所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県で「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃、20人死亡(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(5月22日付)によると、所属不明の戦闘機がブーカマール市近郊にある「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を実施した。

狙われたのはファーティミーユーン旅団やイラク人民動員隊で、爆撃により、司令官1人を含む20人が死亡、15人以上負傷した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020Jurf News, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の排斥をめざす武装集団結成(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸出身者を名乗る覆面姿の集団がSNSを通じてビデオ声明を発信し、「アーイドゥーン(帰還者)旅団」を新たに結成したと発表した。

声明のなかで、覆面姿の集団は、「イランの民兵」による占領地の解放と同地への帰還をめざすと主張している。

https://youtu.be/xkpJrz2X6RI

 

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シリア民主軍のアブディー総司令官「米軍は油田の運営や財務には介入せず、これを保護するために支援している」(2020年5月22日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は声明を出し、米軍が北・東シリア自治局の支配地における石油に関して、米軍が油田の運営や財務には介入しておらず、むしろそれを保護するために支援してくれていると述べた。

アブディー総司令官は「米国はシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の攻撃から油田を防衛し、その安全を確保するのを支援している。しかし、その運営や石油にかかる財務には関与していない」と述べた。

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アサド大統領のいとこで、ビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の弟にあたるイーハーブ・マフルーフ氏が兄との意見の相違を暴露、大統領に忠誠を示す(2020年5月22日)

アサド大統領のいとこで、ビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の弟にあたるイーハーブ・マフルーフ氏が、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/profile.php?id=100001115828286)を通じて、自身がシリアテルの取締役副会長を辞職したとの情報についてコメントを出した。

コメントの内容は以下の通り:

私がシリアテル取締役会副会長を辞任したことに関してメディアで流れている情報について、あなた方に明らかにしておきたい。

会社の法律を尊重して、メディアでのいかなる論争にも介入したくはなかった…。だが、メディアを通じて、誤った考えが私のもとに寄せられてきたことを受けて、きちんと明らかにしておきたいと考えた。私は、いかなる勢力からのいかなる圧力にも晒されてない…。私の辞任は、シリアテルの取締役会長であるラーミー・マフルーフ氏が、政府職員に対して、メディア、法務・財務ファイルを乱用していることをめぐって意見の相違が生じた結果だ…。

みなさん、結局のところ、この世のすべての財…、この世の会社は、我らが大統領にして指導者であるバッシャール・ハーフィズ・アサドの指導に対する私の忠誠を揺るがすことはない…。ありがとう…。

コメントは、ラーミー・マフルーフ氏が、5月17日のビデオ・メッセージで、イーハーブ氏が治安当局の圧力と追及を受けてシリアテル社の取締会副会長の職を辞職させられたと述べていた。

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トルコ占領下のバーブ市近郊(アレッポ県)で国民軍所属組織どうしが交戦(2020年5月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のアミーヤ村で国民軍に所属するムハンマド・ファーティフ旅団とハムザ師団が交戦、憲兵隊が介入し双方を引き離した。

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ダルアー市でヒズブッラーや「イランの民兵」の退去を求めるデモ(2020年5月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区では、ヒズブッラーや「イランの民兵」の退去を求めるデモが行われた。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)によると、デモには住民数十人が参加した。

一方、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区のマタール地区にある市場で爆弾が爆発し、住民複数人が負傷した。

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イドリブ県サラーキブ市で親政権民兵やパレスチナ人民兵が世界エルサレムの日を記念する行進(2020年5月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、今年2月にシリア政府の支配下に復帰したサラーキブ市で、世界エルサレムの日(5月22日)を記念する祝典が開かれ、親政権民兵、パレスチナ人民兵からなるクドス旅団が、民兵らは、ヒズブッラーの旗、1月に暗殺されたイラン・イスラーム革命防衛隊のゴドス軍団のガーセム・ソレイマーニー前司令官の写真などを掲げて行進を行った。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県、ラッカ県を砲撃し、農場が火災に(2020年5月22日)

ラッカ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のタマーミーヤ村、一帯の小麦・大麦畑を砲撃し、火災が発生した。

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アレッポ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシーラーワー町近郊のカルーティー村一帯の小麦・大麦畑を砲撃し、火災が発生した。

また消火作業に当たろうとした住民1人がトルコ軍と国民軍の発砲を受けて負傷、その後搬送された病院で死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(5月22日付)やSANA(5月22日付)によると、兵站物資を積んだトルコ軍の車輌約30輌がラアス・アイン市西に違法に設置されているアドワーニーヤ国境通行所からシリア領内に進入した。

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米主導の有志連合のヘリコプターがダイル・ザウル県シュハイル村で空挺作戦を敢行し、住民1人を逮捕(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団やSANA(5月22日付)によると、米主導の有志連合のヘリコプター複数機がシュハイル村で空挺作戦を敢行し、住民1人を逮捕、連行した。

一方、シリア人権監視団によると、ブサイラ市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍がシャッダーディー市一帯でパトロールを実施した。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が死亡、1人が完治したと発表(2020年5月22日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が死亡、1人が完治したと発表した。

これにより、5月22日現在の同地での感染者数は計59人、うち死亡したのは4人、回復したのは37人となった。

SANA(5月22日付)が伝えた。

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イドリブ県でシリア軍とアル=カーイダ系のフッラース・ディーン機構が捕虜交換(2020年5月22日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから78日目となる5月22日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、新興アル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構とシリア軍ががタフタナーズ市で捕虜交換を行った。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)によると、捕虜交換を行ったのは「信者を煽れ」作戦司令室。

捕虜交換では、フッラース・ディーン機構側が、ラタキア県トルコマン山での戦闘で捕捉した兵士3人を解放、シリア軍側は戦闘員の妻を含む女性2人と子供3人を解放した。

このほか、トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌約100輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原ザクーム村一帯を砲撃した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民37人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,680人に(2020年5月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月22日付)を公開し、5月21日に難民37人(うち女性12人、子供19人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは37人(うち女性12人、子供19人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,680人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,432人(うち女性55,467人、子ども93,780人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,704,348人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,960人(うち女性242,743人、子供412,271人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2020をもとに作成。

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