カービー米国防総省報道官「イラクとシリアにおける米軍の目的についての我々のヴィジョンはダーイシュの脅威以降も続く」(2021年1月28日)

米国防総省のジョン・カービー報道官は、ワシントンDCで記者会見を行い、そのなかでジョー・バイデン大統領就任以降初めて、シリアへの対応について言及した。

カービー報道官は「シリアでの石油確保が、バイデン政権の軍事戦略においてどのような役割を果たすか」との記者の質問に対して以下のように述べた。

イラクとシリアにおける米軍の目的についての我々のヴィジョンは、ダーイシュ(イスラーム国)の脅威以降も続くと思う。

AFP, January 29, 2021、ANHA, January 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2021、Reuters, January 29, 2021、SANA, January 29, 2021、SOHR, January 29, 2021などをもとに作成。

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シリア政府支配下のヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯を通るガス・パイプラインの支線で爆弾が爆発(2021年1月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるスフナ市近郊の砂漠地帯で、ガス・パイプラインの支線に何者か仕掛けた爆弾が爆発した。

AFP, January 29, 2021、ANHA, January 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2021、Reuters, January 29, 2021、SANA, January 29, 2021、SOHR, January 29, 2021などをもとに作成。

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ロシア、トルコ、イランは共同声明で制憲委員会(憲法制定委員会)に参加するシリア政府、反体制派に対してシリアの統一、主権、領土保全を尊重するよう呼びかける(2021年1月28日)

ロシア、トルコ、イランは共同声明を出し、スイスのジュネーブにある国連本部で開催中の制憲委員会(憲法制定委員会)第5ラウンドに関して、シリアの統一、主権、領土保全を尊重すると表明、当事者にこの原則を遵守するよう呼びかけた。

アナトリア通信(1月28日付)が伝えた。

AFP, January 29, 2021、Anadolu Ajansı, January 28, 2021、ANHA, January 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2021、Reuters, January 29, 2021、SANA, January 29, 2021、SOHR, January 29, 2021などをもとに作成。

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トルコ国営のアナトリア通信はイドリブ県のマフハド・ルーヒーン村とダイル・ハッサーン村にトルコが建設しているIDPs用仮設住宅の写真を公開(2021年1月28日)

トルコ国営のアナトリア通信(1月28日付)は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構を主体とする反体制派が活動を続けるイドリブ県のマフハド・ルーヒーン村とダイル・ハッサーン村に内務省災害緊急事態対策庁(AFAD)が建設している仮設住宅に暮らすシリア人国内避難民(IDPs)に対して、AFADとトルコ赤新月社が支援物資を配給したと伝え、写真多数を公開した。



AFP, January 28, 2021、Anadolu Ajansı, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県各所でシリア軍第4師団と空軍情報部の検問所6カ所が相次いで襲撃を受ける(2021年1月28日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、HFL(1月28日付)によると、シリア政府の支配下にある県内各所で、シリア軍第4師団や空軍情報部の検問所6カ所が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

襲撃を受けたのは、サフム・ジャウラーン村の第4師団検問所、東ガーリヤ町と西ガーリヤ村を結ぶ街道に設置されている空軍情報部検問所、サイダー町と西ガーリヤ村を結ぶ街道に設置されている空軍情報部検問所、東カラク町の第4師団検問所、ジャースィム市の第4師団検問所2カ所。

またナーフタ町では、町長が正体不明の武装集団によって銃で撃たれ、死亡した。

一方、イーブ村では、軍事情報局が民家複数棟に突入し、シリア軍第5軍団の司令官1人を含む4人を拘束した。

イーブ村には1月21日、県内の国内避難民(IDPs)キャンプで数年間にわたって避難生活を送ってきた住民40世帯が帰宅していた。

AFP, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、HFL, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マヤーディーン市で国防隊がイラク人民動員隊アブー・ファドル・アッバース旅団と交戦(2021年1月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市で国防隊がイラク人民動員隊に所属するアブー・ファドル・アッバース旅団と交戦し、市内に設置されている拠点複数カ所から放逐した。

AFP, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府支配地域と「決戦」作戦司令室支配地域の境界地帯で軍事防衛線の設置を終えるも、両者の砲撃戦は続く(2021年1月28日)

『シャルク・アウサト』(1月28日付)は、トルコ軍がシリア軍の進行を阻止するため、シリア政府支配地域と「決戦」作戦司令室支配下のいわゆる「解放区」の境界地帯で設置を進めていた軍事防衛線が完成したと伝えた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

反体制派の「監視追跡ユニット」の責任者は『シャルク・アウサト』に対して、次のように述べている。

トルコ軍は、防衛戦、あるいは軍事的に言うところの「鋼の盾」を、反体制派とシリア軍・イランの民兵の接触線に沿って設置し終えた。これはイドリブ県や、反体制派の支配下にあるハマー県やアレッポ県西部の農村地帯からラタキア県北西部のクルド山地方に至る地域を防衛するためだ。これにより、トルコ軍兵士6,000人、重砲、多連装ロケット砲、レーダー、通信傍受車輌、さらには200輌以上の戦車、装甲車、兵員輸送車など軍事車輌約7,500輌が、軍事戦略拠点70カ所以上に展開した。

イドリブ県南部のザーウィヤ山地方だけでも、20のトルコ軍拠点が設置された。主要な拠点としては…、ザーウィヤ山地方とハマー県西部のガーブ平原を見渡すことができるアイユーブ丘、シャンナーン村の拠点2カ所、サルジャ村の2カ所、イドリブ市南から約30キロ離れたザーウィヤ山地方のイフスィム町、バーラ村、ルワイハ村、バルユーン村、ダイル・サンバル村、ファルカヤー村、マアッラータ丘、クークフィーン村、タルアーン村、マアッルザーフ町、ナフラヤー村の11のトルコ軍拠点がある。また、トルコ軍はこれらの軍事拠点の設置と合わせて、アレッポ市とラタキア市を結ぶ街道沿いに複数の拠点を設置した。ムウタリム村、キヤーサート村、ブサンクール村、ムハムバル村に重要な拠点がある。

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一方、スハイブ・イドリビーを名乗る活動家によると、トルコ軍はM4高速道路のタルナバ村から、ナイラブ村、ジスル・シュグール市南部を経由し、ハマー県ガーブ平原のカストゥーン村に至る地域、そしてラタキア県のアイン・フール村に至る地域に軍事拠点を設置したという。

また、ムアイイド・フサインを名乗る活動家によると、トルコ軍はさらに、アレッポ県のダーラ・イッザ市、タワーマ村、シャイフ・アキール山一帯に多連装ロケット砲や戦車を新たに配備したという。

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯、カドゥーラ村を砲撃した。

対する「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるダーディーフ村、ミラージャ村を砲撃した。

AFP, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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マフルーフ地方行政環境大臣、ロシア当事者和解調整センターのチェトニク副センター長らが共同会見で難民・IDPsの帰還状況について報告(2021年1月28日)

フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣、アフマド・フライファーウィー保健大臣補、ロシア当事者和解調整センターのセトニク・ヴャチェスラフ(Cetnik Vyacheslav)代表(少将)、シリア軍のハサン・スライマーン政治局長(少将)の4人が首都ダマスカスで共同記者会見を開き、難民、国内避難民(IDPs)の帰還状況について報告した。

マフルーフ地方行政環境大臣は、北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ県フール・キャンプ、米軍占領下のヒムス県タンフ国境通行所近くのルクバーン・キャンプ、トルコの勢力下にあるイドリブ県のIDPsキャンプで、多くの人々が劣悪な環境下での生活を余儀なくされていると指摘する一方、シリア政府がこれまで「テロ悪党」にキャンプからの退去を認められた2万人以上に対して架設収容センター、食糧、医療物資、衣服などを提供してきたと述べた。

フライファーウィー保健大臣補は、欧米諸国などの一方的制裁にもかかわらず、シリア国内の医療態勢が難民、IDPsの帰還に対応できる状態にあると述べた。

チェトニク副センター長はロシアが1月にインフラ復旧と難民帰還に注力してきたと述べた。

スライマーン政治局長は、一部諸国、とりわけタンフ国境通行所を占領する米国が、ダーイシュ(イスラーム国)などのテロ組織への支援を続け、難民、IDPsの帰還を阻止していると非難した。

SANA(1月28日付)が伝えた。

AFP, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県で「テロ集団」のメンバー3人を殺害(2021年1月28日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月28日付)によると、シリア軍が1月26、27日に続いて、24日にダイル・ザウル市とヒムス県スフナ市を結ぶ街道で兵員輸送バスを襲撃し、兵士3人を殺害、10人を負傷させた「テロ集団」のメンバー3人を殺害した。

AFP, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で69人、北・東シリア自治局支配地域で13人、シャーム解放機構支配下の「解放区」とトルコ占領地で5人(2021年1月28日)

保健省は政府支配地域で新たに69人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者62人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、1月28日現在の同地での感染者数は計13,885人、うち死亡したのは906人、回復したのは7,329人となった。

SANA(1月28日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに13人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者8人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、1月28日現在の同地での感染者数は計8,463人、うち死亡したのは296人、回復したのは1,210人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性9人、女性4人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市1人、カーミシュリー市2人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市3人、タブカ市3人、ダイル・ザウル県3人。

ANHA(1月28日付)が伝えた。

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シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部での新型コロナウイルス感染者数が1月27日に5人を記録、感染者の総数が20,065人に達したと発表した。

AFP, January 28, 2021、ANHA, January 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 28, 2021、Reuters, January 28, 2021、SANA, January 28, 2021、SOHR, January 28, 2021などをもとに作成。

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