スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにカーミシュリー市のPYDのメンバーらが参加(2021年11月1日)

ハサカ県では、ANHA(11月1日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにジャズィーラ地域経済農業委員会のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構はハマー市出身者からなる「シャームの民の連合」を統合(2021年11月1日)

シャーム解放機構の広報局は声明を出しハマー市出身者からなる「シャームの民の連合」を統合したと発表した。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県北部バルダクリー村でイスラーム解放党のロシア人メンバーとシリア人メンバーを逮捕(2021年11月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県北部のバルダクリー村でイスラーム解放党(シリア州)のメンバー2人を逮捕した。

2人はロシア人とシリア人。

逮捕は、10月29日にアレッポ県アターリブ市でイスラーム解放党がシャーム解放機構の治安部隊の展開に抗議し、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者打倒や、ラタキア県トルコマン山地方でのジュヌード・シャーム、ジュンドッラーへの粛清拒否を訴えるデモを組織したのを受けたもの。

AFP, November 3, 2021、ANHA, November 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 3, 2021、Reuters, November 3, 2021、SANA, November 3, 2021、SOHR, November 3, 2021などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍の陸空軍が、前日のに続いて、トルコ占領下のタッル・アブヤド市西で合同演習を実施、ロシア軍が各地で戦闘機、ヘリコプターを増強(2021年11月1日)

ラッカ県では、ANHA(11月1日付)によると、ロシア・シリア両軍の陸空軍が、前日のハサカ県タッル・タムル町一帯での合同演習に続いて、トルコ占領下のタッル・アブヤド市西で合同演習を実施した。

演習はトルコ占領地との境界地域で約1時間にわたって行われ、ロシア軍戦闘機3機とヘリコプター2機が実弾を使用して超低空飛行を繰り返した。

シリア人権監視団によると、また、合同軍事演習に合わせて、ロシア軍はタブカ航空基地にヘリコプター複数機を配備、タブカ市に駐留しているシリア軍部隊(150人以上)がアイン・イーサー市近郊の第93旅団基地に移動した。

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ハサカ県では、ANNA News(11月1日付)によると、ロシア軍がカーミシュリー市国際空港にSu-34戦闘機12機、Su-35機5機を配備することを決定した。

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アレッポ県では、ANNA News(11月1日付)によると、ロシア軍がアイン・アラブ市近郊のミートラース航空基地にMi-8ヘリコプター12機、Ka-52ヘリコプター5機を再配備することを決定した。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、ANNA News, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で住民がデモを行い、トルコが自治を委託されている地元評議会打倒を訴える(2021年11月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、住民数十人がデモを行い、生活苦やパンの不足に抗議、トルコが自治を委託されている地元評議会打倒を訴えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアフリーン市ヴィーラート通りで、シリア国民軍に所属する東部自由人連合の戦闘員とムウタスィム旅団の戦闘員が口論の末、撃ち合いとなった。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県ビール・アラブ村一帯をドローンで爆撃(2021年11月1日)

ラッカ県では、SANA(11月1日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるビール・アラブ村一帯(タッル・アブヤド市西)を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

複数の地元筋によると、ドローンは住宅地に向かって複数回の爆撃を実施したという。

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ハサカ県では、SANA(11月1日付)によると、トルコ軍が占領下のラアス・アイン市一帯に兵站物資を積んだ車列を新たに増派した。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2021年11月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県とダイル・ザウル県の米軍基地各所に向かった。

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍兵士2人死亡(2021年11月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯、バービーラー村、ジャッラーダ村、ハーン・スブル村近郊の森林地帯、ダーディーフ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、マアーッラト・ムーハス村近郊でシリア軍兵士2人を狙撃し殺害した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃し、住民複数人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、ヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村、サルマーニーヤ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県4件、ラタキア県4件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3080295578879844

AFP, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で262人、北・東シリア自治局支配地域で146人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で265人(2021年11月1日)

保健省は政府支配地域で新たに262人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、10人が死亡したと発表した。

これにより、11月1日現在の支配地内での感染者数は計43,666人、うち死亡したのは2,576人、回復したのは26,468人となった。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/634589737924107

SANA(11月1日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに146人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、12人が完治し、16人が死亡したと発表した。

これにより、11月1日現在の支配地内での感染者数は計35,550人、うち死亡したのは1,357人、回復したのは2,451人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性87人、女性159人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市41人、カーミシュリー市19人、マーリキーヤ(ダイリーク)市10人、ルマイラーン町1人、マアバダ(カルキールキー)町2人、ダルバースィーヤ市11人、アームーダー市8人、フール・キャンプ1人、ラッカ県のラッカ市45人、ダイル・ザウル県8人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1717751341748129

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月1日に新たに265人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、349人が完治し、6人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡13人、イドリブ郡86人、ハーリム郡51人、アリーハー郡15人、アレッポ県スィムアーン山郡9人、ジャラーブルス郡7人、バーブ郡14人、アフリーン郡38人、アアザーズ郡32人。

これにより、同地での感染者数は計88,688人、うち死亡したのは1,853人、回復したのは51,276人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1701112213426996

AFP, November 1, 2021、ACU, November 1, 2021、ANHA, November 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2021、Reuters, November 1, 2021、SANA, November 1, 2021、SOHR, November 1, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民289人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は718,401人に(2021年11月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月31日に難民289人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民268人(うち女性80人、子供137人)、ヨルダンから帰国したのは21人(うち女性6人、子供11人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は718,401人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者322,109人(うち女性96,802人、子ども163,993人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,292人(うち女性118,934人、子ども202,104人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,813,318人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は947,681人(うち女性284,394人、子供483,019人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は103,935人(うち女性40,440人、子供33,830人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,372,531人(うち女性422,999人、子供677,596人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3080290575547011

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 1, 2021をもとに作成。

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