ダーイシュに忠誠を誓っていたカーディスィーヤ旅団などが、国民軍所属の東部自由人連合の傘下での活動を中止(2021年1月31日)

シリア人権監視団によると、ラッカ県タッル・アブヤド市一帯およびハサカ県ラアス・アイン市一帯からなるトルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域で活動する国民軍所属の東部自由人連合の傘下組織が活動を中止した。

活動を中止したのは、カーディスィーヤ旅団(クロコダイル大隊)、ハッターブ旅団、スンナの鷹旅団、アスルの民旅団。

いずれもダイル・ザウル県出身者によって構成されている。

このうち、カーディスィーヤ旅団は、ファイサル・バッルー氏が指揮、2013年にシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)に忠誠(バイア)を誓ったのち、2014年にダーイシュ(イスラーム国)に参加、その後、ダーイシュを離反し、国民軍に参加した。

ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓っていたファイサル・バッルー氏率いる

活動中止は、東部自由人連合への協力をめぐる交渉が決裂したためだという。

AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の車輌約30輌がダイル・ザウル県のCONOCOガス工場に設置されている米軍基地に(2021年1月31日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約30輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ダイル・ザウル県のCONOCOガス工場に設置されている米軍基地に向かった。

AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊、タッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年1月31日)

ラッカ県では、ANHA(1月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線、マアラク村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(1月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村などを砲撃した。

AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアアザーズ市で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民4人死亡、20人負傷(2021年1月31日)

アレッポ県では、SANA(1月31日付)、ANHA(1月31日付)によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民4人が死亡、20人が負傷した(シリア人権監視団によると、子供2人と女性2人を含む7人が死亡)。

また、ANHAによると、トルコ占領下のバーブ市近郊で、国民軍所属のハムザ師団の拠点で爆発が発生し、戦闘員6人が死亡、4人が負傷した。

AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。

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ハサカ市とカーミシュリー市の政府地域へのシリア民主軍の包囲に抗議するデモにシリア民主軍が発砲し、1人死亡、4人負傷(2021年1月31日)

ハサカ県では、SANA(1月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市中心街の裁判所前で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるハサカ市とカーミシュリー市のシリア政府地域(いわゆる治安厳戒地区)への包囲に抗議するデモが行われた。

これに対して、シリア民主軍は実弾を使用して強制排除を試み、その結果、デモ参加者1人が死亡、4人が負傷した(シリア人権監視団によると、負傷者は4人)。

一方、ANHA(1月31日付)によると、国防隊がハサカ市のマルシュー地区にある内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所複数カ所に対して発砲、これに対してアサーイシュが応戦し、国防隊の隊員1人を殺害、3人を負傷させた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月31日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるスワル町で住民が、シリア民主軍による若者の恣意的逮捕に抗議するデモを行った。

AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で50人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で2人(2021年1月31日)

保健省は政府支配地域で新たに81人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者50人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、1月31日現在の同地での感染者数は計14,048人、うち死亡したのは921人、回復したのは7,562人となった。

SANA(1月31日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月31日に新たに2人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、34人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計20,997人、うち回復したのは16,734人、死亡したのは399人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1503179983220221/

AFP, January 31, 2021、ACU, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県ではトルコ軍の拠点がオートバイに乗った正体不明の武装集団の発砲を受け兵士2人負傷(2021年1月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路沿線のムハムバル村近郊のアブー・ズバイル村に設置されているトルコ軍の拠点が、オートバイに乗った正体不明の武装集団の発砲を受け、トルコ軍兵士2人が負傷した(このうち1人は2月3日に死亡した)。

一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るダーナー市の住宅街で、同機構の治安部隊が麻薬密輸業者と思われる指名手配者と撃ち合いとなり、隊員1人が死亡した。

治安部隊は戦闘の末、この指名手配者を逮捕した。

このほか、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のタスィール町にある空軍情報部の検問所が何者かの発砲を受けた。

また、同町では、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元メンバー1人が何者かに銃で撃たれて死亡した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、1月30日深夜から31日未明にかけて、ジャッバー村にあるシリア軍の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるスワイダー市で、大統領選挙拒否、「イランの民兵」の排斥を求める落書きが発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県10件、ラタキア県5件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は17件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 31, 2021、ANHA, January 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 31, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2021、Reuters, January 31, 2021、SANA, January 31, 2021、SOHR, January 31, 2021、February 3, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民51人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は647,662人に(2021年1月31日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月31日付)を公開し、1月30日に難民51人(うち女性15人、子供26人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民51人(うち女性15人、子供26人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は647,662人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者252,414人(うち女性75,875人、子ども128,461人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,729,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は876,942人(うち女性263,151人、子供446,952人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は69,421人(うち女性24,401人、子供28,057人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,338,017人(うち女性406,960人、子供671,823人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 31, 2021をもとに作成。

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