スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモに勤労者連合のメンバーらが参加(2021年11月28日)

ハサカ県では、ANHA(11月28日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモに勤労者連合のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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シリア・スポーツ総連合はカザフスタンでのFIBAアジア地区予選の試合でシリア国歌ではなくイラン国歌が誤って演奏された件でFIBAに正式に抗議(2021年11月28日)

AP(11月28日付)は、11月26日にカザフスタンの首都ヌルスルターン(旧アスタナ)で行われたFIBA(世界バスケットボール連盟)バスケットボール・ワールド・カップ2023(2023年2月開催予定)アジア地区予選のシリア・カザフスタン戦の試合開始前に、シリア国歌ではなくイラン国歌が誤って演奏された件に関して、シリア・スポーツ総連合がFIBAに対して正式な抗議を行ったと伝えた。

イラン国家が演奏されたときにシリア代表チームのメンバーが困惑する様子をとらえた映像がインターネット上で拡散されていた。
https://twitter.com/AimenDean/status/1464898146878865412

なお、支配は、74対84でカザフスタン代表チームがシリア代表チームを下した。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と思われるドローンが前日に続いてダイル・ザウル県ブーカマール市近郊で「イランの民兵」の車列を攻撃(2021年11月28日)

ダイル・ザウル県では、トルコのイスタンブールを拠点とする反体制系サイトのシリア・テレビ(11月28日付)が複数の地元筋と活動家の話として伝えたところによると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊に米主導の有志連合所属と思われる無人航空機(ドローン)複数機が飛来し、「イランの民兵」の車列を爆撃した。

これに関して、シリア人権監視団は、「イランの民兵」の車列がラッカ県からマヤーディーン市近郊のシャラビー遺跡群一帯方面に、中距離ミサイルなどの武器、弾薬を輸送していたと発表した。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021、Syria TV, November 28, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプでイラク人難民の男性がダーイシュのセルと思われる武装集団によって銃で撃たれて死亡(2021年11月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第3地区でイラク人難民の男性がダーイシュ(イスラーム国)のセルと思われる武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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シリア国民軍ハムザ師団の司令官が離反し、シリア政府の支配地に逃亡(2021年11月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア国民軍に所属するハムザ師団の大スッカリーヤ村地区司令官を務める「アブー・マリヤム」を名乗る男性が複数の戦闘員とともに離反し、車でシリア政府の配下にある小スッカリーヤ村に逃亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町に近いアッラーダ村からトルコ領内に不法入国しようとした男性が、トルコ軍憲兵隊によって殴打され、死亡した。

また、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のムフタッラ村でシリア国民軍に所属するハムザ師団のメンバーが同じくシリア国民軍所属のバドル殉教者旅団の司令官を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌約100輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所から2回に分けてシリア領内に新たに進入(2021年11月28日)

ハサカ県では、SANA(11月28日付)がヤアルビーヤ町近郊の複数の地元筋の話として伝えたところによると、米主導の有志連合の貨物トレーラー、冷凍車、タンクローリーなど約100輌からなる車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所から2回に分けてシリア領内に新たに進入し、カーミシュリー市東に違法に設置されている米軍基地に向った。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市のUNCEF事務所前で、革命青年組織を自称する「ジャワーニン・シュール・シュクル」なる団体がシリア民主軍による少女の徴兵に抗議してデモを実施(2021年11月28日)

ハサカ県では、SANA(11月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市のUNCEF事務所前で、カーミシュリー市やアームーダー市の住民数十人が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による少女の徴兵に抗議してデモを行った。

シリア人権監視団などによると、抗議デモを呼びかけたのは、革命青年組織を自称する「ジャワーニン・シュール・シュクル」なる団体。

イラクのクルディスタン民主党に近いシリア・クルド民主評議会のメンバーらも参加した。

https://www.youtube.com/watch?v=oBGloxjTQSE&t=4s

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フランス24(11月28日付)によると、シリア民主軍は2018年7月から2020年6月にかけて400人以上の児童を徴兵している。

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、France 24, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県カフルタアール村を砲撃し、住民1人が死亡、1人が負傷、イドリブ県ではマアッラート・ウルヤー村に近いトルコ軍拠点を砲撃(2021年11月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村を砲撃し、住民1人が死亡、1人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊で、トルコ軍、「決戦」作戦司令室とシリア軍が交戦し、シリア軍が撃った砲弾複数発がマアーッラト・ウルヤー村に近いトルコ軍の拠点(塹壕)一帯に着弾した。

また、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、マアッルザーフ町、マンタフ村、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村、ファッティーラ村などを砲撃し、マアッルザーフ町では子供1人が負傷した。

シリア軍が撃った砲弾は50発あまりに達した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3101362703439798

AFP, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で102人(2021年11月28日)

保健省は政府支配地域で新たに102人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者95人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、11月28日現在の支配地内での感染者数は計47,965人、うち死亡したのは2,739人、回復したのは28,981人となった。

SANA(11月28日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/652244436158637

AFP, November 28, 2021、ACU, November 28, 2021、ANHA, November 28, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 28, 2021、Reuters, November 28, 2021、SANA, November 28, 2021、SOHR, November 28, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民255人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は726,705人に(2021年11月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月27日に難民255人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民249人(うち女性75人、子供127人)、ヨルダンから帰国したのは6人(うち女性2人、子供3人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は726,705人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者330,019人(うち女性99,179人、子ども168,024人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,686人(うち女性119,053人、子ども202,309人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,820,422人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は955,985人(うち女性286,890人、子供487,255人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,528人(うち女性41,353人、子供34,008人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,125人(うち女性423,912人、子供677,774人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3102067193369349

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 28, 2021をもとに作成。

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