ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが砂嵐に乗じて、クーリーヤ市に近いマザール・アイン・アリー農場にあるアフマド・シャルア移行期政権の軍の陣地を攻撃し、兵士3人を殺害、1人を捕捉した。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、ムワッヒド・ドゥルーズ・ムスリム精神指導部のフェイスブック・アカウントを通じて声明を出した。
声明の内容は以下の通り。
我々は、言われのない虐殺の攻撃に晒されている。
もはや「政府」と名乗るこの組織を信頼できない。
我々が望んだこともないこの戦争と虐殺は、恐怖を植え付け、支配を押しつけるために仕組まれたものだ。
騒乱を引き起こすことで、罪を犯した者の姿を塗り替え、責任を回避しようとしている。
人々は、自らの名誉、財産、そして命を守るために立ち上がったに過ぎない。
我々の主張は正当なものであり、アッラーは正義のある者に勝利を授けるだろう。
本当に国民のためを思う政府ならば、思想的な過激派のような集団を使って国民を殺したりはしないはずだ。
国際社会に対して、無視と隠蔽を続けず、ただちに平和を守る責任を果たすよう強く要請する。
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スワイダー県では、SANAによると、内務省総合治安局の部隊が治安と安定を強化するとして、ドゥルーズ派が住む大スワラ村に展開した。
また、内務省総合治安局の部隊は治安と安定強化のため、ダルアー県とスワイダー県の県境地帯に展開した。
一方、シリア人権監視団によると、ダルアー県との県境に位置するハッラーン村とラビーン村の民家が武装グループの砲撃を受けた。
なお、シリア人権監視団によると、4月30日のダマスカス・スワイダー街道での要撃では、ドゥルーズ派宗徒9人が即決処刑され、その一部は遺体を焼かれるなど残酷な扱いを受けた。
シリア人権監視団によると、29日のジャルマーナー市での戦闘発生以降の死者数は92人に上っている。
内訳は以下の通り:
ダマスカス郊外県
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市
内務省総合治安局の部隊20人
ドゥルーズ派戦闘員14人
サフナーヤー市
即決処刑されたドゥルーズ派宗徒2人
ドゥルーズ派民間人1人
ジャルマーナー市
国防省予備部隊兵士10人
ドゥルーズ派戦闘員7人
スワイダー県
大スワラ村
ドゥルーズ派戦闘員5人
ダマスカス・スワイダー街道
ドゥルーズ派宗徒35人
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ダマスカス郊外県では、ANHAによると、サフナーヤー市のフサーム・ワルワル市長と息子が正体不明の武装グループの発砲を受けて死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、武装グループがアシュラフィーヤト・サフナーヤー市にある旧バアス党支局長のハサン・ハーッジ・アリー氏の自宅を強襲し、同氏を車で連行、その後殺害した。
また、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で取材を行っていたイラク・クルディスタン地域のチャンネル8のシリア人記者2人が同地での取材中に失踪した。
2人は内務省総合治安局によって拘束されており、その後釈放された。
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SANAによると、ダマスカス郊外県のフサーム・タッハーン治安局長は、アフマド・シャルア移行期政権の代表とジャルマーナー市の名士らが同地の重火器の即時引き渡し、内務省総合治安局の部隊の増強で合意したと発表した。
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SANAによると、ヒンド・カバワート社会問題労働大臣は、サウジアラビアのサルマーン国王人道支援活動センターの使節団と会談し、人道支援の協力拡大の仕組みについて議論した。
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SANAによると、ムスタファー・アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は、国連人間居住計画(UN-Habitat)シリア事務所の高林博史所長らと会談し、支援体制の発展の方途について議論した。
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SANAによると、マズハル・ワイス法務大臣はナジャート・ルシュディーシリア問題担当国連特別副代表と会談し、司法制度の発展に向けた連携と協力の展望について議論した。
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SANAによると、ムスアブ・アリー保健大臣は、赤十字国際委員会(ICRC)シリア事務所のステファン・サカリアン代表らと会談し、損害が激しい地域や都市への医療支援の方途などについて議論した。
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