スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモが続けられているキャンプでPKK結成54周年の祝賀が行われる(2021年11月27日)

ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場に設置されている北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモのキャンプで、PKK結成43周年の祝賀が行われ、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しが改めて求められた。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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英空軍は声明を出し10月25日にトルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊でダーイシュ司令官を狙って攻撃を実施し、これを殺害したと発表(2021年11月27日)

英空軍は声明を出し、MQ-9Aリーパー無人航空機(ドローン)1機がで10月25日にトルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊でダーイシュ(イスラーム国)の司令官を狙って攻撃を実施し、これを殺害したと発表した。

複数のサイトは10月25日、サバーヒー・イブラーヒーム・ムスリフ氏(アブー・ハムザ・シュハイル)が死亡、同行していた複数人が負傷したと伝えていた。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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アレッポ県マンビジュ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女性2人と子供2人が死亡、アサーイシュ隊員3人を含む5人が死亡(2021年11月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女性2人と子供2人が死亡、内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員3人を含む5人が死亡した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプの第1ブロックでイラク人難民1人が頭を銃で撃たれて死亡(2021年11月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1ブロックでイラク人難民1人が頭を銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機3機がヒムス県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2021年11月27日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機がヒムス県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市上空に所属不明のドローン1機が飛来、その直後同市各所で激しい爆発が発生(2021年11月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、反体制系サイトのシリア・テレビ(11月28日付)によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市上空に26日深夜から27日未明、所属不明の航空機(ドローン)1機が飛来、その直後同市各所で激しい爆発が発生した。

爆撃は、ブーカマール市内のサルビー地区にあるイラク人民動員隊の拠点複数カ所に対して行われ、ヒズブッラー大隊、サイイド・シュハダー大隊の戦闘員多数が死傷した。

また、別の所属不明のドローン1機がブーカマール市近郊のスワイイーヤ村、スッカリーヤ村を5回にわたって爆撃し、パキスタン人1人とイラク人1人を含む4人が死亡した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021、Syria TV, November 28, 2021などをもとに作成。

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人民議会ヒムス県選挙区A部門補欠選挙が実施される(2021年11月27日)

ヒムス県では、SANA(11月27日付)によると、高等教育科学研究省次官に就任したファーディヤー・ディーブ人民議会議員の辞職に伴うヒムス県選挙区A部門補欠選挙が実施された。

最高選挙司法委員会(選挙管理委員会)の支部にあたるヒムス県の司法委員会のアリー・スライマーン委員長によると、補欠選挙には18人が立候補し、139カ所に設置された投票所で投票が行われた。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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シリア国民軍がハサカ県アルーク村揚水所に電力を供給する送電線を攻撃、ハサカ市への水道水の供給に遅れが生じる(2021年11月27日)

ハサカ県では、SANA(11月27日付)がハサカ県水道公社の話として伝えたところによると、シリア国民軍がアルーク村揚水所に電力を供給する送電線に対する度重なる攻撃により停電が発生し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市への水道水の供給に遅れが生じた。

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ラッカ県では、SANA(11月27日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のマアラク村、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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マヤーディーン市の和解センターでの指名手配者、脱走兵、兵役忌避者に対する大規模社会復帰手続きで数百人が手続きを済ませる(2021年11月27日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月27日付)によると、マヤーディーン市の和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、数百人が手続きを済ませた。

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県ザーウィヤ山地方、サラーキブ市一帯ででシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦、シリア軍兵士1人死亡(2021年11月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

これに対し、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯を砲撃し、兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3100454776863924

AFP, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で99人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で30人(2021年11月27日)

保健省は政府支配地域で新たに99人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者92人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、11月27日現在の支配地内での感染者数は計47,863人、うち死亡したのは2,733人、回復したのは28,886人となった。

SANA(11月27日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/651611722888575

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月27日に新たに30人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、605人が完治し、9人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡7人、ハーリム郡10人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡5人、バーブ郡0人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計91,991人、うち死亡したのは2,204人、回復したのは61,554人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1719637338241150

AFP, November 27, 2021、ACU, November 27, 2021、ANHA, November 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2021、Reuters, November 27, 2021、SANA, November 27, 2021、SOHR, November 27, 2021などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける勢力の支配下にある地域でシリア・ポンドによる取引が再開(2021年11月27日)

昨今のトルコ・リラの(対米ドル)暴落を受け、トルコの支援を受ける諸派閥の支配下にあるシリア北部・東部の複数地域において、シリア・ポンドによる市場取引が再開した。

該当するのはイドリブ県、アレッポ県郊外、ラッカ県、ハサカ県など。

親シリア政権派ウェブサイト「スナック・シリアン」やDPA通信などが報じた。

DPA通信によると、「トルコ・リラが暴落し、ここ数日の間にさらに下落する恐れが生じたため」アレッポ県とイドリブ県で数十店舗が閉鎖されたという。

また同通信社によると、シリア北部で活動するシャーム解放機構傘下の「救国内閣」の情報筋は、自勢力の危機管理体制を以下のようにを強調した。

「我々は市場を流れるままに放置することはない。我々は厳重な市場監視体制を有しており、いかなる販売者にも自分に都合が良い価格を自由に設定することは許可されていない。北部地域に入ってくる全ての商品はリスト化されており、それぞれに規定の価格が設定されている。我々は商品のコストがいくらであるか、また販売者の利益がいくらであるかを承知している」。

Snack Syrian.com, November 27, 2021、DPA International, November 27, 2021などをもとに作成。

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