フッラース・ディーン機構のアブー・ハマーム・シャーミーを名乗る人物がシャーム解放機構を批判(2020年5月8日)

フッラース・ディーン機構のアブー・ハマーム・シャーミーを名乗る人物が、ラマダーン月15日(5月8日)付で「破壊のつるはし」と題した声明を出し、「シャーム解放機構の兵たちよ、救いは救い、安心は安心。我々はことの深刻さを警告すると伝える」と表明し、批判した。


AFP, May 15, 2020、ANHA, May 15, 2020、AP, May 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2020、Reuters, May 15, 2020、SANA, May 15, 2020、SOHR, May 15, 2020、UPI, May 15, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構はロシア・トルコ両軍によるM4高速道路での合同パトロールに異議(2020年5月8日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構は声明を出し、ロシア・トルコ両軍によるイドリブ県内のM4高速道路での合同パトロールに改めて異議を唱えた。

シャーム解放機構は「修復されしシリア革命は、それを弱化させようとする多くの計画に直面している。しかし、その担い手たちは今も革命の原則を守っており、各戦線で民衆運動の支援を受け、ムジャーヒディーンの銃をもって革命を防衛している…多くの住民、活動家、ジャーナリストが「尊厳の座り込み」を行うために繰り出し、敵に対峙し、ロシア占領軍の通行に拒否の姿勢を表明した。我々は、解放区の住民に根付いた生きた革命の鼓動を表現するこの座り込みを祝福する」と表明したうえで、ロシア軍に対抗するよう呼びかけた。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県に新たな基地を建設(2020年5月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が兵站物資を積んだ大型トレーラーや装甲車など50輌あまりからなる車列をシャッダーディー市に違法に設置されている基地に派遣した。

また、カスラク村に違法に設置されている基地には、武器や装備を積んだ貨物機が着陸した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合軍が、ジャズラート村にこの数日間で300輌以上の車輌を派遣、新たな基地を設置した。

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アレッポ県ダーラ・イッザ市でシャーム解放機構による元司令官処刑の決定に抗議するデモ(2020年5月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーラ・イッザ市で、シャーム解放機構による元司令官処刑の決定に抗議するデモが発生した。

処刑が決定された元司令官は、ダーイシュ(イスラーム国)を離反し、シャーム解放機構に参加したメンバーで、2年前にシャーム解放機構に逮捕されていたという。

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ラマダーン月15日となる5月8日、各地のモスクで集団礼拝が行われる(2020年5月8日)

SANA(5月8日付)は、ラマダーン月15日となる5月8日、各地のモスクで集団礼拝が行われたと伝え、写真や映像を公開した。

宗教関係省は4日、新型コロナウイルス感染症対策として規制していたモスクでの礼拝に関して、5月8日(ラマダーン月15日)金曜日午後の集団礼拝を、マスクの着用、礼拝者どうしのソーシャル・ディスタンス確保などといった感染防止対策を徹底したうえで、解禁することを決定していた。

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保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が回復したと発表(2020年5月8日)

保健省は政府支配地域で新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が回復したと発表した。

これにより、5月8日現在の同地での感染者数は計47人、うち死亡したのは3人、回復したのは29人となった。

SANA(5月8日付)が伝えた。

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トルコ軍がイドリブ県サラーキブ市内にあるシリア軍拠点を砲撃(2020年5月8日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから64日目となる5月8日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府支配下のサラーキブ市内にあるシリア軍拠点を砲撃した。

トルコ軍はまた、兵站物資などを積んだ車輌数十両からなる車列を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍が県東部の政府支配地域内に潜入していた自由人軍のメンバー2人を捕捉した。

また、フーア市近郊のサワーギヤ町にあるシャーム軍団の拠点が何者かの襲撃を受け、戦闘となった。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダブスィー・アフナーン村で空軍情報部の士官1人が何者かの襲撃を受けて、殺害された。

AFP, May 8, 2020、ANHA, May 8, 2020、AP, May 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2020、Reuters, May 8, 2020、SANA, May 8, 2020、SOHR, May 8, 2020、UPI, May 8, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月8日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月8日付)を公開し、5月7日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,123人(数値修正)。

内訳は、レバノンからの帰還者183,875人(うち女性55,298人、子ども93,497人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国――数値修正)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 8, 2020をもとに作成。

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