アナトリア通信は、4月28日にアレッポ県アフリーン市で発生した爆破事件に関して、タンクローリーを手配した「テロリスト」1人を逮捕したと伝える(2020年5月1日)

トルコ国営のアナトリア通信(5月1日付)は、4月28日にアレッポ県アフリーン市で発生した爆破事件に関して、タンクローリーを手配した「テロリスト」1人を逮捕したと伝えた。

治安筋によると、この「テロリスト」は人民防衛隊(YPG)の元協力者で、息子はクルディスタン労働者党(PKK)に属し、イラク北部で活動しているという。

AFP, May 1, 2020、Anadolu Ajansı, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県マアーッラト・ナアサーン村とアレッポ県ミズナーズ村の間に開設した通行所を閉鎖すると発表(2020年5月1日)

シャーム解放機構は声明を出し、イドリブ県マアーッラト・ナアサーン村とアレッポ県ミズナーズ村の間に4月30日に開設した通商用の通行所を「一部市民の声に従い」閉鎖すると発表した。

また、通行所開設に反対する抗議デモを強制排除する際に治安部隊が参加者に発砲し、1人を殺害したことについては、「民間人による集会を標的とすることを拒否する」としたうえで、発砲した者を処罰すると表明した。


AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍部隊が住民を誤って射殺(2020年5月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、CONOCOガス工場近くで米軍部隊が、ラッカ県とを結ぶ街道で住民1人に誤って発砲し、殺害した。

殺害されたのはラッカ県の住民で、ダイル・ザウル県に向かって移動していた。

遺体はシリア民主軍によって県内のジャディード・バカーラ村の病院に搬送された。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、6人が回復したと発表(2020年5月1日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、6人が回復したと発表した。

これにより、5月1日現在の同地での感染者数は計44人、うち死亡したのは3人、回復したのは27人となった。

SANA(5月1日付)が伝えた。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領地各所で国民軍所属組織どうしが激しく交戦(2020年5月1日)

アレッポ県では、ANHA(5月1日付)によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市で、ダイル・ザウル県出身者によって構成される東部自由人連合、東部軍、第9師団が、市内で活動するイスラーム軍など拠点を襲撃し、これを制圧、国民軍憲兵隊本部前などで憲兵隊と激しく交戦した。

東部自由人連合、東部軍、第9師団、イスラーム軍はいずれも国民軍に所属する武装集団。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、憲兵隊の隊員1人が死亡、3人が負傷した。

また、シリア政府と北東シリア自治局の支配地に接するアウン・ダーダート村の通行所(バーブ市近郊)でも、ハムザ師団と東部自由人連合がシリア政府支配地域への車の密輸をめぐって対立し、交戦となった。

国民軍所属組織どうしの衝突を受けて、トルコ軍はF16戦闘機を派遣し、警戒活動にあたった。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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アレッポ市北西に位置するヌッブル市郊外にあるプロパン・ガス・ボンベの貯蔵施設で爆発が発生し、4人死亡(2020年5月1日)

アレッポ県では、SANA(5月1日付)によると、アレッポ市北西に位置するヌッブル市郊外にあるプロパン・ガス・ボンベの貯蔵施設で爆発が発生し、4人が死亡、23人が負傷した。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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シリア人権監視団はイスラエルがヒムス市郊外のヒズブッラーの基地をミサイル攻撃したと発表、しかしSANAによると爆発は装備運搬中の誤爆(2020年5月1日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県とクナイトラ県に対するイスラエル軍ヘリコプターのミサイル攻撃の数時間後、イスラエル軍がヒムス県のヒムス市とタドムル市を結ぶ街道沿いにあるレバノンのヒズブッラーの通称「ハサン・ブン・ハイサム基地」と呼ばれる教練キャンプに併設されているミサイル弾薬庫をミサイル攻撃した。

シリア軍防空部隊がミサイルを迎撃したが、ミサイル弾薬庫は大爆発を起こし、その破片がヒムス市の入り口まで飛散したという。

しかし、SANA(5月1日付)などは、これを否定、ヒムス市南東の郊外に設置されているシリア軍拠点1カ所で、装備運搬中に人的ミスによって複数回にわたって爆発が起き、負傷者が出る一方、周辺の商店、車輌、道路などに被害が出たと伝えた。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃(2020年5月1日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから57日目となる5月1日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月1日付)を公開し、4月30日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は578,773人(帰国者の増加はなかったが数字が577,853から修正された)。

内訳は、レバノンからの帰還者183,525人(うち女性55,198人、子ども93,447人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 1, 2020をもとに作成。

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