フッラース・ディーン機構はシャーミーを名乗る人物によるシャーム解放機構批判を「肯定も否定もしない」と表明(2020年5月13日)

フッラース・ディーン機構はラマダーン月20日(5月13日)に声明を出し、「破壊のつるはし」と銘打たれたアブー・ハマーム・シャーミーなる人物の声明に関して、肯定も否定もしないと表明いた。


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米フォックス・ニュースはシリア北東部の「イマーム・アリー基地」(イマーム・アリー・コンパウンド)の新たな衛星写真を公開(2020年5月13日)

米フォックス・ニュース(5月13日付)は、ダイル・ザウル県南東部ユーフラテス川西岸のイラク国境地帯にあるとされる「イランの民兵」の「イマーム・アリー基地」(イマーム・アリー・コンパウンド)の衛星写真を公開した。

写真は5月12日に撮影したものだという。

AFP, May 14, 2020、ANHA, May 14, 2020、AP, May 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2020、Fox News, May 14, 2020、Reuters, May 14, 2020、SANA, May 14, 2020、SOHR, May 14, 2020、UPI, May 14, 2020などをもとに作成。

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シリア治安当局はラーミー・マフルーフ氏に近いジャブラ市長らを不正容疑で事情聴取(2020年5月13日)

イクティサード・ネット(5月13日付)は、複数の独自筋の得た情報として、治安当局が、アサド大統領の甥(おじの息子)でラーミー・マフルーフ氏の甥(おばの息子)のアンマール・ナジーブ氏とラタキア県ジャブラ市長を務めた3名、ザキー・ナジーブ氏(タルトゥース港局長)、ファーイズ・ズィヤート氏、ビラール・マスブート氏に対する事情聴取を行ったと伝えた。

当局はまた、ラタキア市、ジャブラ市の技術サービス局などの職員(シャーディー・アイユー氏、サーミル・ズユード氏)も合わせて聴取を受けたという。

聴取を受けたのはいずれも、ラーミー・マフルーフ氏に近いとされる人物。

アンマール・ナジーブ氏は軍事情報局の元准将。

ザキー・ナジーブ氏はジャブラ市長で「シャロン」のあだ名で知られる。

2人は親戚関係にあたる。

同情報筋によると、ザキー・ナジーブ市長、前市長と元市長時代から推し進められたジャブラ市拡張計画をたびたび利用して、多くの不動産を不正に接収した容疑で、聴取を受けているという。

前市長と元市長も同様の容疑で取り調べを受けているという。

ザキー・ナジーブ

 

ファーイズ・ズィヤート氏
ビラール・マスブート氏

AFP, May 14, 2020、ANHA, May 14, 2020、AP, May 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2020, Iqtisad, May 13, 2020、Reuters, May 14, 2020、SANA, May 14, 2020、SOHR, May 14, 2020、UPI, May 14, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構は息子の釈放を懇願する老婆の懇願を拒否(2020年5月13日)

シャーム解放機構の広報関係局は、4人の息子を亡くしたという老女がビデオ・メッセージを通じてアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に5番目の息子の釈放を懇願したことに関して声明を出し、この息子が道路封鎖、略奪強盗の容疑で審理中であるとしたうえで、シャーム解放機構が管理する刑務所に収監されていると発表した。

声明によると、死亡した4人の息子のうちの3人についても、窃盗団のメンバーで、道路封鎖に関与、シャーム解放機構ではなく、シャーム自由人イスラーム運動によって他の9人のメンバーとともに殺害されたと付言した。

老婆は12日にSNSを通じてビデオ・メッセージを発信し、「シリア革命」に参加した3人の息子を失い、1人がシャーム解放機構に拘束されていると述べ、ジャウラーニー指導者に恩赦するよう懇願していた。

https://youtu.be/BIyw150uucM

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

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シリア北西部の反体制派支配地域での新型コロナウイルス感染検査件数は662件、結果はいずれも陰性(2020年5月13日)

シリア北西部の反体制派支配地域で新型コロナウイルス感染症対策に当たっている支援調整ユニット・感染症早期対策対応ネット(Assistance Coordination Unit – EWARN)なる組織は、同地での検査件数が662件に達しているとしたうえで、その検査結果がいずれも陰性だったと発表した。

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2020年5月13日)

アレッポ県では、SANA(5月13日付)、ANHA(5月13日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、シャフバー・ダム、スムーキーヤ村を砲撃した。

一方、トルコ占領下のアフリーン市では、市内のジーハーン病院裏で爆弾が爆発し、複数人が負傷した。

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

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米軍の車輌がハサカ県南部の油田地帯で偵察活動(2020年5月13日)

ハサカ県では、SANA(5月13日付)によると、兵站物資を積んだ米軍の車輌5輌が、フール町東に違法に設置されたトゥーカジー国境通行所からシリア領内に進入し、ジャブサ油田など県南部の油田地帯で写真を撮影するなどの偵察活動を行った。

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表(2020年5月13日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、5月13日現在の同地での感染者数は計48人、うち死亡したのは3人、回復したのは29人となった。

SANA(5月13日付)が伝えた。

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外務在外居住者省は声明を出し、新型コロナウイルス感染症対策に関わる国境閉鎖措置などで帰国できないでいる旅行者、留学生の帰国に関する指針を発表した。

それによると、2020年1月1日から2020年5月1日までの期間に出国した旅行者と、現在国外で就学中の学生の帰国については、5月17日から22日までの1週間、希望者を募り、帰国に向けた準備を行うとしている。

なお、この措置に伴う外国人のシリアへの入国は、帰国希望者の家族に限られる。

SANA(5月13日付)が伝えた。

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月13日付)を公開し、5月12日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,123人。

内訳は、レバノンからの帰還者183,875人(うち女性55,298人、子ども93,497人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,770,561人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 13, 2020をもとに作成。

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ロシア、トルコ両国はイドリブ県での停戦違反を確認せず(2020年5月13日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから69日目となる5月13日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームも停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がハザーリーン村一帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、フーア市近郊のサワーギヤ町では、シャーム軍団の拠点が正体不明の武装集団の攻撃を受け、戦闘となった。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タスィール町とバッカール村を結ぶ街道で武装集団が住民を射殺した。

AFP, May 13, 2020、ANHA, May 13, 2020、AP, May 13, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 13, 2020、Reuters, May 13, 2020、SANA, May 13, 2020、SOHR, May 13, 2020、UPI, May 13, 2020などをもとに作成。

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