イスラエル軍戦車部隊がクナイトラ県サイダー・ジャウラーン村に侵攻、2人を一時拘束(2025年5月10日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の戦車6輌が9日深夜から10日未明にかけて、無人航空機複数機の護衛を受けて、サイダー・ジャウラーン村に侵攻、2人を一時拘束した。

また、イスラエル軍戦闘機3機がダルアー県とダマスカス県上空に音速で飛来した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は国内外調整広報局を設立、戦略ヴィジョンを発表(2025年5月10日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じて、「アラウィー派住民コミュニティのための評議会戦略ヴィジョンおよび国内外調整広報局設立にかかる声明」を発表した。

ガザール・ガザール議長の付託のもと、ムナー・ガーニム女史が朗読した声明によると、国内外調整広報局は、アムジャド・バドラーン氏、アンマール・アジーブ氏、そして報道官を務めるガーニム女史によって構成され、国内外の調整と広報を担う。

同局は、今後の効率的な組織運営の構築に向けて国内外の有能な人材と幅広い協議を行い、その結果、最優先事項として、正義と市民間の平等を基盤とする近代的シリア国家の構築に資する戦略を明示するとの合意に至った。

その活動は以下の3分野からなり、個別に運営されるという。

精神的分野:文化的・宗教的アイデンティティの保持を目的とする。
市民的分野:民主的価値の定着を目指した市民社会の活性化を担う。
調整・広報分野:国内外のシリア社会構成との建設的な連携と対話を確保する。

本戦略の中核をなす四つの基本原則として次の目標が掲げた。

拡大分権主義:地域社会の能力強化のための手段。
市民社会の強化:権力監視と意思決定の独占防止を担保するための基盤とする。
民主主義文化の醸成:専制的文化に対抗し、持続可能な政治文化の育成を図る。
女性のエンパワーメント:平和構築、開発、政治参加において中心的かつ実効的な役割を果たす女性の地位向上を推進する(これは国連安保理決議1325号および「女性差別撤廃条約(CEDAW)」に基づく)。

さらに声明では、本局の目標として以下の事項が挙げられた。

戦略ヴィジョンの実現に向けた計画の策定。
シリア問題に関与するすべての主体、構成集団、関係国家との政治・外交的接触を通じて、シリアのアラウィー派コミュニティの諸課題を伝達し、その声を届けること。
国際機関や人権団体において、アラウィー派コミュニティの代表機関として実効的な代表権を確保すること。
正式な出席および参加を通じた関係ネットワークの構築。

また、本局の目的には以下も含まれる。

国内および国外におけるアラウィー政治的言説の統一と、それを通じた共同体の利益および安定の反映。
他のシリア社会構成との連携に基づいた包括的かつ共通の言説の形成。
地方分権的統治モデルの支持(とりわけシリア沿岸部、およびヒムス県とハマー県農村地帯における実施を念頭に、政治的・法的な研究および提言を通じて、当該地域の未来の枠組みを設計すること。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市が沿岸部から避難してきたアラウィー派住民約10世帯を受け入れる(2025年5月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市の住民が沿岸部から避難してきたアラウィー派住民約10世帯を受け入れた。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルのメンバー3人を逮捕(2025年5月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、県農村地帯でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー3人を逮捕した。

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ドゥルーズ派のヒジュリー師:「イスラエルは敵ではない」(2025年5月10日)

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、『ワシントン・ポスト』の取材に応じ、そのなかで「イスラエルは敵ではない」と述べ、シリアのドゥルーズ派への支援に歓迎の意を示した。

ヒジュリー師の発言内容は以下の通り。

我々は危機のなかにあり、国際的な介入を呼びかける。
イスラエルは敵ではない。
我々はこのようなスローガン(反イスラエル)のもとで何十年も生きてきた。だが、シリアにおいては、シリアの問題のみに関心を払うべきである。

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高等教育科学研究省は憎悪(ヘイト)、宗派主義、人種差別の煽動、そして国民統合や社会平和を損なうことを禁止(2025年5月10日)

SANAムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、高等教育科学研究省は決定第284号を発出し、教育委員会メンバー、学生、省および教育機関の職員、関連組織に対して、憎悪(ヘイト)、宗派主義、人種差別の煽動、そして国民統合や社会平和を損なうことを、口頭、文書、ネットなどすべての手段で禁止した。

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正体不明の武装グループがラタキア県ザーマー村近くでアラウィー派住民に向けて発砲し、子ども1人を含む4人を殺害(2025年5月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市で正体不明の武装グループが若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、スワル町に至る街道で、身元不明の男性の他殺体が発見された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アイスーン村で住民1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

また、ヒムス市のカラム・シムシム地区でも乗り合いタクシーの運転手が何者かに銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがザーマー村近くでアラウィー派住民に向けて発砲し、子ども1人を含む4人を殺害した。

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ダルアー県では、SANAによると、県治安局が国際幹線道路(ダマスカス・ダルアー間)を封鎖したグループのメンバー4人を逮捕した。

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シュクリー宗教関係大臣を代表とする公式使節団が宗教関係と連携の強化の一環として、サウジアラビアを訪問(2025年5月10日)

SANAによると、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣を代表とする公式使節団が、宗教関係と連携の強化の一環として、サウジアラビアを訪問した。

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スワイダー県ムルダク村でダマスカス郊外県とスワイダー県でのドゥルーズ派とシャルア移行期政権の国防省・内務省部隊との衝突とドゥルーズ派に対する攻撃についてのメディアの偏向報道を非難するデモ(2025年5月10日)

スワイダー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、ムルダク村で住民が、4月末に発生したダマスカス郊外県とスワイダー県でのドゥルーズ派とアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省部隊との衝突とドゥルーズ派に対する攻撃についてのメディアの偏向報道を非難するデモを行った。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、内務省がサフナーヤー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での事件で逮捕した容疑者のうち、流血に関与してなかったことが確認さえた6人を釈放した。

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シャルア暫定大統領はシャイバーニー外務在外居住者大臣とともバーレーンへの初の公式訪問を行い、それぞれハマド国王、ズィヤーニー外務大臣と会談(2025年5月10日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに、バーレーンへの初の公式訪問を行い、首都マナーマの国際空港でナースィル・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子の出迎えを受けた。

シャルア暫定大統領は首都マナーマにあるサヒール宮殿でハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王と会談し、二国間関係および両国にとっての共通の関心事項への取り組みの連携などについて議論した。

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バーレーン通信(BNA)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、アブドゥッラティーフ・ビン・ラーシド・ズィヤーニー外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、スィヤーニー外務大臣は、通商、民間航空、エネルギー、医療、教育といった分野について意見を交わしたことを明らかにした。

一方、SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、今回の公式訪問について「両国にとっての歴史的転機」だと高く評価した。

帰国後、大統領府は声明を出し、バーレーン政府に謝意を示した。

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ラタキア県ラビーア町近郊の森林地帯の消火作業にトルコのヘリコプターも参加(2025年5月10日)

ラタキア県では、SANAにところによると、前日にラビーア町近郊の森林地帯で発生した火災の消火活動が続けられ、緊急事態災害省によると、トルコのヘリコプター複数機が参加した。


シリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)は10日晩までに、トルコマン山地方の森林地帯で火元多数の鎮火に成功した。

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