ロシア軍がラッカ県のタブカ航空基地にS-300防空システムを配備(2021年11月12日)

シリア人権監視団は、複数の消息筋の情報だとして、ロシア軍がラッカ県のタブカ航空基地にS-300防空システムを配備したと発表した。

https://www.facebook.com/900168233431914/posts/4484004935048208/

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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ダーイシュのメンバーからなる武装集団が、フール・キャンプでイラク難民2人を殺害(2021年11月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーからなる武装集団が、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの受付セクション内でイラク難民2人に発砲し、イラク難民評議会の議長を含む2人が死亡した。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県、ハサカ県でシリア国民軍の戦闘員どうしが交戦(2021年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市内で、イラン人戦闘員(ジハード主義者)が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、バービスカー村にあるシリア国民軍第1歩兵師団の本部内で戦闘があった。

戦闘は同師団のメンバーどうしによるもので、アブー・バラーを中心とするグループが車を盗んだのがきっかけだという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市でシリア国民軍所属の第9師団の司令官が自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でシリア国民軍に所属するハムザ師団のメンバーどうしが激しく交戦した。

交戦のきっかけは不明。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県スブハ村で米主導の有志連合とシリア民主軍が拉致した女性の釈放を求めて住民が抗議デモ(2021年11月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月12日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスブハ村で、住民が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する抗議デモを行い、拉致されたすべての住民の解放を要求した。

抗議デモは、シリア民主軍が村内の民家に侵入し、夫婦を拉致したことをきっかけとし、参加者は街道上でタイヤを燃やすなどして通行を遮断し、2人を含む拘束者の釈放を訴えた。

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊がシリア民主軍の支援を受けて、11月8日にスブハ村で空挺作戦を実施し、村内に突入し、女性1人を拘束していた。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県で交戦(2021年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナフラ村、アルバイーン山一帯、ザーウィヤ山のバイニーン村近郊の森林地帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯、ジャッラーダ村、ハーミディーヤ村、サラーキブ市東の工業地区を砲撃した。

このほか、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村一帯でも砲撃戦があった。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマウザラ村、カフルタアール村、タディール村を砲撃した。

また、カフルタアール村一帯では、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ナブア・サフル村でシリア軍第90旅団所属の弛緩が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県4件、ラタキア県0件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3088548614721207

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で160人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で68人(2021年11月12日)

保健省は政府支配地域で新たに160人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者90人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月12日現在の支配地内での感染者数は計45,980人、うち死亡したのは2,655人、回復したのは27,488人となった。

SANA(11月12日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月12日に新たに68人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、508人が完治し、3人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡3人、イドリブ郡28人、ハーリム郡18人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡3人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計90,708人、うち死亡したのは1,975人、回復したのは55,676人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1709045432633674

AFP, November 12, 2021、ACU, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民322人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は721,849人に(2021年11月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月11日に難民322人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民309人(うち女性93人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは13人(うち女性4人、子供7人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は721,849人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者325,388人(うち女性97,789人、子ども165,662人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,461人(うち女性118,985人、子ども202,192人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,813,318人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は951,129人(うち女性285,432人、子供484,776人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は104,766人(うち女性40,928人、子供33,930人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,373,362人(うち女性423,487人、子供677,696人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3088545158054886

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2021をもとに作成。

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