トルコのシャンルウルファ県にシリア領から発射された砲弾2発が着弾し子供1人を含む住民6人が負傷(2019年7月22日)

アナトリア通信(7月23日付)は、シリア領から発射された迫撃砲弾2発がトルコのシャンルウルファ県のジェイランピナル郡に着弾し、子供1人を含む住民6人が負傷し、ジェイランピナル国立病院に搬送されたと伝えた。

AFP, July 23, 2019、ANHA, July 23, 2019、AP, July 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2019、Reuters, July 23, 2019、SANA, July 23, 2019、SOHR, July 23, 2019、UPI, July 23, 2019などをもとに作成。

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チャヴシュオール外務大臣「米国が「安全地帯」設置をめぐる合意を遵守しなければ、ユーフラテス川東岸に対する軍事作戦を開始する」(2019年7月22日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、TGRT Haber(7月22日付)のインタビューに応じ、アレッポ県マンビジュ市一帯での「安全地帯」設置をめぐる合意を米国が遵守しなければ、ユーフラテス川東岸に対する軍事作戦を開始すると述べた。

チャヴシュオール外務大臣外務大臣は「米国はマンビジュ市にかかる行程表を遵守しておらず、具体的な措置を講じていない…。脅威が続き、具体的な措置が講じられなければ、我々はユーフラテス川東岸で軍事作戦を開始するだろう…。今日予定されている米国代表との会合でユーフラテス川東岸での「安全地帯」設置について問題解決することを望んでいる」と述べた。

なお、ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使22日にトルコ入りしている。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、TGRT Haber, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官が米政府高官と会談(2019年7月22日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のムスタファー・バーリー中央広報局長はツイッターのアカウント(https://twitter.com/mustefabali)で、マズルーム・アブディー総司令官が、米軍統合参謀本部のケネス・マッケンジー報道官、ウィリアム・ロバーク元駐バーレーン米国大使と会談し、地域情勢やダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」の進捗について協議したことを明らかにした。

バーリー中央広報局長によると、会談ではまた、トルコとの国境地帯に設置がめざされている「安全地帯」や、シリア民主軍と有志連合の今後の関係のありようなどについても意見が交わされた。

https://twitter.com/mustefabali/status/1153210360012431360

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるジャラーブルス市とアフタリーン市でオートバイに仕掛けられた爆弾が相次いで爆発、子供1人とトルコのNGO組織IHHのメンバー1人が死亡(2019年7月22日)

アレッポ県では、ザマーン・ワスル(7月22日付)によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市とアフタリーン市でオートバイに仕掛けられた爆弾が相次いで爆発、子供1人とトルコのNGO組織IHH(人道支援基金)のメンバー1人が死亡、15人以上が負傷した。

負傷した市民はトルコのNGO組織IHHがラーイー村の病院に搬送した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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メディア活動家は21日のダマスカス郊外県での爆発がドローンによってヒズブッラー幹部を狙ったものだと主張(2019年7月22日)

メディア活動家のウマル・ハリーリー氏はフェイスブックのアカウントで、21日にダマスカス郊外県サアサア町近郊のクライアート村にロケット弾が着弾し、車を直撃、乗っていた運転していた男性1人と女児1人が死亡、3人が負傷したとのSANA(7月21日付)の報道に関して、無人航空機(ドローン)がヒズブッラーの幹部の一人であるマシュフール・ザイダーン氏の乗った車を狙ったものだと綴った。

ハリーリー氏によると、ドローン攻撃により、ザイダーン氏は即死、その場にいた市民多数が負傷したという。

ザイダーン氏はクナイトラ県ハドル村出身のシリア人で、数年前からヒズブッラーのメンバーとして活動し、シリア南部やダマスカス郊外県東グータ地方での戦闘を指揮していたという。

ザイダーン氏は4ヶ月前から姿を消し、死亡したとの情報も流れていたが、実際にはヒズブッラーによりレバノンに召喚され、その後新たな任務を帯びてシリアに戻っていたという。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シリア政府の牙城である首都ダマスカスとラタキア市で相次いで爆発が発生、国防隊司令官1人が死亡(2019年7月22日)

ダマスカス県では、SANA(7月22日付)によると、カダム区で爆弾が爆発し、市民1人が死亡した。

これに関して、カシオン連隊を名のるグループが声明を出し、マイダーン区・ナフル・イーシャ地区で国防隊の司令官の1人イヤード・ドゥユーブ氏の車に爆弾を仕掛け、爆破したと発表、犯行を認めた。


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ラタキア県では、SANA(7月22日付)によると、ラタキア市のティシュリーン大学のキャンパスに迫撃砲弾1発が着弾した。

死傷者はなかった。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)が複数の地元筋の話として伝えたによると、ヒルバト・ガザーラ町にある検問所で、空軍情報部メンバーのアワード・アリー・アワードなる人物が何者かによって狙撃され、死亡した。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(7月23日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトゥカイヒー村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー1人を殺害、3人を拘束、大量の爆発物や武器弾薬を押収した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、July 23, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードはS-200、S-300が配備されているハマー県のロシア軍基地を攻撃したと発表(2019年7月22日)

新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒード(「信者を煽れ」作戦司令室所属)はテレグラムを通じて、ハマー県ミスヤーフ市北西にあるロシア軍基地を砲撃したと発表した。

アンサール・タウヒードによると、砲撃は、ミスヤーフ市の「シャッビーハの本部複数カ所」に対しても行われたという。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)は複数の地元筋の話として、「シリア革命」開始以降初めて、ロシア軍が掌握するミスヤーフ市北東の防空中隊(S-200およびS-300ミサイル防空システムの拠点)が標的となったと伝えた。

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一方、トルコの後援を受ける国民解放戦線は、シリア・ロシア軍の攻撃への報復として、ハマー県北部のシリア軍拠点複数カ所、ハマー市北部のハマー航空基地を重点的に砲撃したと発表した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構は反体制派支配地域に米国製の最新トンネル掘削用機器多数を持ち込むとともに、アラブ人技術者も潜入(2019年7月22日)

スプートニク・ニュース(7月22日付)は、複数の地元筋およびメディア筋の話として、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)が、トルコ領内から米国製の最新トンネル掘削用機器多数をシリア国内の反体制派支配地域に持ち込むとともに、アラブ人国籍の建設・地理関連の技術者多数がこれらの機器とともにシリア領内に入ったと伝えた。

同筋によると、機器と技術者たちのシリア入りは、サウジアラビア人説教師で、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などのアル=カーイダ系組織に近い、元シャーム解放機構幹部の自称「無所属戦闘員」アブドゥッラー・ムハイスィニー氏の監督のもとに行われ、シリア・ロシア軍の攻撃が続いているイドリブ県のハーン・シャイフーン市、ハマー県のカフルズィーター市、ラターミナ町、ガーブ平原などに配備され、トンネルの掘削や陣地の建設が進められる模様だという。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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反体制武装集団はシリア政府支配地域各所を砲撃、ハマー県とアレッポ県で市民14人が死亡(2019年7月22日)

ハマー県では、SANA(7月22日付)、シリア人権監視団によると、イドリブ県フバイト村一帯で活動を続ける反体制武装集団がシリア政府支配下のナーウール・ジューリーン村、スカイラビーヤ市を砲撃し、女児2人を含む市民7人が死亡、多数が負傷した(シリア人権監視団によると、死亡したのは6人)。

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アレッポ県では、SANA(7月22日付)やシリア人権監視団によると、アレッポ市西部のラーシディーン地区一帯で活動を続ける反体制武装集団が、アレッポ市のハムダーニーヤ地区やジュマイリーヤ地区の住宅街を砲撃し、市民7人が死亡、多数が負傷、民家や商店、自動車などが被害を受けた。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県、ハマー県を激しく爆撃、反体制派支配下のマアッラト・ヌウマーン市では市場が狙われ39人が死亡、ロシアは爆撃への関与を否定(2019年7月22日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから82日目となる7月22日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦、双方が相手方の支配地域を激しく砲撃しした。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より68人(民間人68人(うち女性7人、子供9人)、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,651人となった。

68人のうち、シリア・ロシア軍の攻撃による死者は54人、反体制武装集団の攻撃による死者は14人。

なお、2,651人のうち、759人が民間人(女性142人、子供189人を含む)、918人がシリア軍兵士、974人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は約80回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」25発を投下、ロシア軍も48回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は340発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、カフルサジュナ村、マアッルズィーター村、アルマナーヤー村、バスィーダー村、カフルルーマー村、マアッラト・スィーン村、カンスフラ村、ファッティーラ村、カフルナブル市一帯、マルアンド村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでマアッラト・ヌウマーン市、カフルルーマー村に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃により、サラーキブ市で女性1人と子供1人を含む市民8人、カフルルーマー村で女性1人を含む2人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県内各所を砲撃し、ジスル・シュグール市近郊のカスタン村で女性1人、子供1人を含む一家4人が、ビダーマー町で男性1人が死亡した。

ロシア軍もマアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、ラカーヤー村、タマーニア町、タッル・タルイー村、ヒーシュ村、カフルナブル市、ハザーリーン村一帯を爆撃し、マアッラト・ヌウマーン市では市場が狙われ、ホワイト・ヘルメットなどによると市民39人が死亡した。

また、カフルナブル市でも市民1人が死亡した。

これに関して、ロシア国防省は声明を出し、「英国と米国が資金を提供するホワイト・ヘルメットの匿名人物が出した発表は…ウソの発表である」と否定したうえで、「ロシア空軍はこの地域に対して爆撃を実施していない」と主張した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、ラトミーン町に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでムーリク市、サルマーニーヤ村に「樽爆弾」を投下した。

この爆撃で、ラトミーン村で子供2人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊が県内の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もムーリク市、ラターミナ町を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県内の戦闘地域を砲撃し、カフルダーイル村で男性1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊が同地を砲撃した。

ロシア軍もカッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ハマー県4件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(ハマー県5件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから327人、ヨルダンから1,212人の難民が帰国、避難民3人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年7月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月22日付)を公開し、7月21日に難民1,539人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは327人(うち女性89人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは1,212人(うち女性304人、子供516人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は319,274人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者104,069人(うち女性18,602人、子ども31,303人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者215,205人(うち女性32,202人、子ども54,689人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 548,554人(うち女性164,630人、子供279,662人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,187人(うち女性1,994,156人、子供3,390,065人)。

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一方、国内避難民3人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は34,274人(うち女性10,704人、子供15,704人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,302,870人(うち女性386,572人、子供648,781人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した3人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2019をもとに作成。

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ベラルーシ訪問中のムアッリム外務在外居住者大臣がルカシェンコ大統領と会談(2019年7月22日)

ベラルーシを21日から公式訪問しているワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)は、首都ミンスクでアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と会談した。

SANA(7月22日付)によると、会談では、二国間関係の強化などについて意見が交わされた。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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ローマ・カトリック教会のピーター・タークソン枢機卿がアサド大統領と会談(2019年7月22日)

シリアを訪問中のローマ・カトリック教会のピーター・タークソン枢機卿が首都ダマスカスでアサド大統領と会談し、第266代ローマ教皇フランシスコの親書を手渡した。

SANA(7月22日付)によると、親書には、シリアでの安定回復を支持し、シリア国民の苦しみが終わることが願うとする教皇の意思が記されていたという。

タークソン枢機卿との会談で、アサド大統領は、イドリブ県などで活動を続ける「テロリスト」が市民に対する犯罪や攻撃を続ける一方、西側諸国がテロ組織を依然として支援している現状を伝える一方、シリア国民を支援するために、「テロリスト」を支援し、戦争を長引かせようとし、シリア国民に制裁を科し続ける国に圧力をかけ、政策を転換させ、和平と安定に向けて行動させる必要があると訴えた。

会談には、フランシスコ会神父で教皇庁評議会次官のニコラ・リッカルディ氏、駐シリア・ローマ法王庁大使のマリオ・ゼナリ枢機卿が同席した。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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シリア政府が北・東シリア自治局の支配地に面するすべての通行所を突如閉鎖、トルコ軍侵攻の前触れか?(2019年7月21日)

反体制派系サイトのユーフラテス・ポスト(7月22日付)は、シリア政府が北・東シリア自治局の支配地に面するすべての通行所を閉鎖したと伝えた。

閉鎖されたのは、ラッカ県のサブハ町、ウカイラシー村、スィフヤーン村、マスカナ町、ダイル・ザウル県のサーリヒーヤ村、アレッポ県マンビジュ市南西のターイハ村に設置された通行所。

ユーフラテス・ポストは、この突然の措置が、北・東シリア自治局支配下のシリア北部(ラッカ県タッル・アブヤド市一帯)へのトルコ軍侵攻の前兆ではないかと伝えた。

AFP, July 22, 2019、ANHA, July 22, 2019、AP, July 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2019、Euphrates Post,、Reuters, July 22, 2019、SANA, July 22, 2019、SOHR, July 22, 2019、UPI, July 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍の爆撃でホワイト・ヘルメット・メンバーのメディア活動家アナス・ディヤーブ氏が死亡(2019年7月21日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月21日付)によると、ホワイト・ヘルメットのメンバーでメディア活動のアナス・ディヤーブ氏がハーン・シャイフーン市に対するロシア軍の爆撃で死亡した。

ディヤーブ氏は、ハーン・シャイフーン市出身で、さまざまな反体制武装集団に戦場カメラマンとして同行した後、数年前からホワイト・ヘルメットの広報部門メンバーとして活動していた。

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トルコで暮らすホワイト・ヘルメットのラーイド・サーリフ代表は、ディヤーブ氏の死について「彼はシリアで何が起きているのかを世界に見せようとしていた…。大きな損失だ…」と述べた。

AFP(7月21日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、ディヤーブ氏は、イッザ軍のメンバー2人と3階建てのビル内に隠れていたところを、ロシア軍戦闘機によって狙われたという。

また、イナブ・バラディー(7月21日付)によると、ディヤーブ氏はハーン・シャイフーン市でのシリア・ロシア軍の爆撃の取材中に狙われたという。

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イッザ軍は、バラク・オバマ前米政権の支援を受けていたいわゆる「穏健な反体制派」で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と一貫して共闘関係にある。

また、今年4月にハマー県北部とイドリブ県南部へのシリア・ロシア軍の攻勢が強まると、このシャーム解放機構に加えて、トルコの支援を受ける国民解放戦線とともに「必勝」作戦司令室を結成、共闘関係を強めていた。

ホワイト・ヘルメットは、シャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握しているイドリブ県などの反体制派支配地域で、これらの武装集団とともに活動を続けていた。

なお、6月に死亡したアブドゥルバースィト・サールート氏もイッザ軍のメンバーだった。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、‘Inab Baladi, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2019年7月21日)

アレッポ県では、ANHA(7月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、トルコとその支援を受ける反体制武装集団による20日のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村への砲撃に応戦、マルアナーズ村一帯に侵攻しようとした反体制武装集団を撃退、北部戦線、シャーム戦線の戦闘員5人を殺害、6人を負傷させたと発表した。

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ハサカ県では、ANHA(7月21日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるハサカ市のグワイラーン地区でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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シリア政府支配下のヒムス県東部で線路が爆破され、リンを輸送中の列車が脱線する一方、ダマスカス郊外県南部にロケット弾が着弾し2人死亡(2019年7月21日)

ヒムス県では、SANA(7月21日付)によると、県東部のファジュワ・バスィーラ地点間の鉄道区間に「テロ集団」が潜入し、線路に爆弾を仕掛けて破壊し、通過した列車が脱線する事故が発生した。

事故が発生したのは、ヒムス市とフナイフィース村を結ぶ路線で、脱線により複数の乗員が負傷した。

列車は、客車と貨物車輌から構成されており、貨物車輌にはリンが積まれていた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(7月21日付)によると、サアサア町近郊のクライアート村にロケット弾が着弾し、車を直撃、乗っていた運転していた男性1人と女児1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍によるイドリブ県、ハマー県への爆撃で民間人34人が死亡(2019年7月21日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから81日目となる7月21日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より34人(民間人18人、シリア軍兵士5人、反体制武装集団戦闘員11人)増えて2,583人となった。

うち、691人が民間人(女性135人、子供180人を含む)、918人がシリア軍兵士、974人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は56回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」62発を投下、ロシア軍も29回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は340発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市およびその一帯、カッサービーヤ村一帯、カフルナブル市、サラーキブ市およびその一帯、マアッラト・ハルマ村、アウラム・ジャウズ村、マアッルシューリーン村、マアッラト・ヌウマーン市一帯、トゥラムラー村、ナキール村、シャイフ・ムスタファー村、ファッティーラ村、ウライニバ村、ルブア・ジャウル村、マアッルズィーター村、カフルサジュナ村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでマアッラト・ハルマ村およびその一帯、ハザーリーン村一帯、マアッラト・スィーン村、シャイフ・ムスタファー村、ナキール村、カフルナブル市、およびその一帯、ハーッス村、マアッラト・スィーン村、ウライニバ村、カッサービーヤ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県内の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、ヒーシュ村一帯、ウライニバ村、ジャバーラー村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月21日付)によると、アウラム・ジャウズ村に対するシリア軍の爆撃で少なくとも9人が死亡した。

また、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室はカッサービーヤ村一帯でシリア軍と激しく交戦した。

一方、SANA(7月21日付)によると、シリア軍がカッサービーヤ村一帯でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と激しく交戦した。

反体制武装集団は2度にわたり自爆攻撃を試みたが、シリア軍はこれを阻止し、多数の戦闘員を殺傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがムーリク市に「樽爆弾」を投下するとともに、地上部隊が県北部および北西部の戦闘地域を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ムーリク市を爆撃した。

一方、SANA(7月21日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のムハルダ市、ジューリーン村を砲撃、シリア軍が応戦し、フワイジャ村、ドゥワイル・アクラード村、サルマーニーヤ村、にあるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党の拠点を攻撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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ヨルダンの議員団が首都アンマンにあるシリア大使館を訪問し、臨時代理大使にシリア国内で拘留中とされるヨルダン人逮捕者のリストと記念と盾を渡す(2019年7月21日)

ヨルダン国営のペトラ通信(7月21日付)は、ヨルダンの議員団が首都アンマンにあるシリア大使館を訪問し、アイマン・アッルーシュ臨時代理大使と面談したと伝えた。

議員団は、面談でアッルーシュ臨時代理大使にシリア国内で拘留中とされるヨルダン人逮捕者のリストを手渡すとともに、両国関係に対する取り組みに謝意を示すための記念の盾を贈呈した。

AFP, July 21, 2019、ANHA, July 21, 2019、AP, July 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2019、Petra, July 21, 2019、Reuters, July 21, 2019、SANA, July 21, 2019、SOHR, July 21, 2019、UPI, July 21, 2019などをもとに作成。

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ハマースのハニーヤ政治局長「強いシリアが復活し、健全さを取り戻して欲しい」(2019年7月20日)

パレスチナのハマースを指導するイスマーイール・ハニーヤ政治局長は、シリアへの「アラブの春」波及直後にハマースがシリアから退去したことに関して、「シリアからの退去決定は、制度を重視したもので、充分に検討されていた」と振り返った。

トルコ人記者とのビデオ会見のなかで、ハニーヤ政治局長は「ハマースは危機発生当初、シリアの各勢力とともに行動し、シリアとその安全維持に努めた…。ハマースはこれまで、いかなる段階においても、シリアの内政に干渉したことはない。強いシリアが復活し、健全さを取り戻して欲しい」と述べた。

アナトリア通信(7月20日付)が伝えた。

AFP, July 20, 2019、Anadolu Ajansı, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の総司令官「ロシアとシリア政府はイドリブ県で戦うよう要請してきたが、我々は応じなかった…シリア政府と交渉は続けている」(2019年7月20日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーフ・アブディー総司令官は、オランダのクルド系トルコ語日刊紙『イェニ・オズギュル・ポリティカ』(7月20日付)のインタビューに応じ、「ロシアとシリア政府は我々にイドリブ県で戦うよう要請してきたが、我々は応じなかった。我々はイドリブ県には関心はない。我々の関心はアフリーン郡にある」と述べた。

アブディー総司令官はまた、「ロシアとシリア政府は、イラン軍が参加しなかったために、イドリブ県で失敗した」と付言した。

一方、シリア政府との関係については「シリア政府との交渉は今も続いている。関係は途絶えていない」としたうえで、「シリア政府との交渉を行うにあたって二つの条件がある。第1はシリアの領土統一をめぐって協議すること、第2はシリア民主軍を受け入れ、自治を行うこと」と述べた。

トルコ軍がラッカ県タッル・アブヤド市に面する国境地帯に部隊を増派したことに関しては「我々はこうした動きに対処する容易はある…。アフリーン郡で起きたことが繰り返されることはあり得ない。我々はそうしたことは決して認めない…。トルコ軍がギレ・スピ(タッル・アブヤド市)を攻撃したら、マンビジュ市(アレッポ県)からダイリーク市(ハサカ県)に至る広大な地域が戦線と化すだろう…。シリア民主軍はこうした決意を米国やフランスをはじめとする有志連合諸国に伝えている…。我々は新たな戦争は望んでいない。大戦も望んでいない」と述べた。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019、Yeni Ozgur Politika, July 20, 2019などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「ルクバーン・キャンプの住民に食糧を提供したら、米国がこのキャンプを永遠に残そうとしているように思われてしまう」(2019年7月20日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は、米主導の有志連合が占領下に置くヒムス県南東のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するシリア・ヨルダン国境の緩衝地帯に設置されているルクバーン・キャンプに、米国が食糧支援を行っていない理由に関して、「もし米国がこのキャンプの住民に食糧を提供したら、米国がこのキャンプを永遠に残そうとしているように思われてしまうからだ」と述べた。

スプートニク・ニュース(7月20日付)が伝えた。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、Sputnik News, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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PYDに近いANHA「シリア政府がアレッポ市とタッル・リフアト市一帯地域の住民の往来、物資の移動を通行料、関税を課して制限している」(2019年7月20日)

クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)に近いANHA(7月20日付)は、シリア政府が北・東シリア自治局のシャフバー地区(アレッポ県タッル・リフアト市一帯地域)の住民のアレッポ市への往来や同地区への支援物資の搬入に対して通行料や関税を課して、人や物の移動を制限していると伝えた。

タッル・リフアト市一帯地域は、トルコがアレッポ県アフリーン郡を占領した2018年3月以降、北・東シリア自治局(2018年9月に正式発足)とシリア政府の共同支配下にあり、アレッポ市は2016年12月以降にシリア政府の支配下にある。

同サイトによると、シリア政府は、シャブバー地区とアレッポ市を結ぶ主要街道に少なくとも5カ所の検問所を設置し、同地区の住民に多額の通行料を求める一方、北・東シリア自治局支配下のシリア北東部からの物資を積んだ車輌に対して、1台あたり150万シリア・ポンドの関税を課しているという。

こうした規制のなかで、アレッポ市の病院での治療を必要とするシャフバー地区の重篤患者らの移送が制限され、医療機器やスタッフが不足しているアフリーン病院ではこれまでに50人以上が充分な治療を受けることができず死亡したという。

シリア政府はまた、シャフバー地区に燃料を搬入する貨物車輌に対して、1台につき300万シリア・ポンドの通行料支払いを求めており、同地区が慢性的な燃料不足に見舞われているという。

さらにアレッポ市からシャフバー地区への医師の派遣を制限、同地区に医薬品を搬送する車輌に対しては1台につき700万シリア・ポンドの通行料支払いを求めているという。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュはハサカ県、ダイル・ザウル軍でYPG主体のシリア民主軍、シリア軍を次々と襲撃(2019年7月19日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマルカダ町入口で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌を爆弾で爆破し、戦闘員3人を殺傷したと発表した。

ダーイシュはまた、 マルカダ町とスワル町を結ぶ街道沿いのハスィーン村で原油を積んだトレーラーを爆破し、シリア民主軍の戦闘員6人を殺傷した。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)によると、ムワイリフ村でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア民主軍の車輌に乗っていたシリア民主軍戦闘員複数が負傷した。

一方、バーディヤ24(7月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が18日マヤーディーン市近郊の砂漠地帯でシリア軍を要撃し、兵士10人が死傷した。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Badiya 24, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊の村々を砲撃(2019年7月19日)

アレッポ県では、ANHA(7月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、シャワーリガ村、マルアナーズ村を砲撃し、民家複数棟が被害を受けた。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県、ハマー県、アレッポ県、ラタキア県の反体制派支配地域を爆撃(2019年7月20日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから80日目となる7月20日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より10人(民間人3人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,549人となった。

うち、673人が民間人(女性133人、子供173人を含む)、913人がシリア軍兵士、963人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は80回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」60発を投下、ロシア軍も35回の爆撃を行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でヒーシュ村、ラカーヤー村、ウライニバ村、ハーン・シャイフーン市、タッル・タルイー村、マアッルズィーター村、タマーニア町、アリーハー市一帯、カンスフラ村、イブリーン村、バルユーン村、バサーミス村、フライカ村、カルサア村、フィキーア村、トゥラムラー村、ナキール村、ハッサーナ村、マアッラト・スィーン村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでシャイフ・ムスタファー村、マアッラト・ハルマ村、ハーン・シャイフーン市、トゥラムラー村、ラカーヤー村一帯、ストゥーフ・ダイル村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、マアッラト・ハルマ村、ビダーマー町、ハムブーシーヤ村一帯を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(7月20日付)によると、シリア軍による「樽爆弾」での攻撃はハーッス村近郊にあるラフマ村の避難民キャンプにも及び、1人が死亡したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でタッル・ミルフ村、ジャビーン村、アルバイーン村、カフルズィーター市、ラターミナ町に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでムーリク市、サルマーニーヤ村に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もカフルズィーター市、カルクール村、サルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でジュッブ・カース村、バウワービーヤ村に対して爆撃を実施した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

ロシア軍もフドル丘一帯、カッバーナ村一帯を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(ハマー県)確認した。

AFP, July 20, 2019、ANHA, July 20, 2019、AP, July 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2019、Reuters, July 20, 2019、SANA, July 20, 2019、SOHR, July 20, 2019、UPI, July 20, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから347人、ヨルダンから1,137人の難民が帰国、避難民7人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年7月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月20日付)を公開し、7月19日に難民1,484人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは347人(うち女性105人、子供180人)、ヨルダンから帰国したのは1,137人(うち女性201人、子供342人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は316,224人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者103,339人(うち女性18,602人、子ども31,303人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者212,885人(うち女性44,695人、子ども75,919人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 545,505人(うち女性120,047人、子供203,908人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,187人(うち女性1,994,156人、子供3,390,065人)。

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一方、国内避難民7人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは7人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は34,271人(うち女性10,359人、子供15,333人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,302,867人(うち女性392,954人、子供659,099人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した7人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2019をもとに作成。

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アスタナ13会議は8月1、2日に開催、レバノンとイラクの代表が初参加(2019年7月19日)

カザフスタン外務省は声明を出し、シリア政府と反体制武装集団の停戦プロセスであるアスタナ会議(アスタナ13会議)を8月1、2日に開催すると発表した。

アスタナ13会議には、シリア政府代表、反体制武装集団の代表、保障国であるロシア、イラン、トルコの代表に加えて、レバノンとイラクの代表が初めて参加する予定だという。

RT(7月19日付)が伝えた。

AFP, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、RT, July 10, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がシリア国旗掲揚を拒否したことで、イラクのスィンジャールとシリアのフールを結ぶ国境通行所の開通が延期に(2019年7月19日)

アナトリア通信(7月19日付)は、イラクの地元筋の話として、イラクのニーナワー県スィンジャール市とシリア領(ハサカ県フール町郊外)を結ぶ国境通行所に掲げる旗をめぐって、イラク政府当局と北・東シリア自治局の防衛を担う人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の意見が折り合わず、開通が延期されたと伝えた。

イラク側は国境通行所にシリア国旗を掲揚するよう求めているが、シリア民主軍はこれを拒否しているという。

国境通行所は、ハサカ県のフール・キャンプなどに収容されているイラク人ヤズィード教徒の帰還を促すことなどを目的としていた。

AFP, July 19, 2019、Anadolu Ajansı, July 19, 2019、ANHA, July 19, 2019、AP, July 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2019、Reuters, July 19, 2019、SANA, July 19, 2019、SOHR, July 19, 2019、UPI, July 19, 2019などをもとに作成。

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