ダイル・ザウル県で所属不明の航空機が「イランの民兵」の基地を爆撃し、7人死亡(2020年5月16日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の航空機複数機が16日晩、ブーカマール市近郊のマイーズィーラ村にある「イランの民兵」の基地を爆撃し、基地内の司令部を破壊、民兵7人が死亡した。

AFP, May 17, 2020、ANHA, May 17, 2020、AP, May 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2020、Reuters, May 17, 2020、SANA, May 17, 2020、SOHR, May 17, 2020、UPI, May 17, 2020などをもとに作成。

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アレッポ市東部で爆発、イスラエルの爆撃か?(2020年5月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市ラームーサ地区で爆発が発生した。

爆発が発生した際、所属不明の航空機が飛来していたという。

爆発の原因は不明。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、爆発が発生したのは「イランの民兵」の拠点複数カ所。

複数の地元筋によると、所属不明の航空機が、ラームーサ地区の「イランの民兵」の拠点か、アレッポ市東(サフィーラ市北東)の防衛工場機構を狙って爆撃したものと思われるという。

しかし、スプートニク・ニュース(5月16日付)は、イスラエルが爆撃したとの一部報道を否定した。

AFP, May 16, 2020、ANHA, May 16, 2020、AP, May 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2020、Reuters, May 16, 2020、SANA, May 16, 2020、SOHR, May 16, 2020、Sputnik News, May 16, 2020、UPI, May 16, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍がアレッポ県北部を砲撃し火災発生(2020年5月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍が、北・東シリア自治局の武装部隊である人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のバーブ軍事評議会の管轄下にあるウーラーシー村、ブーガーズ村、ブワイヒジュ村(バーブ市東)の農地を砲撃、火災が発生した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団やSANA(5月16日付)によると、トルコ占領下のラアス・アイン市西でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が民間人の車を攻撃し、住民1人が死亡、1人が負傷した。

一方、ロシア軍とトルコ軍は、ダルバースィーヤ市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

また、シリア北部・東部に違法に駐留を続ける米軍もマーリキーヤ(ダイリーク)市一帯でパトロール活動を続行した。

AFP, May 16, 2020、ANHA, May 16, 2020、AP, May 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2020、Reuters, May 16, 2020、SANA, May 16, 2020、SOHR, May 16, 2020、UPI, May 16, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部各所で国民軍所属組織どうしが交戦(2020年5月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市近郊でシャーム戦線とハムザート師団が交戦し、戦闘員少なくとも2人が死亡した。

両組織の戦闘を受けて、シャーム戦線、東部自由人連合、ハムザート師団、憲兵隊が部隊を派遣した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、シャーム戦線とハムザート師団はまた、バーブ市内、カッバースィーン村でも交戦した。

両者の戦闘は、シリア政府支配地との密輸ルートの支配権をめぐるもので、戦闘発生を受けて、シャーム戦線は、シリア政府の支配下にある大スッカリーヤ村、小スッカリーヤ村にいたる街道を封鎖した。

この街道はハムザート師団の管理下にあった。

戦闘では、ハムザート師団の戦闘員1人が死亡したほか、女性1人と青年1人が巻き添えとなって死亡、民間人2人が負傷した。

シリア人権監視団によると、バーブ・サラーマ国境通行所でも治安部隊とタッル・リフアト市出身の戦闘員らが交戦した。

原因は不明。

さらに、SANA(5月16日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市近郊のジャウラカーン村、ファキーラーン村でトルコの支援を受ける国民軍に所属する武装集団どうしが15日晩から16日未明にかけて交戦した。

AFP, May 16, 2020、ANHA, May 16, 2020、AP, May 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2020、Reuters, May 16, 2020、SANA, May 16, 2020、SOHR, May 16, 2020、UPI, May 16, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表(2020年5月16日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、5月16日現在の同地での感染者数は計51人、うち死亡したのは3人、回復したのは36人となった。

SANA(5月16日付)が伝えた。


AFP, May 16, 2020、ANHA, May 16, 2020、AP, May 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2020、Reuters, May 16, 2020、SANA, May 16, 2020、SOHR, May 16, 2020、UPI, May 16, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県ダーラ・イッザ市でシリア軍とシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動が捕虜交換(2020年5月16日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから72日目となる5月16日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、ダーラ・イッザ市でシリア軍とシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動が捕虜交換を行った。

捕虜交換では、2~3月に補足されたシャーム解放機構の戦闘員3人、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員1人、シリア軍士官2人が解放された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村、マジュダリヤー村、アーフィス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月16日付)によると、シリア軍がヤードゥーダ村一帯を戦車で砲撃した。

AFP, May 16, 2020、ANHA, May 16, 2020、AP, May 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2020、Reuters, May 16, 2020、SANA, May 16, 2020、SOHR, May 16, 2020、UPI, May 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民72人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,432人に(2020年5月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月16日付)を公開し、5月15日に難民72人(うち女性22人、子供37人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは72人(うち女性22人、子供37人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,432人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,184人(うち女性55,392人、子ども93,654人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,561人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,712人(うち女性242,668人、子供412,145人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2020をもとに作成。

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