トルコのソイル内務大臣は、閣僚として初めて、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域を訪問(2020年5月24日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は、閣僚として初めて、トルコが占領するアレッポ県北部の「オリーブの枝」地域を訪問した。

ソイル内務大臣が訪問したのは、同地域の拠点都市の一つラーイー村。

ソイル内務大臣のツイッター公式アカウント(https://twitter.com/suleymansoylu/)によると、大臣は、副大臣2人と憲兵隊(ジャンダルマ)総司令官とともに同地の駐留部隊を視察した。

https://twitter.com/suleymansoylu/status/1264531221490667520

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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スワイダー市で困窮する経済に抗議するデモ(2020年5月24日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、困窮するシリア政府支配地域の経済状況に抗議する座り込みデモが行われた。

デモには数十人が傘下し、「我々は尊厳をもって暮らしたい」などと訴えた。

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アレッポ県サジュー村での反体制派の戦闘は収束するも、ハサカ県、イドリブ県で新たな衝突発生(2020年5月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、23日にサジュー村で発生した地元出身のシャーム戦線戦闘員と、タッル・リフアト市出身の武装集団との戦闘は、双方が戦闘停止とタッル・リフアト市出身者の撤退を合意し、収束した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市で、国民軍に所属する北の鷹旅団と第20師団が交戦した。

戦闘の原因は不明。

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イドリブ県では、SANA(5月24日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、シャーム解放機構に所属する「実行部隊」なるグループと、M4高速道路沿線に位置するアリーハー市で活動する「テロリスト」が交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

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トルコはリビアにシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約500人を新たに派遣(2020年5月24日)

シリア人権監視団は、トルコがシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約500人を、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍と戦う国民合意政府(GNA)を支援するために、新たにリビアに派遣したと発表した。

これにより、リビアに派遣されたシリア人傭兵は約10,000人となった。

このうち、約200人が18歳以下の子供。

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トルコ軍兵士がイドリブ県でのイード・アル=フィトルの礼拝に参加(2020年5月24日)

シリア人権監視団は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山でのイード・アル=フィトルの集団礼拝にトルコ軍兵士が参加したと発表し、写真や映像を公開した。

 

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新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構はイドリブ県の反体制派に停戦に応じないよう呼びかける(2020年5月24日)

新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の総法務官を名乗る幹部がビデオ声明を出し、イドリブ県で活動する反体制派に対して、同地での停戦合意に従わないよう呼びかけた。

シリア人権監視団が配信したビデオ映像のなかで、この幹部は「ジハード主義集団が暴君の約束や国際相互理解に従属する扉をたたくさまは、布教集団が民主主義の道を進み、地上の主の法に従おうとするのに似ている。いずれも蜃気楼に向かって進んでいるようなものだ」などと批判した。

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トルコ軍と国民軍はハサカ県北部への砲撃を続け、農地で火災拡大(2020年5月24日)

ハサカ県では、ANHA(5月24日付)、SANA(5月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町一帯の農地への砲撃を継続する一方、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアニーク・ハワー村、タッル・ムハンマド村に対しても砲撃を行い、農地で火災が発生した。

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イード・アル=フィトルの集団礼拝が中止となり、信者は自宅で礼拝(2020年5月24日)

SANA(5月24日付)は、イード・アル=フィトルの初日にあたる5月24日、宗教関係省の法学評議会とシャームのくにのウラマー連合は、新型コロナウイルス感染症対策としてモスクでの集団礼拝を中止するファトワーを発出、信者たちはテレビを通じた集団礼拝の呼びかけに合わせて、自宅で礼拝を行ったと伝えた。

 

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保健省はタルトゥース港で新型コロナウイルスの感染の疑いがあったロシア人職員1人の再検査の結果が陰性だったと発表(2020年5月24日)

保健省は声明を出し、タルトゥース港でロシア人職員1人の新型コロナウイルスの感染の疑いが確認された件に関して、再検査の結果、陰性と診断されたと発表した。

SANA(5月24日付)が伝えた。

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保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表(2020年5月24日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表した。

新たに感染が確認された16人のうち、6人がUAEからの帰国者、2人がスーダン、4人がロシア、そして4人がクウェートからの帰国者。

これにより、5月24日現在の同地での感染者数は計86人、うち死亡したのは4人、回復したのは41人となった。

SANA(5月24日付)が伝えた。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2~3月にかけてのシリア・ロシア軍とトルコ軍・「決戦」作戦司令室の戦闘で避難していたIDPs約22万5000人が帰宅を果たす(2020年5月24日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから80日目となる5月24日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認した。

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シリア人権監視団は、2~3月にかけてのシリア・ロシア軍とトルコ軍・「決戦」作戦司令室の戦闘で避難生活を余儀なくされていた国内避難民(IDPs)約22万5000人が、停戦から80日が経った5月24日までに帰宅を果たしたと発表した。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民85人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,827人に(2020年5月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月24日付)を公開し、5月23日に難民85人(うち女性25人、子供43人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは85人(うち女性25人、子供43人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,827人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,579人(うち女性55,511人、子ども93,855人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,107人(うち女性242,787人、子供412,346人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 24, 2020をもとに作成。

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