EUはファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣を制裁対象に追加(2021年1月15日)

欧州評議会は、2020年11月22日にワリード・ムアッリム氏の後任として外務在外居住者大臣に就任したファイサル・ミクダード氏を制裁対象に加えた。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍によるダイル・ザウル県への大規模爆撃で、軍事情報局第234課長のアフマド・ハリール准将が死亡(2021年1月15日)

ドゥラル・シャーミーヤ(1月15日付)は、フェイスブックの複数の親政権アカウントの情報として、1月13日のイスラエル軍によるダイル・ザウル県への大規模爆撃で、軍事情報局第234課長のアフマド・ハリール准将が重傷を負って死亡したと伝えた。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がハマー県、アレッポ県、ラッカ県の県境の砂漠地帯にあるダーイシュの拠点を爆撃(2021年1月15日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機が、ハマー県、アレッポ県、ラッカ県の県境の砂漠地帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して35回あまりの爆撃を行った。

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ラッカ県では、ユーフラテス・ポスト(1月15日付)によると、スィフヤーン油田近くでダーイシュ(イスラーム国)と思われるシリア軍部隊を襲撃し、第4師団傘下の民兵1人が死亡、20人以上が負傷した。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Euphrates Post, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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国民軍はトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と「オリーブの枝」地域でのパトロールを所属武装集団の合同で行うことを合意(2021年1月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍が、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域と「オリーブの枝」地域でのパトロールを所属武装集団の合同で行うことを合意した。

合意は、国民軍に所属するシャーム戦線が、スルターン・ムラード師団などそれ以外の所属部隊のアアザーズ市への進入を禁止し、両者の緊張が強まっていたことに対処するためのもの。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県のCONOCOガス工場近くで、同地に駐留する米主導の有志連合とシリア民主軍が軍事演習(2021年1月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるCONOCOガス工場近くで、同地に駐留する米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が軍事演習を行い、周辺地域で、重火器、中火器による爆発音が聞こえた。

一方、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊のタイバ村で大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局渉外関係局はイスラエル軍の大規模爆撃を自治局の実効支配と結びつけた外務在外居住者省の姿勢に強く反発(2021年1月15日)

北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)は声明を出し、1月13日のイスラエル軍によるダイル・ザウル県への大規模爆撃について外務在外居住者省が「分離主義テロ民兵」が米政権やいわゆる有志連合の支援を受けて、ハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県のシリア人に対してテロ・犯罪・抑圧行為を行うなかで実施された」と非難したことに反論、「体制は伝統的政策を続け、内部の機器を輸出し、信憑性と現実性を欠いた問題に世論や耳目を向けようとしている」と非難した。

渉外関係局はこうした政府の姿勢を「義務、そして自らがその大部分を占めている原因への対処からの明白な回避であり…、自治局とシリア民主軍が米国の決定に依存し、その道具だとする言説は、責任回避、白昼夢」だと指弾、政治、軍事における自治局の意思決定は独立していると強調した。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウルシュハイル村でシリア民主軍司令官が殺害される(2021年1月15日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月15日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシュハイル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令官が乗った車が発砲を受けて、乗っていた司令官と護衛1人の合わせて2人が死亡した。

また、アブー・ハマーム市でも、シリア民主軍の検問所が機関銃の発砲を受けて、兵士5人が負傷した。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で90人、シャーム解放機構支配下の「解放区」とトルコ占領地で32人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で7人(2021年1月15日)

保健省は政府支配地域で新たに90人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者76人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、1月15日現在の同地での感染者数は計12,850人、うち死亡したのは817人、回復したのは6,405人となった。

SANA(1月15日付)が伝えた。

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シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部での新型コロナウイルス感染者数が1月14日に32人を記録、感染者の総数が20,800人に達したと発表した。

うち回復したのは14,345人が完治、死亡したのは約266人となったという。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月15日に新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、237人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡5人。

これにより、同地での感染者数は計20,807人、うち回復したのは14,582人、死亡したのは375人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1491393154398904/

AFP, January 15, 2021、ACU, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民357人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は646,553人に(2021年1月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月15日付)を公開し、1月14日に難民357人(うち女性107人、子供182人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民357人(うち女性107人、子供182人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は646,553人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者251,305人(うち女性75,540人、子ども127,896人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,735,845人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は875,833人(うち女性262,816人、子供446,387人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 15, 2021をもとに作成。

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