ダイル・ザウル県でシリア民主軍の兵士1人が殺害される(2020年5月30日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組がブサイラ市にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所に向けて発砲し、1人が死亡、1人が負傷した。

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ハサカ県では、SANA(5月30日付)によると、米軍の大型車輌や装甲車など25輌からなる車列が、違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に進入した。

AFP, May 30, 2020、ANHA, May 30, 2020、AP, May 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2020、Reuters, May 30, 2020、SANA, May 30, 2020、SOHR, May 30, 2020、UPI, May 30, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍の砲撃により、ハサカ県の農地で火災発生(2020年5月30日)

ハサカ県では、ANHA(5月30日付)によると、トルコ軍のその支援を受ける国民軍が、タッル・タムル町近郊のアリーシャ村、タッル・タウィール村を砲撃し、農地で火災が発生した。

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ラッカ県では、ANHA(5月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊の穀物サイロ一帯を砲撃した。


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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラーイー村で国民軍憲兵隊2人が正体不明の武装集団の発砲を受けて、死亡した。

AFP, May 30, 2020、ANHA, May 30, 2020、May 31, 2020、AP, May 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2020、Reuters, May 30, 2020、SANA, May 30, 2020、SOHR, May 30, 2020、UPI, May 30, 2020などをもとに作成。

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リビアでの戦闘でトルコが派遣したスルターン・ムラード師団の司令官が死亡(2020年5月30日)

ハリーファ・ハフタル将軍が率いるリビア国民軍は声明を出し、首都トリポリ南の国際空港一帯での戦闘で、トルコによって派遣されたスルターン・ムラード師団(国民軍所属)のムラード・アズィーズィー司令官を殺害したと発表した。

ANHA(5月30日付)が伝えた。

AFP, May 30, 2020、ANHA, May 30, 2020、AP, May 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2020、Reuters, May 30, 2020、SANA, May 30, 2020、SOHR, May 30, 2020、UPI, May 30, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領はスワイダー県、ヒムス県、クナイトラ県、ダルアー県、ハサカ県の知事を交代させる(2020年5月30日)

アサド大統領は、2020年政令第127号、第128号、第129号、第130号、第131号を施行し、スワイダー県、ヒムス県、クナイトラ県、ダルアー県、ハサカ県の知事を交代させた。

政令127号では、スワイダー県知事を務めてきたアーミル・イブラーヒーム・アッシー氏を解任し、クナイトラ県知事を務めるハマーム・サーディク・ダブヤート氏をスワイダー県知事に任命した。

政令128号では、観光省次官を務めてきたバッサーム・マムドゥーフ・バールスィーク氏を解任し、ヒムス県知事に任命した。

政令129号では、ムハンマド・ターリク・クライシャーティー氏をクナイトラ県知事に任命した。

政令130号では、ダルアー県知事を務めてきたムハンマド・ハーリド・ハンヌース氏を解任し、マルワーン・イブラーヒームシャルバク氏をダルアー県知事に任命した。

政令131号では、ハサカ県知事を務めてきたジャーイズ・サワーダ・ハンムード・ムーサー氏を解任し、ガッサーン・ハリーン・ハリール氏をハサカ県に任命した。

SANA(5月30日付)が伝えた。

AFP, May 30, 2020、ANHA, May 30, 2020、AP, May 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2020、Reuters, May 30, 2020、SANA, May 30, 2020、SOHR, May 30, 2020、UPI, May 30, 2020などをもとに作成。

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シリア軍はロシアの最新鋭戦闘機MiG-29の供与を受ける(2020年5月30日)

シリア軍は、ロシアより最新鋭戦闘機MiG-29複数機の供与を受け、6月1日からシリア領空での訓練を開始すると発表した。

SANA(5月30日付)が伝えた。

AFP, May 30, 2020、ANHA, May 30, 2020、AP, May 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2020、Reuters, May 30, 2020、SANA, May 30, 2020、SOHR, May 30, 2020、UPI, May 30, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県西部のシリア政府支配地を砲撃する一方、シリア軍はイドリブ県、ラタキア県の反体制派支配地を砲撃(2020年5月30日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから86日目となる5月30日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県6件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるアウラム・クブラー町を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市西のマルアンド村、キンダ村を砲撃した。

一方、トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌35輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯、ハッダーダ村一帯を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、スフナ市近郊の砂漠地帯でシリア軍と親政権の民兵の車輌が2度にわたって爆弾の爆発に巻き込まれ、兵士4人が死亡、5人が負傷した。

AFP, May 30, 2020、ANHA, May 30, 2020、AP, May 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 30, 2020、Reuters, May 30, 2020、SANA, May 30, 2020、SOHR, May 30, 2020、UPI, May 30, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民75人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,260人に(2020年5月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月30日付)を公開し、5月29日に難民75人(うち女性23人、子供38人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは75人(うち女性23人、子供38人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,260人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,012人(うち女性55,641人、子ども94,076人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,540人(うち女性242,917人、子供412,567人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 30, 2020をもとに作成。

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