スワイダー市で公務員の恣意的解雇や国民対話大会準備委員会の設置に反対するデモが行われ、参加者らは分権国家を主唱(2025年2月15日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市で水道公社職員が、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権によって解雇されたことに抗議するデモを行った。

また、ANHAによると、スワイダー市のカラーマ広場の県庁舎では、公務員の恣意的解雇や国民対話大会準備委員会の設置に反対するデモが行われ、参加者らは「分権国家がシリア人によるシリア人の統治を意味する」「世俗的、民主的、分権的国家に賛成」「市民の尊厳と生活の糧はレッドライン」「汚職は最大の犯罪、再生産に反対」といったプラカードを掲げて、抗議の意思を示した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がクナイトラ県で羊飼いを拉致する一方、サウジアラビアの人道支援物資を積んだ車列がサラーム市(旧バアス市)に到着(2025年2月15日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がラスム・ザアルーラ村西の兵力引き離し地域(AOS)と占領下ゴラン高原を隔てるラインA近くで羊飼いの男性1人を拉致した。

一方、『ワタン』によると、サウジアラビアの人道支援物資を積んだ車列がサラーム市(旧バアス市)に到着した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍の軍事作戦師団(TOL)がダーイシュのスリーパーセルのリーダーのアブドゥッラフマーン・アズィーズらを逮捕(2025年2月15日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の軍事作戦師団(TOL)が、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの行動と潜伏場所についての情報を収拾し、13日にセルのリーダーのアブドゥッラフマーン・アズィーズらを逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ市近郊のナイラブ・パレスチナ難民キャンプとナイラブ航空基地の防空大隊で相次いで爆発が発生(2025年2月15日)

アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アレッポ市近郊のナイラブ・パレスチナ難民キャンプとナイラブ航空基地の防空大隊で相次いで爆発が発生した。

爆圧に関して、ANHAはその後、人的ミスによる爆発であることを確認したと伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア地域民主自治局とシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は国民対話大会および同準備委員会の偏向、周縁化、排除を非難(2025年2月15日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、アフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権が開催に向けて準備を進めている国民対話大会について、シリア国民のすべての社会集団を代表しておらず、多様な社会構成の要求に対応していないとしたうえで、いかなる対話も、新政権による偏向や周縁化のなかでは不可能で、大会は周縁化政策の始まりとなると非難、シリア人はこれを決して受け入れないと主張、シリア情勢の再評価を求めた。

**

ANHAによると、シリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会も声明を出し、国民対話大会準備委員会について、多様なシリア人を代表しておらず、複数の政治・社会・民族主義勢力が排除されおり、愛国的な協力関係の原則に反していると非難、設置を再考するよう求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の無人航空機がイドリブ県アウラム・ジャウズ村近くで車をミサイル攻撃、2人が死亡(2025年2月15日)

イドリブ県では、『ワタン』などによると、所属不明の無人航空機1機が15日晩、アレッポ市とラタキア市を結ぶ街道沿線のアウラム・ジャウズ村近くでSUV車1台を狙ってミサイル1発を発射し、車は炎上、複数人が死亡した。

「シリア革命の咆哮者たち」シリア人権監視団によると、ミサイル攻撃を行ったのは、米主導の有志連合所属の無人航空機。

民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)シリア人権監視団によると、攻撃により、男性2人(身元不明)が死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ホワイト・ヘルメット:シリア民主軍がマンビジュ市近郊のハフサ町を砲撃、女性1人が死亡、女性3人と女児3人が負傷(2025年2月15日)

アレッポ県では、SANA民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)によると、シリア民主軍がマンビジュ市近郊のハフサ町を砲撃し、女性1人が死亡、女性3人と女児3人が負傷した。

シリア民主軍は15日未明に、ハフサ町の民家、モスクを攻撃、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)が朝になって、住民からの通報を受けて現場に駆け付けたという。


一方、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午前10時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍の戦闘機複数機が午後5時頃、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のサイフィー村の丘陵地帯を爆撃した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林所長らからなる使節団がカースィム暫定社会問題労働大臣と会談(2025年2月15日)

SANAによると、国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林博史所長らからなる使節団がファーディー・カースィム暫定社会問題労働大臣と会談し、協力態勢の拡大について議論した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務省総合治安当局は、アブー・マーリヤー・カフターニー暗殺、サイイダ・ザイナブ廟爆破未遂事件の背後にいるとされるダーイシュの幹部の1人アブー・ハーリス・イラーキーを逮捕(2025年2月15日)

SANAが内務省総合治安局筋の情報として伝えたところによると、総合治安当局はダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人アブー・ハーリス・イラーキーを逮捕した。

アブー・ハーリス・イラーキーは、ダーイシュ・イラク州において、外来者担当者、兵站準備部門副官などの要職を務め、テロ攻撃の責任者と目されて、2024年4月4日にイドリブ県で発生したシャーム解放機構の幹部のマイサル・ジャブーリー(アブー・マーリヤー・カフターニー)の暗殺の計画・実施の背後にいたとされる人物だという。

また、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町にあるサイイダ・ザイナブ廟爆破未遂事件もアブー・ハーリス・イラーキーの指示のもとに行われたという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラタキア県、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、スワイダー県で、組合職員解雇、遺跡盗掘、学生失踪に抗議するデモ(2025年2月15日)

『ワタン』によると、労働者総連合がアフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権に対して、職員の解雇や休暇付与にかかる決定の撤回を求めた。

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市にある労働者総連合支部ビル前で、職員数十人が解雇と休暇付与の決定に抗議してデモを行った。

**

ダマスカス県では、SANAによると、国立博物館前で、遺跡の違法な盗掘への対処を求める抗議デモが行われた。

**

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、複数の青年組織が失踪した学生の消息を解明することを求めて抗議デモを行った。

デモが行われたのは、スワイダー県スワイダー市の絞首広場前、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、ヘルモン山(シャイフ山)のスルターン・バーシャー・アトラシュ広場。

**

SANAによると、地方行政環境省は、前政権下で解職された元職員の復帰申請を2月24日で終了すると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ルビオ米国務長官がミュンヘン安全保障会議が開催されているドイツのミュンヘンでトルコのフィダン外務大臣と会談:シリア情勢などについて議論(2025年2月15日)

マルコ・ルビオ米国務長官は、Xでミュンヘン安全保障会議が開催されているドイツのミュンヘンでトルコのハカン・フィダン外務大臣と会談し、ダーイシュ(イスラーム国)に対する有志連合を通じた安全保障上の脅威への対処、シリア情勢の変化、南コーカサス、ロシア・ウクライナ間の紛争など両国が共有する利益と目標、両国関係強化の方途などについて議論したと綴った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県、ラタキア県、イドリブ県などで、アラウィー派住民殺害、国防省部隊・内務省総合治安局襲撃相次ぐ(2025年2月15日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・アマド村でレバノンのヒズブッラーに協力していたとされるアラウィー派の高齢の男性1人が、国防省部隊の軍服を着たグループによって処刑された。

一方、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、内務省総合治安局がヒムス中央刑務所に収監していた複数の逮捕者について、過去の犯罪歴がないとして釈放した。

シリア人権監視団によると、釈放されたのは30人。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、14日深夜から15日未明にっけて、ラタキア市のシャイフ・ダーヒル地区にある旧交通局に配置されている内務省総合治安局の要員4人が乗った車が、正体不明の武装グループの襲撃を受けた。

シリア人権監視団によると、オートバイに乗った2人組の「旧体制の残党」が、ラタキア市アンダルス交差点にある内務省総合治安局の検問所に手りゅう弾を投げつけ、交戦、これにより内務省総合治安局の隊員1人が負傷した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが14日深夜から15日未明にかけて、バアリーン村に設置されている国防省部隊の検問所を襲撃、同部隊の兵士1人を負傷させた。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アリーハー市南で、シリア軍の元兵士が、民間人に対して「たる爆弾」を使用したなどとして、何者かによって処刑され、遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ザーウィヤ山地方で活動する武装グループがイフスィム村で「シャッビーハ」とされる3人を拉致、殺害した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、武器密輸に関与しているとされるグループと内務省総合治安局がマヤーディーン市で交戦した。

**

『ワタン』によると、情報省はイフバーリーヤ・チャンネルのサーリフ・イブラーヒーム前社長の誘拐(2月10日)を非難、内務省とともに、事件の調査を継続し、ジャーナリストの保護に専念すると発表した。

シリア人権監視団によると、イブラーヒーム元社長はその後解放された。

**

『ワタン』によると、ムジュダヒド病院(ダマスカス県)のムハンマド・ハルブーニー院長が、アサド政権が崩壊した2024年12月8日から2025年2月12日までの間に、288人の遺体が法医学科に搬送されたことを明らかにした。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・クルディスタン地域のバールザーニー大統領はミュンヘン安全保障会議に出席するためにドイツを訪問中のシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣との会談でクルド人の保護を訴える:(2025年2月15日)

SANAによると、ミュンヘン安全保障会議(MSC)に出席するためにドイツを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、リヒテンシュタインのクリスチャン・ウェナヴェーザー国連(ニューヨーク)常駐代表(大使)、イラク・クルディスタン地域のネチルヴァン・バールザーニー大統領、ドイツのアナレーナ・ベアボック外務大臣、トルコのハカン・フィダン外務大臣、ノルウェーのエスペン・バット・アイデ外務大臣、ゴルダン・グルリッチ・ラドマンと個別に会談した。





ルダウ・チャンネルによると、バールザーニー大統領は会談で、シリアのクルド人およびすべての社会集団の保護、平和と安定の実現、対話と相互理解に基づく問題解決の必要性を訴えた。

**

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はまた、ミュンヘン安全保障会議の 「ダマスカスの新たな夜明け:シリアの移行期の行方」と題した対話セッションに参加し、シリアに対する制裁の解除を訴えた。

 

 

 

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領がアサド政権崩壊後初めてイドリブ県を訪問、またトルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市を経て、アレッポ市に移動(2025年2月15日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領がイドリブ県内にある国内避難民(IDPs)キャンプ、イドリブ市を訪れ、住民と面談した。

シャルア暫定大統領はまた、イドリブ県の名望家、名士らと会談した。




**

ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、アフマド・シャルア暫定大統領がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市アアザーズ市に到着した。

イドリブ県からアレッポ県に入ったシャルア暫定大統領はまた、アレッポ市に入り、シャフバー・ホテル(旧メリディアン・ホテル)にチェックインした。

(C)青山弘之 All rights reserved.