SANAによると、カヤ・カッラス外交安全保障上級代表(EU外務大臣)は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣をベルギーの首都ブリュッセルに招待した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ナハールネットなどによると、シリアのヒムス県とレバノンのベカーア県が接する国境地帯で、レバノンのズアイティル部族、ジャアファル部族と、シャーム解放機構(シリア軍事作戦総司令部所属部隊)が交戦した。
戦闘は、レバノン人の村であるヒムス県クサイル市郊外のハーウィーク村で発生、2時間以上にわたって続き、部族側はシャーム解放機構のメンバー2人を殺害、2人を捕捉、軍装備を鹵獲した。
住民らは、戦闘に巻き込まれるのを避けるため、レバノン領内に一時避難したが、この間、シャーム解放機構は、一部の民家を爆破するなどした。
戦闘はまた、レバノン国境に近いヒムス県のジルマーシュ村でも発生したほか、ベカーア県のカスル村に流れ弾と見られる迫撃砲弾1発が着弾した。
事態を受け、シリア領内からの武装勢力の潜入を阻止するため、レバノン軍が同地に展開した。

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SANAが伝えたヒムス県広報局の発表によると、内務省総合治安局がハーウィーク村で、レバノンへの武器密輸経路を遮断するための大規模な治安作戦を実施し、密輸に関与した指名手配者多数を逮捕、大量の武器や弾薬を押収した。
作戦実施に際して、国境治安部隊(シリア軍事作戦総司令部所属部隊)と指名手配者の間で戦闘が発生、治安部隊の隊員2人が拉致された。
また、ヒムス県広報局の発表によると、内務省総合治安局は、その後レバノンに武器を密輸しようとしていたグループによって拉致されていた隊員2人を解放することに成功した。
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「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍(シリア軍事作戦総司令部の部隊)は、レバノン国境に近いハーウィーク村でのヒズブッラーの民兵との戦闘の末に同村を制圧し、多数を捕捉した。
シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部は、事態を収拾するため、重火器や独自に開発したシャーヒーン無人航空機で、ヒズブッラーに近いとされる武装グループや麻薬密輸グループを攻撃した。
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一方、シリア人民抵抗は、ヒムス県のレバノンとの国境近くで、レバノンのベカーア県ヘルメル郡の部族の民兵とともにシリア軍事作戦総司令部に所属する部隊と交戦した。
ヘルメル郡の部族は数日にわたって、同地の村々を襲撃し、住民を拉致、軍用車輛などを強奪しようとしたシリア軍事作戦総司令部の部隊を撃退し、複数人を殺傷したという。
また、シリア軍事作戦総司令部の部隊を撃退したのが、ヒズブッラーではなく、部族であると強調した。
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ラタキア県では、SANAが伝えた内務省総合治安局のムスタファー・クナイファーティー・ラタキア県支部長(少佐)の発表によると、ラタキア市に住宅街で「旧体制の残党グループ」がパトロール中の内務省総合治安局の部隊に発砲し、隊員1人と民間人1人が負傷した。
一方、シリア人権監視団によると、ラタキア市ダアトゥール地区で指名手配者を捜索していたシリア軍事作戦総司令部が発砲、市民2人が流れ弾で死亡した。
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イドリブ県では、『ワタン』によると、ハーリム市、サルキーン市、カフルタハーリーム町一帯で、内務省総合治安局が、和解プロセスに応じない「旧体制の残党」を追跡するための治安作戦を実施し、多数を逮捕した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がダイル・ザウル市内で武器を所持していた武装グループのメンバー2人を逮捕した。
SANAによると、ダイル・ザウル県総合治安局は5日、ダイル・ザウル県内での武器の所持などを禁止していた。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局が、前政権関係者や犯罪者を摘発するため、各所で治安作戦を実施した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ大学病院の看護スタッフが、患者の付添人によってナイフで刺され、重傷を負ったことを受けて、医師や職員ら数十人が医療スタッフの安全を求め、病院前で抗議デモを行った。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヤブルード市近郊で、正体不明の武装集団が前政権に協力していた男性1人を銃で撃ち殺害した。
シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で住民1人が何者かによって誘拐された。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、2017年にタッル・ハラーワ村で発生した一家15人惨殺事件(フート虐殺)に関与したとされる男性1人が何者かによって殺害された。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ザフラー地区で、4日に誘拐されていた若い男性1人の遺体が発見された。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ラジャート高原のナジーフ橋近くで、処刑され死亡したと見られる男性1人の遺体で発見された。
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アル=ジャズィーラ・チャンネルは、シリア国内の刑務所、拘置所、軍関連の病院で拷問などを受けて死亡した犠牲者の写真約25,000点を持ち出した「シーザー(カイサル)」を名乗る元諜報機関関係者に対するインタビューを放映し、シーザーの身元を明かした。
シーザーを名乗っていた元諜報機関関係者は、ダルアー県シャイフ・マスキーン市出身で、シリア軍憲兵隊ダマスカス県司法証拠局長を務めていたファリード・ナダー・マズハーン准曹長。
シーザーが持ち出した写真は2014年1月に公開され、また2020年6月に発効した米国の対シリア制裁法の「シーザー・シリア市民保護法」の名前の由来となった。
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SANAによると、バハーッディーン・シャラム暫定運輸大臣は、トルコ運輸省国際関係局長を代表とする使節団と会談し、両国の関係強化の今後について議論した。

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SANAによると、ファーディー・カースィム暫定社会問題労働大臣が、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)シリア事務所のアマンヤ・ミシェル・エブエ代表と会談し、UNRWAのシリアでの活動、今後の事業について議論した。

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SANAによると、サウジアラビアの医療代表団が、首都ダマスカスのムワーサート学病院で聴覚障害のある子どもたちに人工内耳移植手術を行った。
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SANAによると、ウマル・シャクルーク暫定電力大臣は、UAEのアブダビ投資開発グループ(ADIG)の使節団と会談し、発電プロジェクトについて議論した。
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シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに首都ダマスカスの人民宮殿で、ターニャ・ファヨン副首相兼外務欧州大臣を代表とするスロベニアの上級使節団と会談した。
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