サウジ人説教師でアル=カーイダ諸派とつながりのあるムハイスィニー氏はアレッポ県南部を視察中にシリア軍に狙われたと明かす(2019年7月9日)

サウジアラビア人説教師で、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などのアル=カーイダ系組織に近い、元シャーム解放機構幹部の自称「無所属戦闘員」アブドゥッラー・ムハイスィニー氏は、テレグラムのアカウントを通じてビデオ声明(静止画)を出し、アレッポ県南部の前線を視察中にシリア軍の攻撃を受けていたことを明らかにした。

https://www.youtube.com/watch?v=uhTuF-zcArI&feature=youtu.be

ムハイスィニー氏によると、同地では、「ハンダク(塹壕)の戦い」の名のもと、進攻を試みるシリア軍との戦闘が行われており、同氏は、元シャーム解放機構の幹部であるシャイフ・ムスリフ・アルヤーニー氏とシャイフ・アブドゥッラッザーク・マフディー氏らを従えて前線視察を行っていたが、その際にシリア軍に狙われたという。

ムハイスィニー氏によると、この攻撃で自身は無事だったが、同行していた「アブー・アスヤド」なる人物が死亡したという。

AFP, July 9, 2019、ANHA, July 9, 2019、AP, July 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2019、Reuters, July 9, 2019、SANA, July 9, 2019、SOHR, July 9, 2019、UPI, July 9, 2019などをもとに作成。

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リビア国民合意政府はハフタル将軍が資金と武器を得るためシリア政府に航空燃料を密輸していると非難(2019年7月9日)

国連の主導のもとに2016年に発足したリビア国民合意政府(GNA)は、ハリーファ・ハフタル将軍が率いるリビア国民軍(LNA、2014年発足)傘下の投資委員会が、資金や武器を得るために、シリア政府に航空燃料を密輸したとの情報を入手した、と発表した。

リビア国民合意政府によると、この委員会はまた「現在ダマスカスを掌握している複数の治安当局と連携して、シリアのラタキア港からリビア国内に密輸されようとしていた麻薬を押収した」ほか、「シリアのパスポートを所有する複数名に偽のビザや許可証を発給し、彼らをベンガジなどから密入国させた」という。

AFP, July 9, 2019、ANHA, July 9, 2019、AP, July 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2019、Reuters, July 9, 2019、SANA, July 9, 2019、SOHR, July 9, 2019、UPI, July 9, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとつながりがあると疑われる2人を拘束(2019年7月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が県南東部のブサイラ市に近いザッル村で強制捜査を行い、住民2人を拘束した。

2人はダーイシュ(イスラーム国)につながりがあるとの容疑をかけられているという。

AFP, July 9, 2019、ANHA, July 9, 2019、AP, July 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2019、Reuters, July 9, 2019、SANA, July 9, 2019、SOHR, July 9, 2019、UPI, July 9, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県の避難民キャンプへのシリア軍の爆撃で5人が死亡、ハマー県のシリア政府支配地域への反体制派の砲撃で3人死亡(2019年7月9日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから69日目となる7月9日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より48人(民間人8人、シリア軍兵士23人、反体制武装集団戦闘員17人)増えて2,229人となった。

うち、592人が民間人(女性116人、子供148人を含む)、798人がシリア軍兵士、887人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は80回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」を投下、ロシア軍も20回の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は450発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でタマーニア町、ハーン・シャイフーン市およびその一帯、タッル・タルイー村、カフルバッティーフ村一帯、タフタナーズ航空基地、シャイフ・ムスタファー村、カフルサジュナ村、ダイル・シャルキー村一帯、ジャバーラー村、マアッルズィーター村、フバイト村一帯、キヤーサート村、ブサンクール村一帯に対して爆撃を実施した。

シリア軍の爆撃はダイル・シャルキー村の国内避難民キャンプにもおよび、5人が死亡した。

またシリア軍は地上部隊がビダーマー町一帯、マルアンド村、カフルヤディーン村、ジスル・シュグール市、クファイル村を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、カフル・アイン村、ジャバーラー村、マアッルズィーター村、ラカーヤー・サジュナ村を爆撃した。

一方、SANA(7月9日付)によると、シリア軍がフバイト村郊外の農道を移動するシャーム解放機構の車輌2台を攻撃、これを破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町、ムーリク市一帯に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでドゥワイル・アクラード村に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がタッル・ミルフ村、アルバイーン村、ジャビーン村、ジャイサート村、サフル丘、ムーリク市、カフルズィーター市一帯、ハスラーヤー村、サルマーニーヤ村、ムーリク市、ジャビーン村、アルバイーン村を砲撃した。

これに対して反体制武装集団もシリア政府支配地域を砲撃、ジューリーン村では住民3人が死亡した。

ロシア軍もジャビーン村、アルバイーン村、カフルズィーター市を爆撃した。

これに関して、SANA(7月9日付)も、反体制武装集団がシリア政府支配下のジューリーン村とアイン・スライムー村を砲撃し、住民3人が死亡、6人が負傷したと伝えた。

この砲撃を受け、シリア軍がただちに反撃、反体制武装集団と交戦の末、複数の戦闘員を殺傷した。

これに対して、シャーム解放機構に近いイバー通信(7月9日付)は、シャーム解放機構がフワイズ村近郊のシリア軍拠点をミサイルで攻撃し、これを破壊し、兵士多数を殺傷したと報じた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフル・ハラブ村、バウワービーヤ村に対して爆撃を実施した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(7月9日付)によると、県東部のダイル・ハーフィル市近郊にあるシリア軍検問所が何者かの襲撃を受けて、兵士4人が死亡、2人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がトルコマン山、クルド山を砲撃し、反体制武装集団と交戦、戦闘員16人が死亡した。

これに対して反体制武装集団も反撃、シリア軍兵士23人を殺害した。

この戦闘に関して、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室は、テレグラムの公式アカウントを通じて、トルコマン山におけるシリア軍の第一防衛線を攻撃し、多数の兵士を殺傷、3名を捕捉したと発表した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ハマー県4件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(ハマー県)確認した。

AFP, July 9, 2019、ANHA, July 9, 2019、AP, July 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 9, 2019、Reuters, July 9, 2019、SANA, July 9, 2019、SOHR, July 9, 2019、UPI, July 9, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は共闘関係にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点を襲撃(2019年7月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がアレッポ市西部郊外(スィムアーン山郡)にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点を襲撃し、通信機器、放送用機材などを押収した。

トルキスタン・イスラーム党は中国新疆ウィグル自治区出身者らからなる武装集団で、シャーム解放機構とは共闘関係にある。

なお、同様の事件は7月2日にも発生しており、このときはトルコ国境に近いイドリブ県のヒルバト・ジャウズ村にあるトルキスタン・イスラーム党の拠点にシャーム解放機構の治安部隊が突入し、メンバー4人を連行していった。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のマーリア市(アレッポ県)で国民軍憲兵隊幹部の車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2019年7月8日)

アレッポ県では、ANHA(7月8日付)によると、トルコの占領下にあるマーリア市で国民軍憲兵隊のジャースィム・サーリム大佐の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、同市が重傷を負った。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル・ラッカ県境の街道でダイル・ザウル軍事評議会の車に仕掛けられていた爆弾が爆発(2019年7月8日)

ダイル・ザウル県では、スマート・ニュース(7月8日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会の車輌に仕掛けられていた爆弾がラッカ県との県境に位置する街道で爆発し、隊員2人が負傷した。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、SMART News, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍からなる「必勝」作戦司令室はハマー県北部でシリア軍兵士を多数殺害(2019年7月8日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから68日目となる7月8日、シリア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より36人(民間人2人、シリア軍兵士23人、反体制武装集団戦闘員11人)増えて2,229人となった。

うち、584人が民間人(女性116人、子供148人を含む)、775人がシリア軍兵士、870人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は70回を記録した(ロシア軍による爆撃は確認されなかった)。、ヘリコプターが「樽爆弾」16発を投下、ロシア軍も21回以上の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は520発におよんだ。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でサフル村、カフルズィーター市、タッル・ミルフ村、ジャビーン村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がカフルズィーター市、タッル・ミルフ村、ジャビーン村、アルバイーン村、フワイジャ村、アトシャーン村、ザカート村、ハウラタ村、ラターミナ町を砲撃した。

一方、SANA(7月8日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がシリア政府支配下のアズィーズィーヤ村、ハマーミーヤート村を砲撃した。

これに対してシリア軍はジャビーン村一帯、タッル・ミルフ村、フワイジャ村、カフルズィーター市にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

他方、ドゥラル・シャーミーヤ(7月8日付)がシャーム解放戦線筋の話として伝えたところによると、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室はタッル・ミルフ村一帯に進攻を試みたシリア軍および親政権民兵を迎撃し、兵士30人以上を殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッラト・スィーン村、カフルバッティーフ村、アービディーン村、マアッラト・ヌウマーン市、ダイル・シャルキー村一帯、フバイト村、ハーン・スブル村一帯、マダーヤー村、ブサンクール村灌木地帯、カフルルーマー村、シャイフ・ムスタファー村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がアービディーン村を砲撃した。

一方、SANA(7月8日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市一帯の反体制武装集団の拠点を砲撃、これを破壊した。

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(7月8日付)によると、シリア軍ヘリコプターによる6日の「樽爆弾」投下で負傷していた医師のムハンマド・アブドゥルバーキー氏が死亡した。

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ダルアー県では、HFL(7月8日付)によると、ナワー市西部のジュムーア丘に至る街道で何者かがシリア軍の車輌を爆破し、複数の兵士が死傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ハマー県5件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(ハマー県)確認した。

AFP, July 8, 2019、ANHA, July 8, 2019、AP, July 8, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 8, 2019、al-Hayat, July 9, 2019、HFL, July 8, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 8, 2019、Reuters, July 8, 2019、SANA, July 8, 2019、SOHR, July 8, 2019、UPI, July 8, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから407人、ヨルダンから1,418人の難民が帰国、避難民0人が帰宅(2019年7月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月8日付)を公開し、7月7日に難民1,825人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは407人(うち女性52人、子供89人)、ヨルダンから帰国したのは1,418人(うち女性326人、子供553人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は296,536人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者98,409人(うち女性29,314人、子ども49,492人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者198,127人(うち女性59,472人、子ども101,032人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 525,816人(うち女性131,057人、子供222,613人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,187人(うち女性1,994,156人、子供3,390,065人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 8, 2019をもとに作成。

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カタール航空は1機あたり150米ドルのシリア上空通過料をアサド政権に支払う(2019年7月7日)

シリア民間航空公社のイヤード・ザイダーン総裁は、『ワタン』(7月7日付)に対して、シリア領空を通過する諸外国の民間航空機から徴収している上空通過料の額を明らかにした。

ザイダーン総裁によると、上空通過料は総重量75トン以下の航空機1機に対して150米ドルで、75トン以上の航空機の場合は、76から200トンまでは1トンにつき2.10ドル、201トン以上は1トンにつき2.4ドルの追加料金が上乗せされているという。

上空通過料を支払っている航空会社には、イラク航空、イラン航空、レバノンのミドル・イースト航空、そしてシリア政府と断交状態にあるカタール航空が含まれており、徴収された通過料の総計は2019年上半期だけで総額300万米ドルに達しているという。

カタール航空は、シリア領内での有志連合やロシア軍の爆撃に伴う危険を回避するとして、シリア領空を迂回するかたちでドーハ・ベイルート便を運航してきたが、2019年4月にシリア上空への通過を再開していた。

なお、ズィヤード総裁によると、シリア国内の民間空港の施設改善費用を得るため、各航空会社が支払ってきた空港使用料を50%引き上げたことも明らかにした。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019、al-Watan, July 7, 2019などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使「米国はシリア北東部に駐留を続ける米軍部隊の一部の代わりに地上部隊を派遣するようドイツに要請している」(2019年7月7日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使はドイツの『ヴェルト・アム・ゾンターク』(7月7日付)のインタビューに応じ、「米国はドイツがダーイシュ(イスラーム国)との戦いを支援するためにシリアに部隊を派遣することを待っている」と述べたとしたうえで、ドナルド・トランプ米政権がドイツに対して、シリア北東部に駐留を続ける米軍部隊の一部の代わりに地上部隊を派遣するよう要請していることを明らかにした。

ジェフリー特使は「ドイツはダーイシュとの戦い、さらにはシリア北部での政治プロセスにおいて有効な役割を演じている。だが、我々は地上部隊においてもさらなる支援を欲している」と強調した。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019、Welt im Sonntag, July 7, 2019などをもとに作成。

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軍事情報局高官が私産を投じてダイル・ザウル市とユーフラテス川東岸のハトラ村を結ぶ連絡船を運行(2019年7月7日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月7日付)によると、軍事情報局ダイル・ザウル支部長のヤースィーン・ダーヒー准将が私産を投じて、ダイル・ザウル市とユーフラテス川東岸のハトラ村を結ぶ連絡船3隻を運航させていると伝えた。

複数の情報筋によると、連絡船の運航を行っているのはフサイニーヤ町出身のファーディー・アフィースを名のる軍事情報局員で、運賃は米ドルとシリア・ポンドの為替の変動に対応して上下するかたちで設定されているという。

また、ダイル・ザウル市内から波止場に行くには、総合情報部、政治治安部、バアス党、国防隊の検問所を通過しなければならず、各検問所では1,000~1,200ポンドの通行料が求められるという。

なお、ダーヒー准将のほかにも、イラン・イスラーム革命防衛隊が4隻の連絡船を運航させている。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県に対するシリア・ロシア軍の爆撃で民間人12人死亡(2019年7月7日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから67日目となる7月7日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より16人(民間人12人、シリア軍兵士4人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて2,193人となった。

うち、582人が民間人(女性116人、子供148人を含む)、752人がシリア軍兵士、859人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は88回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」16発を投下、ロシア軍も21回以上の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は440発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でマアッルズィーター村、ヒーシュ村、トゥラムラー村、マアッラト・ハルマ村、ウンム・スィール村、カフルサジュナ村、ウライニバ村、ナキール村、シャイフ・ムスタファー村、ハーン・シャイフーン市、ジャルジャナーズ町、アブー・フッバ村、ファルジャ村、タッル・マンス村、ダイル・シャルキー村、マアッルシューリーン村とその一帯、スカイク村、ブライサ村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がダイル・サンバル村、バドリーヤ村を砲撃した。

ロシア軍もシャイフ・ムスタファー村、ハーン・シャイフーン市を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でアルバイーン村、ラターミナ町、カフルズィーター市、サルマーニーヤ村一帯に対して爆撃を実施するとともに、ハッダーダ村、サルマーニーヤ村に「樽爆弾」を投下した。

また地上部隊がクーラ村、ジャドラーヤー村、サフン村、ジュッブ・スライマーン村、フワイジャ村、ジャビーン村、タッル・ミルフ村、ハスラーヤー村、アルバイーン村、ジャイサート村、サフル村、ラターミナ町、カフルズィーター市、カストゥーン村、サイヤード村を砲撃した。

ロシア軍もラターミナ町、アルバイーン村、サフル村を爆撃した。

これに対して、反体制武装集団は、ブライディージュ村のシリア軍基地、シャイフ・ハディード村、カルナーズ町、ヒヤーリーン町、ハマーミーヤート村、ジャルニーヤ村一帯のシリア軍砲台を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯、Syriatel丘に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を15件(アレッポ県1件、ハマー県9件、イドリブ県3件、ラタキア県2件)確認した。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 7, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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2013年にシリア軍とヒズブッラーが解放したクサイル市(ヒムス県)の住民1,000人が6年ぶりの帰還を果たす(2019年7月7日)

ヒムス県では、SANA(7月7日付)によると、シリア軍とヒズブッラーがシャームの民のヌスラ戦線(現在のシャーム解放機構)などからなる反体制武装集団との死闘の末に2013年半ばに解放したレバノン国境に近いクサイル市に、避難生活を送ってきた住民約1,000人が帰還した。

6年ぶりの帰還を果たした住民は、シリア国旗、バアス党旗やアサド大統領の写真を掲げて市内を行進した。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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オマーンのユースフ・ビン・アラウィー外務大臣がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2019年7月7日)

オマーンのユースフ・ビン・アラウィー・ビン・アブドゥッラー外務大臣がシリアを訪問、アサド大統領と会談した。

SANA(7月7日付)によると、会談では、地域・国際情勢、とりわけ中東地域が直面する危機や困難のなかでのアラブの歴史的権利を侵害しようとする動きへの対応について意見が交わされた。

会談にはワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相が同席した。

ユースフ・ビン・アラウィー外務大臣はまた、ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相とも個別に会談、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、ミーラード・アティーヤ外務在外居住者省アラブ地域局長、ムハンマド・ウムラーニー外務在外居住者省特別局長、在ダマスカス・オマーン臨時代理大使らが同席した。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はアレッポ県北西部でシャーム自由人イスラーム運動を襲撃し、戦闘員4人を殺害(2019年7月7日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、5日にトルコ占領下のシーラーワー町近郊のバースータ村とガザーウィーヤ村を結ぶ街道でシャーム自由人イスラーム運動を襲撃し、戦闘員4人を殺害、4人を負傷させたと発表した。

ANHA(7月7日付)が伝えた。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県東部でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、子供2人死亡(2019年7月7日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(7月7日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県東部のアブー・ハマーム市内の羊市場でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、子供2人が死亡、住民数十人が負傷した。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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アブー・アマーラ特殊任務中隊はアレキサンドレッタ地方解放人民戦線のカヤーリー代表の暗殺未遂に関与したと発表(2019年7月7日)

アブー・アマーラ特殊任務中隊は声明を出し、シリアのアサド政権を支持し反体制派との戦闘に参加してきた人民防衛諸集団の一つで反トルコ闘争を続けるアレキサンドレッタ地方解放人民戦線のアリー・カヤーリー代表(別名ミフラチュ・ウラル)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同氏が重傷を負った事件(6日)に関して、ラタキア市とスランファ町を結ぶ街道で、犯行に及んだことを認めた。

AFP, July 7, 2019、ANHA, July 7, 2019、AP, July 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2019、al-Hayat, July 8, 2019、Reuters, July 7, 2019、SANA, July 7, 2019、SOHR, July 7, 2019、UPI, July 7, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから243人、ヨルダンから1,056人の難民が帰国、避難民5人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年7月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月9日付)を公開し、7月8日に難民1,299人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは243人(うち女性89人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは1,056人(うち女性304人、子供516人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は297,835人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者98,652人(うち女性29,314人、子ども49,492人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者199,183人(うち女性30,681人、子ども52,105人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 527,115人(うち女性139,861人、子供237,569人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,187人(うち女性1,994,156人、子供3,390,065人)。
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一方、国内避難民5人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは5人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は33,229人(うち女性10,395人、子供15,332人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,301,825人(うち女性392,954人、子供659,098人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した5人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 9, 2019をもとに作成。

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米主導の有志連合は占領下に置くタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動を続ける反体制武装集団の増強を決定(2019年7月6日)

ユーフラテス・ポスト(7月6日付)は、米主導の有志連合は、ヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動を続ける反体制武装集団を増強するため、これらの組織への戦闘員入隊の窓口を開放する決定を下した、と伝えた。

現在、有志連合の占領下にある55キロ地帯では、革命特殊任務軍が活動を続けているが、今回の決定で新たな戦闘員が入隊した場合、彼らは有志連合の監督下に置かれ、ヨルダン領内でのパトロール活動にあたるという。

AFP, July 6, 2019、ANHA, July 6, 2019、AP, July 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2019、Euphrates Post, July 6, 2019、al-Hayat, July 7, 2019、Reuters, July 6, 2019、SANA, July 6, 2019、SOHR, July 6, 2019、UPI, July 6, 2019などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が電話会談でシリア情勢への対応を協議(2019年7月6日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は電話会談を行い、シリア情勢への対応について意見を交わした。

スプートニク・ニュース(7月6日付)によると、両首脳は会談で、アスタナ会議の枠組みなどを通じて、シリアでの問題解決に向けた政治・外交努力を重点的に行う重要性を確認した。

AFP, July 6, 2019、ANHA, July 6, 2019、AP, July 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2019、al-Hayat, July 7, 2019、Reuters, July 6, 2019、SANA, July 6, 2019、Sputnik News
, July 6, 2019、SOHR, July 6, 2019、UPI, July 6, 2019などをもとに作成。

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反トルコ闘争を続けるアレキサンドレッタ地方解放人民戦線のアリー・カヤーリー氏(別名ミフラチュ・ウラル)が車の爆発に巻き込まれて重傷(2019年7月6日)

シリアのアサド政権を支持し反体制派との戦闘に参加してきた人民防衛諸集団の一つで反トルコ闘争を続けているアレキサンドレッタ地方解放人民戦線は声明を出し、代表のアリー・カヤーリー氏(別名ミフラチュ・ウラル)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、同氏が重傷を負ったと発表した。

カヤーリー氏は車で郊外を視察中だった。

AFP, July 6, 2019、ANHA, July 6, 2019、AP, July 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2019、al-Hayat, July 7, 2019、Reuters, July 6, 2019、SANA, July 6, 2019、SOHR, July 6, 2019、UPI, July 6, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近いマーリキーヤ村各所を砲撃(2019年7月6日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近いマーリキーヤ村各所を砲撃した。

一方、ANHA(7月6日付)によると、アフリーン解放軍団がトルコ占領下のマーリア市で反体制武装集団の車輌を攻撃、戦闘員2人を殺害、4人を負傷させた。

AFP, July 6, 2019、ANHA, July 6, 2019、AP, July 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2019、al-Hayat, July 7, 2019、Reuters, July 6, 2019、SANA, July 6, 2019、SOHR, July 6, 2019、UPI, July 6, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘で32人(民間人6人、シリア軍兵士25人、反体制武装集団戦闘員1人)死亡(2019年7月6日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから66日目となる7月6日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より32人(民間人6人、シリア軍兵士25人、反体制武装集団戦闘員1人)増えて2,177人となった。

うち、570人が民間人(女性112人、子供145人を含む)、748人がシリア軍兵士、859人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は83回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」12発を投下、ロシア軍も25回以上の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は415発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でハーン・シャイフーン市およびその一帯、カフルサジュナ村、ジャバーラー村およびその一帯、ヒーシュ村、ナキール村、マアッルズィーター村、マアッラト・マーティル村、シャイフ・ムスタファー村、ハザーリーン村、アービディーン一帯、ラカーヤー・サジュナ村、マアッラト・ハルマ村、カフルナブル市、アリーハー市近郊の煉瓦工場一帯、バスィーダー村、タッルアース村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がハザーリーン村を砲撃した。

またシリア軍は地上部隊がハーン・シャイフーン市を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市一帯、カフルサジュナ村、ハザーリーン村一帯、カフルナブル市南部を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルズィーター市、ラターミナ町、タッル・ミルフ村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がムーリク市、ザイズーン村、サフル丘、ハマーミーヤート村一帯、Syriatel、サイヤード村、ザカート村、タッル・ミルフ村、ラトミーン村を砲撃した。

ロシア軍もカフルズィーター市、ラターミナ町、ムーリク市を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルナーハー村、フワイル・アイス村、ジャズラーヤー村、ザンマール町を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ハマー県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を18件(ハマー県16件、アレッポ県1件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, July 6, 2019、ANHA, July 6, 2019、AP, July 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 6, 2019、al-Hayat, July 7, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 6, 2019、Reuters, July 6, 2019、SANA, July 6, 2019、SOHR, July 6, 2019、UPI, July 6, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから433人、ヨルダンから1,979人の難民が帰国、避難民14人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年7月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月6日付)を公開し、7月5日に難民1,979人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは433人(うち女性89人、子供152人)、ヨルダンから帰国したのは1,546人(うち女性304人、子供516人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は293,214人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者97,630人(うち女性29,314人、子ども49,492人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者195,584人(うち女性30,681人、子ども52,105人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 522,494人(うち女性139,861人、子供237,569人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,647,187人(うち女性1,994,156人、子供3,390,065人)。

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一方、国内避難民14人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは14人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は33,219人(うち女性10,395人、子供15,332人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,301,815人(うち女性392,954人、子供659,098人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した14人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 6, 2019をもとに作成。

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英領ジブラルタル自治政府当局はシリアに原油を輸送しようとしていたイランのタンカーを拿捕(2019年7月5日)

英領ジブラルタル自治政府のフェビアン・ピカルド首相は、同自治政府当局が4日午前、シリアに原油を輸送していたとみられるイラン籍のタンカーを拿捕したことを明らかにした。

ピカルド首相の声明によると、ジブラルタル港湾当局と法執行当局が英海兵隊の支援を受け拿捕したのはイランのスーパー・タンカー「グレース1」。

スペインのジョセップ・ボレル外務大臣代行は、米国から英国に対して拿捕の要請があったと説明。

グレース1について「シリアのバーニヤース製油所に原油を運んでいたと考える理由がある」と指摘し、原油輸送が欧州連合(EU)の対シリア制裁違反に当たることを明らかにした。

これを受け、イラン外務省のアッバース・ムーサヴィー報道官はツイッターで、「違法」なタンカー拿捕をめぐり、駐テヘラン英大使を呼び出したと明らかにした。

CNN(7月5日付)が伝えた。

AFP, July 5, 2019、ANHA, July 5, 2019、AP, July 5, 2019、CNN, July 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2019、al-Hayat, July 6, 2019、Reuters, July 5, 2019、SANA, July 5, 2019、SOHR, July 5, 2019、UPI, July 5, 2019などをもとに作成。

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トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)のレインハル市で爆発が発生し、シリア人3人が死亡(2019年7月5日)

TRT(7月5日付)、アナトリア通信(7月5日付)などによると、トルコのハタイ県(シリア領アレキサンドレッタ地方)南部のシリア国境に面するレイハンル市で爆発が発生し、3人が死亡、多数が負傷した。

爆発は市中心部のメフメト・アーキフ・ウルソイ通りで発生、死亡した3人はいずれもシリア人で、負傷者もほとんどがシリア人だという。

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は緊急声明を出し、シュレイマン・ソイル内務大臣からの連絡で事件を知ったとしたうえで、爆発は車に仕掛けられた爆弾によるもので、テロである可能性が高いと指摘、トルコ内務省が現在調査を行っており、近くその結果を発表すると述べた。

AFP, July 5, 2019、Anadolu Ajansı, July 5, 2019、ANHA, July 5, 2019、AP, July 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2019、al-Hayat, July 6, 2019、Reuters, July 5, 2019、SANA, July 5, 2019、SOHR, July 5, 2019、TRT, July 5, 2019、UPI, July 5, 2019などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がモスクワでラヴロフ外務大臣と会談(2019年7月5日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がロシアの首都モスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、国連安保理決議第2254号に準じて、シリアでテロを根絶し、シリア危機の政治的解決を図る必要があることを改めて確認した。

SANA(7月5日付)などが伝えた。

AFP, July 5, 2019、ANHA, July 5, 2019、AP, July 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2019、al-Hayat, July 6, 2019、Reuters, July 5, 2019、SANA, July 5, 2019、SOHR, July 5, 2019、UPI, July 5, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ムハムバル村を爆撃し、子供7人と女性3人を含む13人が死亡(2019年7月5日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから65日目となる7月5日、シリア・ロシア軍は爆撃を継続、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より15人(民間人13人、シリア軍兵士1人、反体制武装集団戦闘員1人)増えて2,145人となった。

うち、564人が民間人(女性109人、子供145人を含む)、723人がシリア軍兵士、858人が反体制武装集団戦闘員。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は98回を記録、ヘリコプターが「樽爆弾」40発を投下、ロシア軍も34回以上の爆撃を行った。

またシリア軍の地上部隊による砲撃は330発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でムハムバル村、カフルサジュナ村、ウンム・ザイトゥーナ村、ラカーヤー・サジュナ村、シャイフ・ムスタファー村一帯、ブサクラー村、ハーッス村、カフルナブル市、マアッラト・ハルマ村、スィフヤーン村、ハーン・シャイフーン市、バスィーダー村、ブサンクール村灌木地帯、アルマナーヤー村、カルサア村、ヒーシュ村一帯、トゥラムラー村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでムハムバル村、ブサンクール村灌木地帯に「樽爆弾」を投下した。

ムハムバル村に対するシリア軍の爆撃により、子供7人と女性3人を含む13人が死亡した。

シリア軍はまた、地上部隊がフバイト村、ナキール村、アービディーン村、マダーヤー村、ダイル・サンバル村、ザイズーン火力発電所を砲撃した。

ロシア軍もナイラブ村、アリーハー市東部の煉瓦工場、アリーハー市とサラーキブ市を結ぶ街道、ハーン・シャイフーン市、カフルサジュナ村、ヒーシュ村、ラカーヤー・サジュナ村を爆撃した。

一方、SANA(7月5日付)によると、シリア軍はフバイト村、マダーヤー村にあるシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を攻撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でバウワービーヤ村に対して爆撃を実施するとともに、地上部隊がバシュカーティーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でラターミナ町、ラトミーン村、ムーリク市、アルバイーン村に対して爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでラトミーン村、カフルズィーター市一帯、サイヤード村に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊がラターミナ町、カフルズィーター市、ザカート村、タッル・ミルフ村、ジャビーン村、フワイジャ村、ハウワーシュ村、マシーク村、カルクール村、ズィヤーラ町、サフリーヤ村を砲撃した。

ロシア軍もアルバイーン村を爆撃した。

これに対して、反体制武装集団は、シリア政府支配下のジューリーン村、アズィーズィーヤ村、ラスィーフ村、カブル・フィッダ村、スカイラビーヤ市、ブライディージュ村、ハマーミーヤート村、カルナーズ町、シャイフ・ハディード村に砲撃を加えた。

一方、SANA(7月5日付)によると、シリア軍はサフル丘、カフルズィーター市、アルバイーン村、ジャビーン村にあるシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を攻撃、激しく交戦した。

シリア軍はまた、ズィヤーラ町、マシーク村にあるトルキスタン・イスラーム党やシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はブライディージュ村、カルナーズ町、スカイラビーヤ市を攻撃、シリア軍がこれを迎撃した。

他方、シャーム解放機構、国民解放戦線、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は、ハマー県北部前線の防空部隊がシリア軍ヘリコプターを迎撃し、損傷を与えたと発表した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがカッバーナ村一帯に「樽爆弾」を投下した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を17件(ハマー県11件、イドリブ県4件、アレッポ県2件)確認した。

AFP, July 5, 2019、ANHA, July 5, 2019、AP, July 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, July 5, 2019、al-Hayat, July 6, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 5, 2019、Reuters, July 5, 2019、SANA, July 5, 2019、SOHR, July 5, 2019、UPI, July 5, 2019などをもとに作成。

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