スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモに捕虜家族会のメンバーらが参加(2021年11月24日)

ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモに捕虜家族会のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県ジンディールス町でシリア国民軍憲兵隊と第3軍団が、麻薬密売への関与が疑われているスルターン・スライマーン・シャー師団の司令拠点を襲撃し、激しく交戦(2021年11月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジンディールス町でシリア国民軍憲兵隊と第3軍団が、麻薬密売への関与が疑われているスルターン・スライマーン・シャー師団(通称アムシャート師団)の司令拠点を襲撃し、激しく交戦した。

この戦闘で、住民多数が巻き添えとなり負傷した。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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タンフ国境通行所の基地に駐留する米軍部隊が基地西方に向かって長距離ミサイル4発を発射(2021年11月24日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、県南東部のタンフ国境通行所の基地に駐留する米軍部隊が基地西方に向かって長距離ミサイル4発を発射した。

ミサイルの着弾地点は不明で、「イランの民兵」を狙ったのか、ダーイシュ(イスラーム国)を狙ったのかも不明。

なお、ミサイル発射時には、米主導の有志連合の航空機1機が同通行所一帯地域(55キロ地帯)上空を旋回していたという。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ県ヒルバト・バカル村を砲撃(2021年11月24日)

ラッカ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるヒルバト・バカル村を砲撃した。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプに収容されていた国内避難民(IPDs)65人が県内各所に帰還する一方、ロシア軍はティブニー町近郊の砂漠地帯でダーイシュに対して12回の爆撃を実施(2021年11月24日)

ハサカ県では、ANHA(11月24日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていた国内避難民(IPDs)65人(19世帯)が避難生活を終えて、県内各所に帰還した。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機が、ダイル・ザウル県ティブニー町近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して12回の爆撃を実施した。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者約7,000人が社会復帰手続きを済ませる(2021年11月24日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月24日付)によると、11月14日にシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市で開始された指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられ、これまでに約7,000人が手続きを済ませた。

また、ダイル・ザウル市に続いてマヤーディーン市にも手続きセンターが設営された。

同市での手続きは11月25日に開始される。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノンを領空侵犯し、シリア中部をミサイル攻撃、少なくとも2人死亡(2021年11月24日)

SANA(11月24日付)は、シリア軍筋の情報として、イスラエル軍が午前1時26分、レバノンの首都ベイルート北東方面から中部各所に対してミサイル多数を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、そのほとんどを撃破したものの、民間人2人が死亡、兵士6人と民間人1人が負傷した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機はレバノン領空を侵犯し、ヒムス県西部に向かってミサイル攻撃を行った。

この攻撃により、レバノンのヒズブッラーを支持する民兵2人(国籍は不明)、シリア軍兵士3人(うち2人は私服組)が死亡したという。

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NNA(11月24日付)によると、イスラエル軍戦闘機は同日夜にも再びレバノンの領空を侵犯した。

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、NNA, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県ザーウィヤ山地方を攻撃し、中国新疆ウィグル自治区出身者2人を殺害(2021年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のアイン・ラールーズ村近郊の民家を誘導砲弾3OF39クラスノポールで攻撃、2人を殺害した。

2人は中国新疆ウィグル自治区出身者だが、戦闘員なのか、その家族なのかは不明だという。

シリア軍はまた、M4高速道路沿線のマジュダリヤー村にあるトルコ軍の拠点一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村、タディール村を砲撃し、シャーム解放機構の戦闘員1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフタ町の農場で、シリア軍部隊が政府との和解を拒否する部族と交戦し、4人を殺害した。

また、スワイダー県マンスーラ村出身の女性1人が戦闘の巻き添えとなり、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3097986760444059

AFP, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で110人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で88人(2021年11月24日)

保健省は政府支配地域で新たに110人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者90人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、11月24日現在の支配地内での感染者数は計47,558人、うち死亡したのは2,719人、回復したのは28,607人となった。

SANA(11月24日付)が伝えた。
https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/649644423085305
https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/649660456417035

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で11月24日に新たに88人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、559人が完治し、4人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡3人、イドリブ郡23人、ハーリム郡24人、アリーハー郡9人、アレッポ県スィムアーン山郡4人、ジャラーブルス郡4人、バーブ郡3人、アフリーン郡13人、アアザーズ郡5人。

これにより、同地での感染者数は計91,844人、うち死亡したのは2,182人、回復したのは60,461人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1717112145160336

AFP, November 24, 2021、ACU, November 24, 2021、ANHA, November 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2021、Reuters, November 24, 2021、SANA, November 24, 2021、SOHR, November 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民294人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は725,469人に(2021年11月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月23日に難民294人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民286人(うち女性86人、子供146人)、ヨルダンから帰国したのは8人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は725,469人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者328,839人(うち女性98,824人、子ども167,423人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,630人(うち女性119,037人、子ども202,280人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,815,643人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は954,749人(うち女性286,519人、子供486,625人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,527人(うち女性41,352人、子供34,007人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,123人(うち女性423,911人、子供677,773人)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3097982227111179

Ministry of Defence of the Russian Federation, November 24, 2021をもとに作成。

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