シリア民主軍がユーフラテス川で泳いでいた子供2人を誤って射殺(2020年5月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がズィーバーン町の水上通行所一帯で密輸業者を追跡中に、ユーフラテス川で泳いでいた子供2人を誤って射殺した。

これを受けて、ズィーバーン町の住民が同地にあるシリア民主軍の本部を襲撃した。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県ナイラブ村でジュンド・アクサー機構の元司令官を殺害(2020年5月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安機関が、ナイラブ村でダーイシュ(イスラーム国)メンバーと疑われる指名手配者と交戦、ジュンド・アクサー機構の元司令官1人を殺害した。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ市で大規模抗議デモ(2020年5月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市でデモが発生し、参加者は自由、体制打倒、シリア軍の撤退、国内避難民(IDPs)の帰還を訴えた。

シャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月29日付)によると、デモは「民間人の帰還と保護は国際社会の責任」と銘打たれ、数百人が参加した。

https://www.facebook.com/syriahro/videos/1378202589030288/

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市でデモが発生し、参加者はトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領や為政者(ワーリー)に地元住民や同地に移住してきた国内避難民(IDPs)の権利を侵害しないよう抗議した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市で、国民軍に所属する武装集団どうしが交戦し、1人が死亡した。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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ロシアの民間軍事会社がリビアへの派遣を準備していた若者15人がリビア行きを拒否(2020年5月29日)

サウト・アースィマ(5月29日付)は、ダマスカス郊外県ザーキヤ町でロシアの民間軍事会社と、リビアでの戦闘に参加するための契約を交わし、ヒムス市内の集合センターに移動した若者15人が、そこでのロシア軍将校との面談後に、リビア行きを拒否し、ザーキヤ町に引き返したと伝えた。

シリア人権監視団によると、ロシアの民間軍事会社によってリビアに派遣されたラッカ県、ヒムス権、ラタキア県、ハサカ県出身のシリア人傭兵は940人に上るという。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、Sawt al-‘Asima, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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リビアでの戦闘でトルコが派遣したシリア人民兵(国民軍)13人が新たに死亡(2020年5月29日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されているシリア人民兵(国民軍戦闘員)13人が、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍との最近の戦闘で死亡したことを確認したと発表した。

これにより、リビアで死亡した国民軍戦闘員は331人となった。

うち18歳以下の子供は20人に達している。

一方、トルコは、国民軍戦闘員数百人を新たにリビアに派遣した。

これにより、リビアに派遣された国民軍戦闘員は11,200人に達した。

またトルコ占領下のアレッポ県北部では、2,300人がリビアへの派遣に備えて教練を受けているという。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県でトルコ軍と国民軍による農地への放火が続く(2020年5月29日)

アレッポ県では、ANHA(5月29日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シーラーワー町近郊のバースィラ村からバイナ村に至る農地に放火し、火災が発生した。

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ハサカ県では、ANHA(5月29日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・タムル町近郊のライハーニーヤ村からカースィミーヤ村に至る農地に放火し、火災が発生した。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍とシャーム解放機構が激しく交戦し、双方に8人の死者(2020年5月29日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから85日目となる5月29日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を3件(イドリブ県2件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のファッティーラ村に攻撃を加え、シャーム解放機構と激しく交戦、シリア軍と親政権民兵の兵士5人と、シャーム解放機構メンバー3人が死亡した。

シリア軍と親政権民兵はまた、バイニーン村一帯にある「決戦」作戦司令室の拠点複数カ所への潜入を試み、同地の森林地帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, May 29, 2020、ANHA, May 29, 2020、AP, May 29, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 29, 2020、Reuters, May 29, 2020、SANA, May 29, 2020、SOHR, May 29, 2020、UPI, May 29, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民69人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,185人に(2020年5月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月29日付)を公開し、5月28日に難民69人(うち女性20人、子供35人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは69人(うち女性20人、子供35人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,185人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,937人(うち女性55,618人、子ども94,038人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,465人(うち女性242,894人、子供412,529人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 29, 2020をもとに作成。

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