スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモに教員連合のメンバーらが参加(2021年11月20日)

ハサカ県では、ANHA(11月20日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモに教員連合のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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トルコで活動するシリア・イスラーム評議会はウサーマ・アブドゥルカリーム・リファーイー氏をシリア・アラブ共和国大ムフティーに任命(2021年11月20日)

トルコで活動するシリア・イスラーム評議会は、ウサーマ・アブドゥルカリーム・リファーイー氏をシリア・アラブ共和国大ムフティーに任命した。

シリア・イスラーム評議会は、アサド大統領が11月15日、2021年法令第28号を施行し、2018年法律第31号を一部改正し、大ムフティー職を廃止したことを「犯罪」と非難したうえで、リファーイー氏を大ムフティーに任命したと発表した。

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これに対して、トルコで活動するシリア・ムスリム同胞団の最高監督者もリファーイー氏の大ムフティー就任に祝意を表明した。

https://www.facebook.com/Ikhwansyria/posts/4718758958147087

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の国境通行所近くで住民がロシア軍の通過を拒否するデモ(2021年11月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配地域に居住する住民数十人が、シリア政府の支配地とをつなぐサーリヒーヤ村の通行所に至る街道で抗議デモを行い、ロシア軍パトロール部隊の通行所通過に拒否の姿勢を示した。

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県北部、ラッカ県北部を砲撃(2021年11月20日)

アレッポ県では、SANA(11月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村、ブルジュ・カース村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、マルアナーズ村、イビーン・スィムアーン村、タナブ村、イルシャーディーヤ村、ズィヤーラ村一帯、ダイル・ジャマール村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、シリア国民軍がトルコ占領下のバーブ市近郊のトゥワイス村一帯に土塁を積み陣地を強化していたシリア軍の重機をミサイルで攻撃し、これを破壊した。

一方、バーブ市では、シリア国民軍の憲兵隊がワーキー家の子息を拘束したことを受けて、ワーキー家民兵が憲兵隊と交戦した。

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ラッカ県では、ANHA(11月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村、ディブス村、ファーティサ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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「人民諸派」がダイル・ザウル県ハジーン市でシリア民主軍の車輌の通過に合わせて爆弾を爆発させ、兵士複数を殺傷(2021年11月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月20日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市で、「人民諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌の通過に合わせて、道路に仕掛けた爆弾を爆発させ、車に乗っていた兵士が死傷した。

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2021年11月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月20日付)によると、11月14日にシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市で開始された指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

アカイダート部族のシャイフの1人アブドゥルカリーム・ダンダル氏はSANAの特派員に対して、「今回の包括的社会復帰(プロセス)は前代未聞の規模で、祖国の庇護のもとに復帰したいと考えられている人々にとっての好機だ…。部族のシャイフや名士は、米占領軍の支援を受けるシリア民主軍支配下のジャズィーラ地方に住む県民と連絡をとり、彼らにこのプロセスに参加するよう呼びかけている」と述べた。

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がアレッポ県西部のミーズナーズ村近郊でシリア軍を狙撃し、兵士2人を殺害(2021年11月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のハントゥーティーン村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県西部のミーズナーズ村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、2人を殺害した。

「決戦」作戦司令室はまた、アウラム・クブラー町一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダンに面するナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)にある政治治安局の拠点で何者かによって仕掛けられた爆弾が爆発した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3094854367423965

AFP, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で125人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で68人(2021年11月20日)

保健省は政府支配地域で新たに125人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、11月20日現在の支配地内での感染者数は計47,091人、うち死亡したのは2,699人、回復したのは28,243人となった。

SANA(11月20日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/647080013341746

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月20日に新たに68人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、242人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡13人、イドリブ郡8人、ハーリム郡12人、アリーハー郡5人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡0人、アフリーン郡11人、アアザーズ郡16人。

これにより、同地での感染者数は計91,437人、うち死亡したのは2,136人、回復したのは59,016人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1714257395445811

AFP, November 20, 2021、ACU, November 20, 2021、ANHA, November 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2021、Reuters, November 20, 2021、SANA, November 20, 2021、SOHR, November 20, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民318人と国内避難民(IDPs)9人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は723,648人、2019年以降帰還したIDPsは105,362人に(2021年11月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月19日に難民334人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民317人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは17人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は723,982人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者327,404人(うち女性98,394人、子ども166,690人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,578人(うち女性119,021人、子ども202,253人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,813,318人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は953,262人(うち女性286,073人、子供485,865人)となった。

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一方、国内避難民9人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは9人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は9人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,362人(うち女性41,245人、子供33,987人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,373,958人(うち女性423,804人、子供677,753人)となった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3094852724090796

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 20, 2021をもとに作成。

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