外務在外居住者省はイスラエル軍によるダイル・ザウル県への大規模爆撃に関して「分離主義テロ民兵が国民にテロ・犯罪・抑圧行為を行うなかで実施された」として、シリア民主軍(2021年1月13日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、イスラエル軍によるダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ブーカマール市、マヤーディーン市に対する爆撃について報告したうえで、「分離主義テロ民兵」が、米政権やいわゆる有志連合の支援を受けて、ハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県のシリア国民に対してテロ・犯罪・抑圧行為を行うなかで実施された」と表明、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)、同組織が主導する自治政体の北・東シリア自治局、同自治局の武装部隊で、人民防衛隊(YPG)を主体とする人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるシリア北東部への実効支配を暗に非難した。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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サウジアラビア内務省はシリアなどへの渡航を解禁(2021年1月13日)

サウジアラビアの内務省は1月8日、治安当局が定める規制に従ったかたちでサウジアラビア人のシリアをはじめとする12カ国への渡航を3月31日に解禁すると発表した。

条件付きの渡航許可が下りるのは、リビア、シリア、レバノン、イエメン、イラン、トルコ、アルメニア、ソマリア、コンゴ民主共和国、アフガニスタン、ベネズエラ、ベラルーシ。

シリアへの渡航が条件付きながらも解禁されるのは、2012年に両国が断交して以来9年ぶり。

サウジアラビア国営のSPA通信(1月13日付)が伝えた。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はシリア政府支配地域とを結ぶダイル・ザウル県のサーリヒーヤ村の通行所を「人道的理由」で再開(2021年1月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局が数ヶ月にわたって閉鎖していたサーリヒーヤ村の通行所を「人道的理由」により、1月16日から再開することを決定した。

サーリヒーヤ村はシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市と北・東シリア自治局の支配地域を結ぶ通行所。

通行所は午前8時から午後3時まで開放されるという。

サーリヒーヤ村の通行所が閉鎖されている間、シリア政府支配地域と北・東シリア自治局の支配地域を隔てるユーフラテス川の住民や物資の移動は排水量3~10トンの渡し船で行われていた。

なお、北・東シリア自治局支配地域での商品の売買は、シリア政府に近いカーティルジー・インターナショナル・グループ社などとつながりがある業者と直接取引を行っている業者によって行われる。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県でシリア民主軍による学校の接収や教職員の徴兵に抗議するデモとスト発生(2021年1月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアブー・ハマーム市では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が市内の学校1校を軍事転用するために折衝したことを受けて、教職員と生徒らが抗議の座り込みを行った。

また、シャアファ村の学校が、シリア民主軍による教職員の徴兵に抗議、ストライキを開始し、教職員の徴兵の廃止を求めた。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊一帯を砲撃、シリア民主軍と交戦(2021年1月13日)

アレッポ県では、ANHA(1月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカー村、ハルバル村、シャフバー・ダム、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦した。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ハサカ県でシリア民主軍兵士3人が殺害される(2021年1月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月13日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が何者かによって撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは、バス発着場の警備に当たっていた内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員。

また、ハズィーラ村でも給水ステーションの守衛1人が車に乗った正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊の街道で、シリア民主軍の司令官が乗っていた車がオートバイに乗った武装集団の発砲を受けて、司令官1人が死亡した。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市、マヤーディーン市、ブーカマール市を大規模爆撃、50人以上死亡(2021年1月13日)

SANA(1月13日付)によると、シリア軍筋は報道声明を出し、1月13日午前1時10分、イスラエル軍戦闘機が、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市、イラク国境に面するユーフラテス川西岸のブーカマール市一帯を爆撃し、攻撃の被害状況についての特定が行われている、と発表した。

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シリア人権監視団によると、爆撃はブーカマール市一帯、ブーカマール市一帯、マヤーディーン市一帯に対して24回にわたって行われ、シリア軍、レバノンのヒズブッラー、アフガニスタン人民兵からなるファーティミーユーン旅団などの「イランの民兵」の基地、拠点、武器弾薬ミサイル倉庫が標的となり、シリア人、イラク人、アフガニスタン人など少なくとも57人が死亡した。

ダイル・ザウル市一帯に対する爆撃は16回に及び、アイヤーシュ村の武器弾薬ミサイル倉庫、第137旅団基地、ダイル・ザウル市の軍事情報局、サルダ山が標的となり、シリア軍兵士10人、軍事治安局職員4人など26人が死亡した。

ブーカマール市一帯に対する爆撃は6回に及び、同市周辺に設置されたグリーン・ゾーン内の拠点、武器弾薬庫などが標的となり、「イランの民兵」のイラク人戦闘員15人が死亡した。

マヤーディーン市一帯に対する爆撃は2回で、同市近郊の砂漠地帯の農場地区に設置されている拠点と武器庫が狙われ、ファーティミーユーン旅団戦闘員11人と身元不明の外国人(非シリア人)4人が死亡した。

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また、反体制系サイトのニダー・フラート(1月13日付)によると、爆撃は、ダイル・ザウル市のパノラマ交差点、ブール・サイード地区のパン製造所、労働者住宅地区内の教育学部、放送塔、ダイル・ザウル空港一帯、マヤーディーン市のアラバ(ラフバ)の城塞、ブーカマール市のスィーバ地区、ビヤール・ハムル地区、スィヤール地区、ヒズブッラーが管理するアーイシャ病院、イラク人民動員隊の拠点複数カ所などにも及んだ。

ユーフラテス・ポスト(1月13日付)は、爆撃は50回以上に及び、数十人が死傷したと伝えた。

一方、シリア軍の発表では、死者は5人。

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米アラビア語衛星テレビ局のフッラ・チャンネル(1月13日付)は、シリア人7人を含む23人が死亡したと伝えた。

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爆撃に関して、AP(1月13日付)は、米国の諜報機関の高官は匿名で、米国との連携のもとに行われたと伝えた。

同匿名高官によると、イスラエルは、米国が提供した諜報に基づいて爆撃を実施したとした上で、マイク・ポンペオ国務長官が1月11日に、イスラエル諜報機関のモサドのヨシ・コーヘン長官とワシントンDCのレストラン・カフェ・マリノで会談を行っていたことを明らかにした。

米国高官が、シリアでの爆撃でイスラエルとの連携について言及するのはきわめて稀。

ただし、イスラエルは爆撃に関して公式の発表は行っていない。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍による爆撃の数時間後、所属不明の無人航空機(ドローン)1機が、ブーカマール市上空に飛来した。

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一方、アイン・フラート(1月13日付)は、イスラエルの爆撃に先立って、ブーカマール市内のスィヤーヒー・ホテルに駐留していたロシア軍部隊の将兵数十人が同地から撤退していたと伝えた。

理由は不明だが、ロシアとイランの水面下での対立を受けて撤退したものと見られるという。

AFP, January 13, 2021、Alhurra, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、AP, January 13, 2021、‘Ayn al-Furat, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Euphrates Post, January 13, 2021、Nida’ al-Furat, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で102人、北・東シリア自治局支配地域で33人(2021年1月13日)

保健省は政府支配地域で新たに102人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者74人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、1月13日現在の同地での感染者数は計12,660人、うち死亡したのは799人、回復したのは6,259人となった。

SANA(1月13日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに33人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治したと発表した。

これにより、1月13日現在の同地での感染者数は計8,285人、うち死亡したのは284人、回復したのは1,170人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性12人、女性21人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市2人、カーミシュリー市2人、タッル・タムル町2人、マーリキーヤ(ダイリーク)市4人、マアバダ(カルキールキー)町1人、フール・キャンプ2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市2人、マンビジュ市4人、ラッカ県のラッカ市5人、タブカ市6人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ダイル・ザウル県2人。

ANHA(1月13日付)が伝えた。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードはイドリブ県のシリア軍基地を自作のロケット弾で攻撃し、兵士3人を殺害(2021年1月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードが、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村北のザイトゥーン軍事基地を自作のロケット弾で砲撃し、兵士3人(士官1人を含む)が死亡、7人が負傷した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カドゥーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、マジュダリヤー村を砲撃し、「決戦」作戦司令室がこれに応戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタファス市でカイワーン家とズウビー家の若者どうしが口論の末に撃ち合いとなり、3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県10件、ラタキア県10件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民417人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は645,874人に(2021年1月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月13日付)を公開し、1月12日に難民417人(うち女性125人、子供213人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民417人(うち女性125人、子供213人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は645,874人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者250,626人(うち女性75,336人、子ども127,550人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,735,845人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は875,154人(うち女性262,612人、子供446,041人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 13, 2021をもとに作成。

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